2018年01月05日
暴風に挑む年越しキャンプ act.1「ほんとうの空」編
12月29日(金)
快晴の冬の空。
毎年「年越しキャンプ」は前夜のうちに出発して途中のSAなどで仮眠をとり時間調整していたが
今年はタープ&ポールやストーブ、インフレーターマット、数々の鍋や食器類が増えたせいで
運転席・助手席を後ろに倒せなくなり、仮眠はムリと判断。
キャンプの行程の中で精神衛生上、最もよろしくないと思われる「渋滞」に突っ込む覚悟で朝7時に東北道へ乗ったが
埼玉県の久喜〜羽生間で走行している車は少し多かったものの
まったく渋滞無く3時間ほどで安達太良山の出迎えを受けた。
「お〜今年のあだたらはてっぺんまで見えて歓迎してくれているみたいな青空だな!」
妻:「いや、そんなハズはない・・・。」
私達は過去の年越しで何度もこの優しい顔の安達太良山に手招きされては近寄るたびにイタい目に遇ってきた。汗
東日本屈指の高規格キャンプ場「フォレストパークあだたら」。
安達太良山麓の森を切り開いて作られた「福島県民の森」。
オンシーズン週末の賑わいはなかなか足を向けづらいが
晩秋から冬季の林間サイトはよくある高規格キャンプ場のソレでは無く
寒さは厳しくなるが静かに時を忘れ、いつまでも焚き火のゆらめきを眺めていられる雰囲気を持つ。
絶対的な安心感と自然との調和が絶妙で
環境保護に配慮した施設の維持姿勢と24時間の管理体制は私達がいつでも気持ち良く安心して利用できて
細かいゴミの分別や環境配慮型の洗剤利用など、少々面倒と思えるようコトでもここは協力しなければ!という気持ちにさせる。
フォレストパークあだたらはいわゆる「レジャー的」な施設としての要素は少ないが
「学ぶ施設」「安達太良山ビジターセンター」としての役割を担っていて
老若男女、自然を愛する様々な人達が集まってくる場所だ。
余計なアッピールはせずとも万全のバックアップ体制をとる福島なまりのスタッフ達は皆あたたかく
個人的には日本一のキャンプ場だと思っている。
平時にはその十分すぎる恩恵を受けて素晴らしい時間・年越しを過ごせるのだが
ひとたび日本海側に低気圧が居座る気圧配置になると、凄まじい音とともに「安達太良の吹き下ろし」がテントサイトにやってくる。
初めてその音を聞いた夜は暴風に今にもつぶされそうなテントの中、妻と2人「いったいなんてトコロに来てしまったのだ!」と激しく後悔、
新品テントのフレームをへし曲げられ、夜中に連絡などしていないのにスタッフが駆け付けてくれて、ランクル(パトロール)にテントを風から守ってもらいながらも寒さと轟音に怯えながら眠れぬ夜を過ごしたが
ここ数年は「あ〜この風と音であだたら来たな〜♪って思えるね」などと夕食を作りながらのんびり会話できるようになったし
深夜未明、風の音と一緒に「カンッカンッカン」とどこからか聞こえてくるペグを打つ音に
うすら笑みさえ浮かべて頑張れ!とエールを贈るくらい成長することができた。
この風に敗けてこの風で強くなった。
ちょっとやそっとの風じゃ怖じけず屈せず。
他のどのキャンプ場に行ってもペグケースにはズラリ30本のソリステ(40cm)が並び
常に「あだたらの風」を頭に浮かべながら設営してきた。
「これくらいの風ならこれくらいでOK」
「この感じはチトまずいからダブルペグで」
などと感覚的だが自分の基準みないなものを持てるコトができたのは
間違いなくこの【フォレストパークあだたら】の賜物である。
ここは私のキャンプデビュー地。
2011年の冬から始まり今年で7年目の年越しで
ここの通算は50泊を越えた。
毎年、あだたらの「年越し」は今年で最後、本当に最後!と何度も妻に言ってきたが
秋になるとまたここに来たくなって予約の電話を入れてしまう。
そんな大好きな福島のキャンプ場で6泊7日の「年越しキャンプ」!
