2019年08月06日
2019梅雨明け宣言キャンプact.3【それぞれのキャンプ飯】
2019梅雨明け宣言キャンプ
act.1【夏の始まりはやっぱコレでしょ!】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3250970.html
act.2【情報量乏しかった福山峠キャンプ場へ行ってみた】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3251722.html
2019/07/25(木)17:00

昨年38℃の炎天下で行われた「酷暑キャンプ(休暇村伊良湖キャンプ場)」の撤収時に「もう夏は二度とキャンプなんかしねぇ!」と固く誓っていたが、結局今年も来てしまったキャンプ・バカ。

「あそこにファイヤーサークルあるよ?」と焚火バカの妻が指を差している。私はテント前室でキンキンに冷えた天然水スパークリングを1口飲んでイスから立ち上がり「勘弁してくれよ〜このクソ暑い中・・・」と言い返したが、妻は返事を聞かずして周囲の落ちている枝を集めて枯れ草に火を点けていた。

しかし1分持たずに鎮火。

割り箸持ってきて火種にしたり、思いきり吹いてみたり何度も繰り返してみたが全然ダメ。まぁ今日梅雨明けしたばかりなのだから当然と言えば当然なのだが、こんな夕暮れのひとときも今年の夏のいい思い出になるような気がしていた。


最終的に私の方がイライラしてアツくなり、トーチもってきてファイヤー!!!でもやっぱりダメだった。ああ疲れた。

※フリーサイト前の池はカエルと蝉の声。

テントに戻り3COINSの虫除けに火を入れる。効果があるのかは未だに不明。気温は29℃。さあ気を取りなおして夕食を作ろう。


自称・お洒落キャンパーを目指している星空家。「サトウのごはんに湯煎ウナギ」は全く問題無いが、各方面からブロガーとしての資質を問われた先週キャンプでのこの1枚。ただ私は「夏」はコレも「アリ」かなぁと素直に思った。空いているグラスにお茶を入れたり、お手拭きや使用した箸を並べ直したり、崩れたうなぎを整えてから撮影しようなんて微塵も思わない。もちろん食後に皿洗いに行くなんて絶対嫌っ!こんな暑い夜ならそれも「同感」だ。

ユニセラと備長炭は車の荷台に置いてあるけれどさすがに使う気になれず、お手軽フライパンで栃尾・豆撰(まめせん)の厚揚げを焼く。

おー美味そうじゃないか。ちょっと焼いただけで「カリっ」とした食感。

昼間買っておいた「うおぬま倉友農園」のおにぎりをクーラーから出してスーパーのネギを厚揚げに乗せれば本日の夕食完成!カップヌードルより早い。コレでいいんだ夏なんて。

特大ざる豆腐1/2も妻と食べて残りは明日の朝食へ。こんなに密度が高い質感ある豆腐もそうは無い。まるで練った大豆をそのまま食べているような濃厚すぎる味はデザートに食べる「スイーツ」のようだった。あとは「わかめとキュウリの酢の物」があれば完ペキな夕食だったけど、キッチリ冷えた「ざる豆腐」はなによりのご馳走となった。
半分だけ温めて崩れた『うな丼』だろうが、買ってきたおにぎりと豆腐だけだろうが、マックのバリューセットにナゲット付けようが、真夏のキャンプはできるだけ手を抜いて、冷たいモノと会話を楽しむのがベスト!

そんな結論を出して20:00にはテントイン。マキタの扇風機つけっぱなしで寝たら、夜中に起きてシュラフに潜り込んでいた。

2019/07/26(金)5:00

鳥とセミの鳴き声に起こされてテントから出る。

おー今日も暑くなりそうだ。夏のキャンプは早起きしないと損だよな。この朝の匂いとこれほど美味いアイスコーヒー飲めるんだから。

妻は起きてこないので1人分。まだ寝てていいから〜。

朝食は待ってました!のふっくらした「豆撰のあぶらげ」。最初は中火で2分焼いたらひっくり返してあと1分。朝からテント前室に充満するこの香りはヤバい。妻もたまらずインナーテントから出てきた。

