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Posted by naturum at

2020年11月13日

なんて不味い『ふじ』




11月09日、青森県弘前市のりんご農園から今年早採れの『りんご』が届いた。毎年、年末になると大きな専用箱に『ふじ』をたくさん積めて贈ってくれるのだが、今年は『試食用』としてひと足先に少しだけ送ってくれた。

夕食後、妻に皮を剥いてもらい「初モノ!初モノ!」と喜びながら口に運ぶと「んっ???」

期待していた「ほのかな酸味とさわやかな甘味」はまったく無く、酸っぱっ!!しかも噛めば噛むほど「渋み」が出てきて、1/4を食べ終えただけで口の中はまるで渋柿を食べたように舌が歯茎に引っかかりまくる強烈な不快感。2つめのりんごは食べている途中で口の中のりんごを出してしまった。


「えっ?ナニ?今年のりんごってコレなの???」


妻の知り合いのりんご農家なので、あまり悪くは言いたくなかったけど、思わず口に出てしまう。妻も「確かに酸っぱいねぇ···」。


それから少しの時間が経ったが、なにせ「りんごが渋い」なんて初めての経験。このままでは例えそのりんごがたまたま渋かっただけだとしても『津軽りんご』のイメージまで悪くなってしまう。どうしても納得のいかない私はいまだに慣れないインターネット検索。『りんご 渋い』





すると出てくる出てくる「渋いりんごに当たりました···」「渋いりんごの食べ方」などの文字。あるページによればそういうりんごを「未熟果りんご」と言い、渋みはりんご自身が害虫から守る為の成分だということ。そしてその未熟果りんごを使ってジャムを作ったり、お酒の原料にもなるコトを知った。そうなると恥ずかしくなるくらい無知で単純な私の思考は一気にポジティブに変わる。


「おお!なるほど!確かにりんご農家がわざわざマズいりんごを食わせようと送ってくるとは思えない。これは採れたてのりんごを『すごしでも早ぐ届げでやりてぇ!』という津軽農家の心意気なんだな、悪かったなオヤジ!」







私はりんごの中では私が勝手に「りんごのシャインマスカット」と銘打った『トキ』という品種が1番好きで、シーズンになるとJR駅構内の自販機にある「トキ100%ジュース」を妻の会社帰りに買ってきてもらう。


株式会社JR東日本ウォータービジネス


『トキ』は王林とふじをかけあわせ2004年に品種登録された皮は浅黄色、実は淡い黄色の新しい品種。酸味は弱く、コクのあるさわやかな甘みとシャキシャキとした食感が素晴らしく、生産者名は青森の「土岐さん」。いつか感謝の言葉を直接伝えに行きたいと思っているが、

今回りんごの「旬」というものをまざまざと実感、貴重な経験をさせてくれて、かつ、年末の「完熟りんご」にもますます期待を抱かせてくれた妻の知り合い農家には心からありがとう!


木についたまま熟させる方法は「献上果」として高価になる場合も多いが、フツーのりんごは農家が収穫後、いい頃合いになって出荷され「食べ頃」になって店の陳列棚に並ぶ。未熟果の状態でも少し時間をおけば、あの「渋み」も無くなるらしいが、今回こんな超採れたてのりんごを知ることができたことによって、より津軽りんごの真の実力がわかるような気がした。



で、『ふじ』が1番好きなりんごになりました。(単純 ww)




我が家のりんご(3才7ヶ月·♀)