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2019年10月31日

山形が俺を呼んでいる act.3【誰もいなかった徳良湖ACフリーサイト】

2019/10/26(土)06:30

東北中央自動車道 山形市内

さいたま市から東北道を北上すること約330km。雨予報により1週順延してのぞむ山形。台風の影響もあり気仙沼のカツオは買えなくなってしまったが、広い空に雲は多いものの青空も見えてとても清々しい朝だった。

10/16/12:35
Chai:『仕事が金曜日の朝で終わるので、現地にはソロで前日(金曜日)入りして準備しておきます。』


今回ご一緒させていただくChaiさんからこんなメールをもらっていた。待ち合わせは山形市よりさらに北へ約50kmにある【サンヴィレッジ徳良湖(尾花沢市)】のフリーサイト。県内でも人気の高規格キャンプ場なのでわざわざ前日入りしてサイトを確保してくださるという、なんとも素晴らしいホストぶり。スタートから山形県人の温かさを感じさせてくれるキャンプになりそうだ。

東北中央自動車道の終点東根ICを降りて国道13号線を走る。若い頃に何度か通ったハズの道だが記憶はなく、沿道に数多く建ち並ぶ果樹園や直売所に胸ときめき、もう時期では無いのに日本一のスイカ生産地「尾花沢市」に入っただけで、初めて来た地のように気持ちは高揚していた。

途中でサイトにいるChaiさんへ山形入りしたコトをメールで連絡した。返信は無かったがおそらくまだ寝ているのだろう。気にせずキャンプ場に向かい07:30に到着した。




徳良湖は標高も高くない小さな「ため池」だが、市街地から車で10分ほどの場所にあり周辺は日帰り温泉やレジャー施設も多くちょっとしたリゾート感。湖畔のこの1本道をさらに進めばノスタルジックな町並みで有名な「銀山温泉」に行けるので車やバスの通行量も多く人の賑わいを感じた。



湖から道路を挟んで向かい側にキャンプ場がある。私は入口横にある駐車場へ車を停めてキャンプ場の看板を見た。




え〜っと、今いるココが駐車場だから、あ、なんだフリーサイトは目の前のココね・・・ってChaiさんいねーじゃん!汗



※サンヴィレッジ徳良湖フリーサイト

ここで怒っても仕方ない。じゃあ先に設営して待とうかと思っていたらChaiさんから電話が入った。

「い、今すぐに用意して出ますので・・・」


「おいおい、もう8時だぜ。これから用意するって前日入りして場所取っとく話しはどうした・・・てか今起きたでしょ?」私はノドまで出かかったがココは冷静に「どうぞゆっくり、気を付けて来て下さい。」と都会人としてのたしなみを見せた。



まあいいや。天気もいいし周りの山々の眺めはいいし、こんな最高の「芋煮日和」になったんだ。ここは穏やかな気持ちに切り替えてロッジシェルターにブリーズドーム240インナー、焚火タープヘキサの設営を始めた。


※一応「稲藁」も持ってきた。w

汗ばむような陽射しの下で設営完了。3歩下がって青空の下のロッジシェルターとテンマクタープを見ていたらふと不安な気持ちが込み上げてきた。こんなカッコいいT/Cテントとコットンタープがバーン!と立っている横で、Chaiさんは古いヨレヨレのホムセンテントだったらどうしよう・・・。奥さんからゴザの上に風呂敷広げて「漬け物どうぞ〜」なんて言われたら私はどんな顔すればいいのだろう・・・。

Chai家のみなさんとは初対面では無いが初キャンプ。この先2日間どんな田舎っぺキャンプが展開されようとも私の方が年上だし、ここは暖かい目で見てあげようと心に決めた。




11:00を過ぎてようやくChai家族到着。ちょうど1年ぶりの再会となる。Chaiさんは「遅れてすみませ〜ん!」と恐縮していたが、私が「自宅からここまでどれくらいかかるの?」と奥さんに聞いたら「1時間!」と返事。「すぐに出てねーじゃん・・・」イラっとしたが口には出さなかった。尚Chaiブログには「2時間待たせてしまった。」と記されているが私がキャンプ場に着いた時にChaiさんはいるハズだったので正確には「4時間」である。これは休憩無しならば、さいたま市から山形市まで来られる時間であるコトもお伝えしておきたい。

