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Posted by naturum at

2018年05月16日

飛騨高山と乗鞍岳にさようなら。最高の景色をありがとう!【2018GW旅キャンプ8日目後編と最終日】

おおお、おい、アレ!!!ウソだろ!?






目を疑った。


道路脇に車を停めて何度も見返すが



見間違うハズもない。


手前から西穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳・・・。



そして大キレットの先に天を突き刺すあの穂先は


北アルプス南部の主峰、すべての登山者の憧れ「槍ヶ岳(標高3,180M)」だ。




※2012年7月(ガラケー撮影)



かつては「槍の穂先」だけでもこの目で見たくて

まだ「北アルプス」をあまり知らない頃に安曇野のサイクリングロードから

北アルプス・東銀座の常念岳山頂を「ヤリ?」と半信半疑で眺めていたコトや

見えなくてもいいから少しでも槍ヶ岳に近づきたくて燕岳からの東銀座・縦走コース登山口となる秘境「中房温泉」まで行ってみたり。


その後も長野県を訪れて走りまくり、結局松本市内のホテル「ブエナビスタ」のトップラウンジから常念岳の横にわずかに見えるという情報を入手。


雲の無い快晴の日、朝イチのブュッフェが始まる前に会場へ行き1番窓側の席をキープして

妻とちょこっと見えた槍の穂先にアホみたく歓声をあげていたが



まさかこんな田舎の雑草生える道路脇が最高のビューポイントだったなんて・・・。


車から一眼レフを持ち出して覗いてみたら





おお!大キレット(右側・日本屈指の岩稜難関登山道)から南岳、中岳、大喰岳の夢の稜線縦走コース!






槍から延びる「西鎌尾根」まで見えるじゃないか!!!



この時点で溢れる涙がファインダーの視界を邪魔している。w



【槍ヶ岳→西鎌尾根→双六岳→日本最後の秘境「雲の平」】


私の足で4泊5日かかるコース。でもそれだけの日数を透析しなければ往路で力尽きてしまうだろう。


だから私が何かの病気にかかり医師に余命宣告されたら

文字通り「死ぬ気」で挑戦すると常々妻に話しているコースの一部「西鎌尾根」が見えたこの感動は言葉にできない。




「槍や穂高は隠れて見えぬ、見えぬあたりが槍穂高」


幼少の頃よく聴いた「アルプス1万尺」。





うおおっ!!「小槍(こやり・山頂左側)」も見える!



あまりに突然だったので軽くパニックになってしまったが


車に戻りキャンプ場に向かい始めて落ち着いたら


「やっぱり俺の心の山は【槍・穂高】だなぁ」と心から思えた。



滅多に見れない岩ばかりの山々だけど

いつかまた飛騨・高山を訪れた時には

真っ先にココに来るだろう。









14:00にはキャンプ場に戻り

風呂も入ってきたし、さぁあとは飲んで食べるだけ。






ユニセラに朴葉を置いて飛騨牛(A4)と多目のしいたけ・ネギを乗せる。





肉に火が通ったら高山の味噌を混ぜて




飛騨高山の郷土料理「朴葉味噌」の完成!





ビールに合わないワケがない。


その地方のいい温泉と郷土料理をキャンプで味わうのは最高の贅沢。


妻のリクエストで白米も炊いて「2018GW旅キャンプ」最後の料理は大成功に終わった。







2018/05/06(日)07:00


撤収日もよく晴れた朝。

休暇村越前三国キャンプ場の夜と博物館めぐりした時だけ雨に降られたけど


終わってみればいい天気のゴールデンウィークだったと思える。






「富山ブラックラーメン(残材全部のせ)」で朝食を済ませ撤収。





【IMIX自然村南乗鞍AC】3日間ありがとう!またいつか。




御嶽山さようなら!



帰りはまた野麦峠を通って長野県松本市へ。





まだ桜の残る「乗鞍スーパー林道」。


結構走ったところでまさかの「通行止」。もっと手前に表示してくれよっ!汗


なんて思ったら道路脇に案内板が立っていて





北アルプス・乗鞍岳とその峰々が「絶景」と呼ぶに相応しい大自然を見せてくれた。





「なるほどな、この眺めを見せてくれるためにココまで通行止にしてないのか。やるじゃん松本市!」


なんてポジティヴ!w


名残惜しいけど乗鞍岳にもさようなら!また来るよ。







さぁ最高の眺めの後【2018GW旅キャンプ】の大トリを飾るのは「最高の温泉」しかない。


宇奈月温泉(富山県)、和倉温泉(石川県)、三国温泉(福井県)、山中温泉(石川県)、新穂高温泉(岐阜県)と今回の旅キャンプで各地の名湯を満喫してきたが


1つ足りないのが「硫黄泉」。


ならば行くしかないだろう。





【泡の湯(長野県白骨温泉)】(また混浴)

含硫黄−カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩温泉(硫化水素型)