少し早めににチェックイン。穏やかな空だったこの時点では、これからの1週間はメチャクチャ楽しいものになると信じて疑わない懲りない私だった・・・。
act.2 風と共に去りぬ 前編へつづく
快晴の冬の空。
毎年「年越しキャンプ」は前夜のうちに出発して途中のSAなどで仮眠をとり時間調整していたが
今年はタープ&ポールやストーブ、インフレーターマット、数々の鍋や食器類が増えたせいで
運転席・助手席を後ろに倒せなくなり、仮眠はムリと判断。
キャンプの行程の中で精神衛生上、最もよろしくないと思われる「渋滞」に突っ込む覚悟で朝7時に東北道へ乗ったが
埼玉県の久喜〜羽生間で走行している車は少し多かったものの
まったく渋滞無く3時間ほどで安達太良山の出迎えを受けた。
「お〜今年のあだたらはてっぺんまで見えて歓迎してくれているみたいな青空だな!」
妻:「いや、そんなハズはない・・・。」
私達は過去の年越しで何度もこの優しい顔の安達太良山に手招きされては近寄るたびにイタい目に遇ってきた。汗
東日本屈指の高規格キャンプ場「フォレストパークあだたら」。
安達太良山麓の森を切り開いて作られた「福島県民の森」。
オンシーズン週末の賑わいはなかなか足を向けづらいが
晩秋から冬季の林間サイトはよくある高規格キャンプ場のソレでは無く
寒さは厳しくなるが静かに時を忘れ、いつまでも焚き火のゆらめきを眺めていられる雰囲気を持つ。
絶対的な安心感と自然との調和が絶妙で
環境保護に配慮した施設の維持姿勢と24時間の管理体制は私達がいつでも気持ち良く安心して利用できて
細かいゴミの分別や環境配慮型の洗剤利用など、少々面倒と思えるようコトでもここは協力しなければ!という気持ちにさせる。
フォレストパークあだたらはいわゆる「レジャー的」な施設としての要素は少ないが
「学ぶ施設」「安達太良山ビジターセンター」としての役割を担っていて
老若男女、自然を愛する様々な人達が集まってくる場所だ。
余計なアッピールはせずとも万全のバックアップ体制をとる福島なまりのスタッフ達は皆あたたかく
個人的には日本一のキャンプ場だと思っている。
平時にはその十分すぎる恩恵を受けて素晴らしい時間・年越しを過ごせるのだが
ひとたび日本海側に低気圧が居座る気圧配置になると、凄まじい音とともに「安達太良の吹き下ろし」がテントサイトにやってくる。
初めてその音を聞いた夜は暴風に今にもつぶされそうなテントの中、妻と2人「いったいなんてトコロに来てしまったのだ!」と激しく後悔、
新品テントのフレームをへし曲げられ、夜中に連絡などしていないのにスタッフが駆け付けてくれて、ランクル(パトロール)にテントを風から守ってもらいながらも寒さと轟音に怯えながら眠れぬ夜を過ごしたが
ここ数年は「あ〜この風と音であだたら来たな〜♪って思えるね」などと夕食を作りながらのんびり会話できるようになったし
深夜未明、風の音と一緒に「カンッカンッカン」とどこからか聞こえてくるペグを打つ音に
うすら笑みさえ浮かべて頑張れ!とエールを贈るくらい成長することができた。
この風に敗けてこの風で強くなった。
ちょっとやそっとの風じゃ怖じけず屈せず。
他のどのキャンプ場に行ってもペグケースにはズラリ30本のソリステ(40cm)が並び
常に「あだたらの風」を頭に浮かべながら設営してきた。
「これくらいの風ならこれくらいでOK」
「この感じはチトまずいからダブルペグで」
などと感覚的だが自分の基準みないなものを持てるコトができたのは
間違いなくこの【フォレストパークあだたら】の賜物である。
ここは私のキャンプデビュー地。
2011年の冬から始まり今年で7年目の年越しで
ここの通算は50泊を越えた。
毎年、あだたらの「年越し」は今年で最後、本当に最後!と何度も妻に言ってきたが
秋になるとまたここに来たくなって予約の電話を入れてしまう。
そんな大好きな福島のキャンプ場で6泊7日の「年越しキャンプ」!