昨夜食べきれなかった「塩にぎり」は醤油と油で軽く焼いて香ばしい「焼きおにぎり」に姿を変えた。あぶらげは生姜醤油で。こんな新潟の朝メシが食べたかったんよ。

https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3075950.html
昨年GWキャンプ中に福井県の山中で偶然見つけた「谷口屋」という油揚げ専門店がある。当時は「ああ、あぶらあげならココは日本一だ!」と決めていたが、今回の旅でまたわからなくなってしまった。新潟が「栃尾のあぶらげ」なら福井は「竹田の油揚げ」。どちらも菜種油で揚げているが食感や味わいも異なり、私ごときじゃ甲・乙は付けられないけど、「名店」と呼ばれる店の味がたかが数百円で楽しめるのなら、新潟と福井へキャンプに行く時は絶対ハズせない食材となった。暑い時は焼き、寒い時は煮て食べるのがサイコー。薬味はネギ、大根おろし、生姜など。餡をかけても美味いだろうなぁ。

少し時間を空けてクーラーバッグに残っていた食材も片付けた。

夏の太陽の下、扇風機もってきて「めろ&りん」の毛をトリミング。新潟の空に無数の毛が舞い飛んでいく。

イスから降りたりして1時間近く遊んでいたけど、8時を過ぎてジリジリ暑くなってきたのでおしまい。いい気分転換になったかな。いつも狭い車内でごめんな。

さあ、撤収するよ〜!

荷物もあまり下ろさず、料理もしないで食材のゴミも出さず、洗い物もほとんど無くホントにテント建てて食って寝ただけの夏キャンプ。でもそれで楽しいならいいじゃないか。
汗かいて食べきれないほどのガッツリ揚げ物を作る人、枝豆ばかり食っている人、キャンプ場周辺のファミレスばかり探す人・・・。キャンプのメシは人それぞれだけど「手抜きメシ」も立派なキャンプ・スキルと考え、今後もずっと夏キャンプを続けて行きたいと思った。いや、それはウソでした。今年の夏はもう行きません。ww

10:00撤収完了。いいキャンプ場だった。また来年来るかもしれないな。
ありがとう、福山峠キャンプ場!
ありがとう、関越道!(←言ってみたかった)

2019夏キャンプ終了。
続きを読む
act.1【夏の始まりはやっぱコレでしょ!】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3250970.html
act.2【情報量乏しかった福山峠キャンプ場へ行ってみた】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3251722.html
2019/07/25(木)17:00
昨年38℃の炎天下で行われた「酷暑キャンプ(休暇村伊良湖キャンプ場)」の撤収時に「もう夏は二度とキャンプなんかしねぇ!」と固く誓っていたが、結局今年も来てしまったキャンプ・バカ。
「あそこにファイヤーサークルあるよ?」と焚火バカの妻が指を差している。私はテント前室でキンキンに冷えた天然水スパークリングを1口飲んでイスから立ち上がり「勘弁してくれよ〜このクソ暑い中・・・」と言い返したが、妻は返事を聞かずして周囲の落ちている枝を集めて枯れ草に火を点けていた。
しかし1分持たずに鎮火。
割り箸持ってきて火種にしたり、思いきり吹いてみたり何度も繰り返してみたが全然ダメ。まぁ今日梅雨明けしたばかりなのだから当然と言えば当然なのだが、こんな夕暮れのひとときも今年の夏のいい思い出になるような気がしていた。
最終的に私の方がイライラしてアツくなり、トーチもってきてファイヤー!!!でもやっぱりダメだった。ああ疲れた。
※フリーサイト前の池はカエルと蝉の声。
テントに戻り3COINSの虫除けに火を入れる。効果があるのかは未だに不明。気温は29℃。さあ気を取りなおして夕食を作ろう。

