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2018年09月25日

秋をできるだけ詰めこみたかったキャンプ・最終日【休暇村裏磐梯キャンプ場】

2018/09/17(月)06:30




最終日の朝は弱い雨が残っていた。昨日までいい天気だったのに。会津地鶏のTKGで朝食を済ませて渋々撤収だ。





でも1日目・2日目は「さんま」「栗ごはん」「梨狩り」と秋の味覚を楽しめて、ポークシチューの出来映えにハラハラしたり、しばらくぶりの焚き火にも癒されて「秋冬キャンプ」の初戦にしてはとてもいいキャンプになった。






そんなコトを思いながらタープ下を片付けていたら空が明るくなってきて青空が見えだした。





おお!こりゃ晴れるぞ!今日はなんも予定無いからもう少しゆっくりしていくか。

細かいものの片付けを済ませ、あとはタープとテントだけという状態。テントではめろ&りんと妻が遊んでいる。私はイスに座り、焚き火テーブルを横に置きフィールドを眺めてのんびり乾燥を待つコトにした。



私が幕営したEエリアには「手ぶらでキャンプ」の常設テント(コールマン2ルーム)が6つ張られていて滞在中はすべてのテントが埋まっていたが、みんな同じイスとテーブル、2バーナー、焚き火台が軒先に並べられて、なんだがコールマンのカタログ写真を見ているような微笑ましい光景を目にしていた。




私のテント近くでは別のキャンパーがケシュア・ワンタッチテントを張られていたが、その設営と撤収をこっそり見させていただいて「さすがにアレはないなぁ」と教えてくれたり





朝の8時頃から炭に火を入れだして朝食を作り出したお父さんに「これじゃ撤収間に合わないじゃない!」と子どもの前で鬼の形相をしたお母さんなど、普段は他のサイトなど全く見ない私にとってこんな乾燥待ちののんびりした朝の時間はとても新鮮なものだった。





よし乾いた!





10時には青空が広がり暑いくらいの裏磐梯。最後に晴れれば気分よく帰れるね。




10:30撤収完了!

今回の持込テント・車両乗入可サイトは2,060円(車両乗入不可サイトは1,030円)。その他に管理費410円+日帰り(アーリー9時〜)310円/大人1名。夏に東北のキャンプ場をいろいろ廻ったので割安感はあまり無いが、設備的な安心感がありつつも自然豊富な環境は4年ぶりになるがとても気持ちのいい草原のキャンプ場だと改めて思った。





キャンプ場周辺は休暇村お約束の広大な散策道が整備され




裏磐梯リゾートを十分に堪能できるだろう。



※Dエリア炊事棟。右奥は磐梯山。


磐梯山を眺めながらのキャンプならフリーサイトでも見える場所はあるが、やはり区画サイト(Dエリア)がいい。連休は満サイト必至だけどね。









それじゃ、さようなら。また夏に来るから!また磐梯山登れたらいいな。









楽しかったな。



秋をできるたけ詰めこみたかったキャンプ
【休暇村裏磐梯キャンプ場】・おしまい



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2018年09月22日

秋をできるだけ詰めこみたかったキャンプ・2日目編【休暇村裏磐梯キャンプ場】

2018/09/16(土)【休暇村裏磐梯キャンプ場2日目】


1888年磐梯山の小磐梯部分が噴火により崩落。麓の集落はわずか10分で飲み込まれ500人近くの犠牲者が出たという。それはほんの130年前の出来事だ。





山体崩壊によって飲み込まれた跡地に遠藤現夢らの指揮によりアカマツ・ウルシ・スギなどを約10万本植樹。何十年も荒野だった磐梯高原を甦らせ、今ここで私は秋空のタープ下、サンマやポークシチューに舌鼓を打つ。





戊辰戦争では薩長との戦場となり、大噴火後は100年余りで日本有数のリゾート地に発展した裏磐梯。復興に尽力された当時の福島県民に感謝しながら【道の駅裏磐梯】でとうもろこしを買った。






