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2017年05月23日

2017GWキャンプの締めはやっぱりコレだった!源泉かけ流し宣言・福島県高湯温泉



GW東北キャンプは実に楽しかった。



つがる地球村(青森県つがる市)

不老不死温泉(青森県深浦町)

酸ヶ湯温泉(青森県青森市)

蔦温泉(青森県十和田市)

後生掛温泉(秋田県鹿角市)


今回のキャンプでは5つの源泉かけ流しを堪能してきた。

かなり贅沢な温泉巡りだったが帰りは岩手県八幡平からさいたま市まで約500Km。高速道をひたすら帰るだけではつまらない。

朝5:00まで水沢SAで寝てしまったのでここは朝風呂入ってサッパリするしかなかった。


花巻温泉にも心惹かれたが時間がまだ早すぎるので

帰路の中間地点に位置する福島西ICから約30分の吾妻山「高湯温泉(福島県福島市)」がベスト。

これでGWキャンプ有終の美を飾れるハズだ。



高湯温泉には2015年の年越しキャンプで1度来ていた。

温泉地手前の2〜3Kmは雪の坂にだいぶ苦戦したが

さすが【じゃらん東北満足度第1位】に選ばれるほどの名湯。

この吾妻山系の温泉は他にも野地温泉や土湯温泉など素晴らしい温泉がたくさんある。


その中でも高湯温泉は「源泉かけながし宣言」を発信している温泉地。

この宣言はその地域の施設や旅館等すべての風呂が基準をクリアしていないと出せない。

どこの風呂に行っても加温・加水なしの源泉かけながしが楽しめる。


首都圏からだと日帰りは少しキビしいが、大自然に囲まれた比較的空いているかなりお薦めの穴場温泉だ。



私が2015年に行ったのは安達屋旅館。




歴史ある大きな露天風呂は高湯温泉を紹介するポスターなどによく使われている。




ほそ長い形状で源泉の流れる1番奥まで岩風呂内を結構歩く。

場所によってはぬるすぎてどうにもならないが、源泉が流れ込む近くに行けばしっかり温まれる。

年末だったので雪見の素晴らしいひとときだった。



高湯温泉には他にも「あったか湯」という公共の共同風呂が数年前にできた。

「ダジャレかよっ!」のネーミング。まぁ役所のやることだから。


こちらもいい風呂らしいが硫化水素濃度が強すぎて内湯と洗い場が作れなかったそうだ。(源泉地まで60M)

私は風呂に行ったら洗髪したいのでここはパスする。


というより今回は「旅の手帖」冬の温泉特集に度々登場する安達屋と肩を並べる・・・

いや、それ以上だった2017上半期版温泉MYBEST10堂々の第2位!のココに来たかった。



【高湯温泉・玉子湯】9938点!


1位の蔦温泉と僅差だが雪の時期ならどちらが上かわからなくなるようなスゴい温泉だった。




10:00 日帰り入浴受付開始時間。

ゴールデンウィークなのに他に人はいない。

館内で受付をしたら地下に降りて建物の外に出るとそこはまさに「温泉天国」。

旅館の建物に沿って小川があり、かけ流しの湯が流れている。




まず正面に古い小屋が現れた。




湯の名前は忘れてしまったが、かなり趣のある浴室。浴槽のすぐ隣が脱衣場だ。




本館を出てすぐにあるので厳冬期には助かるのだろうか。情緒ある風呂だけどここはスルー。




小路を下っていくと次に「女性専用」と書かれた小屋が出てきた。誰もいないとわかっていても見るわけにいかなかった。




更に奥にすすむと1番奥(だと思う)に足湯。




まわりの景色が素晴らしい。

そして少し戻って本日のメイン!




萱ぶきの湯小屋「天渓の湯」。

入ってすぐに脱衣場。





ここから細かい事はあえて申し上げない。見てくださいこの青みがかった素晴らしい硫黄泉。



















湯に浸かり目を閉じれば流れ落ちる源泉と目の前を流れる川の音しか聞こえない。

日常のせわしなさやつまらないダジャレなどはこの湯がすべて飲み込んでしまい、その存在を「無」にしてしまうだろう。

「露天風呂部門」または「硫黄泉部門」が創設されれば間違いなく1位を争うハズだ。

ぜひ苺、いや1度ご堪能いただきたい。

とにかく09:50分に入館することを強く奨励します。




館内にある内湯。


福島西IC方面からならおそらくフルーツラインと呼ばれる道を通って来ることになる。

晩夏から秋にかけては福島が誇る「桃」が美味いはずだ。

ぜひまた訪れたい。






これが2017GWキャンプの締めくくりとなりました。


長々とした投稿記事をご高覧いただきましてありがとうございました!









