2019年02月16日
求めよさらば与えられん【夕日が丘キャンプ場】
act.1 2月の天城越え【2周年記念キャンプ】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3187897.html
act.2 キャンプバカ・3年目の約束
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194291.html
act.3 2年間の感謝の言葉を伝えたい
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194593.html
2019/02/09(土)12:00
【夕日が丘キャンプ場】はさいたま市の自宅からおよそ240Km。北に向かえばちょうど福島県の【フォレストパークあだたら】と同じくらいの距離になるが、南伊豆までの道のりはクネクネとした下道を走る区間が多いし、渋滞が予測される箇所もいくつかある。我が家は圏央道を利用すればそんな苦にする距離や時間でも無いが、8ママ家にとって200Kmを越えるお出かけはもう「ドライブ」の域を越えて「旅行」となるらしい。
そんな8ママ家のキャンプはいつも近場のキャンプ。小さな子供たちの面倒を見ながらのキャンプなので仕方ないが、ブログではなんだかんだと文句を言われながらもキャンプ・アクトはそつなくこなせるようになった。しかしそれなりの疲労もあるだろう。今回は距離のある移動で連泊キャンプ。加えて「グルキャン」、そしてなんと言ってもその相手がこの私。いつものペースだと途中で倒れ込んでしまうコトも危惧される。
「せっかく風光明媚な南伊豆のキャンプ場まで来たのなら好きなだけ景観を楽しみ、のんびりリフレッシュできた旅にしてほしい。」
そんな想いから「滞在中の食事は任せてくれ」と事前に伝えていた。
8ママ家が設営を終えて併設のレストランへ行っている間に私たちは車で約30分の下田まで食材の買い出しに出かけた。
下田・小木曽商店で翌日朝食用の干物を購入。もちろん陳列されていない知る人ぞ知る「特アジ」をオーダー。その後は伊豆急下田駅横の東急ストアで生鮮食料品を購入してキャンプ場に戻った。
今回の「食事」に関して妻とは念入りに打ち合わせを重ねてきた。大人だけの野良キャンプならその辺の雑草でも引っこ抜いて炒めて出すコトもできるが、なにせ今回は1歳児の「5ーたん」がいる。刺身や生たまごはもちろん8ママ家の方針や宗教までありとあらゆるリスクを検討した。「別メニュー」にするコトも考えたが、1歳になれば大人と違うものを食べていればそれもわかるだろう。彼女にそんな寂しい想いをさせてはならない。
当初予定していた1月の【塩原グリーンヴレッジ】の時は熟練された職人技で焼き上げたスペシャルピザを振る舞う予定だったが、今回の伊豆は強風が予想され「焚火禁止」は毎度のこと。使えるか使えないかわからないピザオーブンを積載する余裕など無く今回は却下。
「6人が待つコト無く配れて子供も美味しく食べられるキャンプっぽいモノ・・・。」
「お好み焼き、どう?」
妻からの提案だった。「お〜いいね、採用!」。お好み焼きならポンポン焼けるしエビやら紅しょうがやら「5」にダメそうなモノはハナから入れないで焼けばいい。キャンプで「粉モノ」の経験は無かったがこの家族ならいい実験になりそうだ。妻にはキャベツの千切りと粉の調合、私は豚バラを焼いてお好み焼きに乗せてふんわり焼き上げたら、あとはテーブルに出されたアツアツのお好み焼きを8ママ家がひたすらパクパク食べ続ければいいだけの体制を整えた。
その頃8ママはそんな私の苦労も知らないでひとり曇天の寒空の下、出るハズもない夕日を待っていた・・・。
「奥さん、奥さん、そりゃせっかくココまで来たのだから俺だって「夕日」は見せてあげたいよ。でも、でも今日の天気じゃ・・・」
しかしこの空にプチ奇跡が起こる。雲に切れ目ができて周囲が赤く染まり出したのだ。
「ね、ね、これ、「夕日」だよね?」と高揚している8ママ。
「ああ、「認定」した。夕日が丘で「夕日」見れたな。」
私はなんだかホッとして胸を撫で下ろすような気分だった。なぜなら明日の天気に夕日は絶望的だったから。
テントに入り夕食の準備をしている私に体を寄せてきた長女(5歳)の「7、お好み焼きだ〜い好きだよ!」の声に思いきり励まされながら私はひたすらお好み焼きを焼き続けた。あまりに夢中になって写真を1枚も撮れなかったが、ロッジシェルター買ってすぐにこんな素晴らしい宴が出来たコトがとても嬉しかった。妻と協力しあい8ママ家も喜んでくれたこの夜は決して忘れない。
Strawberry Party Part.1【夕日が丘キャンプ場】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3195027.htmlへつづく