【野山が俺を待っている】
https://chaiyamagata.naturum.ne.jp/e3280336.html







駐車場からフリーサイトにあがるにはちょっとした階段があるのだがコレが地味に辛い。車から設営場所まで約30Mを荷物抱えて10往復。暑さもあって私達夫婦はバテバテだったが、Chai家child達の動きは見事だった。1番上のJKは来られなかったが、中2男子と小5女子は立派な戦力となっていて、あっという間に設営完了。



DODタープにユニフレームのテント(名称不明)。良かった〜今どきのテントで・・・と胸を撫で下ろしていたらタープ下にこれ見よがしに置かれているコーナンラックとウォータージャグ。



おいおい「MERCURY」じゃないでしょ、「MERCURY」じゃ。「どう?」とでも言いたげな山形なまりの奥さんの表情に少しイラッとさせられたが、いよいよ「焚火で芋煮会」の幕開け。ついに待ち続けたこの時がやってきた。








act.4【リアル秘密のケンミンSHOW】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3280565.html
に続きます。



山形が俺を呼んでいる
act.1【秋の最強キャンプ鍋】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3272121.html
act.2【気仙沼沖風速25M】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3270358.html



  


2019年10月25日

山形が俺を呼んでいる act.2【気仙沼沖風速25M】

山形が俺を呼んでいる act.1【秋の最強キャンプ鍋】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3272121.html



2019/10/25(金)



https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3150452.html

焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食う?
【ほとりの遊びばキャンプ場】全貌編part1





昨年2018/10/14(日)に福島県ほとりの遊びばキャンプ場の各地からキャンプ・バカが集まり肉を焼いて食うというイベントで、目の前にある極上のステーキ肉に理性が吹き飛んでしまったアホな家族がいた。




他のキャンパー達は1枚1枚丁寧に焼いているのに、なにも考えず3枚どん!早く胃に納めたい一心の家族は焼き具合などお構いなしに食らいつき、あっという間に極上肉は無くなってしまった。結局イベント後半は焚火にあたっているだけの時間となる。この日この家族とはイベント終了間際に簡単な挨拶をして別れたが、この男とキャンプする日が来るなんて1ミリも思っていなかった。

その後のある日、彼が私のブログにふと訪れ何を思ったのか彼もナチュログでブログを始めると言い出した。その時は「あまり恥ずかしいコトするなよ〜」みたいな気持ちだったが、蓋を開けてみれば「なんだ!?ちょっと哀愁感あってスゲーいいキャンプしてるじゃん!」と驚かされ、これは是非1度お手合わせ願いたく「芋煮会開催」を申し入れた。


「山形の空の下、焚火で芋煮。」これは私にとってハードもソフトも完ペキなまさに「憧れのキャンプ」と言っても過言では無い。しかも彼(山形県民)は芋煮のNEWギアと大鍋まで用意してくれていると聞く。こんな本格的で最高の舞台を用意してくれている相手に対して、私が埼玉銘菓「草加せんべい」だけじゃいくらなんでもひどすぎるし納得できない。

当初は私のグルキャン時バカの1つ覚えである秩父・味噌豚を買いに「寄居のみねぎし」に行くつもりだったが、まさかの秩父で「豚コレラ」発生!!!店頭で販売されているモノはもう大丈夫なのだろうけど「イメージ」が良くない。でも他に埼玉で喜んでいただけそうなモノなどあるワケもなく「芋煮のネギ持って来ました〜」なんて深谷ネギだけ数本差し出すのもいい歳してなんだか情けない。

「仕方ない・・・行くか。」と私。妻はすべて事態を飲み込んでこう返した。

「行くのね・・・。」


https://seasonbest.naturum.ne.jp/e2990523.html

※2017/10三陸と東北キャンパーの恵みを知るキャンプ


「焚火で芋煮」に見合うお返しなら、我が家で出来るのはコレも1つ覚えだが「焚火で藁焼きカツオ」しかない。しかしこの時期のカツオは脂ものって最高だが、我が家には「高知マタワ気仙沼ノ1本釣リ鰹シカタタキニスルベカラズ」という重い家訓がある。