※『うな丼』@ほったらかしキャンプ場(星空の教室)
自称・お洒落キャンパーを目指している星空家。「サトウのごはんに湯煎ウナギ」は全く問題無いが、各方面からブロガーとしての資質を問われた先週キャンプでのこの1枚。ただ私は「夏」はコレも「アリ」かなぁと素直に思った。空いているグラスにお茶を入れたり、お手拭きや使用した箸を並べ直したり、崩れたうなぎを整えてから撮影しようなんて微塵も思わない。もちろん食後に皿洗いに行くなんて絶対嫌っ!こんな暑い夜ならそれも「同感」だ。
ユニセラと備長炭は車の荷台に置いてあるけれどさすがに使う気になれず、お手軽フライパンで栃尾・豆撰(まめせん)の厚揚げを焼く。
おー美味そうじゃないか。ちょっと焼いただけで「カリっ」とした食感。
昼間買っておいた「うおぬま倉友農園」のおにぎりをクーラーから出してスーパーのネギを厚揚げに乗せれば本日の夕食完成!カップヌードルより早い。コレでいいんだ夏なんて。
特大ざる豆腐1/2も妻と食べて残りは明日の朝食へ。こんなに密度が高い質感ある豆腐もそうは無い。まるで練った大豆をそのまま食べているような濃厚すぎる味はデザートに食べる「スイーツ」のようだった。あとは「わかめとキュウリの酢の物」があれば完ペキな夕食だったけど、キッチリ冷えた「ざる豆腐」はなによりのご馳走となった。
半分だけ温めて崩れた『うな丼』だろうが、買ってきたおにぎりと豆腐だけだろうが、マックのバリューセットにナゲット付けようが、真夏のキャンプはできるだけ手を抜いて、冷たいモノと会話を楽しむのがベスト!
そんな結論を出して20:00にはテントイン。マキタの扇風機つけっぱなしで寝たら、夜中に起きてシュラフに潜り込んでいた。
2019/07/26(金)5:00
鳥とセミの鳴き声に起こされてテントから出る。
おー今日も暑くなりそうだ。夏のキャンプは早起きしないと損だよな。この朝の匂いとこれほど美味いアイスコーヒー飲めるんだから。
妻は起きてこないので1人分。まだ寝てていいから〜。
朝食は待ってました!のふっくらした「豆撰のあぶらげ」。最初は中火で2分焼いたらひっくり返してあと1分。朝からテント前室に充満するこの香りはヤバい。妻もたまらずインナーテントから出てきた。
昨夜食べきれなかった「塩にぎり」は醤油と油で軽く焼いて香ばしい「焼きおにぎり」に姿を変えた。あぶらげは生姜醤油で。こんな新潟の朝メシが食べたかったんよ。

https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3075950.html
昨年GWキャンプ中に福井県の山中で偶然見つけた「谷口屋」という油揚げ専門店がある。当時は「ああ、あぶらあげならココは日本一だ!」と決めていたが、今回の旅でまたわからなくなってしまった。新潟が「栃尾のあぶらげ」なら福井は「竹田の油揚げ」。どちらも菜種油で揚げているが食感や味わいも異なり、私ごときじゃ甲・乙は付けられないけど、「名店」と呼ばれる店の味がたかが数百円で楽しめるのなら、新潟と福井へキャンプに行く時は絶対ハズせない食材となった。暑い時は焼き、寒い時は煮て食べるのがサイコー。薬味はネギ、大根おろし、生姜など。餡をかけても美味いだろうなぁ。
少し時間を空けてクーラーバッグに残っていた食材も片付けた。
夏の太陽の下、扇風機もってきて「めろ&りん」の毛をトリミング。新潟の空に無数の毛が舞い飛んでいく。
イスから降りたりして1時間近く遊んでいたけど、8時を過ぎてジリジリ暑くなってきたのでおしまい。いい気分転換になったかな。いつも狭い車内でごめんな。
さあ、撤収するよ〜!
荷物もあまり下ろさず、料理もしないで食材のゴミも出さず、洗い物もほとんど無くホントにテント建てて食って寝ただけの夏キャンプ。でもそれで楽しいならいいじゃないか。
汗かいて食べきれないほどのガッツリ揚げ物を作る人、枝豆ばかり食っている人、キャンプ場周辺のファミレスばかり探す人・・・。キャンプのメシは人それぞれだけど「手抜きメシ」も立派なキャンプ・スキルと考え、今後もずっと夏キャンプを続けて行きたいと思った。いや、それはウソでした。今年の夏はもう行きません。ww
10:00撤収完了。いいキャンプ場だった。また来年来るかもしれないな。
ありがとう、福山峠キャンプ場!
ありがとう、関越道!(←言ってみたかった)
2019夏キャンプ終了。
続きを読む
2019年08月03日
2019梅雨明け宣言キャンプact.2【情報量乏しかった福山峠キャンプ場へ行ってみた】
2019梅雨明け宣言キャンプ
act.1【夏の始まりはやっぱコレでしょ!】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3250970.html
2019/07/25(木)11:00

