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2018年09月28日

【悲報】tent-Mark DESIGNS circus 650

この1ヶ月間、ウェザーマスター・ブリーズドームの引退に伴い新幕探しに注力していた。これほどキャンプギアを真剣に吟味したコトは無い。なぜなら年50泊ペースでキャンプしていれば自分達がキャンプでするコトはもう全てわかっているし新幕に求めるものも明確だからだ。

昨夜妻との会議で我が家のキャンプスタイルからどのようなテントを選べばいいのか真剣な議論が交わされ、やはり年越しキャンプや2泊以上のキャンプ場滞在型(お篭り型)には2ルーム、秋冬の雨幕は現在所有のウェザーマスター・トリオドーム、春〜秋の1泊や移動を伴うキャンプには機動力重視の小型ドームテントの3つを揃えれば「完璧」という結論に至った。

まぁ春〜秋用の小型ドームテントは来年春の各社新作テントを見てから決めればいい。それより当面はトリオドームがあるので秋冬キャンプは続けられるが、やはりどうせ買うのなら今年の「年越しキャンプ」には2ルーム新幕を用意したい。

他社テントもいろいろと見てみたが、タープはヘキサとムササビウィング共にコットンのテンマクタープを使っているので、この秋発売予定のトンネル型TC2ルーム「circus 650」に絶大な期待をしながら発売を今か今かと待っていた。





2018.09.26
サーカス650発売遅延のお詫びとお知らせ

10月末発売予定でございました「サーカス650」ですが一部部材の入荷が大幅に遅れる事が判明し入荷遅延となってしまいました。発売は来年春になる予定です。楽しみにしていただきましたお客様には大変申し訳ございません。 何卒よろしくお願い申し上げます。

※tent-Mark DESIGNS HP抜粋





マジかー。泣


  


Posted by Suika with C at 01:11Comments(8)□道具Tent・Takibi-Tarp

2018年09月25日

秋をできるだけ詰めこみたかったキャンプ・最終日【休暇村裏磐梯キャンプ場】

2018/09/17(月)06:30




最終日の朝は弱い雨が残っていた。昨日までいい天気だったのに。会津地鶏のTKGで朝食を済ませて渋々撤収だ。





でも1日目・2日目は「さんま」「栗ごはん」「梨狩り」と秋の味覚を楽しめて、ポークシチューの出来映えにハラハラしたり、しばらくぶりの焚き火にも癒されて「秋冬キャンプ」の初戦にしてはとてもいいキャンプになった。






そんなコトを思いながらタープ下を片付けていたら空が明るくなってきて青空が見えだした。





おお!こりゃ晴れるぞ!今日はなんも予定無いからもう少しゆっくりしていくか。

細かいものの片付けを済ませ、あとはタープとテントだけという状態。テントではめろ&りんと妻が遊んでいる。私はイスに座り、焚き火テーブルを横に置きフィールドを眺めてのんびり乾燥を待つコトにした。



私が幕営したEエリアには「手ぶらでキャンプ」の常設テント(コールマン2ルーム)が6つ張られていて滞在中はすべてのテントが埋まっていたが、みんな同じイスとテーブル、2バーナー、焚き火台が軒先に並べられて、なんだがコールマンのカタログ写真を見ているような微笑ましい光景を目にしていた。




私のテント近くでは別のキャンパーがケシュア・ワンタッチテントを張られていたが、その設営と撤収をこっそり見させていただいて「さすがにアレはないなぁ」と教えてくれたり





朝の8時頃から炭に火を入れだして朝食を作り出したお父さんに「これじゃ撤収間に合わないじゃない!」と子どもの前で鬼の形相をしたお母さんなど、普段は他のサイトなど全く見ない私にとってこんな乾燥待ちののんびりした朝の時間はとても新鮮なものだった。





よし乾いた!





10時には青空が広がり暑いくらいの裏磐梯。最後に晴れれば気分よく帰れるね。




10:30撤収完了!