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act.2 キャンプバカ・3年目の約束
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194291.html
act.3 2年間の感謝の言葉を伝えたい
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3194593.html
2019/02/09(土)12:00
【夕日が丘キャンプ場】はさいたま市の自宅からおよそ240Km。北に向かえばちょうど福島県の【フォレストパークあだたら】と同じくらいの距離になるが、南伊豆までの道のりはクネクネとした下道を走る区間が多いし、渋滞が予測される箇所もいくつかある。我が家は圏央道を利用すればそんな苦にする距離や時間でも無いが、8ママ家にとって200Kmを越えるお出かけはもう「ドライブ」の域を越えて「旅行」となるらしい。
そんな8ママ家のキャンプはいつも近場のキャンプ。小さな子供たちの面倒を見ながらのキャンプなので仕方ないが、ブログではなんだかんだと文句を言われながらもキャンプ・アクトはそつなくこなせるようになった。しかしそれなりの疲労もあるだろう。今回は距離のある移動で連泊キャンプ。加えて「グルキャン」、そしてなんと言ってもその相手がこの私。いつものペースだと途中で倒れ込んでしまうコトも危惧される。
「せっかく風光明媚な南伊豆のキャンプ場まで来たのなら好きなだけ景観を楽しみ、のんびりリフレッシュできた旅にしてほしい。」
そんな想いから「滞在中の食事は任せてくれ」と事前に伝えていた。
8ママ家が設営を終えて併設のレストランへ行っている間に私たちは車で約30分の下田まで食材の買い出しに出かけた。
下田・小木曽商店で翌日朝食用の干物を購入。もちろん陳列されていない知る人ぞ知る「特アジ」をオーダー。その後は伊豆急下田駅横の東急ストアで生鮮食料品を購入してキャンプ場に戻った。
今回の「食事」に関して妻とは念入りに打ち合わせを重ねてきた。大人だけの野良キャンプならその辺の雑草でも引っこ抜いて炒めて出すコトもできるが、なにせ今回は1歳児の「5ーたん」がいる。刺身や生たまごはもちろん8ママ家の方針や宗教までありとあらゆるリスクを検討した。「別メニュー」にするコトも考えたが、1歳になれば大人と違うものを食べていればそれもわかるだろう。彼女にそんな寂しい想いをさせてはならない。
当初予定していた1月の【塩原グリーンヴレッジ】の時は熟練された職人技で焼き上げたスペシャルピザを振る舞う予定だったが、今回の伊豆は強風が予想され「焚火禁止」は毎度のこと。使えるか使えないかわからないピザオーブンを積載する余裕など無く今回は却下。
「6人が待つコト無く配れて子供も美味しく食べられるキャンプっぽいモノ・・・。」
「お好み焼き、どう?」
妻からの提案だった。「お〜いいね、採用!」。お好み焼きならポンポン焼けるしエビやら紅しょうがやら「5」にダメそうなモノはハナから入れないで焼けばいい。キャンプで「粉モノ」の経験は無かったがこの家族ならいい実験になりそうだ。妻にはキャベツの千切りと粉の調合、私は豚バラを焼いてお好み焼きに乗せてふんわり焼き上げたら、あとはテーブルに出されたアツアツのお好み焼きを8ママ家がひたすらパクパク食べ続ければいいだけの体制を整えた。
その頃8ママはそんな私の苦労も知らないでひとり曇天の寒空の下、出るハズもない夕日を待っていた・・・。
「奥さん、奥さん、そりゃせっかくココまで来たのだから俺だって「夕日」は見せてあげたいよ。でも、でも今日の天気じゃ・・・」
聞けっ!コラ。
しかしこの空にプチ奇跡が起こる。雲に切れ目ができて周囲が赤く染まり出したのだ。
「ね、ね、これ、「夕日」だよね?」と高揚している8ママ。
「ああ、「認定」した。夕日が丘で「夕日」見れたな。」
私はなんだかホッとして胸を撫で下ろすような気分だった。なぜなら明日の天気に夕日は絶望的だったから。
テントに入り夕食の準備をしている私に体を寄せてきた長女(5歳)の「7、お好み焼きだ〜い好きだよ!」の声に思いきり励まされながら私はひたすらお好み焼きを焼き続けた。あまりに夢中になって写真を1枚も撮れなかったが、ロッジシェルター買ってすぐにこんな素晴らしい宴が出来たコトがとても嬉しかった。妻と協力しあい8ママ家も喜んでくれたこの夜は決して忘れない。
Strawberry Party Part.1【夕日が丘キャンプ場】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3195027.htmlへつづく
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