気仙沼(宮城県)は山形県の隣県だし、気仙沼に行くだけなら埼玉からそれほどでも無いが、今回のキャンプ地は山形県村山地方、つまり「内陸」。例えるなら「北軽井沢スウィートグラス行くのに、伊豆の下田に寄って夕食のキンメ買ってから行くね〜!」みたいな感じと言えばわかりやすいだろうか。

さすがの私でも少々しんどい距離になりそうだが仕方あるまい。礼には礼を持って返すのが花の埼玉県民。600kmなんて軽い軽い。そんな覚悟を決めた本日出発の金曜日。





あちゃあ〜 ww





さて、どうしよう。



act.3【誰もいなかった徳良湖ACフリーサイト】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3280284.html
に続きます。








  


2019年10月17日

救世主現る!?

「芋煮会順延のお知らせ」が届いた。まぁ大雨とわかっていてわざわざやる必要も無い。来週は晴れるといいな。



※山形の空


先日早朝、いつものようにネコ達(めろ&りんの母・弟たち)のお皿を回収に行って車の荷台にお皿を戻そうとしたら、ホンダカブに乗った作業服の見知らぬ無骨なオヤジがバイクを停めてスタスタと歩き寄ってきた。時刻はまだ朝の6時前。駐車場の管理者が来る時間では無いし身なりも違う。私は敵意むき出しの表情でオヤジを睨み付けるが、手にはまだネコ達の皿を持っていた。

「しまった、見られたか!また面倒クセーコトになりそうだな・・・。」心の中でそう思った。

その日はたまたま妻も車に乗っていて、こういう状況だと私を止めに入るためすぐに車を降りられる体制をとりながら助手席で聞く耳を立てている。私が「なんだよ?」と言おうとした瞬間、オヤジが近寄りながら話しかけてきた。

オヤジ:「なんだ〜エサあげてくれてたんだ〜」

私:「!?」

オヤジ:「アンタこの駐車場からいなくなっちゃたでしょ?俺、あっちの神社でも他のネコにエサあげててさ〜、可哀想だからコッチにもあげに来てたんだよ〜。」

オヤジ・・・。泣かせるじゃねぇか。私がこの駐車場を借りていた時もエサをあげてくれる人は何人かいたが、みんなその時の気まぐれでアテには出来なかった。だがこんな早朝にわざわざエサをあげに来てくれるこのオヤジは違う。私にとっても初めて「味方」と思えるような人と出会えたのはホントに嬉しかった。オヤジのエサやりを100%アテには出来ないが、これで少しだけ安心してキャンプに行ける・・・かもしれない。オヤジにはこの仔達が産まれた時からごはんあげてきたコトを伝え、これからもよろしくお願いしますと少しの会話しか出来なかったが、今度会ったらもう少ししっかり話してみよう。でもありがとな!オヤジ!





新しく借りた駐車場に最近毎晩来るようになったチビ猫。いつのまにか箱に入って私の帰りを待つようになってしまい、車を停めるとスゴく大きな声で鳴き出す。汗

「コラコラ、この駐車場も追い出されたらホントにマズいんだよ。し〜っ!」




少しだけだからね。汗



  


Posted by Suika with C at 23:28□旅猫

2019年10月15日

山形が俺を呼んでいる act.1【秋の最強キャンプ鍋】

焚火料理も様々なモノがあるが、上手く出来ようが出来まいが、1人だろうが大勢だろうが、映えようが映えまいが、最高の野営感に溢れたこれこそ究極の「非日常キャンプ飯」と位置付けている。





ピザを焼いたりソーセージまわしたり、とうもろこし・さつまいも・カボチャ等々・・・。独特の風味と上手い焼き加減を見つけられた嬉しさでどれも信じられないほど美味くなる喜びは、フィールドに出掛けて道具運んで、苦労して準備してきたキャンパーが味わえる最高の特権だろう。



2018/10 焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食う?全貌編
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3150452.html


