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2018年08月29日

2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編

2018/08/18(土)06:00

2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編


よく晴れた岩手県。朝食はもちろんコッペパン(福田パン)だがどんなに美味くてもさすがに昼・夜・朝と食べれば少々飽きる。よし、今夜は腕の見せどころだな。コールマン・ソフトクーラーの中にはキンキンに冷やした前沢牛400gが眠っている。楽しみだ。


今日は2018夏キャンプの最終日。この日は少し周辺を見て温泉行って早めにキャンプ場に戻りゆっくりと最後の夜を楽しもうと思った。

2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編

【種山高原星座の森】(岩手県奥州市)

しかしここもいいキャンプ場だ。管理棟の近くはキャビンやオートサイトもあるけれどそこから少し離れたところにあるフリーサイトがいい。

1泊300円/大人。デイキャンなら無料。いったいどう試算すればこのような料金設定になるのか。登山ならば山頂近くの山荘でボンカレー1杯1,000円と言われても荷上げの苦労を考えれば納得して食べられるが、管理棟で「2泊だと1,200円ですね〜」と笑顔で言われた時は逆に「ココ大丈夫?」と少し疑ってしまった。

2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編


炊事棟・トイレは1ヵ所だがどこに張っても苦にならない距離にあり管理もしっかりされている。


2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編


キャンプ場の良さもさることながら私が1番良かったと思えたのはやはり周囲の大自然だ。
キャンプ場前で見えた展望は素晴らしく、ひらけた高原の奥に北上山地の連なる山々と青い空。岩手は三陸沿岸の景色もスゴいけど山間部もまた素晴らしいトコだなと改めて思わされた。

2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編



タープ設営後、キャンプ場入口にある【道の駅種山ヶ原】に寄ってみると資料展示コーナーで1枚のパンフレットを見つけた。

2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編

なにぃ!?ホントに999号走ってんのかっ!


よく見たらパンフレットは2017年のものだったが運行日を見ると8月の土日は花巻〜釜石間を運行している。つまり今年も走っているなら今日(08/18)は運行日だ。

妻がスマホで調べて本日の運行を確認。土曜日は花巻10:37発釜石15:07着の1本のみ。いかんっ!もう花巻駅を出てるしゃないかっ!

時刻表を詳しく見ると途中の「遠野駅」12:13着13:31発と1時間ちょい停車するらしい。おそらく駅弁購入&トイレ休憩だろう。この時間に遠野駅に行けば間違いなく「SL銀河」を見ることはできる。

しかし私は停まっているSLにはそんなに興味がない。やっぱりSLは力強く煙りを吐きながら列車を牽引する姿に惹かれるのだ。しかもココは岩手・釜石線。遠野の山・川・田んぼはまさに日本の原風景!
これを背景に走る「SL銀河」。これ以上ない最高の雄姿だろうし、汽笛鳴らしてくれたらたぶん涙出る。うだうだ考えてるヒマは無い。遠野まではまだ下りの峠道を約40kmある。急げっ!

この旅の直前に新品のダンロップタイヤに履き替えていたのが幸いした。激しいコーナリングを繰り返しながらカーナビで撮影場所を探す。ロケハンなどしている時間など無いからだ。すると遠野駅ひとつ前の無人駅「綾織駅」に国道が近寄る部分「日影」という名前の交差点があった。カーナビ縮尺を拡大しても民家なども建っていない。私はココにナビをセットして妻にカメラを用意してもらいまだ見ぬ撮影場所に期待を寄せた。


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思ったより早く山を降りて来られたので遠野駅に寄ってみた。右側の火の見櫓みたいな建物は超絶キレイなトイレで観光客を迎える姿勢がうかがえる。食事処も多い。

遠野駅から市街地を抜ければすぐに田舎の風景。どこでも絵になりそうな場所ばかりだが、私は写真撮影より実際に目で見ていられる時間が多くとれる「直線」の場所を選んだ。

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SL通過予定時刻の10分前到着。なんか「どうぞここでSL撮ってください」と言っているかのような線路に向かってドン突きの道に車を停めた。昨年秋・磐越西線のように動画撮影しているような撮り鉄ライバルもいない。声出せる!泣ける!w


待つコト10分。もう昨年のようなミスは許されない。今回は私が一眼カメラを手に持つ。18-400mmレンズで1番奥に見える踏み切りが下がるのを確認、来るぞっ!



2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編


シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ・・・



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来たーーーっ!



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素晴らしい!宮沢賢治先生はコレを見て何を想うか。


2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編




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やっぱり山が見えるといいな!最高だ。

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大きく手を振る妻に運転手が汽笛でこたえてくれた。

フォォォオオオーーー!



2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編
※本日のベストショット


シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!(感涙)シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!(涙でファインダーからは見られない!)