あ、最後の最後に二本松の杉乃家で「浪江焼そば」食べました。笑








  


2017年05月18日

それがキャンプ act.5 いつかどこかで野遊びを・・・

10:00。朝食を終えたあとTATONKAの下でコーヒーを飲みながらの歓談時間。

キャンプのことやブログのこと、身の上話し等々。



ふと気がつけば師匠がいない。



なんとCABANONで静かに寝ているではないか!



いや、寝るのはいい。


バーナードショーは「望みに忠実に生きよ」と言ったかもしれないが


そ〜っと何事もないようにフェイドアウトしていくのはやめていただきたい。w


そういえばこの人、昨夜も同じ行動していた。意外と自分勝手なのかもしれない。



奥さまがCABANONの中にいる師匠に気づきテントの外から声をかけた。


奥:「そうやって寝ちゃうから後で後悔するんでしょ〜」


テント内からボソっと返答する師匠。


師:「後で後悔しないために寝ておくんだよ。」



もっともらしいが口の減らないキャンパーだ。







14:00。後生掛温泉から帰るとTATONKA下はのんびりとした雰囲気だった。

誰もが「こういう時間っていいな」って思える午後のひととき。

師匠はKim君をひき連れて山菜採りに行っているらしい。




そんな時間に奥さまからさり気無くフライドポテトがテーブルにおかれる。

この人、記念日や大勢のキャンプ時に出張サービスとかしてくれればいいのに。重宝しそうだなぁ・・・なんて思う。(失礼しました)



しばらくして師匠がニコニコしながら帰ってきた。手にはたくさんのタラの芽やらなんやら。




いいっすね〜こういうの!

山菜の知識がない私は素直に憧れる。


奥さまはさっそく料理しようと種類ごとに分けだした。

師:「あれ?これはなに?○○に似てるけど違うような・・・。」

奥:「これは△△でしょ。美味しいよ〜」

師:「へ〜ホントに?」


奥さまはすぐにスマホで検索。

奥:「え〜と、△△は葉と茎に毒があって・・・」


おいおいおいおい。

間一髪セーフだったようだ。





そんな楽しい時間はとんでもなく早く過ぎていく。

16:00。師匠とOriさん、Kim君が今夜の宴の準備を始める。



私はチェア以外の撤収を終えていた。

まわりが準備をしている時間は何もしないで座っているだけ。淋しい。


妻は帰る時間に関しては無言を以て私に委ねていた。

妻に運転免許は無く、帰る時間が遅くなればなるほど辛くなるのは私だからだ。


しかし私がまだこの場にいたいことも知っている。


時刻は17:00。今から出ても本日中の帰宅は難しいだろう。

いや、そうじゃなくて

今、ここで宴が始まろうとしている直前に、誰が帰ると言い出せそうぞや!!!
(言い回し方がよくわかりません)


あと1時間・・・、あと1時間だけ居さしてくれ!



夕方に差し掛かる頃、西から風が吹き出した。




Kim君が風避けを作ってくれるがまだ足りずOriさんのDDタープを足したら一気に解消、安心できる空間となった。さすが東北キャンパー。


更に本日の主役となった焚き火台をTATONKA下中央に配置。

これ最高。




ああ・・・こいつは「本物」だ。


みんなで焚き火を囲みこれからの時間を楽しみにしているこの時、ここにいる幸せを心底感じた。





風は強さを増し気温もグッと下がってきたが

満身創痍のTATONKAだけどタープ下はとても暖かく

その状況と雰囲気は言葉にできない。



師匠は風を見ながらTATONKAのポールを低くし

Oriさん、Kim君は素早く陣幕をつくる。

その一挙一動は今までの経験から培ってきたもので

私の目にはとてつもなくカッコよく、頼もしく見えた。



雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ

天候を読みながら準備を始め

風呂に入って山菜摘んで

写真を撮りながら肉を食い

ピザを焼きながらみんなの酒を作る。

バカ話ししながら酔っぱらい

焚き火に薪をくべながら私達には気をつかう。

最後はいつのまにかいなくなり

自然に包まれ愛するテントで眠る。



キャンプを楽しむその姿のなんと見事なことよ。

そんなキャンパーに私もなりたい。





今はかなわないや。









さあ行くゼ!フィナーレは謝肉祭だ!!