2日目は朝から気持ちのいい天気。9月とは言えまだまだ日射しは強い。これからあっという間に紅葉の時期になるのだろう。今年最後の緑を楽しみながらのドライブ。





目指したのは【フルーツランド北会津】。JA会津よつばの事業部でここに来ればほぼ1年中何らかのフルーツが楽しめる。果樹園の案内図と少しおトクになるクーポン券が置いてあった。

今は「ぶどう」と「なし」。先々週は山梨で「巨峰食べ放題」だったので今回は当然「梨食べ放題」だ。w




しかし「ぶどう」は摘んですぐ口に運べるが「梨」は皮を剥かないとならない。食べ放題の時間は30分(600円/1名)しか無く、皮剥きの遅い私にとってこれは大問題だ。事前に妻へ「皮剥き頼むぞ!」と願うも

「私の食べる時間が減るから嫌っ!」

とまさかの拒否。仕方なく私はピーラー持参で挑もうと計画していたが、これも昨日のポークシチュー作りの際、にんじんを剥いてテーブルにそのまま置いてきてしまった。なんという不覚・・・。





果樹園に入るとたくさんのぶどう。「やっぱぶどうにしておけば・・・」と少し思いながらも奥の「梨コーナー」へ。





おおっ!やっぱ梨いいねぇ!

係りの人から、あの辺りが「20世紀」でその奥が「豊水」・・・などと簡単に説明を受けてさぁスタート!「ねぇどれから食べようか〜?」などと言う甘い会話は一切無く、妻はテーブルの真上にあった1番最短距離にある「幸水」をもぎ取り皮を剥き出した。私も負けていられなかったが、梨の目利きはあまり自信が無く係りのおじさんに同じく「幸水」を1つ選んでもらって皮を剥き始めた。





「皮剥きが遅い」と言うのはお皿に並べるようにキレイに剥くからであって「食べ放題」ならそんなの関係ねぇ!だ。1つ食べたら梨汁プシャー!びしょびしょの手でまた1つもぎ取り急いでテーブルに戻ってきてはザクザク荒く皮を剥いてムシャムシャの繰返し。その間、夫婦間の会話は無く食べるペースも違うので、妻が梨を取りに奥の方まで行っている時はテーブルに私1人。まわりはファミリーで賑わっていたのでムシャムシャしている姿を隣の小さい子に見つめられている時は「ソロキャンパーってこんな感じなんだろうな・・・」と不思議な感覚に包まれた。






今回食べられる品種は4つ。そろそろ終わる「幸水」とこれからが旬の「豊水」と「南水」。あとは青梨「20世紀」の4種類。「新興」も食べられるがまだ早すぎて小さい。

私は順調に1種類ずつ食べていき、1つ取ってきて剥いて食べ終わるまでの所要時間は約4分。4個食べて残り時間は10分。600円の元は取って「さぁココからだ!」と気持ちは前向きだが体が動けない。汗

そりゃそうだ。今まで「梨」を1度に3つ以上食べた経験など無く、ぶどうに比べて咀嚼数は圧倒的に多い。もう満腹感ハンパ無く、それでも私が最後の1つ、5つ目に選んだのは「幸水」だった。

甘味・酸味のバランスや食感はそれぞれ独自の良さがあるけど、私は「幸水」の皮を剥いている時にハジけるように広がる香りが一際印象に残った。あえて順位をつけるなら幸水>豊水>南水>20世紀だったけど、これは畑によっても違うだろう。ただハッキリ言えるのは「梨食べ放題でおトクと思えるまで食べ続けるのは難しいぞ!」というコト。何かの参考にしていただければチャレンジした甲斐があったと思えるだろう。



妻も4つ食べて椅子にもたれかかっていた。健闘を称えたい。


【フルーツ狩りスケジュール】
いちご狩り 1月中旬〜5月中旬
さくらんぼ狩り 6月上旬〜7月上旬
メロン食べ放題 7月上旬〜8月中旬
メロン1/2食べ切り 7月上旬〜8月上旬・9月10日〜9月30日
ブルーベリー狩り 7月上旬〜8月中旬
もも狩り 8月上旬〜8月下旬
ぶどう狩り 8月下旬〜10月下旬
なし狩り 9月上旬〜10月中旬
りんご狩り 9月上旬〜11月中旬
※料金・詳細はフルーツランド北会津まで
平日専用電話(0242-58-3646)福島県会津若松市北会津町