今回の持込テント・車両乗入可サイトは2,060円(車両乗入不可サイトは1,030円)。その他に管理費410円+日帰り(アーリー9時〜)310円/大人1名。夏に東北のキャンプ場をいろいろ廻ったので割安感はあまり無いが、設備的な安心感がありつつも自然豊富な環境は4年ぶりになるがとても気持ちのいい草原のキャンプ場だと改めて思った。





キャンプ場周辺は休暇村お約束の広大な散策道が整備され




裏磐梯リゾートを十分に堪能できるだろう。



※Dエリア炊事棟。右奥は磐梯山。


磐梯山を眺めながらのキャンプならフリーサイトでも見える場所はあるが、やはり区画サイト(Dエリア)がいい。連休は満サイト必至だけどね。









それじゃ、さようなら。また夏に来るから!また磐梯山登れたらいいな。









楽しかったな。



秋をできるたけ詰めこみたかったキャンプ
【休暇村裏磐梯キャンプ場】・おしまい



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2018年09月22日

秋をできるだけ詰めこみたかったキャンプ・2日目編【休暇村裏磐梯キャンプ場】

2018/09/16(土)【休暇村裏磐梯キャンプ場2日目】


1888年磐梯山の小磐梯部分が噴火により崩落。麓の集落はわずか10分で飲み込まれ500人近くの犠牲者が出たという。それはほんの130年前の出来事だ。





山体崩壊によって飲み込まれた跡地に遠藤現夢らの指揮によりアカマツ・ウルシ・スギなどを約10万本植樹。何十年も荒野だった磐梯高原を甦らせ、今ここで私は秋空のタープ下、サンマやポークシチューに舌鼓を打つ。





戊辰戦争では薩長との戦場となり、大噴火後は100年余りで日本有数のリゾート地に発展した裏磐梯。復興に尽力された当時の福島県民に感謝しながら【道の駅裏磐梯】でとうもろこしを買った。






2日目は朝から気持ちのいい天気。9月とは言えまだまだ日射しは強い。これからあっという間に紅葉の時期になるのだろう。今年最後の緑を楽しみながらのドライブ。





目指したのは【フルーツランド北会津】。JA会津よつばの事業部でここに来ればほぼ1年中何らかのフルーツが楽しめる。果樹園の案内図と少しおトクになるクーポン券が置いてあった。

今は「ぶどう」と「なし」。先々週は山梨で「巨峰食べ放題」だったので今回は当然「梨食べ放題」だ。w




しかし「ぶどう」は摘んですぐ口に運べるが「梨」は皮を剥かないとならない。食べ放題の時間は30分(600円/1名)しか無く、皮剥きの遅い私にとってこれは大問題だ。事前に妻へ「皮剥き頼むぞ!」と願うも

「私の食べる時間が減るから嫌っ!」

とまさかの拒否。仕方なく私はピーラー持参で挑もうと計画していたが、これも昨日のポークシチュー作りの際、にんじんを剥いてテーブルにそのまま置いてきてしまった。なんという不覚・・・。





果樹園に入るとたくさんのぶどう。「やっぱぶどうにしておけば・・・」と少し思いながらも奥の「梨コーナー」へ。





おおっ!やっぱ梨いいねぇ!

係りの人から、あの辺りが「20世紀」でその奥が「豊水」・・・などと簡単に説明を受けてさぁスタート!「ねぇどれから食べようか〜?」などと言う甘い会話は一切無く、妻はテーブルの真上にあった1番最短距離にある「幸水」をもぎ取り皮を剥き出した。私も負けていられなかったが、梨の目利きはあまり自信が無く係りのおじさんに同じく「幸水」を1つ選んでもらって皮を剥き始めた。





「皮剥きが遅い」と言うのはお皿に並べるようにキレイに剥くからであって「食べ放題」ならそんなの関係ねぇ!だ。1つ食べたら梨汁プシャー!びしょびしょの手でまた1つもぎ取り急いでテーブルに戻ってきてはザクザク荒く皮を剥いてムシャムシャの繰返し。その間、夫婦間の会話は無く食べるペースも違うので、妻が梨を取りに奥の方まで行っている時はテーブルに私1人。まわりはファミリーで賑わっていたのでムシャムシャしている姿を隣の小さい子に見つめられている時は「ソロキャンパーってこんな感じなんだろうな・・・」と不思議な感覚に包まれた。






今回食べられる品種は4つ。そろそろ終わる「幸水」とこれからが旬の「豊水」と「南水」。あとは青梨「20世紀」の4種類。「新興」も食べられるがまだ早すぎて小さい。

私は順調に1種類ずつ食べていき、1つ取ってきて剥いて食べ終わるまでの所要時間は約4分。4個食べて残り時間は10分。600円の元は取って「さぁココからだ!」と気持ちは前向きだが体が動けない。汗