Oriさんから遠野名物ジンギスカン!なんといきなり下の写真×3皿!



これだけで結構腹膨れました。

奥さんチーズのせピーマン最高!



続いてKim君からは豚ステーキ鉄板焼!



ヘビーだな、おい。自宅で下準備してきたって?スゲーな20代のくせに。


とどめは師匠から仙台名物牛タン網焼き!もう食えないっす・・・。



しっかりいただきました。



まだ鶏肉もあるよ〜とニッコリOriさん。やめてくれ。
(Oriさんの鶏肉とソーセージ、私の田子牛ハンバーグは翌日にまわしてもらいました。)






さんざん食って盛り上がってふと時計を見れば21:00。汗


悲しいけど別れの時間だ。

腹いっぱいでこんな時間に高速乗ったってロクに運転なんかできやしない。

でもテント片付けちゃったしメロンも車で寝てるし・・・



さて帰るか!




師匠や奥さま達に見送っていただき私達はキャンプ場を後にした。





「本気で遊ぶ」を見させて貰った。

ブログ「今日もどこかで野遊びを・・・」を見て楽しいのは、劇団にひきさんがキャンプを楽しむことに本気で取り組んでいるからだ。

彼と奥さまが楽しんでいる姿を見て私も楽しく感じられたことが実に面白い。

なんかすごいショーを見た感じでキャンプ地からキャンプ地まで渡り歩き公演しているような

まさに「劇団にひき」だった。


ずっと憧れていたそのキャンプスタイル(道具ではない)。

実際に目にしてがっかりしたことなんてピザの焦げ目以外何もなく

本当に夢のように楽しく刺激的な時間だった。

青森から岩手まで全部ひっくるめて

東北最高!!!





ご一緒してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

またいつかどこかで遊んでください。

5月5〜6日GWキャンプ
岩手県・妻の神広場 Suika  続きを読む


2017年05月17日

それがキャンプ act.4 雪の後生掛温泉と涙の撤収。

それがキャンプ act.1 CABANON&TATONKA
それがキャンプ act.2 夕暮れのBIALADDIN
それがキャンプ act.3 こんな酒が飲みたかった。

05/06(土)