昨年の秋に焚火の熾を利用してステーキを焼く経験をした。もちろん素材は極上の熟成肉だったが、それ以上に何か心が踊るような不思議な高揚感でいっぱいだった。それは火柱が上がらない最高の「熾」を作るという作業に始まり、焼き上がるまでのタイミングに全集中、野山と湖に囲まれた素晴らしい営地で本気になって取り組めたからだ。






そして今回の目的は「芋煮」。これはステーキのような繊細な仕事とは反対に豪快に火をあげるこれもまた最高の焚火料理。それを芋煮本場の山形で正真正銘の山形県民から教えを乞うコトになった。

「秋の山形で芋煮会」。これは私にとっては花笠祭りや蔵王の樹氷、サクランボ狩りなどを上回る山形県最高峰のイベントとなる。全国にはそれぞれの「芋煮」があるのだろうが、やっぱり山形が芋煮文化を1番強く感じる地域。今から楽しみで仕方がないのだが、予定日からすでに1週間を切っているというのに先方から場所の連絡すら来ないと言うのはいかがなものか。それともこれは東北キャンパーの「お約束」なのか。こちらは400km以上の距離を行くワケだが、何時に家を出てアレ買ってコレ買ってこの道通ってココ寄って・・・としっかり計画を立てたいのに、これじゃ「旅のしおり」も作れないじゃないか。作らんけど。


まあいいさ。今までだって北のグルキャンはいつもギリギリまでなんの連絡も来ないし、野良キャンプにも多少の免疫は出来ている。今回も山梨の「ほうとう」と同様に「芋煮」1点に集中してしっかりレシピを修得してくるつもりだが、それは味の加減だけでは無く「芋煮バカ」の山形県民が気合いを入れた「焚火で芋煮をしながら過ごす1日」もしっかり見せてもらおうじゃないか。



2019/09 秘密基地にてNewギアのチェック
https://chaiyamagata.naturum.ne.jp/e3270279.html



山形の空の下、私にはこれ以上の楽しみ方を見つけることが出来ない。




act.2【気仙沼沖風速25M】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3270358.html
に続きます。



  


2019年10月11日

秋の甲斐路を走るact.2 実録!これが本当の「お茶漬けキャンプ」。



振り返れば「近場なのに寝ないで家を出てきてキャンプ場着いてずっと寝た。」という見事なアホっぷりだったが、悔やむような気持ちは生まれなかった。

秋の甲斐路を走るact.1【黒坂オートキャンプ場】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3273348.html





ユーリンチーだかスーアンコーだか知らないが「お茶漬けキャンプ」とはこういうモンだ。今夜の疲れた私に「鍋焼きうどん」に勝るもの無し。でもタマゴとほうれん草入れたことにより1つ上を行く「キャンプ飯」となった。




今季最後となるであろうキッチリ冷やしたシャイン。さようなら、また来年ココ山梨で会おう。


2019/10/07(日)07:00



昼寝して起きてまた昼寝して、鍋焼きうどんとぶどう食べたらまたすぐに寝て、朝の4時に世界陸上男子4×100m決勝見てからまた寝ての1日だったけど、テントの外に出たら鳥のさえずりと川のせせらぎが聞こえる森の中に朝日が射し込んで来た。両手を伸ばして「う〜ん、休養十分!」また明日から頑張れる。




気分が良かったのでクレソン代わりのほうれん草とベーコンを炒めた。




【道の駅とよとみ】で買った食材全部のせ。昨日談合坂SAで買ったパンが1つ残っていたので半分に切って妻と分けた。粉末のコーンスープにお湯を入れて森の朝食。950円はいただきたい。(食後のモンカフェ付)





今回のキャンプは「ほうとうが食べたい!」も重要事項だったが、1番のテーマは「めろん」のバースデー・キャンプ。2016年10月1日産まれ♂なので「3歳」になった。





今のところなんの病気も無く育ってくれた。仕事中もいつも一緒にいてくれて私を励まし癒してくれている。今回で105泊目のキャンプ(うち脱走1回)。テント「300泊」に到達したらギネスに申請してみようと思う。