そりゃそうだ。今まで「梨」を1度に3つ以上食べた経験など無く、ぶどうに比べて咀嚼数は圧倒的に多い。もう満腹感ハンパ無く、それでも私が最後の1つ、5つ目に選んだのは「幸水」だった。

甘味・酸味のバランスや食感はそれぞれ独自の良さがあるけど、私は「幸水」の皮を剥いている時にハジけるように広がる香りが一際印象に残った。あえて順位をつけるなら幸水>豊水>南水>20世紀だったけど、これは畑によっても違うだろう。ただハッキリ言えるのは「梨食べ放題でおトクと思えるまで食べ続けるのは難しいぞ!」というコト。何かの参考にしていただければチャレンジした甲斐があったと思えるだろう。



妻も4つ食べて椅子にもたれかかっていた。健闘を称えたい。


【フルーツ狩りスケジュール】
いちご狩り 1月中旬〜5月中旬
さくらんぼ狩り 6月上旬〜7月上旬
メロン食べ放題 7月上旬〜8月中旬
メロン1/2食べ切り 7月上旬〜8月上旬・9月10日〜9月30日
ブルーベリー狩り 7月上旬〜8月中旬
もも狩り 8月上旬〜8月下旬
ぶどう狩り 8月下旬〜10月下旬
なし狩り 9月上旬〜10月中旬
りんご狩り 9月上旬〜11月中旬
※料金・詳細はフルーツランド北会津まで
平日専用電話(0242-58-3646)福島県会津若松市北会津町








満腹のまま喜多方市の外れ、新潟県境にも近い飯豊山の麓・山都町「宮古」地区へ。




幅員の狭い山道を約10Km行ったところに蕎麦好きなら誰もが知っている「そば集落」がある。これは「秘境」と言っても過言では無い。





「水そば」が有名な【とのや】。3年ぶりだ。




メニューは天ぷらなどがつくA〜Cコース(平均3,000円くらい)があるが、お薦めはシンプルに水そば・塩そばが楽しめるDコースだ。(1,500円・メニューには無い)




注文するとそば汁とさしみ蒟蒻が置かれる。水そばは文字通り「水」だけで食べる蕎麦だが途中で飽きたらつゆで食べればいい。飽きないけど。




名水「夢見の水」に入った十割蕎麦。これだけでも蕎麦の風味や甘味が十分に感じられるのだが





圧巻は塩そばだ。より強く宮古蕎麦の甘味を感じられ、自分も「蕎麦通」になったな・・・と実感できる逸品。薬味など使う理由もない。






冬は超豪雪地域となる「宮古」は水とそばの町。痩せた土地でも蕎麦の実は育つ。見た目は雑草みたいだが、周囲は蕎麦の花が咲き乱れていた。





梨5個食べて1時間後に蕎麦2杯。妻は文句を言っていたのに、結局蕎麦湯まで飲みほして満足気に店を出ていった。



※街道沿いにある夢見の水








15:00頃にはキャンプ場に戻りのんびり焚き火。気温は18℃の無風でベストコンディション。休暇村の「手ぶらでキャンプ」パックでやって来たファミキャンパパ達のサイトにも火が見えるようになってきた。最初は苦労していたみたいだけど着火できて良かったね。





妻は日が暮れるまで前回のキャンプで残っていた薪と小枝を拾ってきて燃やし続け、1度も焚き火台の前を離れるコトは無かった。私は夕飯の用意をしていたがなんか逆のような気がする。妻が楽しいならまあいいか。











昼間の梨食べ放題と蕎麦の影響なのか、簡単にカレーで済ませた。青森土産の田子にんにくカレー。




結局いつもと同じく食べてばかりの1日だったけど、これが我が家の最高のリフレッシュ。いい景色見て美味いもの食べていろいろ話して、めろ&りんとたくさん遊んで、帰ってからまた仕事頑張ろう。






休暇村フリーサイトは半袖では寒くて上着を出したが、あちらこちらからたくさんの子供達の笑い声が聞こえるなんだか夏休み中のような楽しい夜だった。





こんな雰囲気もいいねぇ。キャンプ来てよかった。







秋キャンプ【休暇村裏磐梯キャンプ場】最終日に続きます。



  


2018年09月19日

秋をできるだけ詰めこみたかったキャンプ・前編【休暇村裏磐梯キャンプ場】

2018/09/15(土)