満腹のまま喜多方市の外れ、新潟県境にも近い飯豊山の麓・山都町「宮古」地区へ。




幅員の狭い山道を約10Km行ったところに蕎麦好きなら誰もが知っている「そば集落」がある。これは「秘境」と言っても過言では無い。





「水そば」が有名な【とのや】。3年ぶりだ。




メニューは天ぷらなどがつくA〜Cコース(平均3,000円くらい)があるが、お薦めはシンプルに水そば・塩そばが楽しめるDコースだ。(1,500円・メニューには無い)




注文するとそば汁とさしみ蒟蒻が置かれる。水そばは文字通り「水」だけで食べる蕎麦だが途中で飽きたらつゆで食べればいい。飽きないけど。




名水「夢見の水」に入った十割蕎麦。これだけでも蕎麦の風味や甘味が十分に感じられるのだが





圧巻は塩そばだ。より強く宮古蕎麦の甘味を感じられ、自分も「蕎麦通」になったな・・・と実感できる逸品。薬味など使う理由もない。






冬は超豪雪地域となる「宮古」は水とそばの町。痩せた土地でも蕎麦の実は育つ。見た目は雑草みたいだが、周囲は蕎麦の花が咲き乱れていた。





梨5個食べて1時間後に蕎麦2杯。妻は文句を言っていたのに、結局蕎麦湯まで飲みほして満足気に店を出ていった。



※街道沿いにある夢見の水








15:00頃にはキャンプ場に戻りのんびり焚き火。気温は18℃の無風でベストコンディション。休暇村の「手ぶらでキャンプ」パックでやって来たファミキャンパパ達のサイトにも火が見えるようになってきた。最初は苦労していたみたいだけど着火できて良かったね。





妻は日が暮れるまで前回のキャンプで残っていた薪と小枝を拾ってきて燃やし続け、1度も焚き火台の前を離れるコトは無かった。私は夕飯の用意をしていたがなんか逆のような気がする。妻が楽しいならまあいいか。











昼間の梨食べ放題と蕎麦の影響なのか、簡単にカレーで済ませた。青森土産の田子にんにくカレー。




結局いつもと同じく食べてばかりの1日だったけど、これが我が家の最高のリフレッシュ。いい景色見て美味いもの食べていろいろ話して、めろ&りんとたくさん遊んで、帰ってからまた仕事頑張ろう。






休暇村フリーサイトは半袖では寒くて上着を出したが、あちらこちらからたくさんの子供達の笑い声が聞こえるなんだか夏休み中のような楽しい夜だった。





こんな雰囲気もいいねぇ。キャンプ来てよかった。







秋キャンプ【休暇村裏磐梯キャンプ場】最終日に続きます。



  


2018年09月19日

秋をできるだけ詰めこみたかったキャンプ・前編【休暇村裏磐梯キャンプ場】

2018/09/15(土)

夏の余韻を楽しみたくて草原のキャンプ場を選んで訪れたが、この3連休は生憎の雨予報。それならそれで秋の味覚を楽しむキャンプにしようと4年前の夏、磐梯山へ登頂した際に利用した【休暇村裏磐梯キャンプ場】に到着した。





09:00に受付を済ませ場内へ。前回は磐梯山がどーんのDサイト(区画)だったが今回はフリーサイト。雨とは言え秋のキャンプシーズン始まりの3連休、どれだけの混み具合になるか予想もつかなかったので早めに来たがまだ誰もおらず好きなところを選べた。しかし万が一にもこの後に「激混みキャンプ」へ移行してしまう事態を考慮して「うちのすぐ近くにはテント張って来ないだろうな」という絶妙な場所を見つけて弱い雨の中レインウェアを着ての設営。磐梯山とは反対側を見る形になるが炊事・トイレ棟にも近くなかなか開放感のあるいい場所に設営できた。

私達はサイトを離れ鼻歌交じりのウキウキ気分で麓の猪苗代町へ食材の買い出しに向かうが、この後に現在のキャンプブームの実態をまざまざと見せつけられるとは思いもしていなかった