源泉かけ流しは毎分1,500L以上の湧出量を誇る泡の湯。大露天にドバドバ流れ込むあの光景は健在。

ココは洗い場があるのもいいね。



帰りは松本ICからノンストップで帰っちゃおうと思っていたが





横川SAだけはいつも吸い込まれてしまう。汗



連休最終日は渋滞も無くスムーズにさいたま市まで帰ってこれた。





長々と綴ってきたけど、それはどれも楽しくて忘れないように記録しておきたいから。





また何年かしたら妻とめろ&りんを連れて訪ねよう。






前半は富山・能登半島・加賀・福井の「北陸」。

後半は飛騨と乗鞍岳周辺。






総走行距離2,540Km。

思い出深く忘れられない9日間の旅となった。







最後までご高覧いただきましてありがとうございました。







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2018年05月15日

野麦峠を越えて憧れの奥ホに手が届きそうな奥飛騨温泉郷へ【2018GW旅キャンプ8日目前編】

2018/05/05(土)06:00




森の中で食べる朝カレー。


以前に湾岸線市川PA(千葉県)で販売されているのを見たことがあった「松井家のカレー」。





先日行った「松井秀喜ベースボールミュージアム」で買ってきた。


写真左の青い箱が「練習中」、右の赤い箱が「試合前」。


「試合前」の方がニンニクが効いていて朝からパワー全開!






よ〜し行くゼ「奥飛騨温泉郷」!ココからほんの80Kmだ。





キャンプ場から出ると目の前に木曽の御嶽山(標高3,067M)が見えた。

2014年9月大噴火の犠牲者にご冥福を祈る。



奥飛騨温泉郷は乗鞍岳の反対側(北側)にあるので乗鞍岳をぐる〜っとまわりこまなければならない。


高山市街を抜けていくルートの方が若干近いのはわかっちゃいるが


野麦峠を越えて安房トンネル側から行く気分アゲアゲのルートを選択。


安房峠のトンネルが開通したコトにより交通路の役目を終えたこの道は対向車などまったく来ない。あゝ野麦峠よ。






しかし私には乗鞍岳と御嶽山を眺めるコトの他にどうしてもここに来たい理由があった。


標高約1,600Mの最高地点を越えて長野県松本市に入るとすぐに出てくるのが


【ながわ野麦峠オートキャンプ場】(長野県松本市)




いや〜気持ちよさそうなキャンプ場だ。

オートキャンプ場ガイドを眺めてはぜひ来てみたいと常々思っていたキャンプ場。





入口には立派な管理棟があり





芝のキレイなサイトが並ぶ。


周囲の環境も申し分なく次回上高地方面に来たときは是非とも利用したいキャンプ場となった。



さらに車を少し走らせると出てくるのが


【高ソメキャンプ場】(長野県松本市)




今、私の「行ってみたいキャンプ場」5本指のうち「2本」が同じ道沿いでこんなに近い距離にあるなんて!


いやいやそれにしてもこのキャンプ場もホント素晴らしい!





管理棟もしっかりしてそうだし





場内の池も素晴らしいけど






やっぱこの「白樺」が最高だよなぁ。





近いうち絶対来てやる・・・。



野麦峠→奈川ダム→安房トンネル→平湯と爽やかな新緑の中を走り奥飛騨温泉郷へ。


【奥飛騨温泉郷オートキャンプ場】(岐阜県高山市)




「道の駅」も併設しているこのキャンプ場。

20年くらい前に利用した時はまだ「道の駅」なんて無く

夏休みはすべてコールマンの緑テントで埋め尽くされていた。

東に噴煙を上げてくすぶっている「焼岳(標高2,455M)」の姿が素晴らしい。



そして奥飛騨温泉郷・新穂高温泉へ。


5年前に妻と新穂高ロープウェイに乗った時は曇っていて西穂高岳も見ることができなかったけど





温泉街に入れば「西ホ」どころか

今日は国内3位の標高を誇る「奥ホ(奥穂高岳:標高3,190M)」の山頂まで見える!


涙モンの景色だ。私にとっては富士山が見える見えないどころの話ではなく


5年前、奥穂高岳山頂を目指して涸沢まで辿り着くも


台風18号の通過により登頂断念。


涸沢のテン場から奥ホ山頂は見えないので

山頂までの登山道となる雨に濡れたザイティングラートを1日中妻と眺めていた。


肉眼で見るのは6年前「北ホ(北穂高岳:標高3,106M)」に登頂できた時以来2度目。


「岳(ガク)」のオープニング曲が聴こえた気がしていた。



新穂高温泉では先日ひなこさんが紹介していた「佳留萱(かるかや)山荘」の大露天風呂が人気だが


今回私が行ったのは「佳留萱山荘」よりももう少し奥。





【槍見館(新穂高温泉)】

泉質は佳留萱山荘と同じ単純温泉/炭酸水素塩泉(自家源泉1本、共同源泉1本)。

無色無臭・加温加水などない100%源泉のかけ流し。


まぁ素晴らしい温泉だが私の狙いはそれだけではない。


宿の名前は「槍見館」!

