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2017年08月02日

2017夏キャンact.3 アユおどる清流とゆずの香り(後編)



【安田川アユおどる清流キャンプ場】


1年前に馬路村へ行く途中で見つけたキャンプ場。

安田川にはアユを狙うたくさんの釣師がいた。




キャンプ場は車道から見えるのだが交通量も少なく川の音と蝉の鳴き声しか聞こえない。


あ〜こんな爽やかなキャンプ場でキャンプしたいなぁと思っていた願いが今年かなった。




砂利の7番サイト。

1番奥の川沿い芝生(電源・水道付)サイトにはトルテュが1組いた。セレブか。


サイトは選び放題だったが1番値段が安いところ(1〜10番・2,000円)を選んでみた。

「フリーサイト」でと予約時に伝えていたがきちんと区画されている。

繁忙期は少し窮屈そうな感じがするが、本日は貸切りみたいなものでのびのび使わせてもらった。





目の前のサイト(16番)は+500円で川沿い。




サイトから階段ですぐに川に出られる。広さや形状も良くベストサイトだろう。(12〜17番)。


基本ペットは不可だが「仔猫ならいいですよ〜」と了承いただいた。




めろんはまだ1才に満たないが体はホント大きくなって

「どこが「仔猫」やっ!」

といつ管理人に言われるかとヒヤヒヤしていたが無事にクリアした。






念願だったコットンヘキサタープ下にテントはTCインナーのみのスタイル。

ウェザーマスターのベンチレーションをフル活用して天井・立ち上がり・入口2ヶ所をすべてメッシュにしたらこれが見事なほどに決まった。




山間部で夕方ではあるが気温は平地とほとんど変わらない28℃。

しかしテント内にはそよそよといい風が入りとても快適なのだ。




タープを張った直後から強い夕立ちが降り暑さが和らいだせいもあるが

このスタイルは今後クセになりそうだ。






通り雨と思っていたら夜までポツポツ。しかし悪くない。

タープ下で聞こえる川の音。




テント内ではめろんとりんごが運動会。

妻もキャンプ場の雰囲気を楽しんでいるようだ。






いつまでも寛いでいたい時間だったが、長距離運転の疲労には勝てず21:00には就寝。

シュラフの上にいたはずが夜中にはくるまって快適に寝ていた。

湿気は多かったハズだがテントに結露も見当たらなかった。やっぱりいいテントだ。笑








翌朝28日(金)晴れ





朝食はサイトに置かれているテーブルで簡単安心のTKG。




淡路島で買ってきたピリ辛「食べるオリーブ油」が実に美味かった。



管理棟には自販機が置かれ日中は氷や薪が置かれている。




必要最低限にして雰囲気抜群。




炊事棟・シャワー室。お湯が出るかは知らない。砂利サイトからは徒歩1分。



こんなスタイルは撤収も早い。




夏キャンプのスタイルを1つ確立できたいいキャンプだった。







四万十川や仁淀川にも負けないブルーを見せてくれた安田川。

「ごっくん馬路村」の水源にもなっていて上流域にダムは無く透明度の高いアユおどる清流。


そして素朴だけど快適に過ごせたキャンプ場。


ゆずの香りに包まれた馬路村。






ついてきてくれた妻にめろんとりんご。



節目の誕生日を鳥の鳴く声で清々しく迎えることができたよ。みんなありがとう。







act.4に続きます。




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2017年08月01日

2017夏キャンact.3 アユおどる清流とゆずの香り(前編)

高知県東部に位置し村の96%を森林が占める馬路村。




人口1,000人ほどの小さな村だが林業とゆず栽培でその名は全国区となった。






3年前の春に妻と銀座にある高知県のアンテナショップ「まるごと高知」へ行った。

私は仁淀川や四万十川などの清流を有する高知県が大好きで

その夏に妻を連れて行くために下準備で2階にある「TOSA DINING おきゃく」で食事をした。




私はメニューから田舎寿司や四万十青さのりの天ぷら等を選ぶが、カツオに目がない妻は「藁焼きカツオの塩タタキ」しか見えていない。


タタキがテーブルに置かれ1口ごとに恍惚の表情をうかべる妻。


カツオが苦手な私。

伊勢の手こね寿司を食べる時も別注で鯛の手こね寿司を頼む。

高知で宿泊するのに食事は愛媛に行くと言い出して妻に止められたほどだ。


「薬味を添えて出される魚って生臭さがあるからでしょ?それと身の色もイヤだ!」

いつも妻に言ってきた。


カツオを「克服」しようという気はなかったが、また高知に行くのなら・・・とひとくちだけ口に運んだら

藁に燻された芳ばしさともっさりした食感にカツオのうま味と粗塩の見事なハーモニーまさに絶品!


そうか、これは私が食べたカツオとは別モノだ!