夏の余韻を楽しみたくて草原のキャンプ場を選んで訪れたが、この3連休は生憎の雨予報。それならそれで秋の味覚を楽しむキャンプにしようと4年前の夏、磐梯山へ登頂した際に利用した【休暇村裏磐梯キャンプ場】に到着した。





09:00に受付を済ませ場内へ。前回は磐梯山がどーんのDサイト(区画)だったが今回はフリーサイト。雨とは言え秋のキャンプシーズン始まりの3連休、どれだけの混み具合になるか予想もつかなかったので早めに来たがまだ誰もおらず好きなところを選べた。しかし万が一にもこの後に「激混みキャンプ」へ移行してしまう事態を考慮して「うちのすぐ近くにはテント張って来ないだろうな」という絶妙な場所を見つけて弱い雨の中レインウェアを着ての設営。磐梯山とは反対側を見る形になるが炊事・トイレ棟にも近くなかなか開放感のあるいい場所に設営できた。

私達はサイトを離れ鼻歌交じりのウキウキ気分で麓の猪苗代町へ食材の買い出しに向かうが、この後に現在のキャンプブームの実態をまざまざと見せつけられるとは思いもしていなかった





猪苗代磐梯高原IC近くのリオンドールで食材購入。ヨークベニマルや新しい道の駅もあり2日分の食材購入後キャンプ場に戻る。雨も止み陽も出てきた。さあキャンプだ!とマイサイトに戻るとそこには衝撃の光景が・・・。


※写真は載せられません。


私と前日からいたキャンパーとの絶妙な間にやってきた3世代キャンパー。テント2張りに大きなヘキサタープ。それに車2台が私のテントにぴったり並べられていた。




まだ他にたくさん張る場所あるだろう・・・と私の車を置く場所が無くなっていたコトに閉口していたらタープ下からお母さんが飛び出して来て「車大丈夫ですか?」と聞いてきた。

初心者お父さんが親御さんと小さなお子さん連れて秋の楽しいファミリーキャンプ。その前で「大丈夫なワケねーだろっ!」なんて言えるほど私も若くはない。優しく笑顔で「ちょっとキビしいから1台だけ動かしてもらえますか?あ、オッケーですぅ〜」w

これから2日間、気が緩めばミラーをこすりそうな幅で車の出し入れを余儀なくされたが、ひと声かけてもらったおかげでその後に気にするコトはなかった。






それにしてもすっかりいい天気になったなぁ。

関東周辺は雨模様。福島まで来た甲斐あったな。今日はもうずっとキャンプ場にいようと決めて早速ユニセラをセット。まずは挨拶代わりに秋刀魚の炭焼きから。





今年のサンマは豊漁とニュースで聞いていたが、丸々太ったいいサンマだな。(1匹120円)





秋晴れの下、タープ下でサンマを炭焼きできる幸せ。1品目から「これぞキャンプ」と言えるご馳走だ。





前回の記事コメントで「秋刀魚定食作れ」と言われていたが他に用意する時間が勿体ない。やはり網から降ろして熱々をいただきたく写真を撮る時間さえ鬱陶しく思いながら1枚撮って口に運べばお決まりの・・・

「うめー!」w


隣のサイトにも聞こえたに違いない。

もっと買ってくれば良かったと少し悔やんだが、今年の秋刀魚は秋キャンプのスターティングメニューとして最高の味だった。





続いてポークシチューに取りかかる。秋味をより強く出したくてKさんレシピにしめじとエリンギをブラス。豚肉は焦げ目がつくまで炒めてある。





サンマを焼いて残っていたた熾に乗せて約1時間。まだキノコの出汁とワインとニンニク(3玉)だけなのにマイサイトには神がかった薫りが漂う。何かバターでも入れたかのような柔らかな薫りとワインの芳醇な薫りが交じりあい、これは「絶品ポークシチュー」になることを約束されているコトに気付いた。





ワインは普段から気軽に家で飲んでいるムートン・ロートシルトを忘れてきてしまったので今回はスーパーで見つけたサントリー200円ワインを使用。コイツはボルドーワイン並みの実力を持っているコトも併せて知った。






鍋にルウを溶かしてひと煮込みしたら鍋を炭から下ろして1度熱をとる。煮込むのは具材を柔らかくして出汁をとるため、冷ますのは具材に味を入れるためだ。





気付けば陽も傾いてきた。その時間を利用してひなこさんが薦めていた近くの温泉「香の湯」へ。熱めの硫酸塩・塩化物温泉で源泉かけながし。連休のせいか混んでるように見えたので1200円追加で家族風呂を利用したが妻と2人で余裕の広さの露天風呂だった。(追加500円の家族風呂もある)


サイトに戻って米を炊き、先程のポークシチューを温めて夕食。




滅多に誉めてはくれない妻が絶賛してくれた。これは秋冬のキャンプには何度も登場しそうな予感と手応えを感じた。ストーブ使ってキャンプする日が楽しみだ。Kさんありがとう!