めろん3歳誕生日おめでとう!できれば20歳くらいまで一緒にキャンプしような。



妹りんご(2歳♀)は85泊目。いつも兄貴の後をウロウロ。


ちゃおちゅ〜るあげてトリミングを終えて10:00に撤収。タープも張らず焚火もやらず。ずっと寝ていただけでなんもわからないけど、黒坂オートキャンプ場は静かでいいキャンプ場だったな。いつかまた来るだろう。






キャンプ場を出て甲府市内に向かいナカナカいい温泉を見つけた。私はまだ山梨の温泉で「また行きたい」と思えた温泉に巡り逢えていない。会社員時代は毎年決まった石和温泉の豪華ホテルで新年会だったが、プライベートで行こうとは1度も思わなかった。



源泉湯 燈屋(あかりや)
山梨県甲府市上阿原町590-3
055-236-3515
営業時間10:00〜24:00
http://www.akariya.info/

日帰り入浴施設で弱アルカリ性の単純温泉。強くおすすめできる温泉では無いが、良かったのが露天も内湯も浴槽からじゃんじゃんオーバーフロー!湯温も適温でなんせ浴場がとてもキレイだった。




私が行った日曜日の昼間はかなり空いていてのんびりできた。石和温泉と同じで街中の温泉だが、館内は全体的に落ち着いた感じで「風呂に困ったらココ」と甲府市内にほうとう食べに行く時にはオサえておきたい絶好の風呂となった。










さあ、最後は「ほうとう」を食べに標高600mの峠をアクセル全開でかけ登りまだ紅くない「昇仙峡」へ。景色なんて見やしない。




昇仙峡 円右衛門(えんえもん)
10:30〜17:00年中無休
https://so-men.com/




おそらく山梨は今年最後となるだろう。ならば私の「No.1ほうとう」を食べないと終われない。3年目の【円右衛門】。




たぶんフツーに甲府市街の「小作」に行っていればKさんと同じくらいに帰れて、中央道小仏トンネル(上り)もスムーズに抜けられただろう。




さあ来た。コイツが渋滞20km(1時間30分)と引き換えに手に入れた「幸せ」だ。山梨まで来て「担々麺」など食べて帰れるハズも無い。




川の流れを聞きながら秋の爽やかな風を受けて食べるアツアツの赤味噌ほうとう。外の個別テーブルで食べる店の雰囲気は保証するが、味はご自身で確めていただきたい。






これにて今回の旅は終わり。帰りは順調に渋滞20kmに飛び込んだ。途中のパーキングで妻が「桔梗信玄餅2個入」の袋を買ってきて車で食べた。

この時期は「ぶどう」→「ほうとう」→「信玄餅」のコースさえ辿ればどんなキャンプでも楽しい甲州旅となるが、「めろん」のハッピーバースデーも加わって、今回の「1泊お茶漬けキャンプ」は最高の想い出となった。



いい旅だったなぁ・・・。






また来させていただきますっ!




※甲府駅前



  


2019年10月07日

秋の甲斐路を走るact.1【黒坂オートキャンプ場】

毎年この時期になると無性に食べたくなる「ほうとう」。私が住む地域にもほうとうが食べられる店は何件かあるが、どれも万人向けの味付けでなにか少し物足りない。

20年近く前に富士急ハイランド前にある小さなほうとうの店に入った時、それまでの私のほうとう概念がぶっ飛んだ。「なんだ?このちょっとクサいヘンな味噌の味は!?」

結局最後まで食べられなかったクセのある味噌のほうとうだったが、逆にその独特な味のおかげでこの郷土料理の奥深さみたいなモノに気付き、それからはまるで讃岐のうどん店のように腕自慢をしているかの如く建ち並ぶ数々のほうとう店の中で、自分のお気に入りほうとうを見つけるのが山梨に来た時の楽しみの1つになっている。




お土産店で売っているほうとうを買ってキャンプで何度か作ってみたけれど、なかなか上手くできない。ほうとうを茹でて同封の味噌を入れればいいだけとタカをくくっていたが、具材の選別や煮込み具合、ほうとうの小麦粉やカボチャが味噌に溶けて少しドロッとした加減がうまく出せずに、毎回作る度に「やっぱりほうとうは店で食べるのが1番だなぁ」とテント前室で妻に嘆いていた。



