2017年08月21日
夏キャン(北海道編)act.3 暴風の襟裳岬・こんなトコまでスノーピーク!?
8月12日(土)
長万部セブンイレブン駐車場で朝を迎えた。曇り空だが雨は止んでいる。
さあいよいよ北海道キャンプの始まりだ。
最初の目的地は日高地方の先端・襟裳岬。
朝イチの誰もいない洞爺湖・昭和新山経由で日高道へ。

先日、今年種牡馬生活を終え生まれ故郷の日高太陽牧場に帰った第65代ダービー馬スペシャルウィークの記事を目にした。
初めての重賞制覇となった京都競馬場のきさらぎ賞ではたまたま居合わせたのだが
大観衆の中山競馬場・有馬記念では私のいたゴール前を駆け抜けた。
勝利を疑わないユタカはウィニングランをするも確定着順はハナ差2着。
そして惜しまれつつそのまま4歳で競争馬を引退。
北海道の社台スタリオンステーションの放牧時にはその姿を見ているだけでG1ファンファーレが聞こえてきた。

今回、日高太陽牧場に行ってはみたが予約もなにもしていないので会うことはできなかったが
どこか厩舎の中にいるのだろう。ゆっくりと余生を過ごしてくれることを祈る。熱い時代をありがとう。

新冠(にいかっぷ)のサラブレッド銀座や静内の二十間道路。
私は何度も来ているが札幌・小樽・函館の街並みしか知らない妻に見せたかった場所の1つだ。

数えきれないほど並ぶ牧場に北海道らしさを思いきり感じる風景。ゆっくりとした時間が流れる。

セイコーマートのゆでとうもろこしを食べながらさらに太平洋沿いの道路を南下。

念願の襟裳岬。
しかし車から出るとそこはかつて経験したことのない凄まじい風!立っていることもままならずしかも寒いっ!

「襟裳の春は〜何も・・・ない・・・」

あまりの風に息がしづらくて歌えない。
岬の先端には数頭のアザラシが岩に乗って休息していたが、私達は早々に退散した。
ホントに何もないところ。でも断崖絶壁から見下ろす岬は少し怖さを感じるくらい迫力の大パノラマ。
レコード大賞の受賞曲をこの曲と予想して信じて疑わなかった小学生時代。
歌の良さなどわかっているハズもないのに胸に響いていた。

あれから何十年という時間が経ってしまったが来てよかった。
これからはこの情景を思いながら気持ちを込めて歌えます。笑

進行方向を帯広方面にとり妻は助手席でガイドブックを見ながら今夜の営地探し。

なんやかんや協議の上決めたのは【ポロシリ自然公園オートキャンプ場】。
電源は無いが区画されたキャンプ場で利用料1,800円。
あれ?北海道にしてはチト高いかな?なんて疑問もあったが
セブン駐車場泊明けの今日は早めに安住の場所が欲しかったのですぐにキャンプ場へ空きがあることを確認して1区画おさえた。
キャンプ場は帯広の市街地からおよそ30Km。中札内(なかさつない)村の雄大すぎる畑が広がる地域に隣接していた。

とうもろこし畑が延々と数キロも続くような光景。見える道はどこまでもまっすぐだ。
そのエリアを抜けた日高山脈・十勝幌尻岳山麓の林の中にキャンプ場はあった。クマ出没注意。
周囲はワイルドだが場内はなんとも小綺麗でサイトには芝がビッシリ。

何かおかしい。

こんな高規格のにおいがするキャンプ場とはガイドブックに一切書かれていない。

受付を済ませようとこれまた洒落た管理棟の扉を開けるとそこにはなんとスノーピークの直営店!!!

なにぃ???
「北の国から」のオヤジのように無骨な管理人の登場を期待していたが
店内は若く洗練されたスタッフ達が事務的に業務していた。
キャンプ場の名前も【ポロシリ自然公園オートキャンプ場】から
【スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド】に変わっている!

