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2019年02月23日

また逢う日まで、逢える時まで【夕日が丘キャンプ場】

2019/02/10(日)18:00




たとえば劇団にひきさんに「キャンプでの食事はすべて任せてほしい」と伝えたとしよう。当然「はぁ?オメー何言ってんの?」と返されコメント欄を開けておけば多勢に無勢のフルボッコで即日炎上は間違いない。

それを今回のキャンプで8ママさんにお願いしたのは、劇団家とひな家に何度かグルキャンの進め方を教えていただき、ロッジシェルターというまさにグルキャンにはピッタリとも思える幕を手に入れた今の私にどれくらいのコトができるのか挑戦してみたかったから。

ある意味少しでもプライドのあるキャンパーなら不愉快とも思えるようなこの願いを叶えるには、8ママの意地やブライドなど微塵も感じさせないキャンプスタイルと寛大な心が必要で、この「イチゴキャンプ」はまさに千載一遇のチャンスだった。






夕食は住めば都「翔んで埼玉」が誇る秩父名物・味噌豚を用意した。写真はボケボケだが寄居の名店「みねぎし」で購入。以前ふもとっぱらで劇団家と女王から好評をいただいたモノであの時と同じように私が1番好きな食べ方のブロッコリースプラウトを添えてお出しした。強めに焦がすのがポイント。





先ほどの「7パフェ」を食べたばかりだったので米は炊かずにつまみ系のライトメニューに変更。「枝豆は無いの?」と8ママ。あるよ、ホラ食いな。



※なぜかAFのスイッチが切れていた。


安物ワインを飲みながら会話が盛り上がる中、ほろ酔いの8ママからまたしても注文。「ワイン飲んでるんだからさぁ、チーズは?」だと。



急遽イタリアンお好み焼きであまったチーズを餃子の皮で包んだ。ホラ食えっ!





食事の最後は5時間煮込んだ「ポークシチュー」で終了としたが、フィナーレはやっぱり「イチゴキャンプ」なのだから「イチゴ」でシメないと。


当然大トリは栃木産・スカイベリー!だめ押しで1人1パックの全6パックを用意したのだが、6(旦那)さんが早々に戦線離脱。そんなに飲んだかな。




残された5人で6パックに挑むも途中で7から嬉しい言葉。




「もうイチゴはいいよ〜」



私はアイアングリルテーブルの下で小さく拳を握ってガッツポーズ。その言葉が聞きたかった。








その後も6さんが復活するコトは無かったが、楽しい2日目の夜になった。


8ママの記事をひとつ奪うコトになってしまうかもしれないが、先日なんかのグランプリでもらった5,000円クーポンを使って購入した「ルーメナー」を他人のテントでデビューさせていた。ロッジシェルターの高い部分に取り付けていたがこれ1つで8ママ家のテーブルをしっかり照らす小さいのになかなかの性能。ひさしぶりに必要と思われるギアが購入できたようだ。





「スカイベリー」が3パックも余ったという贅沢な夜。だけど私達夫婦は「やりきった感」に溢れとても楽しかった。私のわがままに付き合っていただいた8ママ家、本当に感謝する。










2019/02/11(月)08:00



撤収日。朝イチ7がいきなりテントにやって来てのんびりとした朝のひとときをブチ壊していく。でもだいぶ慣れてくれたようでこれはこれで嬉しかった。


ベーコンと目玉焼き、なぜか東北道蓮田上りSAで売っているデニッシュパン「MIYABIパン」とコーンポタージュで朝食。最後に「スカイベリー」で今回のキャンプすべてのミッション終了。大した内容の食事では無かったけど、自分なりに満足できてとても楽しい時間となり、生涯忘れない思い出になった。8ママ家のみなさんホントにホントにありがとう!。











さぁ名残惜しいけど「撤収」だ。




昨年の年末に「イチゴキャンプやる?」の一言から始まりなんだかんだと紆余曲折しながらようやくたどり着いたグルキャン。私の息子・娘と年齢はそれほど変わらない若い8ママ家、まさか一緒にキャンプするなんて。





ホント人が良さそうでよく話す6さん。コメントでも1言えば10わかってくれる意外と機転の利く8ママ。元気で明るい7と5。以前8ママが「地味な家族です。」とコメントに書かれていたので「ああブログではハジけたいのね・・・。」と思っていたがとんでもない。設営時から撤収時で、まーホントによく話す!ブログのまんまやん・・・。




しかし明るくていい家族だ。この先もずっとこんな調子でキャンプを続けていくのだろう。しかし不思議と「あーうるさかったなぁ、やれやれ」という気持ちは無く、帰りの車内では妻も「星空の教室」ロスを感じていた。






「7」の愛くるしさは飛び抜けていた。




今回のキャンプでは見事に「主役」を演じてくれたな。


「キャンプ de パフェ」











30年後、この親と同じように彼女も何人かのチビをひき連れてきっとこの丘を訪ねるだろう。





そして同じようにあの「夕日」を狙ってファインダーを覗いているのだろうか。





その時私はもうこの世にはいないかもしれないけど、「な〜んかココ来たことあるなぁ。イチゴ・・・?」なんて少しでも彼女の記憶の片隅から思い出してくれたら、私達夫婦にとってこれ以上の幸せはない。








昨夜7がくれた3日早いチョコレート。こういうのはやめて欲しかった。見る度に胸を締めつけられるような想いが・・・。






12:00撤収。これにて「イチゴキャンプ」終了。素晴らしい思い出をありがとう。4年後またどこかのキャンプ場で!





act.1 2月の天城越え【2周年記念キャンプ】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3187897.html
act.2 キャンプバカ・3年目の約束
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194291.html
act.3 2年間の感謝の言葉を伝えたい
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194593.html
act.4 求めよさらば与えられん
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194944.html
act.5 Strawberry Party Part.1
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act.6 Strawberry Party Part.2
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act.7 また逢う日まで、逢える時まで。
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【星空の教室】「イチゴ三昧グルメグルキャン!」レポ。

