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Posted by naturum at

2019年09月30日

金の鍋・銀の鍋



●表面加工/アルマイト
●材料の種類/アルミニウム合金(底の厚さ/0.7mm)
●寸法/20cm
●満水容量/2.6L
オオイ金属株式会社(京都)


私の幼少時代に狭い台所に立っていた母ちゃん。トントンと包丁の音が聞こえる横のガス台に乗った「金鍋」はシューッと湯気をあげている。蓋を開けてもらうといつも「茶色」だった。


中学生の時に林間学校で行った谷川岳。ザックに「金鍋」を縛り付け、みんなで一ノ倉沢までの林道を歩いた。休憩時に沢の水を汲んで味噌汁を作った。出汁が入って無いのでとても不味いのに、みんなおかわりしていた。


会社員時代、早川町(山梨)の河原で焚火を囲み、摘んできたクレソンを炒めて仲間と酒を飲んだ。シメは直火に「金鍋」乗せて、残っているモノ全部ブチ込んで賞味期限などクソくらえの味噌を溶いた星空の下の「闇鍋」。



妻は1番下の娘だったので、多感な時期を迎えた頃に妻のお母さんは50代半ば。まわりのお母さんは蓋を開けるとカラフルな色のお弁当なのに、妻のお弁当はいつも真っ茶色。学校でコソコソと隠れるように食べて、家に帰ると文句ばかり言っていたらしいが、幼少期の想い出話しが始まるといつもこの「金鍋」で煮物料理している「母」が登場する。

私は中学2年の秋に教室のベランダで部活のみんなと食べたのが、母が作ってくれた最後のお弁当。やっぱり「茶色」だったな。






ユニフレームのfan5鍋は他の料理器具をみんなスタックできてとても便利だけど、静かなキャンプをしている時などは焚火やストーブの火を見ていると、こんな見映えもしない鍋で出来上がった茶色な料理と少しの酒で「昭和」の時代を懐かしく思えるような気がした。他にもキャンプ用の「鍋」は持っているし車の積載はギリギリだったけど、この金ナベ1つのキャンプ飯でも十分楽しめそうだし、妻からの強い要望もあって今回晴れて1,000円ちょっとの安モノ鍋が堂々と私のキャンプ・ギア仲間入りを果たした次第。今はこれから使う度にちょっとヘコんで底に煤が着いた姿に変わって行くのを楽しみにしている。





さて、あなたが選ぶのは金のナベ?それとも銀のナベ?w



  


Posted by Suika with C at 10:10Comments(10)□道具Kitchen Tool

2019年09月04日

さよなら夏キャンプ


※写真はイメージです。



「雨キャンプのススメ」やら「湖バカ」など、ナチュログだけでなく近年のキャンプブームにも乗せられてここ数年高温多湿の最中に「夏キャンプ」へ出掛けてはみたが、気温も落ち着き出した9月に入ってようやく自分の考えを取り戻した。


「やっぱ夏はムリ!」w






炎天下の新潟フィールドでロッジシェルターのカンガルーテント(インナー)として購入した『アースドーム300』をフライシート被せて使用してみたら思ったよりいい仕事をしていたので「これは夏にピッタリの幕だな!」と喜んでいたが、よくよく考えてみれば「暑さにやられてメシが食えない」「焚火する気になれない」「虫は飛んで来る」「服は汗だらけ」「めろ&りんはテント内でグテ〜」。おまけにキャンプ場は混んでいてどこもハイシーズン料金&高速大渋滞。

これだけの難題に挑めるのは「キャンプ場で木々の間から差し込む夏の朝陽とアイスコーヒー」。この1杯のためだけに出撃する気持ちもわからないでも無いが夫婦で作戦会議を行った結果、本年度をもって「夏キャンプ」の第一線から身を引く決意を発表する次第となった。これも「勇気ある決断」と言えよう。(※北海道キャンプ除く)


まぁ来年はTOKYO 2020の開催でキャンプどころでは無いだろうし、今年のお盆はエアコンの効いた部屋で甲子園見ている方がどんなに快適かを知ってしまった影響も大きい。やはり私は「秋・冬キャンパー」なのだ。(春は花粉でダメw)





今後は毎年10月にシーズン開幕。翌年3月迄の半年間を転戦して、花粉明けのゴールデンウィークで年度最終戦となるのが私の「キャンプ年間スケジュール」となる。前記事に述べた理由で今までのようには出掛けられないが、なんとか近場で1〜2泊のキャンプでも月イチペースで続けて行こうと思う。



来月になれば今年もまた薪ストを思いきりフライングしてくるキャンパーも出てくるだろう。そんな記事が待ち遠しくてならない9月上旬。



  
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Posted by Suika with C at 17:20Comments(4)□雑記