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2017年08月30日

夏キャン(北海道編)act.7 見渡す限りの地平線と究極の源泉かけ流し

8月16日(水)

ようやく天候回復。




朝メシも気合いが入ったTKG。笑





朝07:00にはキャンプ場を出発。中標津町経由・国道244号線を通り斜里岳を望みながら知床を目指す。





燃料補給の為ちょっと寄ってみた道東の玄関口「中標津空港」。写真は管制塔。

空港前はガソリンスタンド・コンビニ等何も無く閑散とした感じ。

仕方なく中標津町の市街へ。ついでに見つけたキャンプ場。


【緑ヶ丘森林公園キャンプ場】




市街地に接した広大な自然林に囲まれたキャンプ場。テント場はほとんどが木陰になっているが圧迫感はなくいい感じ。




テント+タープでも500円でお釣りがくる。ここも道東の拠点にするにはもってこいのキャンプ場だと感じた。






市街地を抜けて道東の象徴となるミルキーロードを走る。




気分爽快!北海道最高!





地球が丸く見える「開陽台」。日本でこれほど四方が開けた場所に来たことは無い。




いや〜地平線いいなぁ!




こんな眺めでキャンプできたら最高だなぁ・・・。





って、できんのかーいっ!?


【開陽台キャンプ場】(名称未確認)

サイト脇の展望台に水・トイレはあるが詳細不明。

展望台には小さなレストランがあって名前は忘れたが東京駅にも出店している有名店らしい。スイーツ系もたくさん販売されていた。




そんなことよりこのスーパーロケーションだけで十分価値はあるのだが、真骨頂は満天の星空らしい。

これなら営地の設備なんてどうでもいい。夜になれば星空しか見えるものはないハズだ。

明かりなど何ひとつ見えない丘の上で視界を遮るものも何もない。

すげぇなぁ・・・。ちょい怖そうだけど。






斜里町からはオホーツク沿岸の国道344号線を北上。




運転しながら口ずさむ「知床旅情」。


「知床の岬にハマナスの咲く頃〜♪」


「思い出しておくれ〜俺達のコトを〜♪


「ラララララララ〜ラ〜♪」


妻:「知らんのかいっ!」


しっかり教えてもらい何度も何度も歌い続けた。


「知床旅情」 作詞作曲:森繁久彌

知床の岬にハマナスの咲くころ
思い出しておくれ俺たちのことを
飲んで騒いで丘にのぼれば
遥か国後に白夜は明ける



【国設知床野営場】




ウトロの高台にある人気のキャンプ場。でもココはないな。笑



知床観光は一般的に海からヒグマや先端の岬を眺める観光船とネイチャーガイドと一緒に原生林の中を歩くトレッキングがある。

我が家はめろんとりんごが車で待っているのでそんなに時間はかけられない。

めろんとりんごは自然センター駐車場で待っていてもらい私達はバスに乗って知床五湖方面へプチ観光。(8月はマイカー規制中)





エゾシカや




キタキツネに見送られながら大型の観光バスは未舗装の細い道を進んで行く。






終点「カムイワッカ湯の滝」。

熊鈴鳴らしながら5分くらい歩くと見えてきた。




さぁここから沢登り!

1番手前の滝は脇の岩を登るがそこからは川の中を歩く。




この川は知床連山の1つ「硫黄岳」から大量に涌出した硫黄成分が流れていて「湯」になっている。

上流に行けば行くほど熱くなっていくらしい。

川底は結構滑るが5分くらいで1の滝に到着。私も妻も運動靴のまま。




滝壺はぬるいけど立派な温泉。しかも究極の「源泉かけ流し」だ。


観光客の子供達は飛び込んでとても気持ち良さそうだが大人は誰も入らない。

写真には写っていないがまわりには4〜50人はいるだろう。


うう!入りたい!

後ろから妻の視線を感じここはグッとこらえて足湯のみを楽しんだ。

残念だったのは今は落石の危険があるらしくこの1の滝までしか通行できない。監視員まで立っている。

3の滝まで比較的楽に行けるらしく湯温もバッチリだそうでいつかまた訪れてみたい。




少しだけだが知床の自然に触れることができたことが嬉しくて

帰りの道から見えたオホーツク海がとても美しく見えた。






復路で知床五湖の木道を少しだけ歩いた。




十分高さがあるのでクマの襲撃に会うことは無いがフチには電線が張られている。




そろそろめろん達も心配なので最初の湖が見えてきたところで引き返した。


世界遺産「知床」とオホーツク海。妻に見せたくてはるばる埼玉からやって来たが

生涯忘れられない思い出になった。






知床峠を越えて裏側の羅臼町で良さげな店を見つける。




ここはやっぱりホッケしかない。




ホッケは食べやすくて美味いねぇ。笑


帰りは国道335号線を南下。海の向こうにはうっすらと国後島。

今日もキャンプらしいことなんも無し!汗




あっという間に虹別キャンプ場最後の夜。





act.8に続きます。




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Posted by Suika with C at 07:14Comments(6)◆北海道虹別AC(標茶町)

2017年08月29日

夏キャン(北海道編)act.6 絶景の岬にルパン?浜中町で待ってるぜ!