長いようで短く感じたGWキャンプもとうとう最終日。




晴れ間も見えるが天気は下り坂のようだ。

東北組は本日も泊まりだが私達は夕方に撤収、500Kmの帰り道となる予定。

旅の途中だったらこんな寂しい感じもしなかったのだろうか。


久しぶりに飲んだけど起床05:30。

テントを出たら師匠もカメラ片手に起きてきた。さすがブロガーの朝は早い。昨夜まあまあ飲んでいたのに。




雨が降ってきそうだったのでメロンのテントにもフライシートをかけておいた。


ほどなくしてTATONKAからいいにおい。



仙台名物らしい。栃尾の油揚げみたいだ。



こういうのを一品に選ぶトコにもセンスを感じる。




あっという間に並んだ朝食。

米は師匠が用意してくれたササニシキ。




「炊飯」には一家言を持つ私だがここは師匠の腕前も見てみたい。

奥さんが米と水をシングルバーナーにセット。


師:「で、最初はどうするんだっけ?」





耳を疑った。

いつも上手く炊き上がっているのはフランス製鋳鉄鍋STAUBのおかげということか。

今回も炊き上がりは素晴らしく味もホントに美味かった。

でもなんか納得いかない。笑



しばらくして雨が降りだしてきた。

東北組はキャンプ場に近い「松楓荘」、私達は八幡平アスピーテラインの途中にある「後生掛温泉」に向かった。

後生掛温泉までは、そんなにたいした距離ではないが岩手山にかかる雨雲にやられた。




アスピーテラインの視界はひどい時はおよそ20M。1時間近くかかってようやく到着した。




秋田県鹿角市の標高1,000M位置する後生掛温泉は温泉棟のすぐ横に源泉が湧く湯治場。

アクセスは悪いが強酸性の硫黄泉信者は多くその湯を求めて全国から浸かりに来る名湯だ。




ここも総ブナ造りの浴場、湯の湧出量も豊富で文句のつけようが無いが

ゴールデンウィークにはもう来ないことにした。笑




この温泉は今回で3回目。昼食はきりたんぽ定食。





アスピーテラインは帰りもスゴい濃霧。

キャンプ場に戻ってから悔やんだのが東北組が行った「松楓荘」。

素晴らしい温泉だったと聞いた。

さらに後日ブログにアップされた写真を見て天を仰ぐ。



広場の横には川が流れていた。雪解けの水で水量が増しているのだろう。

滞在中は常に流れの音が聞こえていたなぁ。



「松川」と言うらしい。ナビの地図でみたら北上川に流れている。

岩手山とこの川の音が今回のキャンプを思い出す時最初に出てくるはずだ。



雨があがったので私達は撤収を始めた。

ここが福島くらいだったら間違いなく「延泊」の申し出をしていただろう。

しかし東北道とはいえゴールデンウィーク最終日。渋滞を考えるとやはり今夜中には帰りたい。




風が吹いていたのでテントは乾いていたが、付いていた桜の花びらを落とすのが名残惜しかった。







たくさんかまってくれてありがとう。byめろん





最終回それがキャンプ act.5 いつかどこかで野遊びを・・・につづく  


2017年05月16日

それがキャンプ act.3 こんな酒が飲みたかった。

それがキャンプ act.1 CABANON&TATONKA

それがキャンプ act.2 夕暮れのBIALADDIN





これがあの格好良過ぎる一点物のファイヤーハンガーか・・・。



へぇ・・・。




カッコいいじゃん。



タープ下コックピットでは奥さまの手によるラムラック解体ショーが終わっていた。




この画まさに THE CAMP!

いや、普通こんなのやらないって。インディアンみたい。





そして登場してきたのがコレ。5月4日の記事DCMのピザオーブンだ。本格的なナポリピザが焼けるらしい。


私はこの記事を青森市内で見たばかり。


まだ購入したばかりじゃないか!

まさか我々をこのオーブンの実験台にしようとしているのでは?

Kim君やOriさんのお連れさんはまた美味いものが食べられるとはしゃいでいたが

私は比較的冷静だった。



焚き火台へ予定の温度にあげるため師匠が薪をくべる。

奥さんは数枚のピザを袋から取り出した。


えっ!?そんなに?


おそらく成功するまで焼き続けるつもりなのだろう。

そしてブログに載るのは成功したピザだけだ。


しかし私はブログ「今日もどこかで野遊びを・・・」には大変お世話になっている。

ここは「美味そうな本格的ピザをほうばるキャンプ仲間」の画のため喜んで人柱になろうではないか。


オーブンのまわりで師匠が声をあげている。

「あーっ!」

「コレで上手くいくハズだ!」

「ダメかっ!?」



私は2杯目にニッカのブレンダーズスピリットをオーブンから漂う焦げ臭い香りと共に丸氷でいただく。これは美味い。




ピザが焼き上がる前に出されたキノコのアヒージョ。後ろのオーブン前で師匠が悪戦苦闘している。




ヘビースモーキーだった1枚目。

※画像はお見せできません。

改良点を克服した2枚目。



そしてカレーナンの3枚目は十分ピザ屋レベルだった。







念願だったラフロイグ・クォーターカスク。難しいことはよくわからんが美味いなぁ。




我が家は青森のイカとホタテで応戦した。




奥さんにマイバター乗せを懇願されたので個別メニュー。



桜の花が舞い散るホントに楽しい夜だ。
いつまでもこんな時間が続けばいいのに。


5杯目にはボウモア12年、6杯目のカクテルをいただいた頃にはすっかり腹も満たしていた。






そこにキッチリ仕上がったコレ。









これだからキャンプはやめられない。








つづく
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2017年05月16日

それがキャンプ act.2 夕暮れのBIALADDIN

それがキャンプ act.1 CABANON&TATONKA






こんな日が来ようとは。

八幡平の空の下にColeman WeatherMaster、OgawaCampal Milford23(めろん待機用)、Cabanon Neptune3が並んだ。