2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編

あ、あぁ行かないで・・・


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行っちゃった・・・。さようなら!
人は誰でも幸せ探す旅人のようなもの〜♪


2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編

リアル「999号」のこの汽車。1号車はなんとプラネタリウムになっていて乗車座席の雰囲気も999号そのもの。いつか乗れるだろうか。




車中で最後のコッペパンを食べてまだ昼だけど温泉へ。

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花巻温泉【紅葉館】

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中性の単純温泉(循環)は雰囲気を楽しむに限る。ちなみに「単純温泉」とは含有成分が1,000mg/Kg未満の温泉のこと。岩露天風呂には源泉が注がれていた。たまにはこんなホテルの大浴場もいいね。

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「さぁローストビーフの仕込みだ!」と意気揚々とキャンプ場に戻ると結構な賑わい。やっぱり週末はこうなんだなと少し安心していたらマイサイト横に突如として「最強のデイキャンパー」達が現れた。

2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編


そこに来るか?と思わせるようなところに設営。若い女性5人組の彼女らはロープを「ひも」ペグを「棒」と呼ぶ。元気すぎる会話とBBQの進め方はブログ等でよく聞く集団のお手本のような振る舞いを見せてくれたが、静かに焚き火に興じるソロキャンパー達の視線と殺気を一斉に浴びていた。

男が1人でもいれば「厳重注意」のところだがまぁいいや。これも夏の風物詩、のんびり行こう。しかし真横にいたあのソロキャンパー、キツかったろうなぁ。w


2018夏キャン最終戦act.6 イーハトーブの大自然を走る RAILWAY TO THE STARS編


雲が赤く染まり出した。今夜もまた星空が見えるだろう。
【種山高原星座の森】のネーミングに嘘偽りナシ。いいキャンプ場だなぁ・・・。





act.7(最終回) 2018夏キャンプ・さよなら夏の日とブリーズドーム/240編へ続きます。





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この記事へのコメント
こんばんは^^
種山良かったでしょう!!
風がなきゃホント良いとこなんです(泣)
ところで道の駅で鳥ハラミ買いました?
食べてるといいね!と話してました!
さらっと次回に流したロービーの出来が気になります^^
前沢牛 妻曰く 日本一美味い牛と申しております。
Posted by 劇団にひき劇団にひき at 2018年08月29日 23:25
こんばんは!

ムム。鳥ハラミって昨年6月にご馳走になりましたが種山高原にもあったのですか!?いいです。どうせまた行きますから。笑

風の又三郎、今回は穏やかで「そよ風」程度でした。そう言えば先日の吹上高原も期待ハズレで・・・。でも鰺ヶ沢の集中豪雨でチャラになりました。汗

ホント関東にこんないいトコあるなら毎週でもいいですよ。自分は今後あまりキャンプ場の手を広げていくつもりはなく、この2、3年で各地方のいいキャンプ場を見つけて今後は「あ~八幡平行くなら妻の神公園にしようよ」みたいな感じにしたいと思っています。種山高原は間違いなく岩手南部・北上山地のベースキャンプ場になりました。

牛は東の前沢牛、西の宮崎牛に異論はございません。ロービーの行方は次回最終レポにてご報告させていただきます!
Posted by Suika with CSuika with C at 2018年08月30日 00:17
おはようございまーす
写真、いつもと違うと思ったら、一眼でとられてたのですね!汽車の写真、素敵ですね〜。ベスポジなのにライバルの撮り鉄達が居ないのは良かったですね( ^ω^ )
私は、もし「鉄」になるとしたら、乗り鉄かなぁ…(聞かれてないけど言う)
Posted by ハチママハチママ at 2018年08月30日 08:39
うん。聞いてないから。

私も「乗り鉄」派だったのですよ~。妻と1年に1回は電車に乗ろう!(妻は電車通勤)と旅に行ったりしていました。だから京浜東北線や山手線などは全く興味なし。少し前までは寝台列車が走っていましたがそれが大好きで大好きで。旅に出るのに夕方駅のホームでカバンを持って列車の入線を待つ気持ちは子供の時の「憧れ」なんです。それは今でも夜に出発する理由は「渋滞回避」の理由だけでなく「明るくなったら知らない街」と言うワクワク感を強く感じられるからです。

しかしそんなワクワクドキドキの寝台列車(ブルートレイン)も時代の波にのまれて2年前に姿を消してしまいました・・・


ハッ!このまま語りだすと止まらなくなります。聞かれてもいないのに。汗


「中央フリーウェイ」って曲ご存じですよね。
右手に競馬場、左手にビール工場。この道はまるで滑走路~夜空に続く~♪

旅って目的地に向かっているときがウキウキして1番楽しいのかもしれません。夜に中央高速で旅に出る時は必ず歌います。(古っ)

私の「鉄ヲタ」は「旅に出られる鉄道」が好きなところから始まったのです。小学校の時「体育バカ」だった私が陸上部の他に週に1回だけ集まる文科系のクラブにも入部しなくてはならない決まりがあって、何を間違ったのか「鉄道部」を選んだのがすべての始まり。1番何もしなくてよさそうだったから選んだ部だったのに1年後には母親に東京駅13番ホームに連れて行ってもらってカメラ片手に次々に西へ出発していくブルートレインの写真を夢中になって撮っていました。当時は「俺も大人になったらいろいろ遠くに行くんだ!」と・・・


ハッ!・・・汗
Posted by Suika with CSuika with C at 2018年08月30日 09:56
こんにちは。

種山高原星座の森は奥さんの実家のから近いので、コテージ泊をしたことがあります。
真ん中に又三郎が立っている、とても素敵場所です。

エスペラントは、それだけだと違和感しかありませんが、賢治の世界観を通すと、魔法の言葉のように聞こえますよね。
Posted by zero21keizero21kei at 2018年08月31日 18:05
こんにちは!エスペラント語は何も知りませんが「イーハトーブ」って声に出して言いたくなっちゃいますよね。種山高原は確かに「理想郷」でした。笑

来年あたりは水沢帰郷されるのでしょうか。いいですね~きっかけがあって。帰りに中尊寺に寄ったのですが、なんと「猫のお守り」とか「ネコおみくじ」とかあるんですよ。私もこれを無理矢理きっかけにしてまた訪れようと思っています。ww
Posted by Suika with CSuika with C at 2018年08月31日 18:55
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