8月15日(火) 5日目





本日から2日間かけて知床方面へ向かう予定だったが天気は朝から弱い雨。




真夏なのに朝はホットコーヒーなんて想定外。気温は16℃。


しかし明日からは回復するとの予報だったので本日は私が北海道でまだ行ったことのない本土最東端の町・根室をドライブメインで目指すことにした。




ま、特別なにか目的があったわけではなかったのだが最近になって自分は「半島好き」ということに気づいた。

「半島」とは3方を海に囲まれた地のこと。

いつも先端に行けば海しかないのに、なぜだか無性に行きたくなる。

これは自分でもよく理由がわからない。景色だけではない何かが私を誘うのだ。





根室市街を抜ければオホーツク海を見ながら草原の一本道。

たくさんの牛や馬がのんびり放たれているが周囲に管理するような厩舎などが見当たらない。

野性なの?と思えるような光景。短い夏を楽しんでいるかのようだ。





大きな灯台が見えてくればそこが納沙布(のさっぷ)岬。

数件の食事処しかない辺境の地はライダー達で賑わっていた。




トキシラズとウニは別注で




「根室カニづくし」

見た目がイヤで食べられなかったカニ味噌。

根室まで来て食べられなかったら一生食べられない!

覚悟を決め思いきって口に運んだが


今までずっと妻に食べてもらっていたコトを悔やんだ。





特別な景勝地って感じではなく、なんとなく寂しい色に見えるオホーツク海と、霞んで見える島は異国となる北方領土。

カニと哀愁と望郷の街「根室」。楽しいところとは思わなかったが来てよかった。






復路は北太平洋側の道を厚岸(あっけし)に向かって進む。


妻からのリクエスト「厚岸の牡蠣」が今夜の夕食になる予定だ。

厚岸まで一直線のバイパス的で楽な国道を通るルートもあったが、こういうところは多少時間がかかっても我が家は市街地の生活道路を通る。

ほとんどの店は閉まっていたりつぶれていたりしているが、助手席に座っている妻は、地元の商店や飲食店、看板などで祭りの案内やちょっとした町情報などを見つけるのが楽しいらしい。




納沙布岬から海沿いを快調に車を走らせていると「←霧多布(きりたっぷ)岬」の案内表示が出てきた。

名前は聞いたことあるけどガイドブックには載っていない。


もう来ることないかも知れないし寄ってみるか・・・。とハンドルを切ったがここにプチサプライズが待っていた。



【霧多布岬キャンプ場】

うおお!

思わず声をあげた。

なんだこりゃ。こんなキャンプ場あんのかい!


岩壁の上のゆるやかな傾斜がついた台地に鮮やかな緑が広がっている。


スゴいなぁ。こういうのが本物の「絶景」って言うんだよな。(テントサイト無料)


私が見た海キャンプ場のなかで1番のスーパーウルトラロケーション!これだから北海道の魅力は計り知れない。



キャンプ場から歩いて行けそうなところに「ふれあい交流センター霧多布温泉ゆうゆ」があった。

ちょうどいいや、ここで風呂入っていこうと小高い丘をのぼった。




駐車場も広くて新しく近代的な入浴施設。







なにぃ!?


正面玄関にはバニーの不二子が立っている。


もう風呂なんてどうでもよくなりココだけのオリジナルグッズを長々と吟味。

ステッカーやらキーホルダーやら。



「また余計な買い物をしてしまった・・・。」





街のメインストリートには五右衛門や銭形警部の姿も見られた。

かのモンキー・パンチ氏はここ浜中町の漁師の家に生まれたことだけは覚えておいていただきたい。



夜は厚岸港を見下ろす高台にある「厚岸グルメパーク味覚ターミナル・コンキリエ」。




牡蠣料理ならなんでも食べられる道の駅。





私達は炭火焼きの店を選んで入ったが、牡蠣だけは煮ても焼いてもムリな私。

厚岸まで来てカキ食べられないなら本物だ。




妻は特大カキ4枚も食べてご満悦。

私は根室のサンマ。






キャンプ場に戻ったのは20:30頃。明日はいよいよ知床方面へ。




でもなんだかよかったな、根室半島。





act.7に続きます。(あと3回)  続きを読む


Posted by Suika with C at 06:25Comments(6)◆北海道虹別AC(標茶町)

2017年08月24日

夏キャン(北海道編)act.5 霧の摩周湖は見られたのか!