遥か空の教室@夕日ヶ丘キャンプ場1
https://hoshizoraroom.naturum.ne.jp/e3194538.html
遥か空の教室@夕日ヶ丘キャンプ場2
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遥か空の教室@夕日ヶ丘キャンプ場3
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遥か空の教室@夕日ヶ丘キャンプ場4
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▼追記

2019/02/11(月)12:30



帰りは【道の駅開国下田みなと】の漁協市場食堂「金目亭」でささやかな祝勝会。私は一昨年食べられなかった午後からメニューの「キンメ炙り丼」。(1,400円)




無類の刺身好きな妻はいつもの「キンメ三色丼」にするとばかり思っていたが、まさかの「キンメ煮付け定食」!(1,500円)



え〜!こっちの方が美味そうやん!泣


もちろん「炙りキンメ」もバカウマなのだが、私は自分のどんぶりの刺身をみんな妻にあげて、煮汁とほぐした身をまぜて極上の「まぜ飯」に変更。



結局こんな見映えもしない「猫まんま」が1番ウマいと思える野良キャンパー。






今日は天城越えして帰ろうか。







  


2019年02月19日

Strawberry Party Part.2【夕日が丘キャンプ場】

act.1 2月の天城越え【2周年記念キャンプ】
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act.2 キャンプバカ・3年目の約束
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act.3 2年間の感謝の言葉を伝えたい
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act.5 Strawberry Party Part.1
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2019/02/10(日)13:00




南伊豆町(静岡県)では2月10日(日)から3月10日(日)までの1ヶ月間【第21回みなみの桜と菜の花まつり】が開催されている。

桜の見所はメイン会場のある【道の駅下賀茂温泉湯の花】近くの「九条橋コース1,100m」と、少し離れた「銀の湯コース700m」がある。道の駅や周辺駐車場は駐車料金500円かかるが「銀の湯」で風呂に入れば駐車場は桜のコースに面していて駐車料金もかからず桜と温泉が両方楽しめて一石二鳥。


※下賀茂温泉銀の湯(南伊豆町)


銀の湯裏は青野川沿いに遊歩道があってメイン会場近くのような活気はないが混雑もなく、のんびりと田舎の散策を楽しむコトができる。





銀の湯の反対側には南伊豆桜の「基準桜」があり、この桜を見て開花発表をするらしい。


※基準樹


「菜の花畑」はメイン会場の方にしか見られず桜もまだ「三分咲き」くらいだったけど、早咲きの桜と下賀茂温泉にホッと癒されてグルキャンの間のいい休憩時間となった。




詳しくは南伊豆観光協会HPまで。
http://www.minami-izu.jp/event.html?id=73493






2019/02/10(日)15:30




さてキャンプ場に戻ってグルキャン後半戦だ。8ママ家は家族揃って焚火を囲んでいた。キャンプ場はなにか遊具があるワケでもないので少し心配していたが「5」と「7」はこの眺めと解放感を楽しんでいるように見える。親はいろいろ言われているが子供逹は素直に育っていた。8ママ家の育児方針に問題は無いようだ。






「7」は朝も夜も1人で我が家のテントにやって来てはインナーテントの前に座って「めろ&りん」を眺めているコトが多かった。「5」が「だああ〜」って来るとりんごは怖がってシュラフに潜り込んでしまうが、7はじ〜っと静かに見ているので、りんごもこのように近寄るようになった。私にも4歳違い姉妹の娘がいる。今はもう成人しているが「7」の長女とそっくりな顔立ちとツンデレぶりに驚かされた。でもこの光景はなんだか当時のファミキャンを懐かしく思い出させてくれて嬉しかった。


そんな「7」がこの後、今回のイチゴキャンプ最大の盛り上がりを演じてくれるコトになる。





おや?空は厚い雲に覆われているけど水平線に雲が無い部分がある。これはもしかして・・・?







妻は「秘策」を用意していた。朝に食べきれず残ってしまった「あまおう」2パックを刻みだし、どこからか「カステラ」と「ホイップクリーム」も出てきた。先ほど行った温泉の帰りに買ったヨーグルトも一緒にテーブルに並べて「7」を呼ぶ。



さぁ7よ、キミの好きなように彩るが良い。







7は静かに着席して少しの間イチゴを見ていたが、考えがまとまったのか無言で作業を始めた。




私も8ママも助言などは一切していない。照れもせず真剣な眼差しで1つ1つ均等に分けていく。




1番左の小さなカップは生クリーム無しの「5ーたん」用。「7」はスイッチが入り上着を脱ぎ腕まくり。一言も発せず全員の分を作り上げていくその目は「パティシエ」と呼ぶにふさわしい。5歳でこんなコトできるのか?




目の前に座っている親達は涙モンだ。キャンプで愛娘の作る「あまおうパフェ」!これ以上嬉しいスイーツがどこにあろうか。




完成!まわりからの拍手で初めて笑みを見せる7。6(旦那)さんはオイオイ涙にむせながらシャッターを切っていた。

7の手でみんなにパフェが配られる。今回のイチゴキャンプで1番盛り上がった瞬間。妻の企画だったコトは少し悔しかったけど、完成した時に7がちょい誇らしげに微笑んでいた顔が見られて最高に嬉しかった。ありがとう、妻と7。







みんなで7特製パフェを大盛りあがりで食べたあと、何気無くロッジシェルターの外を見てみたら空が赤くなっていた。


「夕日出てるよ!」


「我先に」と7は先頭でテントから出てきた。私が5歳の頃に「夕日が出てる」と聞いてこのような行動ができていただろうか。7よ、キミも立派な「絶景バカ」になるのだろう。





よし、ちょうど雲の無いところに日が沈む!





さあこれがラストチャンスだ、しっかり狙え!
