食べたら21:00には就寝。秋刀魚にキノコに栗ごはん。ベタなものばかりだったけど今年の夏はロクなキャンプ料理しなかったせいもあり、とても充実した休暇村裏磐梯キャンプ場1日目となった。



でもポークシチューに「栗ごはん」はちょっと合わなかったな・・・。汗










後編に続きます。  


2018年09月14日

秋キャンプスタート!さて何食べに行こうか。


吹上高原キャンプ場(宮城県)



蔵王坊平国説夜営場(山形県)



種山高原星座の森(岩手県)



この夏に行った私の「草原ベスト3」と言えるキャンプ場。


しかし短期間でいきなりこんなキャンプ場を巡ってしまった「ロス感」はハンパ無く、週末のキャンプ場探しも草原ばかり探してしまっていた。

まっさきに浮かぶのは「ふもとっぱら」や「カンパーニャ嬬恋」だが、広い草原で激混みキャンプほど悲しいものは無い。他でも高額なサイト料金払えばそれなりの景観を拝めるのかもしれないがそんなセレブキャンプなんてガラでもなく、かといってリヤカー運ぶほどの甲斐性も持ち合わせていない軟弱ネコ連れキャンパー。





近場で草原・ペット可・車横付け可・低料金。そしてそこそこ空いているところ。


無いよなぁ・・・。



ハッ!



あった・・・。確か2014年の夏に登山のベースとして宿泊したが、隣のフリーサイトがすごく気持ち良さそうだった草原のキャンプ場・・・。


3連休の天候はまた雨らしいがそれならそれでいい。朝晩は草原のホットコーヒーが美味い気温になっただけでも行く価値は十分にあるハズだ。昼間は果樹園探して今度は「梨狩り」でも行ってみようか。






ひとあし早く秋の訪れを感じるフリーサイトの雨キャンプ。秋刀魚かキノコか栗ごはんか。


今から楽しみで仕方がない。






  


Posted by Suika with C at 11:45Comments(4)■旅日記◆南東北

2018年09月06日

おいしい葡萄の旅 多摩源流の郷【玉川キャンプ村】

金曜日の午後。車の窓から空を見れば台風襲来前の流れる雲。雨か・・・。


こんな時はキャンプ場も空いているだろうしサイトでのんびり雨を見て過ごすのもいいなぁ。なーんて近場のキャンプ場を検索すると「おおコレでいいや」と格安キャンプ場を発見!早速勤務中の妻にメール。


「明日から大雨だよ!」

「川が危なそう・・・。」

「寒くないかな〜」


妻から次々と送られてくる明らかに乗り気でない返事。私はひたすら無視を決め込んでいたが確かに天候は思いきり下り坂で、ホントにひどいキャンプになりかねない。コレは何か他に用意する必要があった。






キャンプ場の場所は限りなく東京都に近い山梨県。さいたま市の自宅から2時間と距離的にはなんら問題ないが周囲はなんもないところだろう。

ただ今年の夏キャンプで1度もできなかった「焚き火」がしたかったので「直火可」のキャンプ場を選んだがそれだけではチト寂しい。

よし、この時期に山梨県行くなら「ぶどう」以外に考えられない。今回は「ひたすらブドウを食べ続けるキャンプ」で行こう!そうと決まれば急いで車にキャンプ道具を積み込んだ。




2018/09/01(土)




埼玉側から圏央道に乗れば早速【八王子JCT】とその先の中央道【相模湖IC】までの渋滞表示。しかし今回はその手前の【青梅IC】で降りて奥多摩方面に向かう。青梅市街を抜ければスイスイ走れてあっという間に奥多摩湖だ。