少し早めににチェックイン。穏やかな空だったこの時点では、これからの1週間はメチャクチャ楽しいものになると信じて疑わない懲りない私だった・・・。
act.2 風と共に去りぬ 前編へつづく
この記事へのコメント
こんばんは(o^^o)
6泊7日…!!すごい数字ですね〜!
雪中のペグ打ちって、雪をかき分けて土に刺すんですか?強風の中でも、綺麗な施設が近くにあってくれるなら(写真、すごく綺麗な施設ですね〜びっくり)逃げ込める安心感もありますね。
この後、あんな人やこんな人も現れるのですね!楽しみです( ^ω^ )
6泊7日…!!すごい数字ですね〜!
雪中のペグ打ちって、雪をかき分けて土に刺すんですか?強風の中でも、綺麗な施設が近くにあってくれるなら(写真、すごく綺麗な施設ですね〜びっくり)逃げ込める安心感もありますね。
この後、あんな人やこんな人も現れるのですね!楽しみです( ^ω^ )
Posted by ハチママ at 2018年01月05日 20:30
8ママさんこんばんは。
雪かき用のスコップ(プラ製)を持っていきますのでペグを打つ予定の部分を少し掘ります。
地面の表面も凍っていますので打つと最初は金属音がするようなまるで石に打っているみたいです。
2〜3cm頑張って打ち込むとスルスル地中に入っていきますが、何本かやるとかなり息があがります。
撤収時も30cmほど雪に埋まっているのでやはりスコップは必須です。テントまわりのスカートにもかなり積もりますからね。
スコップは大型のものでも1,000〜2,000円です。さあケイヨーD2へGO!笑
那須まで行けるならあと50Kmで「あだたら」です。
ここはぜひ夏にお子さんと行って欲しい。冬季は場内奥の方は通行止めになってしまいますが、その奥の方は遊具もあるしなにより安心して楽しめる広大な自然探索路があります。
フリーサイトは眺めはいいですが、このキャンプ場の良さは「森林」の雰囲気です。
区画サイト(BまたはC)をぜひとも連泊で行ってみてください。
あのグリンヴィラもここをお手本に作られたのですよ!(全然違うけど。)
行くときは私が温泉・登山・グルメまでひととおりの周辺ガイドをさせていただきます。笑
雪かき用のスコップ(プラ製)を持っていきますのでペグを打つ予定の部分を少し掘ります。
地面の表面も凍っていますので打つと最初は金属音がするようなまるで石に打っているみたいです。
2〜3cm頑張って打ち込むとスルスル地中に入っていきますが、何本かやるとかなり息があがります。
撤収時も30cmほど雪に埋まっているのでやはりスコップは必須です。テントまわりのスカートにもかなり積もりますからね。
スコップは大型のものでも1,000〜2,000円です。さあケイヨーD2へGO!笑
那須まで行けるならあと50Kmで「あだたら」です。
ここはぜひ夏にお子さんと行って欲しい。冬季は場内奥の方は通行止めになってしまいますが、その奥の方は遊具もあるしなにより安心して楽しめる広大な自然探索路があります。
フリーサイトは眺めはいいですが、このキャンプ場の良さは「森林」の雰囲気です。
区画サイト(BまたはC)をぜひとも連泊で行ってみてください。
あのグリンヴィラもここをお手本に作られたのですよ!(全然違うけど。)
行くときは私が温泉・登山・グルメまでひととおりの周辺ガイドをさせていただきます。笑
Posted by Suika with C at 2018年01月05日 22:39
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