わずか10分程度の時間だったけど、みんなで見ることが出来てよかったと心底思えた。それは8ママがこの美しい光景を待ち望んでココにやって来たことが思いきり伝わってきたから。





夕日が沈んでもしばらくは動けなかった。とりあえずありがとね、夕日が丘キャンプ場。






2泊で18,000円越えなど全然惜しくない。







イチゴキャンプ・最終回 また逢う日まで、逢える時まで
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3196219.htmlへつづく





  


2019年02月18日

Strawberry Party Part.1【夕日が丘キャンプ場】

act.1 2月の天城越え【2周年記念キャンプ】
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act.3 2年間の感謝の言葉を伝えたい
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act.4 求めよさらば与えられん
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2019/02/09(土)19:00




「感謝の言葉を伝えたい」とか「どんな人?」とかお互い様々な想いを胸に集まった今回のキャンプだが、本音を言えば「旬のイチゴ」を食べたいだけのキャンプ・バカ6人。そう、今回のテーマは「イチゴを食べ続けるキャンプ!」。お好み焼きはイチゴとイチゴの間に食べる「副食」なのだ。

まずはウェルカムイチゴとして栃木産「とちおとめ」を4パック用意した。1つを私達夫婦、3パックを8ママ家に渡したが7(5歳)と5(1歳)は最初の挨拶時にはモジモジしていたのにイチゴを前にした時のはしゃぎようは流石「イチゴ狂」と呼ばれる姉妹。果たして最後までついて来られるだろうか。





夕食後は静岡産「紅ほっぺ」を軽めに2パック。「静岡いちご」と言えばまず「章姫(あきひめ)」が思い浮かぶが下田のスーパーには置いていなかった。しかしたらふくお好み焼き食べたクセにイチゴもキッチリ完食してくる8ママ家、食欲も見事なものである。



2019/02/10(日)08:00



朝食はアジ干物、漬物、昨夜のお好み焼きで残った豚バラを使った豚汁と宗田節のTKGを用意した。

確かに「なにもしなくていいから。」と伝えていたが、ホントになにもしない主婦・8ママ。慌ただしく準備に追われる私の前で「潔い」とさえ思えてしまうようなその態度に少々腹が立ち

「米ぐらい炊きやがれっ、このグータラ!」


と思いながら前日夜に朝食の米炊きを優しく指示。炊き上がりはあと30分早く起きて米を水に浸しておけば完璧だったが、キャンプで米をキッチリ炊くコトはできるコトを確認できた。しかしいかにも「このために少し早く起きましたよ〜」という控えめに主張してくる言動には少しイラッとさせられる。こちらは朝の6時からユニセラの炭に火を入れ始めているのだ。











朝食後のイチゴは福岡産「あまおう」を4パック用意した。とちおとめ→紅ほっぺ→あまおうと段々甘くなっていく順にして子供逹が「なんか飽きてきた」という気持ちにならないように配慮したのだがさすがに2パック残る。







キャンプ2日目の楽しい朝のひとときを迎えるハズだったが、まさかの「もうイチゴは・・・」とみんなしかめ顔のシュールな雰囲気。だがそれを打破したのは今回のキャンプで『唯一』自発的に動いた8ママから差し出された1杯のコーヒーだった。




「8ママ」と言えばコミカルなキャンプ漫画を描く異才のナチュログ・ブロガー。だが「自称・バリスタ」という裏の顔も併せ持つコーヒーのスペシャリスト。

【星空の教室】2017/08 おいしいコーヒーのいれ方
https://hoshizoraroom.naturum.ne.jp/e2965652.html






ホントに記事のようにいれてくれたかどうかは定かで無いが、お世辞など言わない私が「これは美味い!」と唸った。「強めに酸味が感じられるモカが好み」などと今までどの記事にも私は書いていないのに。

翌朝もいれてもらえるのかとすごく期待していたが、8ママからのサービスはこれっきりで終了。仕方ないか。










Strawberry Party Part.2【夕日が丘キャンプ場】
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2019年02月16日

求めよさらば与えられん【夕日が丘キャンプ場】

act.1 2月の天城越え【2周年記念キャンプ】
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act.2 キャンプバカ・3年目の約束
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2019/02/09(土)12:00



【夕日が丘キャンプ場】はさいたま市の自宅からおよそ240Km。北に向かえばちょうど福島県の【フォレストパークあだたら】と同じくらいの距離になるが、南伊豆までの道のりはクネクネとした下道を走る区間が多いし、渋滞が予測される箇所もいくつかある。我が家は圏央道を利用すればそんな苦にする距離や時間でも無いが、8ママ家にとって200Kmを越えるお出かけはもう「ドライブ」の域を越えて「旅行」となるらしい。

そんな8ママ家のキャンプはいつも近場のキャンプ。小さな子供たちの面倒を見ながらのキャンプなので仕方ないが、ブログではなんだかんだと文句を言われながらもキャンプ・アクトはそつなくこなせるようになった。しかしそれなりの疲労もあるだろう。今回は距離のある移動で連泊キャンプ。加えて「グルキャン」、そしてなんと言ってもその相手がこの私。いつものペースだと途中で倒れ込んでしまうコトも危惧される。


「せっかく風光明媚な南伊豆のキャンプ場まで来たのなら好きなだけ景観を楽しみ、のんびりリフレッシュできた旅にしてほしい。」


そんな想いから「滞在中の食事は任せてくれ」と事前に伝えていた。







8ママ家が設営を終えて併設のレストランへ行っている間に私たちは車で約30分の下田まで食材の買い出しに出かけた。




下田・小木曽商店で翌日朝食用の干物を購入。もちろん陳列されていない知る人ぞ知る「特アジ」をオーダー。その後は伊豆急下田駅横の東急ストアで生鮮食料品を購入してキャンプ場に戻った。








今回の「食事」に関して妻とは念入りに打ち合わせを重ねてきた。大人だけの野良キャンプならその辺の雑草でも引っこ抜いて炒めて出すコトもできるが、なにせ今回は1歳児の「5ーたん」がいる。刺身や生たまごはもちろん8ママ家の方針や宗教までありとあらゆるリスクを検討した。「別メニュー」にするコトも考えたが、1歳になれば大人と違うものを食べていればそれもわかるだろう。彼女にそんな寂しい想いをさせてはならない。

当初予定していた1月の【塩原グリーンヴレッジ】の時は熟練された職人技で焼き上げたスペシャルピザを振る舞う予定だったが、今回の伊豆は強風が予想され「焚火禁止」は毎度のこと。使えるか使えないかわからないピザオーブンを積載する余裕など無く今回は却下。