聞いてないって・・・
これじゃ中はトルテュやランドロックがウジャウジャで・・・まさに「アウェイ」!
なんでこんな大自然の中、ウェザーマスターで肩身の狭い思いをしなければならないのか!
サイトを指定されておそるおそる車を奥に進めると
中は意外にも緑コールマンとホームセンターテントばかりでファミリー中心。スノーピークなんてちょこっとだけ。笑

そうかそうか、いいところじゃないか!とホッと胸をなでおろしながらA-19番に設営。

利用することはなかったがシャワーや洗濯機も無料らしく、これなら1,800円も納得だ。

スノーピーク以外はこれといった特色の無いキャンプ場だが、それが1番の魅力と感じる気持ちのいいキャンプ場だ。
フリーサイト(800円)でも問題無かったがやはり時期が時期なので区画サイトにしたがタープ+テントは問題なく張れる広さ。施設の清潔さも最高レベル。
周囲の日本有数の畑群はガイドブックにはあまり載らないが一見の価値はある。
ホントに見えなくなるまで続くまっすぐな道と地平線を感じる無数の畑と農作物。
ガイドブックには管理が「帯広市役所」となっていたが、こんな場所に目をつけるスノーピーク、さすがだ。
キャンプ場の脇を流れる川でニジマス釣りが楽しめる広大な自然公園の一角。迷ったらココ!と言える安心のキャンプ場だった。
この日はサイトでお湯を沸かすことすらせずに夜は帯広市内の「はげ天」で名物の豚丼。

おそらく今まで食べたこのテの丼の中で1番美味いと感じた。

初日から手抜きキャンプ全開だがこんな夏を過ごせるコトに妻へ感謝しつつ21:00に就寝。
芝の絨毯で寝心地はとても良い。
いいな〜北海道!笑

夏キャン(北海道編)act.4 濃すぎるオンネトー温泉・快適すぎる虹別オートキャンプ場・夜は川湯温泉!に続きます。
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長万部セブンイレブン駐車場で朝を迎えた。曇り空だが雨は止んでいる。
さあいよいよ北海道キャンプの始まりだ。
最初の目的地は日高地方の先端・襟裳岬。
朝イチの誰もいない洞爺湖・昭和新山経由で日高道へ。

先日、今年種牡馬生活を終え生まれ故郷の日高太陽牧場に帰った第65代ダービー馬スペシャルウィークの記事を目にした。
初めての重賞制覇となった京都競馬場のきさらぎ賞ではたまたま居合わせたのだが
大観衆の中山競馬場・有馬記念では私のいたゴール前を駆け抜けた。
勝利を疑わないユタカはウィニングランをするも確定着順はハナ差2着。
そして惜しまれつつそのまま4歳で競争馬を引退。
北海道の社台スタリオンステーションの放牧時にはその姿を見ているだけでG1ファンファーレが聞こえてきた。

今回、日高太陽牧場に行ってはみたが予約もなにもしていないので会うことはできなかったが
どこか厩舎の中にいるのだろう。ゆっくりと余生を過ごしてくれることを祈る。熱い時代をありがとう。

新冠(にいかっぷ)のサラブレッド銀座や静内の二十間道路。
私は何度も来ているが札幌・小樽・函館の街並みしか知らない妻に見せたかった場所の1つだ。

数えきれないほど並ぶ牧場に北海道らしさを思いきり感じる風景。ゆっくりとした時間が流れる。

セイコーマートのゆでとうもろこしを食べながらさらに太平洋沿いの道路を南下。

念願の襟裳岬。
しかし車から出るとそこはかつて経験したことのない凄まじい風!立っていることもままならずしかも寒いっ!