そこから県境を越えてすぐにあった【玉川キャンプ村】。



おお!なんだかワイルドそうじゃねぇか・・・。汗


国道139号線から脇に逸れて細い道を上ったところにキャンプ場はあった。




古き良き昭和のキャンプ場。管理棟前のバーベキューコーナーは案外賑わっている。養魚場を兼ねていてヤマメ・イワナ・ニジマスの釣り場やつかみどりもできるのでそれ目当てのファミリーでだいぶ盛り上がっていたが、サイトは好きなところを選んでくれとのことだったので管理棟からだいぶ離れた静かなエリアに幕営した。





このキャンプ場のテント場はすべて電源無しの区画サイトになるが1つ1つが狭くテントにオープンタープは難しいような感じ。特に管理棟近くのサイト(26〜34番)は小さく見えた。私が選んだ1番サイトは1番大きいと管理人から聞いたがトリオドームに小型のムササビタープでギリギリっぽい。トリオドームには狭いながらも前室があるので結局タープは出さなかった。

森に囲まれたこのエリア(1〜13番)の雰囲気は「ソロキャンパー向け」で他に2組いたがやはりどちらも「ソロ」。静かなキャンプをするにはとてもいい感じだ。

サイトには細かな砂利が敷かれ水捌けは問題なさそう。すぐ脇には「川」というより「沢」が流れていて上流側は釣りや養魚場になっている。


※1番サイトより


さすが多摩川源流の地だけあって水はとても澄んでいる。炊事棟には「湧き水」も出ているようだ。


※13番サイト奥の滝




テントからの眺めは悪くない。沢は結構な音だけど慣れてしまえば心地よくなってくる。1区画2,000円の管理棟から離れたこのエリアには簡単な炊事場とトイレしか無いけれど、気軽に来れる距離でこの時期に貸しきりに近い幕営ができる価値は高い。誰にでもおすすめできるようなキャンプ場ではないかもしれないが【新富士オートキャンプ場】のようななんだか懐かしく思えるなかなか味があるキャンプ場に見えた。







標高600M、沢の音、雨に濡れた森の匂い、気温20℃。

雨は降ったり止んだりだったが焚き火を楽しむにはなかなかの雰囲気。少し秋の気配も感じた。




管理棟で買ってきた薪を頼みもしないのに斧を持ち出して割り出す妻の顔は笑っていた。ストレス発散になるんだろうな。






夕方になり早めの夕食。東北キャンプで買ってきた「前沢牛の昆布巻き」、道の駅で買ってきた「ハーブチキン」、いただき物の「京漬け物」とこれ以上ないお手軽料理(?)だが、ハジケまくった「夏の東北旅キャンプ」のクールダウンにはこんなもんで丁度いい。




山奥の澄んだ水と澄んだ空気の中で妻と2人で食べる楽しい夕食。雨がポツポツとフライシートにあたる音さえ心地よかった。





キャンプ場に露天風呂もあったらしいが雨が強く降ってきたので見送り。



その分、めろ&りんとテント内でたくさん遊んであげることができた。以前は強い雨の音に少し怖がる素振りも見せていたけど、もう全然気にしないようだ。この夏でさらに強くなったな。w




2018/09/02(日)06:00




夜中はだいぶ降ったみたいだが雨は止んでいた。今回はうまい具合に設営・撤収時に雨は降らず終日雨予報だったコトを考えれば焚き火もできていいキャンプだったな。

簡単に朝食を済ませ09:30キャンプ場を撤収。急遽決めたキャンプだったけどまた1つ高速道路の渋滞を気にせずに「お茶漬けキャンプ」に行ける場所を見つけられた。奥多摩湖周辺はキャンプ場も多いエリア。またいつか来るだろう。






キャンプ場から約5Kmにある【道の駅こすげ】。おそらくこの村を訪ねても登山・釣り以外ならここしか来るところは無いと思われるが、これがなかなかの道の駅で「源流レストラン」では川魚料理なども充実している。




私達は併設されている「小菅の湯」へ。




10:00開館19:00閉館(夏期)大人620円(3時間)
高アルカリ性単純温泉(ph9.9)。内湯は循環だが外の壺風呂などは源泉かけながし(加温)。ただすごく混んでいたので私はかけ流しの風呂には入れなかった。朝イチは地元の人が多くいるようだ。




さてここからは県道のキツい峠を越えて丹波山村に出てからは青梅街道(国道411号線)を勝沼方面へ。この道は小仏トンネル渋滞の迂回で何度も通っているが明るい時間に通るのは初めて。キャンプ場銀座だったのね。






車を走らせること約1時間。勝沼市に入ると周囲は一面ぶどう畑!