「6人が待つコト無く配れて子供も美味しく食べられるキャンプっぽいモノ・・・。」

「お好み焼き、どう?」


妻からの提案だった。「お〜いいね、採用!」。お好み焼きならポンポン焼けるしエビやら紅しょうがやら「5」にダメそうなモノはハナから入れないで焼けばいい。キャンプで「粉モノ」の経験は無かったがこの家族ならいい実験になりそうだ。妻にはキャベツの千切りと粉の調合、私は豚バラを焼いてお好み焼きに乗せてふんわり焼き上げたら、あとはテーブルに出されたアツアツのお好み焼きを8ママ家がひたすらパクパク食べ続ければいいだけの体制を整えた。





その頃8ママはそんな私の苦労も知らないでひとり曇天の寒空の下、出るハズもない夕日を待っていた・・・。



「奥さん、奥さん、そりゃせっかくココまで来たのだから俺だって「夕日」は見せてあげたいよ。でも、でも今日の天気じゃ・・・」





聞けっ!コラ。







しかしこの空にプチ奇跡が起こる。雲に切れ目ができて周囲が赤く染まり出したのだ。





「ね、ね、これ、「夕日」だよね?」と高揚している8ママ。

「ああ、「認定」した。夕日が丘で「夕日」見れたな。」



私はなんだかホッとして胸を撫で下ろすような気分だった。なぜなら明日の天気に夕日は絶望的だったから。






テントに入り夕食の準備をしている私に体を寄せてきた長女(5歳)の「7、お好み焼きだ〜い好きだよ!」の声に思いきり励まされながら私はひたすらお好み焼きを焼き続けた。あまりに夢中になって写真を1枚も撮れなかったが、ロッジシェルター買ってすぐにこんな素晴らしい宴が出来たコトがとても嬉しかった。妻と協力しあい8ママ家も喜んでくれたこの夜は決して忘れない。





Strawberry Party Part.1【夕日が丘キャンプ場】
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2019年02月14日

2年間の感謝の言葉を伝えたい【夕日が丘キャンプ場】

キャンプバカ・3年目の約束【夕日が丘キャンプ場】
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2019/02/09(土)12:00




「おいおい、この景色をすごく楽しみにしていたのはわかるが、まずは「挨拶」が先だろう・・・。」


そんな目で見ていた私に気付いたのか、彼女はトコトコと駆け寄ってきて元気良く「Suikaさんですか!?」と屈託の無い笑顔を見せた。

まずはそちらから名乗るのがスジなんじゃ・・・と思いつつ少しの沈黙が流れる。以前、私の知るもう1人の雪バカ・ブロガー(ひな)も元日に同じパターンで襲撃してきたが、ブログでいつも楽しく話しているからと言ってそれが突然目の前の「現実」になればキャンプ歴は無駄に長いが、こと「グルキャン」に於いてはまだまだ素人の域を越えないこのオヤジに咄嗟の笑顔を返すなんてコトはできないのだ。

ギクシャクと愛想笑いで挨拶を済ませて1度テントに戻り落ち着きを取り戻す。思えば私がブログを始めた時、最初の記事は「闘病」の少し重くコメントしづらい話からだったが、それは「誰かに聞いてもらいたい」という気持ちでは無く純粋に自分の気持ちの記録としてだった。その後ケガしていた野良猫を拾って「めろん」と名付けて写真をアップした。これも線路下の空き地に生まれた小さな命の記録を残したかったから。




ブログを始める前からお会いしていた【劇団にひきさん】には既に何度かコメントを入れていただいていたが、ブログを始めて2週間経った日、まったく見ず知らずの方がめろんの記事で話しかけてきてくれた。

【はじめまして!いつも引き込まれる文章で、楽しく拝見しています(o^^o)
メロンちゃん!!可愛過ぎてコメントせずにはいれませんでした…!!なんてカワユイ子…母猫とはぐれてしまってカラスにイジメられたのは可哀想ですが、今後この子がどうなるのか、とても気になります…(><;)続きを楽しみに待っています〜☆
Posted by ハチママ at 2017年02月22日 19:14】


その時はまだキャンプの記事はまったくあげてなく病気の記事で始まった重苦しい私のブログ。それなのにこんなただの「ネコ記事」にコメントをしてくれるなんて・・・。誰にも知られず草むらにひっそりと産まれてきたこの仔を「カワユイ」と言ってくれた人がいる・・・。もうこれだけで十分ブログを始めた甲斐があったと本気で思っていた。

私はすぐに8ママさんのブログ(星空の教室)に飛んで8ママ家のキャンプスタイルを拝見した。見ればまだ「初テント泊!」とか「ランタンどうしよう?」とか初心者丸出しのかわいいファミリーキャンパー。これは私の今までの経験も少しは役に立つのではないかといろいろ楽しく笑わせてもらいながらも、たまにチョコチョコと助言させてもらい8ママさんもそれを素直に聞いてくれていた。


【星空の教室】https://hoshizoraroom.naturum.ne.jp/


ところがそんな「師妹関係」もそう長くは続かなかった。「キャンプに余計なモノは要らない。てか、少しでもモノは少なくして楽しめるのが本当の「スキル」だ!」という私の持論を話している途中なのに家族でどこぞのショップへ向かい出し、あーじゃねーこーじゃねーと言い訳しながらまたギアを増やして帰ってくる。挙げ句の果てに昨年は禁断の「カヤック」まで勧められるがままに手を染めてしまった。これはおそらくブログを続けているうちにやれ「おしゃれテント」やら「おしゃれキャンパー」などの情報に夫婦で翻弄されまくり、自分がどちらを向いてキャンプしているかすらも見失いかけている結果だ。事実、彼女のブログで1番記事の多いカテゴリーは「お買い物」になった。


これは1度お会いしてじっくり話しをしなければならない時期が来た。小さなコールマンテントとタープで「小川張り」が出来て喜んだり、暗かった食卓にジェントス1つ点けて家族で歓声をあげたあの頃を思い出してもらいたい。そして2年間めろんとりんごを見守ってくれてきた感謝の言葉をあらためて伝えたい。