※道の駅とよとみ(山梨県中央市)

そんな想いを胸に都内では30℃を越えた真夏日となった10月第1週土曜日、09:00道の駅とよとみ到着。この道の駅は全国道の駅の頂点となる「直売所甲子園」の初代グラチャン。昨年の春先に早川町オートキャンプ場を訪れた際に寄った時は、クレソンを始めとする様々な旬の朝採れ野菜が盛大に陳列されていて、その光景に胸踊らされた。




産直反対側の【与一味工房】では挽き肉からカレー用、BBQ用などの精肉から、ハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工品が揃っていてキャンプ食材の買出しはすべてここで賄える。「豚」メインだがすべて「甲州富士桜ポーク」。今回も昨年同様ベーコンを購入した。






途中のコンビニで氷とお茶を購入してキャンプ場に10:00到着。


【黒坂オートキャンプ場】(山梨県笛吹市)

標高約500m・最高26℃最低18℃
オートサイト3,000円
炭・生ゴミ以外持ち帰り
直接の予約で10:00からイン可
その他詳細不明(汗)


第1キャンプ場と第2キャンプ場があり上記写真は第1キャンプ場にある管理棟。ここで受付後、少し離れた第2キャンプ場の案内図をもらい移動。第1キャンプ場はこの入口しか見えなかったが、ソロのバイクキャンパーがチラホラ。

管理人:「明日は夕方までどうぞ。あ、帰りは何も言わずお帰り頂いて構いませんから。」

あ、いいねぇ。そんな放っておかれる感じ、好き。



第2キャンプ場入口から少し奥にある5番サイトに設営。入口に炊事棟とキレイなトイレがあるが(写真無し)、入口から奥向かってにどんどん登って行く形状になっているので、このサイトはプライベート感はベリーgoodだが、トイレから戻る時の登坂は微妙にキツい。



右隣りのサイトまでの距離感。こちらは入口とは反対のさらに登る奥側。


左方向(入口側)。


以上で「キャンプ場紹介」終わり。写真も少なく書いた本人も驚くほどの短文だが仕方が無い。ホントに入口からマイサイトまでの道しか歩いていないし、こんな森の中、どこを見たって「木」ばかりで、頭上の空さえ所々な感じ。どこからか川の流れが心地よく聞こえて来たが見に行くコトも無く私達はまだ昼間なのにさっさとテントを立ててシュラフに入ってしまった。なぜならこの1週間、連日白熱している【世界陸上2019ドーハ】の現地時間に合わせて大盛り上がりしてきた為、当たり前だがとても「眠かった」のである。




この日は男子4×100mリレーの予選が日本時間午前3時から。あー面倒クセーこのまま行っちゃえ!と昨夜21:00に駐車場の野良ネコ達にごはんを食べさせてからすぐに出発したが、談合坂SAでテレビ見ながら一晩過ごして体調は最悪。まぁ金曜の夜からリレー予選が始まることは分かっていたので「これはキャンプにならないな・・・」と容易に想像出来たが、そこは私も「ベテラン」と言われるくらいのキャンプ歴を持つ昭和のキャンパー。キチンと対策は講じてきた。

朝はSA売店のリトルマーメイドでパンを昼の分まで買ったし、夜は200円の鍋焼きうどんを2つ用意した。道の駅では迂闊にも予定外のベーコンやほうれん草を買ってしまったが、翌日朝食は年に1度のカップヌードル謎肉祭ver.を用意してある。ソロキャンパーでもやらないようなチョー手抜きメニューだが、今回のキャンプ飯は「楽しみをほうとう1本に集中する」という作戦とした。「店で食べるほうとうはキャンプ飯じゃねーだろ!?」という意見はあるかもしれないが、それは真摯に受け止めたい。


その後私達2人とネコ2匹が起きた時は、もうとっくに日は落ちていた。








秋の甲斐路を走るact.2 実録!これが本当の「お茶漬けキャンプ」。
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3274015.html

に続きます。