JAうおぬま主催「八色スイカまつり」会場を出たら次はキャンプ場探しだ。この辺りで1番有名なのは津南にある【無印良品津南キャンプ場】。さっそく調べてみる。なになに、ペットはOK・・・、大人2人の電源無しオートキャンプは・・・よ、4,320円???こんな山の中なのに?高っ!却下!w
どうしても今、無印のバターチキンカレーが食べたいワケでもないし、10月以降はめろ&りんが安心して過ごせるように要・電源(ホットカーペット)サイトの我が家。夏場は極力サイト料金を抑えなければならず、平日の田舎のキャンプ場なら高くても2,000円以内だろう。
それからネットで結構な数のキャンプ場を検索するも、最近のブームのせいなのかどこも3,000〜4,000円くらい。どうしても青森や岩手のキャンプ場と比べてしまって納得がいかずなかなか決められなかったが、半ばあきらめかけていた時に魚沼市観光協会HPで良さげなキャンプ場発見!とりあえず電話してみた。
管理人:「いつでも来ていいよ〜」
ココだっ!ココ行こう!このゆる〜い感じがたまらない。場所は魚沼市の北のはずれ、長岡市寄りの山の中だった。

周囲に民家や飲食店・コンビニなどは見当たらない。時折アーチ形屋根の農機具用倉庫が道沿いにポツンポツンと建っていて、この辺りの冬は豪雪地帯なんだなとわかる。

キャンプ場は峠を上り終えてひらけたところにある。キャンプ場までは各方面からの道(峠)があり峠はそれぞれ別の名前が付いているが、このキャンプ場の名は「福山峠キャンプ場」。標高約500Mの気温はそれほど涼しくはないが、周囲に見える山々は美しい。

お〜いいところだなぁ。(管理棟前からサイト方面)
キャンプ場の場所を確認して設営後はのんびりしたかったので、先に食材の買い出しへ向かった。
前記事で話した10年ほど前に行った新潟出張の最後に、妻が大宮から新幹線に乗って新潟へ来てくれた。長岡市で仕事を終え長岡駅隣接のホテルにチェックインしてささやかな打ち上げをしようと「日本海庄や長岡駅前店」へ。純米吟醸「八海山」に刺盛でチビチビやっていたら、ふと見知らぬメニューが壁に貼られていたのを目にした。
「栃尾(とちお)のあぶらげ」
店員に聞いてみたら新潟の名物らしい。当時は2006年に栃尾市は長岡市に編入されて「長岡市栃尾」になったばかりだった。「だったらココは『本場』になるワケだな、すみませ〜ん、この『あぶらげ』1枚ください!」
これが私と『とちおのあぶらげ』との出会い。キャンプ場から車で国道を北上約30分、途中の『道の駅とちお』を過ぎて栃尾地区に到着。

古く情緒溢れる町並みの所々にあぶらげの専門店があり、道の駅でもらった「とちお・あぶらげ店マップ」には多数の店が記されていた。

私はマップ上では端の方にある「豆撰」に何かビビっと感じるモノがあり吸い込まれるように店内へ入った。

※豆撰(まめせん):http://mamesen.jp/

お〜!これこれ。ぶ厚いあぶらげが並んでいた。隣には厚揚げや豆腐も置いてあり、このクソ暑さにはピッタリの「冷奴」が無性に食べたくなったのだが「おぼろ豆腐」と「ざる豆腐」、どちらも美味そうで選べない。カウンターのねーちゃんから「ずっしり味が濃いのは「ざる」ですよ〜」との声。言われるがままに倍近く高い「ざる豆腐」を購入、他に近くのスーパーで野菜と氷を仕入れてキャンプ場に戻った。