感無量の夕日。生涯忘れないだろう。


少しして「今日もどこかで野遊びを・・・」に度々出演されている東北キャンパーOriさんとKim君が加わり東北4vs関東2といささか不利な形勢となった。



手前Oriさん 奥Kim君(窓付きSOUTH FIELD・新幕)


そして初めてのタープ下乾杯。



※「今日もどこかで野遊びを・・・」より無断借用


フレッシュミントのモヒートが爽やかな香りを横に座る妻にも伝えた。




口当たりもよく何杯でもいけそうだ。


ハイランダーのテーブルには近くの産直で仕入れたタラの芽が置かれた。




味もさることながらキャンプでサクっと天ぷら揚げてしまうところがカッコいい。

ふと気が付けば師匠と奥さまが2人並んで座りバーテンダー&シェフのスタイルになっていた。



こんなもてなし他にあるまい。

会社員時代に「接待」を受けた事は何度もあるが

それは金を使って更なる利益を出そうとする「ビジネス」だ。

このお2人とはなんの利害関係もない。

なのになぜこんな事してくれるのだ。


なんでも損得で考えてしまっていたマイロンリーハート。

2人は純粋にキャンプを楽しむ為にこんなスタイルを用意してくれた。

もうそれだけで胸がいっぱいだ。



夕日が沈みかける頃、彼がおもむろに席を立った。



来たか・・・。





それは「今日も〜」を愛読されているなら知っているあの「儀式」の始まり。



初めて見る灯油ランタンBIALADDINの着火。

私は彼がいつも楽しみにしているこのプレッシャーランタン着火を邪魔してはなるまいと席を離れずに見ていた。


アルコールでプレヒート。その姿はさすがにサマになっている。


しかしたかが明かり1つ灯すのにこんな手間のかかるアクト。

まぁわからないでもないが本人が好きでやっているのならそれがキャンプ。



さあ、この宴を盛大に照らしてくれメイドインイングランドよ。


彼は慣れた手つきでポンピング。

からの・・・





大炎上!!!w



あ〜あ、これだからヴィンテージってヤツは・・・


とは言わなかったが私は自分のUNIFLAME UL-X(CB缶)をボタンひと押しでポン!と着火させ、これみよがしにテーブルに置いてから彼に近寄った。



めろんも心配なようだ。



BIALADDINを覗きこむ師匠。ブログではサラッとカッコよくまとめていた。




再ポンピングで着火。静かな音を出しながら灯りはゆっくりと強くなっていく。

その時発生したわずかな煙りは少年時代を思い出させる懐かしいストーブのあのにおい。

それは少しだけケロシンランタンもいいなぁと私に思わせた。






つづく

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2017年05月15日

それがキャンプ act.1 CABANON&TATONKA

Prologue(前編)
Prologue(後編)



管理棟で受付を済ませ14:00に入場。

桜満開の広い敷地にはたくさんのテントが設営されていた。


広場の中央では子供キャンパー達がすぐ脇を流れる川の音と一緒になってはしゃぎまわっている。



その中で捜すまでもなく一目でわかるソレ。





Cabanon Neptune 3


ああ、ついにこの時が来たか・・・。





TATONKA 1TC


携帯電話のブラウザでしか見られなかった「今日もどこかで野遊びを・・・」が今、私の目の前に展開されている。

この時の感動は言葉で説明できない。



車を降りてサイトに近づくとタープ下でご夫婦は細かな準備をしていた。


挨拶と同時に私がタープ設営が見られなかったことを残念がると

劇団にひきさんは準備の手を止めてメインポールの前で設営の仕方を教えてくれた。






タープ下に招かれチェアに座るとこんな1カット1カットが目に入る。

場慣れしているご夫婦はリラックスした表情をしているがこっちは胸いっぱい。


そりゃそうだ。


今まで毎週さまざまな彩り鮮やかなフィールドで活躍してきた歴戦のギア達がずらり並べられている光景には言葉も出ない。


1年以上そのキャンプスタイルに憧れ続けたご夫婦と同じタープの下で同じ時間を共有しているのだ。




もう「偵察」やら「アラ探し」などと言う言葉は頭から完全に消え

少しでも邪念を抱いていた自分を恥じる。



年越しキャンプの夜にBAHARI内で会話したわずかな時間も深く胸に残っているが


やはり「今日もどこかで野遊びを・・・」はこの青空の下が最高にイケている。







私はタバコに火をつけてコールマンチェアの背に寄りかかるように

劇団家の「顔」とも言えるTATONKA 1TCをゆっくり見上げた。







「タープ、ボロっ!」(笑)



横で乾杯の準備をしてくれていた奥さまの手が一瞬止まった。



なんということだ!?