そうだ、そんな8ママさんが今までずっと話しに付き合ってくれていたからこそ私のキャンプも何倍にも楽しくなっていたのだ。まずは「説教」よりも照れくさいけど「ありがとう」からだな。そして初対面の挨拶の動揺から落ち着きを取り戻した私はロッジシェルターの幕を開け、ゆっくりと彼女のサイトに向かったのだが・・・






そこには旦那に設営を全部任せてカメラ片手に海を眺めてアホみたいにはしゃいでいる主婦の姿。





やっぱ説教からだな・・・。ご主人、お疲れさま。w







なんだそりゃ。





act.4 求めよさらば与えられん
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2019年02月13日

キャンプバカ・3年目の約束【夕日が丘キャンプ場】

2月の天城越え【2周年記念キャンプ】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3187897.html



2019/02/09(土)




最強の寒波到来!加えて南岸低気圧の影響もあり、この日関東にも大雪注意報が出ていた。

南伊豆へ行くルートでさいたま市から行くなら雪の多い「箱根」は通らないが、今回は平地でも積もる予報だったので「小田原」や「湯河原」あたりも危ない。それなら雪が降りだす前にできるだけ南下してしまおうとさいたま市を04:00に出発。圏央道から湘南JCTを経由、新湘南バイパスから伊豆半島東海岸の道を通るこんな日は最も安全と思われるルートを選択して予定通り雪に降られず08:00にキャンプ場へ到着した。

しかしキャンプ場の空は今にも降りだしそうな黒い雲。予めサイト番号は聞いていたので管理人に電話連絡の上、受付前に他に誰もいないサイトで急いで設営を行った。





一昨年はB-2サイトだったが今回はその隣のB-3サイト。眺めは全く変わらないが区画の幅が広く幾分レイアウトしやすいのは助かった。今回は新幕ロッジシェルターにドームテントを連結させる初の試み予定だからだ。






いつも1泊〜2泊なら簡単なドームテントで過ごす我が家。だが今回はまだ日も昇る前から家を出て、わざわざ重いロッジシェルター積んで設営して、寝床のテントは別に立てて、ランタンやテーブルなどはフル装備。運転席は少しもリクライニングできないほどの過積載状態で急いでやって来たのに、片や今回ご一緒する彼女はのんびり出てきたにもかかわらず「(足柄)サービスエリアでコーヒー飲んでゆっくりしています。」と信じられない連絡が入った。これで雪に降られて動けなくなったり、寒波襲来に怖じ気づきまたもキャンセル連絡が来たら「もう縁を切ってやる!」とぶつぶつ呟きながらなんとか設営完了。





少しでも設営の負担を少なくしようと、昨年夏に勇退したハズの【ウェザーマスター・ブリーズドーム240】を1夜、いや2夜限りの復活とさせた。もちろんフライシートの前室部分は破けたまま。あれ?でもこんな風に突っ込んじゃえばまだイケるんじゃ・・・と未練がましく思ったりもしたが、このあと降りだした雨は破けた部分の他からもひどく漏れ出しホントにこれが最後の「泣きの1回」となった。





【夕日が丘キャンプ場】(静岡県南伊豆町)

眺めは良いが利用料金はひたすら高く感じる。アーリーで入った(500円/1人)とは言え2泊(電源付)で18,000円越えは「これが最後だな・・・。」と思わざるを得ないが、彼女がずっと憧れを抱いてきた営地であり、2019年・初キャンプ。ウッキウキしながら遠路はるばる東葛方面からやって来るのだ。今日は目一杯楽しむ他に選択肢は無い。

管理棟の前に無造作に置いてあったゴミ箱はキチンと網に囲われた部屋に置かれるようになり、造成中で見た目あまりよろしくなかったキャンプ場入口は「Eエリア」として生まれ変わっていた。




【2年前の夕日が丘キャンプ場】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e2893233.html





風はこの場所にしては信じられないくらい弱かったが、夕暮れからの強風に備えてソリステ40cmでガイロープをフルペグダウン。11:00頃には室内の荷物もおおかた運び終えようやくカッコついた。私はタバコに火をつけて海を眺めようと幕外に出たが、ふと隣のサイトを見ると子供を抱えながら静かに南伊豆の自然を眺めて姿勢良く座っている人がいる。










こ、この人は・・・!?







act.3 2年間の感謝の言葉を伝えたい
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2019年02月08日

2月の天城越え【2周年記念キャンプ】

私はいつかの記事にこんな文面を書いたコトがある。


【「2月」は極寒・雪道・凍結・強風・流感など、いくつものハードルを乗り越えた者が営地に立つコトができる試練の月だ。】


※2018/02雲見夕陽と潮騒の岬


昨年の2月に私が西伊豆のキャンプサイトから駿河湾の先に見える雄大な赤富士に心震わせていた最中、せっかく大枚はたいてフジカストーブとか買っていろいろ寒さ対策してきたクセに、風速5〜6m/s程度の予報に怖じ気づいて同じ「伊豆キャンプ」を人知れずひっそりとキャンセルした若い家族(彼女)がいた。

その彼女は忙しかった年末のストレスも手伝って年が明けるや否や、ワイルド1やらトレファクやらで散財を繰り返しキャンプに行かずして今年も物欲を満たすコトで満足している。これは1度「説教」が必要だと1月の【塩原グリーンヴィレッジ】で吹雪キャンプにお誘いしたのだが、やれ「寒そう」だとか、やれ「雪降ったら運転自信無い」とかいろいろ難クセつけてはのらりくらりの返事。


結局「イチゴはこちらで用意する。」と私の最後通牒でようやく重い腰をあげて渋々来るコトになったが、やはりこの家族は「食べ物」で釣り上げなくてはならないコトくらい想定の範囲。イチゴ食べられる!と浮かれレジャー気分でやって来たところに「冬キャンプは強風時に幕営してナンボっ!」とお子さんを寝かせた後にこの若夫婦を焚火台の前に立たせてキッチリ説教するつもりだったのだが、キャンプ当日3日前に那須地方のウェザーニュース強風予報にまたしてもキャンセル連絡が送りつけられてきた。

