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Posted by naturum at

2018年02月16日

【雲見夕陽と潮騒の岬AC】とその帰り道

【雲見夕陽と潮騒の岬AC】




平坦に切られた丘に細かい砂利が敷き詰められているこじんまりとしたキャンプ場。(全22サイト)

「高規格」っぽく無い「高規格」という感じでとてもいいところでした。



08:00よりアーリーチェックイン可能。(850円/1人)




サイト指定不可・先着順。





キャンプ場は上段のサイトと下段のサイトに別れている。

眺望なら上段。風が強ければ下段に避難できる。写真は上段からの管理棟。





管理棟内に炊事場・ゴミ捨て場・トイレがある。冬季はお湯利用可。夜中に上段からのトイレは坂があるので少し面倒だ。






眺望のベストサイトは「A17」。

このサイトだけ海側がフェンスになっているので足元の海が見える。





海に向かって左側には1サイト分の「自由広場」があり他のサイトの人はここで景色を楽しむ。




キャンパーの人はきちんとわかっているが、写真撮影だけでキャンプ場に来た人は平気でカメラ片手にA-17サイトに入ってくる。寛容な気持ちが必要だ。


広場のさらに左側には眺望の良い風呂がある。




今回私は利用しなかったが日が落ちて暗くなってからではタダの風呂。明るい時間に海を見ながらの方がいいだろう。

利用中は外にある赤色灯が点いて一目でわかるようになっている。(利用時間07:00〜11:00・14:00〜22:00別にシャワー室あり)


上段海側の他サイト(A-10〜16)は海は見えるのだがフェンスではなく「花壇」。




その上に乗れば奥まで見えるが少々危ない。








土盛りの高さはサイトによってまちまち。





1番奥(A-10)は見えづらい。


A-17は頑張って朝イチ到着しただけの価値アリだった。









上段坂の上から見た下段サイト(B-1〜12)。





小さなブランコ・すべり台がある。後ろは上段に登る坂と2棟あるバンガロー。

炊事場・トイレが近い方がいいなら下段サイトだが、強風時の避難は別として海沿いのここでここは無いだろう。笑


チェックアウト時に管理人さんから

「風が強くて大変だったでしょう?」と言われたが

あの圧巻の「夕陽」と「富士」が見られたのだからすべてヨシ!





風速10M以上の日が狙い目なのか!?






また秋に来よう。




02/12(月)11:00

キャンプ場を出てせっかく伊豆まで来てそのまま帰るのもつまらないので





今回は普段キャンプバカはあまり行かないような場所2ヶ所に寄ってみた。



【韮山反射炉】(静岡県伊豆の国市)






「明治日本の産業革命遺産」として「世界遺産」に登録されたと聞いていた。

「なにそれ?」と疑問を抱きつつ約3年の月日が経ってしまったが

今回ようやくその想いを払拭することができた。


それでは知らない方のために私の乏しい頭で覚えてきたコトを簡単にご説明しよう。





【反射炉(高さ約15M)】とは熱を反射させて鉄を溶かす「炉」である。(そりゃそうだ。)


江戸幕府が江川さん(写真右の人)に「大砲」を製造する予定で建設を命じた。

当初は伊豆の下田に建設するハズだったが、ペリー来航!こりゃマズいと現在の場所に移転。

江川さんは道半ばにして亡くなってしまったが息子が後を継いで竣工するコトができた。

残された既存の反射炉はココだけである。

以上。汗



まぁこれぐらい覚えておけば十分だろう。

現在の周囲は住宅が立ち並び「世界遺産登録地!」みたいな派手さは無く、田んぼの先にキレイな富士が見えるのどかなところだった。







【三島スカイウォーク】(静岡県三島市)




「日本一の吊り橋」というお題で2年前に建造された。

おしゃれなカフェやスイーツ店が並び連休のせいかだいぶ賑わっていて「焚火臭」漂わせたキャンパーが行くような場所ではない。


国道1号線沿いにありそのまま行けばすぐ箱根。まぁ「レジャースポット」だな。


橋の手前までは無料だが橋を渡るには通行料大人1,000円(高っ!)。

無料エリアからは橋や富士山は見えない見事な設計だ。


「キャンプバカ」2人はしぶしぶチケットを買って渡ってみる。





お〜富士山キレイだな!