【福山峠キャンプ場】(新潟県魚沼市)
魚沼市営公園のキャンプ場
営業期間:5月1日〜11月30日
チェックイン:10時/チェックアウト:10時/管理棟:8時30分〜17時
↑のイン・アウト時間とはなっているが、管理人がいる時間内にイン・アウトすればいいよ〜と聞いた。管理棟には食堂らしきものがあったが詳細不明。売店・自動販売機無し。ゴミ捨て場無し。写真右の白い建物「峠の雪むろ」は天然冷蔵庫。大人400円×2とサイト料金500円の1,300円を支払い奥のフリーサイトへ。

管理棟前からサイト方面。左側の舗装道を通って奥に進む。

お〜いいねぇ!伸びた草など1本も見当たらないキッチリ管理されたフリーサイト!車で入っていくのが申し訳なく思えたが心はウキウキしていた。

木陰になる部分にホールアースのアースドーム300(ナチュログ2019夏・総合1位奪取記念幕)を設営。

おそらくこの先使わないであろう付属のポールを使って、たぶん最初で最後の前室跳ね上げスタイルにしたのは妻だった。実質25,000円のテント、しっかり楽しんでるじゃん。

いやぁ、いいトコだなぁ・・・。夏休み期間中で本日貸し切りの価値は大きい。

場内設備はフリーサイトに炊事棟(単水栓・カマド有り)とトイレ棟のみ。

サイトの芝同様にキッチリ管理されている印象で何も問題無い。

場内最奥部には区画サイトが10張り程度用意されていた。(サイト料金1,500円)。そういえば長岡の花火大会は来週(08/03(土)・04(日))だなと思いだし、ココにテントがズラリと並んだ夏の賑わいを想像できた。

夕方になりテント前でのんびりしていたら、遠くから軽トラに作業着姿の管理人が大きな声で私を呼んでいる。

最高じゃないか。

おそらく帰る時間だったので一声かけに来てくれたのだろう。

妻は色の付いたトマトを嬉しそうに摘んできた。

空いている場所にキッチリ耕された畑があり、そこにはいろいろな野菜が育っていた。これは素人じゃ到底出来無い植え方で、仕事の合間に趣味でやっているのかなんなのかは知らないが、こんな立派な畑へ初めて来た人に「どうぞ〜」と言える管理人のおおらかな人柄は、なんだかちょっと感動させられちまった。