「よーし食うぞ!デラウェアでもカベルネ・ソーヴィニヨンでもなんでも持って来いやっ!」


やる気みなぎってぶどう街道に入るがどうやら果樹園によって品種や制限時間もいろいろあるらしい。どの駐車場にもコレ目当ての大型バスが停まっていて盛況だ。今の時期は主に巨峰、シャインマスカット、デラウェア、ピオーネ。何種も食べられるコースも用意されていたが、やはりシャインマスカットが入ると料金も少々高くなる(大人2.000円くらい)。





妻と協議の結果、シャインマスカットは帰ってからもイヤと言うほど食べるからココは最近ご無沙汰の「巨峰」1点に絞ることにした。時間もだいたいの店で「60分」か「40分」。年齢的にどうしても60分食べ続けられるとは思えず今回は「巨峰・40分780円コース」の1本勝負と相成った。


受付でお金を払うと「食べるのはここじゃない。ここから5分くらい歩いたとこに会場があるから。」と説明を受ける。なんだよめんどくせーなーと言われた通りにぶどう畑の小道をトボトボと歩いていくと


おお!あった!

右も左もぶどうに囲まれてなんだか楽しそうじゃないか!





ちょうど着いた時に原付バイクに乗った係りの人がやって来て

「今から40分経ったら戻ってくださいね。さあ食べるがよい!」

と言って帰ってしまった。広大なぶどう畑に妻と2人。「なんだか俺達、ぶどう泥棒みたいだな。」と少々とまどいながらもぶどうを食べ始めたが、そのペースが凄かった。それはまるでピーナッツを食べているかの如く1粒口に運んだら足元のバケツにペッ!


ペッ!


ペッ!


ペッ!ペッ!



ペッ!ペッ!ペッ!




(この間終始無言)


ペッ!ペッ!


ペッ!




ペッ!ペッ!ペッ!




(バケツにみるみる溜まっていく巨峰の皮)


ペッ!ペッ!



ペッ!ペッ!


ペッ!ペッ!ペッ!



ペッ!ペッ!ペッ!ペッ!ペッ!



気がつけば2人でもう4房。これでモトは取れたから最後にあと1房頑張ろう!とお互いを励まし合いながらなんとか食べ終え終了。汗

時間はまだ20分しか経っていなかったが目の前にぶらさがったぶどうに気持ちを抑えられずペース配分出来ないバカ2人。しかし食べている途中は1房食べたら1房切ってムシャムシャと食べる姿がなんだか野性に目覚めたような「ワイルド感」に溢れたそれはそれは楽しい時間となった。もちろん採りたての甲州ぶどうも美味かった。小学生以来の「山梨ぶどう狩り」。これからこの時期は毎年来よう。w


※ちなみに9月1〜2日は【ほったらかし温泉】下のフルーツ公園で「ぶどう祭り」だったらしい。あの1本道は大渋滞だろうなぁ。



さぁシメはやっぱりここまで来たら「ほうとう」しかない。車は勝沼ぶどう畑から小1時間で昇仙峡(甲府市)へ。




【円右衛門】10:30〜17:00年中無休

第5回ほうとう味くらべ優勝の店らしいがそんなコトはどうでもいい。ここのほうとうは美味い!昨年秋に知ってからこの日をずっと待っていた。





車中で妻に昇仙峡向かうコトを話すと「私、もう食べられないからね!」と言われていたのでオーダー時に「ほうとう1つだけでもいいですか?」と店員に聞いたら妻が間髪入れずに「私食べるよ。」と「はぁ?何言ってんの?」と言わんばかりに私を睨む。私は1つ頼んで取り皿もらって少し分けてあげようと優しい心でいたのに・・・。




おーこれこれ!昇仙峡の気温はもう「流しそうめん」より「ほうとう」日和。熱々でも美味しく食べられる。年内あと2回は来るだろう。





最後に「ほうとう」持ってくればどんな山梨の旅でもハッピーエンド。急に思い付いて出かけたキャンプだったけど、もう夏も終わりだなと少しだけ季節の変わり目を感じたいいキャンプになった。ぶどうは9月下旬まで。これから「甲斐路」も出てくるので、みなさんも出かけてみてはいかがだろうか。