と思えるのは一時だけで

この時期寒っ!!耳も痛い!(ダウンジャケット必須)

橋は左側通行で立ち止まると後ろが詰まる。混雑期は嫌そうだな。


橋は400Mあって眺めはいいが中間地点くらい行くと少し飽きてきて

「渡りきったところに何があるのだろうか?」に期待するしかなくなるが


特に何もなかった。汗


ちょっとした展望台と祭りの屋台(からあけ・クレープ)みたいのが何軒かあるだけで

せっかくここまで歩いてきたのに少し寂しい気持ちにさせる日本一の吊り橋。





行きは富士山見ながら歩けてヨイヨイ

帰りは氷点下の中アゲインストの風に吹かれながらの400Mはまさに「苦行」。




行くなら春になって山桜が見られる頃になってからがいいだろう。


そのあとは箱根湯元の温泉に行ってしっかり温まりいい旅・夢気分。

今回も忘れられない冬キャンになった。










こんな景色が見たかった act.1
駿河湾を食べ尽くせ! act.2
これぞ絶景&絶品TKG(南伊豆ver.)! act.3




  


2018年02月15日

これぞ絶景&絶品TKG(南伊豆ver.)! act.3【雲見夕陽と潮騒の岬AC】




こんな景色が見たかった act.1
駿河湾を食べ尽くせ! act.2


02/11(日)

06:00。フライシートが激しく揺れる音で目が覚めた。





バタバタバタ!バタバタバタバタバタバタ!!!




今年に入って嫌と言うほど聞いてきた音。


妻:「でも外に出ると音ほどでもなかったりするコトあるよね?」



ほう・・・。


これだけテントを揺らされているのにそんな落ち着いたセリフが出るようになったか。


知らず知らずに妻のキャンパーレベルもあがっていたようだ。



上着を来てテントを出てみる。







うおお!



ムササビウィングは今にも飛び立とうとするような躍動的なカタチ。


ムササビ:「おい、そんなのんきなコト言ってねーで早くなんとかしてくれよ!」





わかったわかった。


私はタープを下ろしテント前室をおこもりスタイルに変えて妻のスマホで南伊豆のピンポイント予報を見る。



「風速14M/sec」






油断はできないけど何度も経験してきた風だ。


こんな時こそ「ドーム型テント」の真価が発揮される。


効きの良い地面に40cmのソリステでフルペグダウン。





今日・明日と風は止まないみたいだがこれでなんとかなるハズ。





風は強いが気温は高く前室はストーブつけて18℃。





朝食を摂り伊豆の最南端【石廊(いろう)崎】に向けて出かけた。









キャンプ場からすぐの【石部の棚田】。





石廊崎に向かう峠の途中に「日本一のひじき」と書かれた看板の店を発見。

ひじきに目がない私はすぐに店に飛び込むと店のおばちゃんから有無を言わさず「この裏でひじき作ってんのよ。」「買わなくていいから食ってけ!」とひじきを出された。






その美味いこと美味いこと。長く太めのひじきは甘辛くこれだけでメシ食えそう。

「日本一」は定かで無いがひっそりした場所にある素朴でいい感じの店だった。



【石廊崎】遊覧船は当たり前の「本日欠航」。

港から石廊崎まで歩くと30分近くかかるらしくこの強風で断念。





石廊崎から少し離れた太古の海底火山の噴出物が迫力ある景観が見れる【ユウスゲ公園】に来てみたが

ホントにカラダごと持っていかれそうな突風が吹いていて





これは北海道・襟裳岬レベルの暴風!

自然の力は凄いねぇ。





その後は小さな港の漁協で貝を買ったり





若い頃よく泳ぎに来た弓が浜を見ながら





昼間から南伊豆の温泉に入って




ちょっとした南伊豆町観光を楽しんだ。







観光もしたし風呂も入ってきた。

風は相変わらず強く私に残されたアクトは「食うコト」のみ。





さあ行くぜ!