これがブルゴーニュの風になびくあのタープなのか?


「切り妻」やら「寄せ棟」やらと変幻自在なスタイルを誇り

ナチュログ読者の憧れにもなっているあの劇団家TATONKA???


よく見ればうっすらと汚れているしポツポツ穴も空いている。

処理は見事だがハッキリとわかる補修テープや裁断の跡!


まぁ100泊以上もしていれば劣化は仕方ない。それにトコトン使い倒そうとする姿勢は激しく共感できる。

にひきさんも苦笑いしているし、これ以上場の雰囲気を悪くすることは控えた。



次に私の目に入ったのはカクテル用に並んだ数々の洋酒の向こう。

これもTATONKAと並び劇団家の象徴とも言える窓におしゃれなカーテンが付くフルコットン幕。







「CABANON、色うすっ!」(爆)



言っていいことと悪いことがある。また余計なことを口走ってしまった。

奥さまがCABANON幕への愛着をついさっき妻に語っていたばかり。

手に握っているナイフが凶器に見えた。



それにしても私の目の錯覚なのか。

写真で見ていた緑に映えるあのキレイなオレンジ色ではないのだ。

「中はまだキレイな煉瓦色なんですよ〜」とにひきさん。なぜか言い訳にも聞こえる。

しかしこれもCABANONへの愛着から来た必然の現象。誰も彼を責めることはできないだろう。



遅れてやってきたにもかかわらず着いて早々私の無礼な発言にも寛容に受け答えをしてくださった。





ほどなくして私に1杯のカクテルが振る舞われ

桜の木の下で花見キャンプ(初日)の夜がスタートした。







つづく




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2017年05月14日

それがキャンプ(Prologue後編)

それがキャンプ(Prologue前編)



「前日は仙台市内の温泉宿で親戚と法事」

劇団家情報を事前にキャッチしていた。




「自分達だけ勝手に早くチェックアウトしてくるわけにもいかないだろう。ならば買い出し等も含め到着は早くても昼過ぎだな。」

と考え30分は先着しようと思っていた。設営シーンを拝見したかったからだ。


今日もどこかで野遊びを・・・の過去記事を遡っても荷物を車に目一杯詰め込んだよくある「積載完了!」とかの画は無い。

いつもブログで見ているあれだけの道具類を小さな車に詰め込んでくるその姿は想像の域を越えているハズだ。

ならば私が激写するしかない。



実は1週間前の29日、今回の青森旅行の前に岩手県の小岩井農場に寄ったのは休憩するためだけではなく

戦場となる「妻の神広場」の事前偵察が主な目的だった。

29日はまだオープン前だったが管理人さんに1週間後に予約していることを告げると場内の視察を許された。

その際に管理人さんへ「劇団家と一緒です」ということも伝えたが今日私がここへ来たことは忘れて欲しいとも頼んでいた。



「妻の神広場」は岩手山を目前にした桜の木々が美しくGWキャンプ最終日を飾るにふさわしい見事なフィールドだった。

劇団家奥方の情報収集力から出会えた賜物である。





いきなりほぼ初対面、初グルキャンで初舞台(フリーサイト)という状況に押し潰されそうだったマイリトルハート。

現地を確認して少しだけ気持ちは楽になった。


話しは前後するが前記事の理由により到着が遅れる旨を13:00頃メールした。

「こちらも遅れていま〜す」なんて返信を期待していたが


「フリーサイトの真ん中に張りましたよ。岩手山が目の前です!急がずゆっくりどうぞ。」



もう着いていたか・・・。

これじゃ荷物満載の画どころか設営のバタバタさえも見られないじゃないか!