8月14日(月)4日目




今日は朝イチから網走厚生病院で透析のため6時にはキャンプ場を出発。ほんの100Km程度のドライブだ。





20年近く前になるが宗谷岬からオホーツク海沿岸を南下して網走市に向かう途中、サロマ湖のほとりで「北海シマエビ」、市街で「アブラガニ」に舌鼓を打ったコトが忘れられず

市内でどこに行けば買えそうか病院の漁師の嫁さんだという看護士に聞いたら7月で終わりと聞いてガックリ。

妻に食べさせたかったのだが、ならばここは寿司しかない。

観光用ではなく網走の地元の人が行く回転寿司を聞けば

キーワードは「月と太陽」だった。(?)笑



お洒落でデート向けなら「月」。ファミリー向けなら「太陽」。

私は「月」を選択。寿司の値段は変わらないらしい。かなりの繁盛ぶりだ。




寿司は廻っておらず注文シートに書いてから渡すシステム。




いやぁ食べた。2人で15皿(エビ汁・アラ汁付)。5000円弱。




私が1番だったのはウニでも炙り中トロでもなく「エビ3種盛り」!(×2)


真アジも夫婦で顔を見合わせてうなずくだけ。笑





その後は妻に網走監獄を案内。本気で見てまわれば半日かかるがこの日は天気も良く少し暑かった。




園内は奥に進むにつれ坂を登っていくのだがこれがなかなかしんどい。

ようやく1番奥の木造監獄にたどり着いた時にはヘロヘロ。1時間ほどで観光を終わらせた。





実際の網走刑務所は森に囲まれていて建物すら見えない。

小さな川の橋を渡るのだが「観光お断り」の立看板。意外と市街地のいいところにある。



今日は早めにキャンプ場帰ってゆっくりしようと、復路に向かった途中で網走湖畔キャンプ場の眺めに驚いた。




【呼人浦(よびとうら)キャンプ場】

網走市管理で利用料はなんと無料。車の乗り入れはできないがすぐ近くに駐車場がある。

当初はここも候補にあげていたが「無料」に不安があった。

オートキャンパーにライダーやチャリダー。みんな思い思いにキャンプを楽しんでいる。

北海道すげぇな・・・。


帰路は国道391号線を通って昨夜の川湯温泉方面へ。




途中、妻に「夕陽の摩周湖」を拝ませてやろうと目論んでいたのだが

標高があがるにつれ「霧」が・・・。笑


で、展望台(道の駅ましゅう)に到着。






なんも見えねぇ・・・。


ま、これも「期待どおりの摩周湖」と言うことで。汗





キャンプ場に戻って北海道来てから初めての料理!(TKG除く)



帯広の道の駅で買って来たもち豚!




豚丼フォーエバー!





今夜も21:00就寝。








act.6に続きます。



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Posted by Suika with C at 14:46Comments(2)◆北海道虹別AC(標茶町)

2017年08月23日

夏キャン(北海道編)act.4 濃すぎるオンネトー温泉・快適すぎる虹別オートキャンプ場・夜は川湯温泉!

8月13日(日)

スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドの朝は鳥の鳴き声しか聞こえない。

就寝が早かったので朝5時前に目が覚める。




撤収はテントとイスとシュラフだけの楽々撤収。

妻は朝から北海道セブン限定の甘納豆赤飯にハマっていた。北海道来たばかりなのに3つ目。





着いて寝ただけのキャンプ場だったけど立地も含めて私の「本当に気持ちのいいキャンプ場」認定。帯広方面に来るときにはまた利用したい。





キャンプ場から出ると広大な畑群に囲まれた道の駅「なかさつない」に立ち寄りまずは店頭で販売されているとうもろこし。



茹でてもらうこともできるがまずは「生」で1本。

初めて食べたがその自然味溢れる甘さは最高級の「とれたてもぎたて」を感じられた。

煮て良し焼いて良しなのだろうが、この「生」にはシビれたなぁ。




新鮮たまごを購入。

その他じゃがイモやピーマン・レタスに花畑ラクレットチーズなども購入。

どれも朝イチ新鮮十勝ブランド!これは贅沢な食材達だ。



さて今日は道東方面の拠点となる標茶(しべちゃ)町にある【虹別オートキャンプ場】を目指す。

十勝・帯広だけでも見どころ遊びどころはたくさんあるが今回はまだ距離もあるので先を急いだ。



帯広市街から道東道を走り最終ICになる足寄(あしょろ)で降りる。

足寄町では道の駅「あしょろ銀河ホール21」に寄ったがそこは千春ワールド。


「果てしない〜大空と〜♪」


正面入口ではエンドレスで流れている。

建物内に入るとすぐに「松山千春コーナー」!