サザエでございま〜す!(昨年に続き2回目)






きたきた・・・。





くぅ〜たまらねぇ!(1ヶ500円・汗)






この時期の早摘みタケノコはアクが無いらしくて皮を剥いだらそのまま焼ける。





醤油の香ばしさと若いタケノコの青々しさ!春よ〜遠き春よ〜瞼閉じればそこに。






金目鯛しゃぶしゃぶ。




ごまポンは強すぎてダメ。「白だし」にチョンとつけるくらいが最高。


食べて飲んで食べて飲んで・・・。


昨年12月に初めてストーブを導入した【出会いの森総合公園】から今回で7回目のキャンプ。

なんだかこの冬の集大成のような感じがしていて

外はゴオオオと凄まじい音の強風だけど

前室でとても充実した気持ちに溢れていたところにこのキャンプのクライマックスは突然訪れた。



道の駅で買った自然薯をすっていた時、テントの中が明るいオレンジ色に染まった。


妻はテントから飛びだして私もそれを追って海を見る。






太平洋に沈む夕陽って初めて見たかも。


そして反対側には






岩の間から雄大な赤富士。

これを絶景と言わずしてなんと言う。


強風がもたらしてくれたこの1シーンに妻と感謝しあえたことが何よりも深い想い出となった。













南伊豆産自然薯を丁寧にすりおろして




白だしと駿河湾の桜えびを投入。





サッと1分ほど揚げれば





自然薯と桜えびの磯辺揚げ〜「揚げもち」みたいな食感。おい、だからビールだってば!




菜の花はくぐらせるぐらいで。





素晴らしい景色と伊豆の恵みを堪能。これ以上ない暴風の夜だった。



02/12(月)


撤収の朝はTKG。我が家の「決まり」だが

今回は3本の指に入る「極みTKG」ができてしまった。



昨夜の金目鯛しゃぶしゃぶで使った湯に羅臼産こんぶ茶の昆布を投入。

そこに細かく切った南伊豆産タケノコを入れて一気に炊く。

ちなみにフランス製STAUBでなくても蟹穴くらいはあく。




炊き上がったら駿河湾桜えびをこれでもかと混ぜる!





キンメと昆布の風味漂う桜えびのTKG!〜春風にのせて(南伊豆ver.)



我が家の最強たまごかけごはん完成をもって2泊3日の南伊豆キャンプは終了したが





こんな素晴らしいキャンプができる伊豆に「また来年」とは思えず

おそらく今年は何回か訪れることになるだろう。






また来ような。


  


2018年02月14日

駿河湾を食べ尽くせ! act.2【雲見夕陽と潮騒の岬AC】

act.1のつづきです。






設営終えてこの眺め。


深い青の海に真っ白な船が沖を行く。



「来てよかったなあ。」と心から思ったが

この後に訪れる更なる「スーパーウルトラロケーション」にはまだ気づいていなかった。



テント設営時にちょっとしたミス。

サイトは十分な広さなのだが、設営時に気持ちが高揚しすぎてテント設置場所が海側フェンスに近すぎた。

テントを張り直すのも面倒で、こんな時はブリーズドーム(自立式)なら簡単に移動できるのにと思いながら




風には少々弱くなるだろうが小川張り後方ポール無しのスタイルで手を抜いた。








さあ今日はもうどこにも出かけない!




「伊豆」に来ると出てくるユニセラTG(初期型)。今日も頼むぜ!






ちょっと変わったカタチの【出会いの森総合公園】で買った安い炭。まあ焼ければなんでもいい。






小木曽商店の「極上アジひもの」(350円)!

まるで泳いでいるみたいだ!


名店の極上アジひものの味も良いのだろうけど




やっぱり海を前にして食べるアジは「極」が3つくらい上乗せされるな。





続いてイカ。美味いカ?

キャンプ「初めての天ぷら」材料としては文句無し!





おお!波の音と油のシュワワワがハモってるゼ!






お待たせ。ビール持ってこいや。






サバのみりん干しもアジに負けず劣らずの1級品。米炊くか?






カボチャやふきのとう、大葉なども揚げながら





タープ下で過ごす午後。これは極上の休日だ。






いやいやいや、満足感ハンパねぇ!