「襟裳の春は〜何も・・・ない・・・」

あまりの風に息がしづらくて歌えない。
岬の先端には数頭のアザラシが岩に乗って休息していたが、私達は早々に退散した。
ホントに何もないところ。でも断崖絶壁から見下ろす岬は少し怖さを感じるくらい迫力の大パノラマ。
レコード大賞の受賞曲をこの曲と予想して信じて疑わなかった小学生時代。
歌の良さなどわかっているハズもないのに胸に響いていた。

あれから何十年という時間が経ってしまったが来てよかった。
これからはこの情景を思いながら気持ちを込めて歌えます。笑

進行方向を帯広方面にとり妻は助手席でガイドブックを見ながら今夜の営地探し。

なんやかんや協議の上決めたのは【ポロシリ自然公園オートキャンプ場】。
電源は無いが区画されたキャンプ場で利用料1,800円。
あれ?北海道にしてはチト高いかな?なんて疑問もあったが
セブン駐車場泊明けの今日は早めに安住の場所が欲しかったのですぐにキャンプ場へ空きがあることを確認して1区画おさえた。
キャンプ場は帯広の市街地からおよそ30Km。中札内(なかさつない)村の雄大すぎる畑が広がる地域に隣接していた。

とうもろこし畑が延々と数キロも続くような光景。見える道はどこまでもまっすぐだ。
そのエリアを抜けた日高山脈・十勝幌尻岳山麓の林の中にキャンプ場はあった。クマ出没注意。
周囲はワイルドだが場内はなんとも小綺麗でサイトには芝がビッシリ。

何かおかしい。

こんな高規格のにおいがするキャンプ場とはガイドブックに一切書かれていない。

受付を済ませようとこれまた洒落た管理棟の扉を開けるとそこにはなんとスノーピークの直営店!!!

なにぃ???
「北の国から」のオヤジのように無骨な管理人の登場を期待していたが
店内は若く洗練されたスタッフ達が事務的に業務していた。
キャンプ場の名前も【ポロシリ自然公園オートキャンプ場】から
【スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド】に変わっている!

聞いてないって・・・
これじゃ中はトルテュやランドロックがウジャウジャで・・・まさに「アウェイ」!
なんでこんな大自然の中、ウェザーマスターで肩身の狭い思いをしなければならないのか!
サイトを指定されておそるおそる車を奥に進めると
中は意外にも緑コールマンとホームセンターテントばかりでファミリー中心。スノーピークなんてちょこっとだけ。笑

そうかそうか、いいところじゃないか!とホッと胸をなでおろしながらA-19番に設営。

利用することはなかったがシャワーや洗濯機も無料らしく、これなら1,800円も納得だ。

スノーピーク以外はこれといった特色の無いキャンプ場だが、それが1番の魅力と感じる気持ちのいいキャンプ場だ。
フリーサイト(800円)でも問題無かったがやはり時期が時期なので区画サイトにしたがタープ+テントは問題なく張れる広さ。施設の清潔さも最高レベル。
周囲の日本有数の畑群はガイドブックにはあまり載らないが一見の価値はある。
ホントに見えなくなるまで続くまっすぐな道と地平線を感じる無数の畑と農作物。
ガイドブックには管理が「帯広市役所」となっていたが、こんな場所に目をつけるスノーピーク、さすがだ。
キャンプ場の脇を流れる川でニジマス釣りが楽しめる広大な自然公園の一角。迷ったらココ!と言える安心のキャンプ場だった。
この日はサイトでお湯を沸かすことすらせずに夜は帯広市内の「はげ天」で名物の豚丼。

おそらく今まで食べたこのテの丼の中で1番美味いと感じた。

初日から手抜きキャンプ全開だがこんな夏を過ごせるコトに妻へ感謝しつつ21:00に就寝。
芝の絨毯で寝心地はとても良い。
いいな〜北海道!笑

夏キャン(北海道編)act.4 濃すぎるオンネトー温泉・快適すぎる虹別オートキャンプ場・夜は川湯温泉!に続きます。
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