こりゃ「スイカまつり」のこの時期は、毎年来てしまうコトになりそうだ。
今度こそ【夏キャンプact.3「最終回はキャンプであぶらげ」編】に続きます。
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3253035.html
act.1【夏の始まりはやっぱコレでしょ!】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3250970.html
2019/07/25(木)11:00
JAうおぬま主催「八色スイカまつり」会場を出たら次はキャンプ場探しだ。この辺りで1番有名なのは津南にある【無印良品津南キャンプ場】。さっそく調べてみる。なになに、ペットはOK・・・、大人2人の電源無しオートキャンプは・・・よ、4,320円???こんな山の中なのに?高っ!却下!w
どうしても今、無印のバターチキンカレーが食べたいワケでもないし、10月以降はめろ&りんが安心して過ごせるように要・電源(ホットカーペット)サイトの我が家。夏場は極力サイト料金を抑えなければならず、平日の田舎のキャンプ場なら高くても2,000円以内だろう。
それからネットで結構な数のキャンプ場を検索するも、最近のブームのせいなのかどこも3,000〜4,000円くらい。どうしても青森や岩手のキャンプ場と比べてしまって納得がいかずなかなか決められなかったが、半ばあきらめかけていた時に魚沼市観光協会HPで良さげなキャンプ場発見!とりあえず電話してみた。
管理人:「いつでも来ていいよ〜」
ココだっ!ココ行こう!このゆる〜い感じがたまらない。場所は魚沼市の北のはずれ、長岡市寄りの山の中だった。
周囲に民家や飲食店・コンビニなどは見当たらない。時折アーチ形屋根の農機具用倉庫が道沿いにポツンポツンと建っていて、この辺りの冬は豪雪地帯なんだなとわかる。
キャンプ場は峠を上り終えてひらけたところにある。キャンプ場までは各方面からの道(峠)があり峠はそれぞれ別の名前が付いているが、このキャンプ場の名は「福山峠キャンプ場」。標高約500Mの気温はそれほど涼しくはないが、周囲に見える山々は美しい。
お〜いいところだなぁ。(管理棟前からサイト方面)
キャンプ場の場所を確認して設営後はのんびりしたかったので、先に食材の買い出しへ向かった。
前記事で話した10年ほど前に行った新潟出張の最後に、妻が大宮から新幹線に乗って新潟へ来てくれた。長岡市で仕事を終え長岡駅隣接のホテルにチェックインしてささやかな打ち上げをしようと「日本海庄や長岡駅前店」へ。純米吟醸「八海山」に刺盛でチビチビやっていたら、ふと見知らぬメニューが壁に貼られていたのを目にした。
「栃尾(とちお)のあぶらげ」
店員に聞いてみたら新潟の名物らしい。当時は2006年に栃尾市は長岡市に編入されて「長岡市栃尾」になったばかりだった。「だったらココは『本場』になるワケだな、すみませ〜ん、この『あぶらげ』1枚ください!」
これが私と『とちおのあぶらげ』との出会い。キャンプ場から車で国道を北上約30分、途中の『道の駅とちお』を過ぎて栃尾地区に到着。
古く情緒溢れる町並みの所々にあぶらげの専門店があり、道の駅でもらった「とちお・あぶらげ店マップ」には多数の店が記されていた。
私はマップ上では端の方にある「豆撰」に何かビビっと感じるモノがあり吸い込まれるように店内へ入った。
※豆撰(まめせん):http://mamesen.jp/
お〜!これこれ。ぶ厚いあぶらげが並んでいた。隣には厚揚げや豆腐も置いてあり、このクソ暑さにはピッタリの「冷奴」が無性に食べたくなったのだが「おぼろ豆腐」と「ざる豆腐」、どちらも美味そうで選べない。カウンターのねーちゃんから「ずっしり味が濃いのは「ざる」ですよ〜」との声。言われるがままに倍近く高い「ざる豆腐」を購入、他に近くのスーパーで野菜と氷を仕入れてキャンプ場に戻った。
【福山峠キャンプ場】(新潟県魚沼市)
魚沼市営公園のキャンプ場
営業期間:5月1日〜11月30日
チェックイン:10時/チェックアウト:10時/管理棟:8時30分〜17時
↑のイン・アウト時間とはなっているが、管理人がいる時間内にイン・アウトすればいいよ〜と聞いた。管理棟には食堂らしきものがあったが詳細不明。売店・自動販売機無し。ゴミ捨て場無し。写真右の白い建物「峠の雪むろ」は天然冷蔵庫。大人400円×2とサイト料金500円の1,300円を支払い奥のフリーサイトへ。
管理棟前からサイト方面。左側の舗装道を通って奥に進む。
お〜いいねぇ!伸びた草など1本も見当たらないキッチリ管理されたフリーサイト!車で入っていくのが申し訳なく思えたが心はウキウキしていた。
木陰になる部分にホールアースのアースドーム300(ナチュログ2019夏・総合1位奪取記念幕)を設営。
※2019/07/28投稿記事
『夏のテント・EARTH DOME 300-2(買ってすぐ廃番)』
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3250242.html
おそらくこの先使わないであろう付属のポールを使って、たぶん最初で最後の前室跳ね上げスタイルにしたのは妻だった。実質25,000円のテント、しっかり楽しんでるじゃん。
いやぁ、いいトコだなぁ・・・。夏休み期間中で本日貸し切りの価値は大きい。
場内設備はフリーサイトに炊事棟(単水栓・カマド有り)とトイレ棟のみ。
サイトの芝同様にキッチリ管理されている印象で何も問題無い。
場内最奥部には区画サイトが10張り程度用意されていた。(サイト料金1,500円)。そういえば長岡の花火大会は来週(08/03(土)・04(日))だなと思いだし、ココにテントがズラリと並んだ夏の賑わいを想像できた。
夕方になりテント前でのんびりしていたら、遠くから軽トラに作業着姿の管理人が大きな声で私を呼んでいる。
○○さ〜ん!!
ココにぃ〜!
少しですがぁ〜!
トマトとナスありますからぁ〜!
食べちゃってださ〜い!!!
>あざーっす!
最高じゃないか。
おそらく帰る時間だったので一声かけに来てくれたのだろう。
妻は色の付いたトマトを嬉しそうに摘んできた。
空いている場所にキッチリ耕された畑があり、そこにはいろいろな野菜が育っていた。これは素人じゃ到底出来無い植え方で、仕事の合間に趣味でやっているのかなんなのかは知らないが、こんな立派な畑へ初めて来た人に「どうぞ〜」と言える管理人のおおらかな人柄は、なんだかちょっと感動させられちまった。
こりゃ「スイカまつり」のこの時期は、毎年来てしまうコトになりそうだ。
今度こそ【夏キャンプact.3「最終回はキャンプであぶらげ」編】に続きます。
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3253035.html
2019年07月31日
2019梅雨明け宣言キャンプact.1【夏の始まりはやっぱコレでしょ!】
2019年7月下旬
今年のゴールデンウィーク以降は、ある事情でキャンプに行けなくなっていたが、そもそも毎年梅雨の時期に好んでキャンプに行っていたワケでも無かったので、劇団にひきさんやKさんの雨の出撃レポを見ても「それは良かったですね、私もいつか行ってみたいです。」のような愛想の無いコメントを入れるだけ。いつもの「なにクソっ!」という熱い気持ちが湧いて来るコトは無かった。

