遥か空の下

美味いモノを食べたい！という意識を持って作ったキャンプでの朝食は美味いに決まっている。

その味加減が少々ズレていたってソレすらも味となる。


また、手際よくチャッチャッと済ませた簡単な料理や、夕べの残りを並べかえただけでも

春夏秋冬、季節なりのあの「におい」が最高の味付けとなる。






私はキャンプの時、もしかすると夕食より朝食の方が楽しみなのかも知れない。






ランタンの灯りや焚き火を前にしての夕食も素晴らしいと思うけど

日の出とともに湯を沸かし、鳥の鳴き声を聞きながらソーセージを炒め

日差しが入り込むテーブルに食器を並べたら

森の香りもブレンドしたコーヒーをひと口。

「さて、今日はなにしようかなぁ。」


そんな朝食の時間が１番好きだ。







だがある日、そんなささやかな楽しみを感じていたところに衝撃的な記事を目にした。


BE-PALで知った種差キャンプ場で食べた朝食に激震が走る


読んだこちらも激震だ。


いったいなんてコトしてくれたんだ。

絶景を前にして、市場で買ってきたアブラカレイやサバ、ウニを炊きたての土鍋ごはんでTKG？


その姿を伝えられるこっちはたまったモンじゃない。



昨年からず〜っと頭から離れなかったこの記事。


ホテルランキングで１位になる函館や神戸の朝食ビュッフェも経験したが、それすらも凌駕するようなThe･朝食。

海の無い県に住む私には悶絶する内容だった。


どこに行けばそれができるんだ！

千葉か？神奈川か？なんなら茨城でもいい！


海を前にする眺めのいいキャンプ場はたくさんあるだろう。


しかし私が欲しいのは「絶景」。



これだ！ここしかない。


古い携帯電話での検索。文字は読めるが写真は見られないとか「フューチャーフォンのサービスは終了しました。」など数々の障害を乗り越え、なんとか絶景を期待できそうなキャンプ場を見つけることができた。



今年は幸いにも花粉の飛散量が少ないように感じる。

よし、行くなら繁忙期前で魚も美味い３月中だ！安物だけど土鍋も買った！






「おおおおおっ！」と唸る絶景を目にしながら激震の朝食を、私も妻にプレゼントすることができるだろうか･･･。


月末の予定だが、今から楽しみでワクワクしている。