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Posted by naturum at

2018年10月21日

焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食う?【ほとりの遊びばキャンプ場】全貌編part3

2018/10/14(日)
裏磐梯【ほとりの遊びばキャンプ場】
part1 https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3150452.html
part2 https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3151270.html
主催者レビューhttps://gekidan2.naturum.ne.jp/e3150755.html





12:30。「熾」が出来上がった。いよいよ勝負の時だ。他のテーブルからは既に「ウマーっ!」と歓声があがっている。実は隣にいたキャンパーさんの焼き具合を見たり場内の写真を撮っていたら、自分の熾のベストタイミングを逃してしまい、もう1度最初から熾作りをしていたら参加者の中で1番最後に焼くハメになってしまったのだ。汗


※3枚同時焼きファミリーの焚火台。迫力の絵。しかし子供にこの肉は10年早い。末恐ろしいキャンパーに育ちそうだ。


さあ気合いを入れて我が家の肉を1枚網の上にゆっくりと置いた。



よし、いい「熾」だ。じっくり焼き上げていきたいトコだが火を入れすぎてもダメ。ここはやっぱりキレイな「ミディアム・レア」の切り口をお届けしたい。




絶妙のタイミングで2弾目のサラダがシェフから届けられた。焼きあがったらコレを横に添えて「フォトジェニックな写真をブログにあげなさい」というコトだな。よし承知した。




2分程焼いてひっくり返す。脂が落ちてボッと火があがると少し焦げた香ばしい匂いが漂ってくる。たまんねーなぁ!オイ。





アンガスビーフ・サーロインステーキの完成!熟成された赤身肉ってこんなにも美味いモノなのか。いや、肉の旨味の他にわずかに焚火臭がついてきてこれこそ店では食べられない「とびきり美味いカウボーイステーキ」!

晴れた秋空の下、磐梯山の素晴らしい景観を前に自分で火をおこして自分で焼いて。今まで「名店」と呼ばれる店で数多くのステーキを食べてきたが、これは唯一無二の味だ。このイベントの素晴らしさを再確認できて主催者にスタンディング・オベーション!「伝説のロービー」と並んでSuikaセレクション最高金賞決定。



2枚目も大成功。1枚400gと聞いた時は「誰が食うんだ!?」とも思ったが終わってみればキッチリ完食。私は10月14日を「ステーキの日」に決めた。





みなさんの焼き加減を心配しながらご自身のブログ写真まで。一騎当千の働きで素晴らしい会となった。これは「あっぱれ」としかいいようが無い。



めろ&りんは子供達に大人気。こいつらも任務はキッチリ遂行できたようだ。お疲れさん。




15:00解散。寂しいなぁ。ご一緒したみなさん、楽しい時間を本当にありがとうございました。またいつかお会いしましょう!





秋深まる裏磐梯。ここに来る度に思い出すような素晴らしい体験となりました。心から感謝します。



  


2018年10月19日

焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食う?【ほとりの遊びばキャンプ場】全貌編part2

2018/10/14(日)
裏磐梯【ほとりの遊びばキャンプ場】
part1 https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3150452.html
主催者レビューhttps://gekidan2.naturum.ne.jp/e3150755.html





焚火台にかたっぱしから薪を投げ込み、ひたすら大きく燃え上がる炎に喜んでいた雪中キャンプ。氷点下の中で焚火台下の雪が解けて土が見えてきただけで当時は嬉しかったものだ。