※雨の奥道志でシットリキャンプ。(プジョーでキャンプ)
毎年7月下旬に妻の会社は「プチ夏休み」があり、平日なので人気キャンプ場にも臆すること無く出撃できるとても楽しみな4日間。一昨年は藁焼きカツオの弾丸高知ツアー、昨年は乳頭温泉郷キャンプ場(秋田)→吹上高原キャンプ場(宮城)→蔵王坊平国設野営場(山形)を3泊4泊で巡り深く忘れられない想い出となっているが、今年は直前までキャンプの予定は無くGWから2ヶ月以上もブログが更新されていない状況。数少ない読者は離れていき2年半続けて来た弊ブログ『遥か空の下』は人知れず消滅してしまいそうなブログ開設以来最大の「危機」に瀕していた。
「このまま動かずにじっとしているワケにもいかないだろう。さすがに「連泊」はムリだけど、近場で1泊してみて大丈夫かどうか試してみようよ!」
妻に提案して承諾をもらった。私はロクに下調べもせずに目的地近辺のキャンプ場を予定地として朝イチの関越道へ車を走らせる。
2019/07/25(木)08:45
今回の旅は1つだけ行かねばならぬ場所があるだけで他はノープラン。アタリをつけていたキャンプ場も予約不要だったので現地周辺に行って時間を見ながら最終的に決めようと思っていた。
さて、まずは朝メシだ。赤城ICを降りて国道17号線を約10分。昨年秋以来の群馬の名店「永井食堂」(渋川市)。ここに来なければこっち方面の旅は始まらない。
頼んで10秒。牛丼店より早い。レディース(半ライス)モツ煮定食560円。味は濃いけど朝から元気になれるメシ。また秋に来るよ。
昭和村ICから関越道にのって新潟県魚沼方面へ。石打ICで降りる。
魚沼に来たらまずはもちろん「米探し」だ。魚沼(塩沢)産の米を使用する「うおぬま倉友農園」のおにぎり屋をネット検索で見つけて訪ねてみた。
http://www.gokujoumai.com/onigiriya.htm
店の前まで来て「あれ?」。よく見ればこの店は3年前に国道17号を走っていたら妻が見つけて寄った店。汗
当時はフツーのおにぎり屋だと思っていたが農園直営の人気店だったのね。テント設営後の昼食用として塩にぎりを2人分購入した。
※国道17号線から八海山を望む・酒屋も多い。
10年程前に私は長年勤めていた会社を辞めて住宅修繕の仕事を始めた。独立の際に登録した会社から「新潟に欠員が出て誰もいなくなってしまうから宿泊代出すから少しのあいだ行ってくれないか?」と言われ、当時はどんな仕事でも受けなきゃならなかった私は車に工具と着替えを載せて新潟市へ向かった。
期間は1ヶ月くらいだったが、新潟県内の端から端まで昼夜を問わず走り回った。仕事が終わり次第ホテルの空き部屋を探すのだけれど、疲れて動けない時はそのまま車の中で寝てしまうコトも多かった。でも次の仕事が入るまでの時間は海岸に車を停めて砂浜で弁当食べたり、峠の木陰で昼寝をしたりとそれなりに楽しく過ごせてもいた。
7月終わりのある日、昼食を買おうと寺泊の魚市場へ寄った時、さまざまな魚介類の刺身や焼き物が並ぶその横に小玉のスイカがずらっと並んでいた。聞けば新潟産のスイカらしい。スイカに目の無い私、「小玉」くらい1人でも難なく食べられる。冷えているスイカを買って砂浜に持っていき、ナイフもスプーンも無いので工具箱からシャーパー(小型のノコギリ)を取り出し、ザクザク切ってそのままかぶりついた。
「う、うめ〜〜〜!」
海水浴の家族賑わう海岸で、黒サングラスに薄ら汚れた作業着のオヤジが手ノコ片手で甘い甘いスイカに歓喜の声をあげている。スイカの皮を見ると金色のシールが貼ってあった。
「八色(やいろ)スイカ」?