私は受付で開口一番

「ホントにヤリ、見えるんすか!?」


「見えますよ〜」

受付のおねえさんにドヤ顔で返される。





500円/大人1名を払い「槍見の湯」への階段をワクワクで降りていく。






しかし柵の横からチラっと覗いてみたら、そんなに大きくはない「槍見の湯(混浴)」にペチャクチャ話し合っているじいさんばあさんが7〜8人。


こりゃダメだと受付に戻り追加で1,000円を払いそこから少し奥にある貸切りの「播隆の湯」へ。






「離れ」みたいな感じでこれなら落ち着いて入れる。妻とだけど。w





目の前を流れる蒲田川の音は清々しく





見る角度が悪かったのか「槍」を見ることはできなかったけど目の前は雪の穂高岳連峰どーん!





40〜42℃くらいと思われる丁度いい湯加減の中で


足を伸ばして清流の青、山の緑、雪山の白、そして快晴の青空とゆっくりと順に見上げていけば


この旅キャンプの疲れも全部忘れてしまう最高の温泉となった。







さて今日で実質「2018GWキャンプ」も終わり。


温泉の後は早目にキャンプ場へ戻りのんびり過ごそうと決めた。



キャンプ場への帰り道。高山市街を抜けて小さな町の田舎道をトコトコと走っていたが


道が高台にさしかかった時ふと目にした風景にこの旅1番のサプライズが私達に訪れた。







「えええ〜っ!!?





飛騨高山と乗鞍岳にさようなら。最高の景色をありがとう!【2018GW旅キャンプ8日目後編と最終日】へ続きます。



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2018年05月14日

大自然の中であらためて感謝できたキャンプ【2018GW旅キャンプ7日目】

【アイミックス自然村南乗鞍AC】(岐阜県高山市)





北アルプス・乗鞍岳。主峰の剣ヶ峰は標高3,026m。


以前はマイカーで山頂付近(畳平)まで行けて(現在は規制中)


小学生の時から何度も訪れている親しみのある山だ。




※キャンプ場手前2Kmクマいるの?


GW後半の3泊はこの乗鞍岳の南麓・標高1.450Mのまさに「自然」しかない林間キャンプ場で過ごすことにした。





昨日はいろいろと寄り道ばかりしたせいで到着が遅くなり


相変わらず荷物は少なくて設営は1時間もかからないが





ゆっくりと落ち着いた頃には周囲もすっかり暗くなっていた。


ムササビウィングをテント前方に被せてあるのは

2日前に発覚したウェザーマスター・ブリーズドーム前室の「雨漏り」対策。汗


朝方に雨がパラつくかもしれないとの予報が出ていたので念には念を・・・。





2018/05/04(金)06:00






「雨」じゃないんかいっ!!






気温0度。服装は薄手の春仕様。もちろんトヨトミストーブはしっかりと倉庫に置いてきた。汗






冬キャンプなら「雪」も歓迎するが






意表をつかれた「雪」ほど厄介なモノはない。






まさかゴールデンウィークに奥義「雪バンバン」を繰り出すコトになろうとは・・・。


南乗鞍のキャンプ場、あなどることなかれ。







幸いにもスタッドレスタイヤを履いていたので無事に下山。

午前中に高山市内の病院で透析を終わらせた。







午後はとりあえず市街に出てみたが




「古い町並み」や中心部はあいかわらずの人混みで車を降りる気にもなれず





少し郊外にあったいい感じの精肉店で「飛騨牛」と「飛騨ポーク」を仕入れてキャンプ場に戻った。



もう10年以上前の話になるが私は高山駅前の「名店」と呼ばれる店でA5ランクの飛騨牛ステーキに舌鼓を打っていた。


それから1ヶ月後の新聞に「飛騨高山の老舗○○、牛肉偽装表示!!」の見出しが社会面に踊る。汗


飛騨牛A5ランクの肉に無ブランドのA3・A4ランク肉を混ぜていた・・・というよりA5ランクなんて入っていなかったのだろう。


その老舗○○でビール片手に「やっぱり飛騨牛のA5って最高だよな〜!」と喜んでいた私。汗


腹ただしい気持ちよりも己の「バカ舌」のなんとも情けないことよ。



そんな経緯もあり今回は同じ飛騨牛でもA3・A4ランクの肉を購入。苦笑





ま、最近は「A5」の脂がちょっとキツくなってきたのもあるけどネ。





林間のキャンプ場は久しぶりだが焚き火が絵になる。

また周囲の小枝を集めての焚き火だったがやっぱりコレが1番楽しい。






しかしこのキャンプ場、設備は最低限だけど自然は最大限。





キャンプ場の奥の方は平らで開放的なオートサイトだけど






今回私が案内されたのは管理棟が近い方の完全プライベートサイトだった。





管理棟(自販機・トイレ)に近くて便利なのにワイルド感に溢れていて





「あ〜山の中でキャンプしてるな〜!」と強く実感できる。



いいキャンプ場だ。






しかしここまで「大自然」のオートキャンプ場は経験したことなくて






狭いテントの中で妻やめろ&りんと一緒にいると

非日常から生まれてくる不思議な「一体感」。



みんないつもありがとうな。こんな俺と居てくれて。


そんなことを思いながらこの日は早目に就寝した。







野麦峠を越えて憧れの奥ホに手が届きそうな奥飛騨温泉郷へ【2018GW旅キャンプ8日目前編】へつづく


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