しかし彼女自らキャンセル入れておいて「イチゴだけは・・・」と哀願。なんだそりゃ?と思いつつもその貪欲さは決してキライじゃ無い。「じゃあ好きなトコでいいから」と彼女にキャンプ場を選ばせたら、なんと強風の予想される海沿いの「あのキャンプ場」を指定してきた。






ほう。昨年のリベンジのつもりか・・・。おもしろい。







【ナチュログ】を始めたのは同時期の我々だが「イチゴ食べまくり」の名のもとだけに天城山を越えて、世代や家族構成はもちろんのこと、キャンプの志向さえ違う他に何の共通点も無い初対面のキャンプバカ・2組が伊豆半島先端の営地に立つ。奇しくもココはちょうど2年前、私のブログで初のレポートを書いたキャンプ場だ。

週末の予報は少々荒れ模様。今週も現地周辺は毎日8m/sあたりの風が吹いている。まぁそれくらいは想定内だし昨年のようにキャンプ場は他に誰もいないようなシチュエーションも期待できる。さて、こんな状況の中「湖バカ」でもあるこの家族の瞳に、駿河湾へ沈んでいくこの夕日はどんなふうに映るのだろうか。いや、そもそも見られるのか?


楽しみで仕方ない。









act.2 キャンプバカ・3年目の約束
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194291.htmlへつづく。





※おかげさまで本日2周年を迎えることができました。駄文ばかりの弊ブログではございますが3年目もよろしくお願いします。



  


2018年07月23日

さよなら夏キャン act.3 本当は教えたくない酷暑キャンプ 後編【休暇村伊良湖キャンプ場】

2018/07/15(日)17:00

もはや「キャンプ」とは呼べない2日目




観光農園でメロン食べて近くの道の駅でお土産買ってコンビニで果実氷を食べたらサイトに戻らず駐車場の木陰でずっと昼寝していた1日。





せめて米ぐらい炊かないとカッコつかないので夕飯には満を持してライスクッカー登場。道の駅で買ってきた粉末わかめスープをかけて氷をのせただけの「冷やし茶漬け」だったがコレはなかなかイケた。




あ、サラダだけはちゃんと作った。レタスにツナ缶あけて他は切っただけだったけどレモン搾ったらなかなか美味くて蒸し暑い夏の夜2人にわずかな笑みが浮かぶ。






お中元でいただいたカルピスを持ってきた。こんな夏の夜はホント美味い。

蚊取り線香の香り漂う中でコップに水滴がたくさんついたカルピスは
遠い夏の日を鮮やかに思い出させてくれる。
あとは花火が上がれば「日本の夏」「昭和の夏」。


この「伊良湖岬」は少年の頃両親に連れてきてもらった場所。
まだ「休暇村」ではなく「国民宿舎」と呼ばれていた時代で私達が旅行で来たその時は台風の影響によりフェリーが欠航になってしまい予定していた鳥羽(伊勢)へ渡れずにここで数日滞在したコトだけしか覚えていない。

親父が亡くなってちょうど1年。そんな思い出の場所にテントを立てて少しだけ偲んでみようかなと同じ「夏」に来てはみたけれど

もう二度と来ないと固く誓った。w





2018/07/16(月)3日目



ようやく最終日。本日も高温警報決定の朝。





めろんは「ハッハッハッ!」とワンコのように口をあけて暑がったりもしていたけどなんとか無事に過ごしてくれたようだ。





今回のキャンプでテント内熱中症対策にもってきたのがマキタの職人御用達扇風機。私の仕事用のモノだがリチウムイオンバッテリー(14.4V・18V兼用ACアダプター可)が使えてなかなかパワーもある。

本体が薄く脚は折り畳めるので積載の負担も少ないがバッテリーが異常に高価なのでキャンプ界に広まるコトはないだろう。でも今回は役にたった。






朝食を済ませた頃にはあっという間に30℃を越えてきて、たいした道具は出していないのに1時間もかけてダラダラと撤収。




「過酷」と言えば過酷だったけどその過酷からできるだけ逃げまくったキャンプ。でもなにか精神的にどーんと疲れた・・・そんな何一つ戦わずして敗れた感が強く残った「酷暑キャンプ」。





この経験はこれからのキャンプライフにきっと役立つコトだろう・・・。役立つのかっ!?







【渥美半島帰り道】

10:00にキャンプ場を出て伊良湖岬から浜名湖までの約1時間半。妻は助手席で軽い頭痛があったらしく倒れるように寝ていた。

連日の勤務による疲れもあるだろうがおそらく「熱中症」もあったのだろう。このままゆっくり寝かせておいてあげようとスピードも控えめに車が浜名湖大橋に差し掛かった時妻が突然吠えた。


「うなぎーーーっ!!!」



なにか「特殊能力」でも持っているのか。確かに鰻は当初の計画にあったが爆睡からの見事なタイミングの目覚め。更に妻は賞与が支給されたばかりでとても強気だった。


「お金は気にしないでいいから納得のうな重にしてね♪」


「まかせとけ!!じゃ【藤田】行っちゃうゼ〜!!ヤッホー!」





【うなぎ藤田浜松駅前店】053-452-3232 火曜定休
JR浜松駅南口ホテルソリッソ浜松の2Fにある創業明治25年うなぎ処浜松屈指の名店。関東風だがタレは少なく表面はパリっと少し強めの焼き加減。





この時期で連休中のお昼どき。店内は90分待ちの大行列だったが当然めろ&りんをこの炎天下の車で待たせることはできないので「持ち帰り」の予約を入れておいたのは正解だった。


近くの駐車場に車を停めて早速オープン!




おお〜っ!うなぎ キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!