猪苗代磐梯高原IC近くのリオンドールで食材購入。ヨークベニマルや新しい道の駅もあり2日分の食材購入後キャンプ場に戻る。雨も止み陽も出てきた。さあキャンプだ!とマイサイトに戻るとそこには衝撃の光景が・・・。


※写真は載せられません。


私と前日からいたキャンパーとの絶妙な間にやってきた3世代キャンパー。テント2張りに大きなヘキサタープ。それに車2台が私のテントにぴったり並べられていた。




まだ他にたくさん張る場所あるだろう・・・と私の車を置く場所が無くなっていたコトに閉口していたらタープ下からお母さんが飛び出して来て「車大丈夫ですか?」と聞いてきた。

初心者お父さんが親御さんと小さなお子さん連れて秋の楽しいファミリーキャンプ。その前で「大丈夫なワケねーだろっ!」なんて言えるほど私も若くはない。優しく笑顔で「ちょっとキビしいから1台だけ動かしてもらえますか?あ、オッケーですぅ〜」w

これから2日間、気が緩めばミラーをこすりそうな幅で車の出し入れを余儀なくされたが、ひと声かけてもらったおかげでその後に気にするコトはなかった。






それにしてもすっかりいい天気になったなぁ。

関東周辺は雨模様。福島まで来た甲斐あったな。今日はもうずっとキャンプ場にいようと決めて早速ユニセラをセット。まずは挨拶代わりに秋刀魚の炭焼きから。





今年のサンマは豊漁とニュースで聞いていたが、丸々太ったいいサンマだな。(1匹120円)





秋晴れの下、タープ下でサンマを炭焼きできる幸せ。1品目から「これぞキャンプ」と言えるご馳走だ。





前回の記事コメントで「秋刀魚定食作れ」と言われていたが他に用意する時間が勿体ない。やはり網から降ろして熱々をいただきたく写真を撮る時間さえ鬱陶しく思いながら1枚撮って口に運べばお決まりの・・・

「うめー!」w


隣のサイトにも聞こえたに違いない。

もっと買ってくれば良かったと少し悔やんだが、今年の秋刀魚は秋キャンプのスターティングメニューとして最高の味だった。





続いてポークシチューに取りかかる。秋味をより強く出したくてKさんレシピにしめじとエリンギをブラス。豚肉は焦げ目がつくまで炒めてある。





サンマを焼いて残っていたた熾に乗せて約1時間。まだキノコの出汁とワインとニンニク(3玉)だけなのにマイサイトには神がかった薫りが漂う。何かバターでも入れたかのような柔らかな薫りとワインの芳醇な薫りが交じりあい、これは「絶品ポークシチュー」になることを約束されているコトに気付いた。





ワインは普段から気軽に家で飲んでいるムートン・ロートシルトを忘れてきてしまったので今回はスーパーで見つけたサントリー200円ワインを使用。コイツはボルドーワイン並みの実力を持っているコトも併せて知った。






鍋にルウを溶かしてひと煮込みしたら鍋を炭から下ろして1度熱をとる。煮込むのは具材を柔らかくして出汁をとるため、冷ますのは具材に味を入れるためだ。





気付けば陽も傾いてきた。その時間を利用してひなこさんが薦めていた近くの温泉「香の湯」へ。熱めの硫酸塩・塩化物温泉で源泉かけながし。連休のせいか混んでるように見えたので1200円追加で家族風呂を利用したが妻と2人で余裕の広さの露天風呂だった。(追加500円の家族風呂もある)


サイトに戻って米を炊き、先程のポークシチューを温めて夕食。




滅多に誉めてはくれない妻が絶賛してくれた。これは秋冬のキャンプには何度も登場しそうな予感と手応えを感じた。ストーブ使ってキャンプする日が楽しみだ。Kさんありがとう!






食べたら21:00には就寝。秋刀魚にキノコに栗ごはん。ベタなものばかりだったけど今年の夏はロクなキャンプ料理しなかったせいもあり、とても充実した休暇村裏磐梯キャンプ場1日目となった。



でもポークシチューに「栗ごはん」はちょっと合わなかったな・・・。汗










後編に続きます。