夕暮れジェントスランタン点灯。1000ルーメンパワーは絶大すぎてまるで家のような明るさだけど焚き火のジャマ。


18:00頃になってポツポツ降りだしたが風もなく気温も10℃近くあり焚き火には絶好のコンディションだったが




朝早く出てきたせいもあって19:00にはテントイン。





しかし天気も良くホントいい1日目だった。



やっぱり南伊豆はいいねぇ。






そして2日目の朝。


ゴオオオォー!!!




バサバサバサバサ!!!


な、なんじゃこりゃあああ!






ボフーん!




これぞ絶景&絶品TKG(南伊豆ver.)! act.3へつづく

  


2018年02月13日

こんな景色が見たかった act.1【雲見夕陽と潮騒の岬AC】

「2月」は極寒・雪道・凍結・強風・流感など、いくつものハードルを乗り越えた者が営地に立つコトができる「試練の月」だ。


今回南伊豆のキャンプを楽しみにしていた星空の教室・8ママさんはNHKの予報「強風12m/sec」を見て戦線離脱。私はその無念さを背負いつつ1年ぶりの伊豆がどんなキャンプになるのか楽しみに東名高速を西へ向かった。







02/10(土)04:00

目的地は南伊豆。今回は伊豆縦貫道から西伊豆ルート。





連休だから渋滞を警戒して早めに出発したが、こんな時期に南伊豆に向かう人も少ないのかあっさり08:00にキャンプ場到着。





【雲見夕陽と潮騒の岬AC】

早く着きすぎてしまい管理棟前の駐車場で9時まで待とうと思ったら(受付前は入場禁止)管理人が出てきてくれて受付していただいた。このキャンプ場のサイトは到着順に選ぶらしく1番眺めのいいA-17サイトにするためアーリーチェックイン(+850円/1人)を済ませて買い出しへ向かった。






まずはここから。




明治33年創業「小木曽商店本店」。下田干物の名店だ。





静岡県下田市2-9-30
0558-22-0154
定休日:水曜日


ここでは天ぷら用のイカ、朝食用のアジとサバのみりん干し。ちなみに「普通のアジ」「上アジ」は陳列されているが、「極上アジ」は店員に声かけしないと奥から出してきてくれない。貼り紙などもないので注意されたい。






続いて同じ並びにある【渡辺水産】。




静岡県下田市2-9-25
0558-22-1169


昨年食べた「金目鯛西京漬け」の味が忘れられず今回も購入。ただ「キンメの刺身」までは余計だったか。汗


小木曽商店の「極上アジひもの」と渡辺水産の「金目鯛西京漬け」。キャンプ場からはちょい距離はあるが、この2つだけでも下田まで来る価値は十分にある。南伊豆キャンプで「炭焼き」にはハズせない名産品だ。






キャンプ場に戻る途中の【道の駅下賀茂温泉湯の花】に寄り、たけのこや菜の花、ふきのとうなどの春野菜を購入。

02/10から「第20回みなみの桜と菜の花まつり」が始まっていたがまだ桜はつぼみの状態。今月末頃になればライトアップされた素晴らしい桜並木が見られるのだろう。





菜の花はとてもキレイで温暖な伊豆に春の訪れはもうすぐと感じさせてくれた。





さあ2日分の食材は確保した。天気はほぼ無風で春の陽気を感じさせる絶好のキャンプ日和!





キャンプ場に戻る道から見える午前中の海はキラキラしていて伊勢志摩のパールロードに少し似たリゾート感溢れる気持ちのいいドライブ。





「あ〜8ママさんも来ればよかったのにね〜」なんて妻と話しながら





これから過ごす時間に胸が高鳴っていた。






キャンプ場に戻って設営。平坦で細かな砂利が敷き詰められている。ペグの最初の打ち込みは固く感じられるが入りは良くしっかり効くいい感じ。






穏やかな海からは心地よい潮騒が聞こえてこれは今までの中で1番の「スーパーロケーション」!

こういうのを本当の「絶景」って言うんだよなぁ・・・って

フェンス越しに岩にあたる波を見ながら、妻と無言のひとときを過ごした。







駿河湾を食べ尽くせ! act.2へつづく