やっぱり土佐のカツオは美味いんだ!笑



これが今回の「藁焼きカツオをキャンプでチャレンジ!」に繋がるコトになったのだが

食事後1階の物産店に寄った時に妻から「あ、ごっくん馬路村だ!知ってる?」と聞かれた。

私は知らなかったがそのゆずジュースは今まで飲んでいた他のモノとは一線を画していた。




聞けば高知の山奥の小さな村で造られているという。

これは1度見に行かねばならぬと昨年の夏に馬路村農協へ表敬訪問を試みたが日曜日でお休み。笑

見学できなくて残念そうにしていたら当直の農協職員から冷えた「ごっくん馬路村」を「どうぞ〜」と差し出され

誰もいない受付窓口で飲み干した時、妻も私も馬路村の大ファンになった。



そして今回1年越しの想いを胸に再訪。


馬路村農協は小さな森の中にある。




ここは職員が普通に業務しているが、ゆず商品の企画・製造も行っていて一般見学可。(無料)




カウンターにはウェルカムドリンク。「ごっくん馬路村」飲み放題。


見学所要時間は自由だがおよそ20分くらい。





施設内はゆずの香りでいっぱいだ。

すぐ横には安田川が流れていて

窓からは明るい陽が射し込んでいた。






そこから車で5分のところに馬路温泉がある。




ここも安田川沿いでレストランでは馬路村の味が楽しめる。








妻は「ミニゆず酢鶏丼」。




私は高知郷土料理の田舎寿司。



清流・安田川のアメゴ握り寿司。



食事を終えたら温泉へ。




近代的な浴場。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。

備え付けはゆずシャンプー・ゆずリンス・ゆずボディソープ。館内全員ゆずフレグランス。笑






宿泊施設も完備されていて至れり尽くせり。


まずい、今日はキャンプ場に行かなくてもいいじゃね?という気持ちが芽生えてくる。汗

定番のゆずソフトを妻と食べてなんとかビールは我慢した。





ゆずの森(馬路村農協)と馬路温泉。

こんな山奥で元気に頑張っている村。

いるだけでなんだかとても癒された。

なかなか簡単に来れるところではないけれど、いつかまた訪ねるだろう。

なにも変わらずにいて欲しい場所。


大量のゆずポンを買い込んで「安田川アユおどる清流キャンプ場」に向かった。



act.3後編につづきます。  続きを読む


2017年07月26日

2017夏キャンact.1 カツオは食わねばいかんぜよ!

とっくに梅雨明けしたのにしぶとく居座る前線の影響で大気は不安定。だが予報では西日本は概ね晴れているらしい。小雨降るさいたま市を出発だ。向かうは四国の太平洋側。長野道方面から向かうと安曇野IC付近から見える北アルプス東銀座を通る頃は夜中。富士山と駿河湾なら明るいうちに見られる東名高速で向かうことにする。

平日に西日本に向かう時は、朝方までに・大阪・神戸(阪神高速)の渋滞は抜けておきたい。長距離走って眠いところに大渋滞は気分も下がる。昨年は22:00にさいたま市を出て翌朝07:00には明石海峡大橋を渡り淡路島のSAに着いていた。今年は早く出る分、朝には室戸岬に到着したい。狙うは漁協朝1番の一本釣りカツオ!旬は春〜秋。

さらに「高知のカツオ」と言ったら「藁焼きカツオのタタキ」だ!





私は昨年、一昨年と「藁焼き」はただ見ているだけの観光客だった。




ひろめ市場(高知市)や道の駅あぐり窪川(黒潮町)で演じられていた「明神丸」の藁焼き。




私:「今年も明神丸の藁焼きカツオが食べられる!楽しみだな〜」


妻:「はぁ?!何言ってんのよ!!!あなたキャンパーなんでしょ?」

「明神丸も行くけど「藁焼き」なんてキャンプだからこそ出来るコトじゃないの!?」



妻の言葉に打ち砕かれた。食べるコトばかり考えていた自分が情けない。ピザオーブンでラザニアもいいけれど高知に行くからにはもっと豪快に行かねばならないような気がする。



桂浜の波が岩にぶつかりはじけ飛ぶように、コールマン焚火台に高知産のワラを投げ入れ燃え上がる炎の中で豪快に焼かれていく土佐カツオ!



これは師匠のラムラック炙り焼きに充分匹敵するような画になる気がする。



今回は焚火台要らないな〜なんてバカなコト言っていたな。



そうだ、俺は「キャンパー」。焚火タープを買った時点で「なんちゃって」の時期は終わったのだ。


そりゃいくらフルコットンタープでも、さすがに「藁焼き」をタープ下でやる気はないが、最高のタタキを前に、妻とキャンプに乾杯したい。






若い頃に高知を訪れた時、市内の食事処はカツオ、太刀魚、カツオ、カツオ、太刀魚、カツオ・・・。カツオとタチウオが嫌い(おかかは大好き)な私は高知には2度と用は無いと決めていた。

一昨年に日本一の激流と言われる吉野川のラフティングに行くために四国を訪れた。


カツオが大好きな妻。ひろめ市場であまりに美味そうに食べるその姿とまわりの雰囲気にもノせられてひときれ食べてみて


おおおっ!こりゃビールがあうきに!笑



それ以来「高知」にハマっているが、大政奉還から150年。会津藩の私が土佐で「ゆずとカツオ」を楽しめる時代となっていることは龍馬に感謝したい。





夏キャンact.2 朝とれの一本釣本カツオを探せ!へ続きます。