これが私と八色スイカの出会いであり、それ以来「私のスイカ」と言えば山形・尾花沢でも熊本でも無く、この新潟・魚沼産「八色スイカ」なのだ。そして本日は八色スイカまつりの開催日!文頭に述べた「1つだけ行かねばならぬ場所」とはここである。会場には全国のスイカファンが集まっていた。
※会場:JAあぐりぱーく八色
私は障害1級の透析患者だが、透析患者の1番の大敵は「水分」。しかしスイカの90%は水分で、細かく言えば「カリウム」の量もハンパない。食べた分の水分は透析で徐水することになり、多ければ多いほど体のダメージも深刻になる。普通なら病院の看護師は止めに入るだろう。だが私は今回のスイカまつりに参加するにあたり病院の看護師逹に決意表明をしてきた。「2日後、もし私が病院に現れなかったとしても、どうか悲しまないでくれ。」と。
さあ、文字通り命をかけた「スイカ食べ放題」の始まりだ。
私は普段1回の透析で2〜3Kg徐水(血液中の水分を抜くこと)するが、今回の目標は「大玉スイカ完食」。水分量は10Kg前後だろう。もちろんその後透析で10Kgも引いたら血圧は下がりまくり意識は無くなる。私の残された僅かな腎臓がどれだけ機能(排水)してくれるかが勝負のカギとなるが、ここまで来たらもう引き下がれない。頼むゼ俺の腎臓!私は係りの人に妻の分も含め参加費1,000円を手渡した。
私たちがテーブルに案内されて着席したと同時に大玉スイカがザクザクと切られ、大きな桶(種・皮捨て用)と赤く食べ頃の八色スイカが運ばれてきた。
いきなり大玉1/2個分どーん!早速手に取り妻と食べ始めたが、なんと運ばれたスイカの半分くらい食べたところで、あれ?ヤバい!朝に食ったモツ煮のせいなのか、それとも歳のせいなのか!?3年前は1人で大玉1つ食べられたのにっ!汗
なんとかギリギリ運ばれてきた分は食べ切ったけど、係りのおばちゃんから試合続行?を尋ねられた時は既に私達は戦意喪失の表情を浮かべていた。それを見たおばちゃんレフリーの手は頭上で大きく交差されあえなく私達は退場。まさに「無念」である。
いやしかし美味かったな〜。八海山麓のスイカ畑の目の前で、チョー冷えたスイカをイヤと言うほど食べられる喜び!この日は関東よりもひと足早く梅雨明けした新潟の気温は30℃を越えて「真夏日」となり、まさに絶好の西瓜日和となった。今年は8/10(日)まで開催しているのでスイカ好きの方は是非訪ねてみてはいかがだろう。
※2019八色スイカまつりは8月9日(金)まででした!
※お間違いの無いようにお願いします。
act.2【福山峠キャンプ場編】に続きます。
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