おそらくこの3日間で1番元気が出た瞬間だったと思う。熱々なのに食べられる!うなぎの魔力おそるべし。価格は電源サイト1区画の料金に匹敵する。汗



ひとときの幸せな時間を過ごし浜松ICから東名高速に乗るも御殿場から交通集中による渋滞50Km。
だったら少しでも涼しい気分を味わっちゃおうと富士ICで降りて朝霧高原を通る。16:00ふもとっぱら気温24℃。やっぱキャンプするなら高原だよなーってあたりまえだ。


中央高速も小仏トンネルを先頭に30Kmの渋滞だったけどハナから乗るつもりは無く最後のシメで「小作竜王玉川店」へ。w

この店、河口湖や山中湖の小作みたいなドーンとしたいつもの感じでは無く甲府昭和インター近くだがどこか隠れ家的なひっそりとした立地にあった。





オーダーはこの期間【竜王玉川店】で提供されている「おざら(冷やしほうとう)」。カボチャは無いけどさっぱりした醤油ベースの汁にキンキンにシメたほうとうの「つけ麺」スタイル。1度試して損は無い。





古民家造りの小作。やっぱ山梨通っちゃったら寄らないワケにはいかないだろう。また秋の佳き日に訪れたい。





結局最後は「藤田のうなぎ」と「小作の冷やしほうとう」に救われた夏キャン。


なんもキャンプらしいコトできなくても最後に美味いもの食べれば結果オーライ的なキャンパーの風上にも置けない2人とwith Cだった。






【本当は教えたくない酷暑キャンプ】完



  


2018年07月22日

さよなら夏キャン act.2 本当は教えたくない酷暑キャンプ 前編【休暇村伊良湖キャンプ場】

2018/07/14(土)16:30

管理棟で受付を済ませて場内へ。風が強い地域なのだろう。周辺には大型のプロペラ式風力発電機が立ち並んでいる。

キャンプ場は海風の防風林のような森に面していて周囲の展望は皆無。風の心配はしなくてもいいような感じだが逆にこの時期にこの緑は鬱蒼としていてとても暑苦しい。


指定されたサイトは59番。プライベート感は素晴らしくサイトにはイス・テーブル・カマドが設置されている。(電源無し)





車をサイトの駐車部分に停めていつもなら「さあ設営!」と張り切るところだが夕方になってもまだ35℃。夫婦は押し黙ったまま車を降りようとせずエアコンの風を受けたまま時は流れる。


車のフロントガラス越しに「蜃気楼」が見えるような灼熱の区画サイト。私は「行くぞっ!」と妻に声をかけて車を降りた。



今回も我が家の夏キャンスタイルであるテンマク・ヘキサタープにウェザーマスター・ブリーズドーム240のインナーテントのみ。通常ならテント5分にタープは10分。タープ下のイスやテーブル、ランタンやキッチンの準備等で20分ほどの30〜40分で設営は完了するのだが(インナーテント内は妻が準備)


まとわりつくような熱気にグランドシートを広げポールをインナーテントのスリーブに通してテントを立ち上げた途端「ダメだぁ〜」とヨロヨロ車に逃げ込む。

尋常ではない太陽光線を浴びてタープもメインポール2本立ち上げたらすぐに「ひぃぃ〜」とまた車に逃げ込み

加えて期待していた海風もまったく吹かず炎天下の「無風状態」に他のペグを打ち終えたら「オェェ〜」とまたまた車に逃げ込む・・・を繰り返した結果





なんと設営に1時間30分もかけて完了。ちなみにテントはペグも打っていないしポールにフックすらかけていない。もうボロボロで写真も撮れず↑写真の日射しは翌日の「朝日」だ。汗




夕食は素麺やっぱり揖保の糸。これしか食べられる気がしなかった。


風呂は休暇村本館の大浴場へ。どこの休暇村でもキャンプ宿泊者は18:00〜21:00が入浴時間となっている。

21:00頃に風呂から上がったが気温はまだ30℃を越えていてサイトに戻る気にもなれず本館の駐車場で22:00過ぎまで車のエアコンで涼む。汗
夜間に場内の車移動はあまりよろしくないがまだまだ場内はファミキャン大盛況で花火やBBQで賑わっていたのが幸いした。


インナーテントのメッシュ部分はフルオープン。私も妻もシュラフの中に入ることはなく23:00過ぎにようやく気温も下がり眠ることができた。



2018/07/15(日)2日目




朝05:30起床。思えば落ち着いていられる時間はこの時だけだったかもしれない。




朝食はテレビCMで見た「サッポロ1番冷やし塩ラーメン」。レモンをのせたのが唯一のこだわり。



08:00には気温急上昇。逃げるようにサイトを後にした。汗





行くアテもなく海に出てみたがめろ&りんを車に残して海水浴などできるワケもなく、どこか日陰無いかな〜と半島の先端をさまようコトになった。本来なら楽しい楽しい「キャンプ2日目」の朝なのに。




半島先端の「伊勢」に渡るフェリー乗り場。しばらく来ない間に「道の駅」になっていたがまだ09:00前。

仕方なく太平洋側にまわり【恋路が浜】の駐車場に車を停めてしばらく海を見て過ごすが、このあたりから「いったい俺はなにをしにココへ来たのだろう」という気持ちが芽生え始める。おそらく妻もうすうす感付いていたかもしれない。

何かこのジリジリした暑さを吹き飛ばすようなコトはないだろうか。私はベタ凪の海を見ながら考えた。



そうだ「メロン」だっ!

この暑さにダラけてキャンプらしいことは何一つ出来ず気分もアガらない局面を打開するには渥美半島の爽やかな「メロン」しかない。


ここ渥美半島は日本有数のメロン産地であるコトはご存知だろう。




道沿いには無数のメロン栽培ハウスが立ち並び市内のあちらこちらに「メロン狩り」「メロン直売」の看板で賑わっている。




30代の頃フェリーで伊勢に渡る前も帰る時も立ち寄った国道42号線沿いにある「シーサイドファーム伊良湖」。

連れていった若手社員の1人は「メロン食べ放題」で5玉を食べたところで裏の畑にダッシュして派手にリバース。その後さっぱりしてからまた5玉を食べ直したという伝説の残る観光農園だ。

しかしそのイメージがまだ残っていたので今回は別の農園を探しながら走っていたらまだ09:00なのに駐車場が賑わっている農園があった。




【日研農園】(国道42号線沿い)