私は軽く舌打ちをしながら「よろしくお願いしま〜す!」とフレンドリーなメールを八戸道から送信した。


次回はホントに入場します。



本編につづく


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2017年05月12日

それがキャンプ(Prologue前編)

八幡平のキャンプ場到着予定時刻は12:00〜13:00。

蔦温泉で最高の湯を堪能してきたが、十和田湖からはそのまま南下すれば岩手・八幡平までそんなに時間はかからない。


ハズだった。




十和田湖の手前「奥入瀬渓流」は多くの観光客で賑わっていて安全運転を余儀なくされた。





十和田湖畔から県道に入り進路を西に向ける。

以前記事にした田子に実家がある仕事仲間の生誕地に行かなければならなかったからだ。

往路で寄ってくる予定だったが高速道で雨が降ったり長距離運転の疲れなどで「いいや〜行かなくても」なんてその時は思ったけど

土産話しを楽しみにしているだろう奴の顔を思うと行くしかなかった。あ〜面倒くさい。w

まさに「原生林」「荒野」と言えるような峠道をいくつか越え1時間以上かかってようやく着いた「田子町」。

わかっちゃいたけどニンニク以外はホントなんもない所。

教えてもらった「池田ファーム」「田子ガーリックセンター」が大繁盛していたのには驚かされた。




ふりかけやらカレーやらせんべい等を購入(全部ニンニク系)して町を後にした。



八戸道を通って「松尾八幡平IC」へ向かう。

ここは2月に弾丸バスツアーで通った道。その時は雪だったが今回は桜が咲いている。

花見キャンプの準備はできているようだ。



さて今回の東北キャンプを敢行するにあたり私には誰にも言えない1つの壮大なる裏計画があった。


それはあまりにも素敵なキャンプを続けている「今日もどこかで野遊びを・・・」を実際にこの目で確認すること。


確認内容は下記の3点だ。

1:毎週毎週あんなお洒落キャンプができるハズは無い。

2:1つ1つのキャンプアクトがすべてうまくいくハズも無い。

3:なにか私の方がイケてるところがあるかもしれない。



思えば昨年の2月。集中治療室で彼の生きざまに出会った。

毎週毎週の出撃。年間80泊?アホかと思いながらも勇気と希望をいただいた。

最初の半年は恐れ多くてコメントできなかった。

その年の晩夏、彼は私がよく行くキャンプ場でいつものようにお洒落キャンプを楽しんでいた。

設営しているサイトもわかるしキャンプの雰囲気も伝わってきた。

私はその翌週初めてコメントさせてもらったが、その時の緊張はわかるまい。


ナチュログの順位やPVなんかはよくわからないが、他の人のコメント見ていればすぐにわかる。

私などが気軽に声かけられるキャンパーでは無いということ。




しかし彼は私にも他の仲間と同様に返信をくれた。それが楽しくて嬉しくて2日に1回アップされる記事を心待ちにするようになった。

偶然にも大晦日のキャンプで彼を見かけた。正確に言えばBAHARIが設営されているのを見て

「お〜っ!」と車を運転しながら携帯カメラのシャッターを押した。



この場は撮り逃げした。


妻が今でも言う。「あなたが自分から知らない人に声かけるの初めて見た。」と。

元旦の朝、管理棟で食時中にお声かけさせてもらったことは誠に非礼だったが「この機会を逃してしまったら次は無いかもしれない」という衝動を抑えることができなかった。


それからはブログ上で大変懇意にしていただき現在に至っている。


しかし人間、歳をとると愚かな考えを持つようになり

完璧なアクトなら尚更ナナめから見てしまうようになった。イヤな性格だ。



彼は私の「キャンプ師匠」だ。これは間違いない。

それはお洒落な道具やカッコいいアイラモルトでもなく

キャンプに向き合う「姿勢」なのだ。


その辺を表情は笑顔で、しかし内心は腹黒く探ってみたい。


本当は奇襲作戦をとりたかったが、さすがにそれは失礼だ。


「拝啓:GWに北東北に行くのですがどこかに出撃されますか?
よろしければ御挨拶に伺いたいのですが」

と私からメール。

「では一緒にキャンプしましょう」とお返事いただき今回の運びと相成った。

場所は岩手山山麓の「妻の神広場
」を指定された。

フリーサイト(電源無し)


いきなり先制パンチを受けた感じだったが妻の「そりゃそうでしょ、にひきさんなんだから。」の言葉に覚悟を決める。


東北道を降りて岩手山が目の前に迫ってきた。


時刻は14:00、2時間の遅刻だ。

落ち込んでいる場合ではない。気を引き締めて入場した。




つづく。w



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