2018 おいしい葡萄の旅





  


2018年09月05日

2018夏キャン最終回act.8 さよなら妻の涙とブリーズドーム編

2018/08/18(土)19:00





2018夏キャンプ最後の夜。そしてドキドキの「前沢牛ローストビーフ」は劇団家秘伝のタレと共に器に並べられた。。





ちょ〜っと火入れすぎたかな?って感じで切り方も下手くそだったけど、前沢牛のポテンシャルに助けられた我が家のロービー。




ミニローストビーフ丼はわさび醤油で。これは美味かったなぁ。


もちろんあのロービーには遠く及ばなかったけど2018夏キャンプの〆を飾る思い出深い一品となった。やはりキャンプで何かに挑戦するのはホントに楽しい。

「失敗してもいいや」なんていう気持ちを持たないように高い肉を用意したが、約2時間も1歩として肉の前から離れず本気で集中できた時間の価値は計り知れない。結果美味くても美味くなくても時を忘れて楽しめて最後には笑いあえる。やっぱりキャンプ飯って最高!


高原の素晴らしいキャンプ場と岩手の星空の下。「これぞキャンプ」と思えるような忘れられない夜を過ごせたことは「感謝」しかなかった。






今年のGWに雨漏りが始まり先日の集中豪雨にフライシートを引き裂かれながらも使い続けてきた【ウェザーマスター・ブリーズドーム240】。いよいよこれで最後の夜。





食事が終わっていつもなら早々にテントインなんだけど、ガラにもなく感傷的になってタバコを消したらまたすぐに火をつけてブリーズドームを眺めるの繰り返し。いろいろあったけど本当にありがとう。








めろ&りんもこのテントで大きくなった。





2018/08/19(日)08:00




最終日の朝を迎えた。






青森で買ってきたとうもろこしと



クーラーに残っていた食材を全部炒めて卵のせてケチャップかけたなんだかわからない料理で朝食を済ませ、いつもなら「さぁ撤収!」なんだけど





名残惜しくてなかなかブリーズドームをたためなかった。







最後にめろとりんにもブリーズドームを見てほしくて




タープ下で小1時間のささやかなお別れ会。ラストがこんな素敵なキャンプ場で良かったね。






「さ、ホントに撤収するよ。中のモノ全部出して。」


めろ&りんが遊ぶひも(ロープ)などインナーテントのポケットにいつも入れっぱなしのモノもあったので中にいる妻にこう言って私はまわりのベグを抜き出そうとしたら


「なんだかすごく寂しくなってきた。」

とインナーテントの中にいる妻がポロポロ涙を流してこう言った。。


「あだたらで一緒に戦ってきたから・・・」

そうだよな。最初は何も知らない君をいきなり冬のフォレストパークに連れていき「コレに寝るから」と言われて私が勝手に買ってきたこのテントを半信半疑で見てたよな。
あだたら吹き下ろしの風にテントは歪み「大丈夫なの?大丈夫なの?」と何度も寝られない夜を過ごしたけど毎年このテントの中で除夜の鐘を聞いてきたね。

最初は見ているだけだったけど、ここ数年は1人でも立ち上げられるようになって君にとって1番頼りにしていたギアだったのだろう。最期にこんなにこのテントを愛してくれていたコトを知って本当に嬉しかった。ありがとう。





この写真が私のウェザーマスター・ブリーズドーム最後の1枚となった。








管理棟に滞在のカードを返して【種山高原星座の森】にもさようなら。ホントにこんなキャンプ場が関東にあったら毎月来てもおかしくない最高のキャンプ場。絶対また来るから!ありがとう。






以上で2018夏キャンプ5泊6日の旅は終わり。

今年の夏は青森・岩手・秋田・宮城・山形で幕営することができて本当に楽しく快適に最高の夏キャンプをすることができた。東北は来れば来るほど新たな魅力が見つけられこの先も夏は何度も訪れることだろう。
また我が家のエーステントとして何年も頑張ってくれたウェザーマスターブリーズドーム/240。7年間の楽しい思い出をありがとう。キミのコトは生涯忘れない。

そしてこんな我が家のキャンプ記事にコメントいただいた劇団にひきさん、ハチママさん、ひなこさん、zero21keiさん、ご高覧いただいたみなさんに感謝します。ありがとうございました。


Suika with めろん&りんご










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