メロン狩りや食べ放題、100%ジュースにメロンかき氷などなんでもアリ。




もちろん「直売」もある。1玉1,300円から。





連日の酷暑にちょい胃をやられている私。ここはおとなしく1/4玉(400円)。




個人的にメロンは銀座千疋屋の陳列棚中央を陣取る静岡産のメロン(クラウンメロン)がNo.1と思っている。その芳醇な甘さは他を寄せ付けないほどのモノだが、このような「猛暑」の日に食べるならそんなに甘くなくむしろまだ少し「若い」と思えるけどキッチリ冷えたメロンの方が美味く思える。


「もう閉店までココでいいんじゃね?」


ふと頭をよぎったが車にめろ&りんが待っている。「生メロンかき氷」に後ろ髪を引かれる想いで農園を後にした。





その後休暇村周辺をウロチョロしてコンビニで「ハロハロ果実氷いちご」(妻は果実氷温州みかん)を食べるが結果的にコレが「昼食」となる体たらくぶり。汗




1度サイトに戻ったがやはり風も無く気温は35℃で不快指数MAX。今回はもう「キャンパー」としてのPRIDEは棄てた。

さすがにサイトでエンジンつけっぱなしは良くないので休暇村本館前駐車場にコソコソと移動。希少な木陰を見つけてなんと夕方までエアコンつけっぱなしの「昼寝」。滝汗



今回のキャンプ?で1番長く居た場所がこの木陰となった。





【本当は教えたくない酷暑キャンプ 後編】へ続きます・・・。





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2018年07月18日

さよなら夏キャン act.1 だからよせばいいのに編【休暇村伊良湖キャンプ場】

2018/07/14(土)

3連休の朝なんてどこに向かうにしても大渋滞。

いつものキャンプなら夜のうちに出て現地近くのサービスエリア等で仮眠の予定でもワクワクで始まるのになぜだか今回はその気になれない。前日の夜に妻から何時に出るの?と聞かれ朝4時くらいかな・・・と曖昧には答えたがハッと時計を見ればもう7時。汗

こんなコトは初めてで慌てて圏央道に乗るも厚木JCT(東名)・八王子JCT(中央道)の渋滞はもう始まっていて電光案内板の表示を見た時まだ朝8時台なのに心が折れかけた。

ただ復路の渋滞ならまだしも往路の渋滞だけはどうしても避けたい。これから過ごすキャンプのモチベーションに大きく影響するから。





目的地は愛知県渥美半島伊良湖岬。静岡県浜名湖の南に向かうのに私は一念発起して鶴ヶ島JCTから関越道を北上する。
普通ならありえない選択だが2〜3時間ノロノロ走るくらいなら遠回りしてスイスイ走った方が到着は同じ時間でもまだ気持ちは救われる。

軽井沢を越え東部湯の丸ICを一旦降りて諏訪湖まで国道を通りショートカット。岡谷ICからまた中央道に乗り直して飯田ICへ。そこからはずっと下道を覚悟していたが私の古いカーナビには表示されない新東名高速浜松いなさICに接続する為の自動車専用道(三遠道路・無料)を発見!

そのまま東名高速三ヶ日JCTへ繋がり三ヶ日ICを降りたあとは三河湾側の国道海岸線を通りキャンプ場到着は16時。




約8時間かかってしまったが通常自宅から伊良湖岬までの約350Kmは休憩を含めて約6時間を予定するので渋滞のロス時間を考えればスイスイ走って来られた分だけ得した気分になれたし
たかが富士本栖湖なのに中央道渋滞に突っ込んで6時間もかかった8ママさんの速報記事を見て「ククク・・・。」と嘲笑えたのも幸いした。



「遠回りしたけど渋滞回避して休暇村キャンプ場にインしました。」

と簡単に済ませばいいコトをこんなにもクドクドと綴って来たのは2ヶ月ぶりのキャンプだと言うのに35度を越えるこの酷暑のせいで今回のキャンプ中「頑張った」と思えるコトはホントにこれだけだから。汗

ではわかっちゃいたのに何故こんなクソ暑い時期に標高ゼロの海沿いキャンプ場を選んだのか。





実はキャンプを始めて何年も経つが夏の「猛暑キャンプ」をした経験がなくて一昨年までは冬キャンプだけだったし、昨年夏の四国3泊・北海道7泊は晴れた日もあったが気温は全日程で28度を越えるコトもなく特に北海道では寒くて現地で上着を買ったほどだった。

若い頃勤務していた会社から叩きこまれた「実績なくして論議はするな」という言葉は私の座右の銘。
このブログで私は「キャンプの品格」やらコットンタープのなんちゃらを偉そうに語り、夏は動かずネットで買い物三昧・食い道楽を繰り返すもブログはストップしているひなこさんをさんざん非難してきたが

「実際のところお前はどうなのよ?」

「死ぬほど暑いトコでキャンプしたコトあるんかっ!?」

と言われれば何も言い返すコトが出来ない情けない状況。
今後の為にも「猛暑キャンプ」を1度は経験しておかねばならず、そんなちっぽけな実績作りのためにこの地この環境を選んでやって来たが東海地方の熱中コンディションは想定外の最高レベル。

キャンプの日が近づくにつれ連日続いているこの記録的猛暑にやる気と体力がどんどん失われていくのをハッキリ自覚できるほど弱っていたが

「やっばりキャンプっていいよなぁ・・・」とか

「こっそり買っちゃいました!!」

なんて盛り上がっている記事が次々と無情にも投稿される中で

「やっぱり止めよっかな・・・」

とは口に出せずに結局この日を迎えてしまったのが朝の出撃時間遅れ夕刻キャンプ場インの主な理由。





まぁあれこれ振り返っても仕方がない。もうキャンプ場に来てしまったのだから気持ちを切り替えて目一杯楽しもう!

到着は夕方になってしまったけど少し涼しくなって設営楽になったじゃないか!なんてこの時点ではまだポジティヴな考えが出来ていた。






さあこれから2泊3日の命の危険さえ伴う休暇村区画サイトでTHEサバイバルキャンプ!!!


かつてない環境下でネコ2匹と壮絶な3日間が始まる・・・。






act.2に続く