パンフレットには実家案内図まで!笑

初めてギターを買った時「旅立ち」と「季節の中で」譜面の音符を一生懸命追っていた。


これは見るしかないと道の駅から5分くらいの住宅街にあるデカい肖像画が飾られている実家へ。

表札も「松山」ではなく「松山千春」。

他県ナンバーの車もチラホラ。私はちょっと恥ずかしくて車を降りることはできなかった。笑



そこからは国道241号線で阿寒湖方面へ。

大自然の中の軽快なドライブだったがフロントガラスに阿寒富士と雌阿寒岳の神々しくも雄大な姿が見えてきた。




わずかに漂う硫黄臭。周囲のエゾ松原生林から見える蒸気はまるで狼煙のようだ。

道路の古い看板には「オンネトー湯→」の表示。

もう「秘湯」のにおいプンプン!

ハンドルを切らずにはいられなかった。





むせるような硫化水素の臭い。硫黄泉も強すぎると灯油と同じような臭いになる。


内湯は窓全開だったが少しクラクラした感じがしてきたので外の露天風呂に出た。

こんな大自然の中の温泉も滅多にお目にかかれなくて源泉かけ流しをゆっくり楽しみたかったのだが

そのあまりの濃さにものの10〜15分程度で退散。いや〜スゴかった。




泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。


成分総計4,226(mg/kg)!!


詳しいことはよくわからないが私がよく見るのはだいたい1,000(mg/kg)前後。

コレってたぶんスゴい数字なのだろう。


車に戻るといつもは私が待たされるのに珍しく妻が先に戻っていた。

聞けばあまりの臭いに5分で出てきてしまったらしい。露天風呂は男性側から見えるので仕方なく退散してきてふてくされていた。笑


こんなコトもいい思い出になるハズだ。

調べたら昨年10月に中毒事故もあったらしいが雰囲気も泉質も素晴らしい。命がけで入浴する北海道の秘湯温泉はエキサイティング。



阿寒湖の横を通り弟子屈(てしかが)町を抜け標茶(しべちゃ)町の【虹別オートキャンプ場】へ到着。




いや〜安心の高規格。すみません攻められなくて。笑




受付を済ませおすすめと言われたA-20へ。電気使わないけど電源付サイト3,240円。




本日は1番の繁忙期。フリーサイト(大人2名740円)は魅力的だが区画サイトにして正解だった。




フリーサイト用の駐車場は満車。




芝生広場もザコ寝状態・・・。


その他ツーリングテントやファミリーテントを問わず芝のあるとこ争奪戦だ。

もう人の目なんか気にしていられない。

入口ゲート脇のちょっとしたスペースやゴミ集積所の横・・・。

ここテント張っていいの???というトコまで!

ひさしぶりに見た激混みキャンプ。


費用を抑えて道東巡り。狭くて窮屈でもワイワイガヤガヤでそれもまた楽しいしいい思い出になるだろう。

しかし私にそれを楽しめる「若さ」は残されていない。笑





余裕の区画サイト。申し訳ないくらい広い。笑

設営時にポツポツ降ってきたので小型のムササビタープにした。




管理棟や炊事場などもとてもキレイでガイドブックに書かれていた「道東1快適なキャンプ場」に嘘偽りはなかった。




設営後、オンネトー温泉5分あがりに納得のいかない妻から再度の温泉を要求され

噴煙あがる硫黄岳のふもとにある「川湯温泉」をチョイス。




車で1時間ほどかかる「お宿欣喜湯」のかけ流しは妻の不満もキレイに流してくれたようだ。




浴場が2階建の珍しい造りになっていた。

酸性硫化水素泉と酸性硫黄泉。どちらも強酸性で「源泉かけながし宣言」を発信している正統な温泉街だった。






キャンプ場に戻ればもう夜。この期間は満サイトで場内はとてもにぎやかだが夏のキャンプはこんな感じが楽しいものだ。

目の前では子供達が花火ではしゃぎまわり他のテントからは遅くまでBBQの煙りがあがっている。

イスに座りこれを眺めながら道東の夜を過ごした。


気温は18℃。ひとあし早く秋のキャンプをしているみたい。







act.5に続きます。
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Posted by Suika with C at 07:07Comments(6)◆北海道虹別AC(標茶町)