「焚火台へのセットは上記の様な感じで、トーチやバーナーは基本使わない。太薪を二本並べ、その中央部に熾をたくさん作っていくイメージでいるといい。はじめに平行に並べた太薪は一切ひっくり返したりせず…とにかくその間で小さい焚火をし続ける。すぐに燃え尽きるので、始めは端材をチョコチョコくべる必要があるがこれらは全て熾火の集合体となってゆく。
基本的な話だが、焚火に重要なのは熱の考え方にある。せっかくナラ薪に苦労して着火させたのに、水分が多かったり熱が足りず消えてしまう事が往々にしてあるがその際、ついつい焚き付け薪を追加して火勢を得ようとすると火が大きくなり過ぎる。かと言って風を送って火勢を得ようとすれば灰が舞い、至る所が汚れてしまう。TATONKAなどのポリコットンならいざ知らず、PUの場合は火の粉が大きくなると穴開きの元となるので火は小さいまま熱量を上げる必要が生じるわけだ。
そんな時、熱をため込みながら、熾を多くして行くというやり方考え方が重宝する。熾火の量が常に薪と同様かそれ以上なら多少湿ったホムセンのナラ薪も問題なく燃える。2〜4センチ程度の端材を真ん中に入れ続けるだけだから準備があれば簡単だ。二本並べた太薪は返さずにそのままで使うと熱を逃がさない効果以外にも色々と用途が広がっていく。」
【今日もどこかで野遊びを】「タープ下焚火のコツ初級編2015/12」抜粋
https://gekidan2.naturum.ne.jp/e2626822.html


しかし上記の記事を拝見してからは私の焚火の楽しみかたも大きく変わり、今では「炎のコントロール」と「残すのは真っ白な灰のみ」を考えてするようになっていた。今日は焚火台の中にいかに安定した火力を持つ「熾」を大きく平均的に作るかがキモとなる。薪から作る熾は炭と違って燃え方によっては「ベストな状態」の時間が案外短い。本来なら1〜2時間くらい燃やせばいい「熾」もできるのだろうが主催者の開催挨拶が長すぎたせいで今回は30〜40分で熾を作らなければならなくなってしまった。(苦笑)

いい感じに風は吹いているが囲いの無い台の上に薪を置くやり方なので、マトモに風を当てていると炎が上がってしまったり、少ない量の熾ではベストタイムもあっという間に終わってしまう。会場の和やかな雰囲気とは裏腹にコレは集中して取りかからねばならない。いかに広く安定した火力の熾の上にステーキを置くコトが出来るかで勝負は決まるのだ。







ふと湖畔側に目を向けるとそこにはスゴい勢いで全員の熾作り用薪を割りだすホストの姿があった。しかしソレ全部割るつもりなのか?





明日腕が上がらなくなるのか持病の腰痛が出るのかは知らないが、今まで見たこともないこれが本気の「今日もどこかで野遊びを・・・」。




おそらく「もうこの辺で・・・」と思っていたに違いない。しかし彼の「鬼気迫る薪割り」にゲストも集まり出しもう手は止められない。まるで解体ショーの実演のようだ。手伝いに行ってもよかったが彼の全力ホストぶりに賞賛を送りつつ、ココは静観するコトに決めた。




タープ下ではハロウィンパーティーさながらの準備が進められている。カボチャのグラタン。コレを熾が出来上がる前の火に放り込めと言う。「ぬかりなし」とはこういうコトを言うのだろう。





ホクホクのカボチャを崩してホワイトソースに混ぜる。ほうとうのカボチャより美味かったのは納得いかないが、私も間違いなく今後のキャンプ焚火で作るだろう。





さあいよいよ「熾」も出来始め、劇団家シェフより丁寧に筋切り・マッサージされたアンガス牛に下味が施され、特製ドレッシングのサラダと共に各焚火台に配られた。

いやいやこのサラダ、マジ美味いなぁ!食べたこと無い爽やかな絶品ドレッシングは各テーブルから歓声があがる中、私の知らぬ間に妻はドレッシングの残りビンを劇団家奥さまに懇願してこっそりゲットしていた。これも「ぬかりなし」というヤツだ。さすが妻。よくやった。w





part3(最終回)へ続きます。  


2018年10月17日

焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食う?【ほとりの遊びばキャンプ場】全貌編part1

2018/10/14(日)10:30



福島県耶麻郡北塩原村・曽原湖ほとりからの磐梯山。雲は多いが所々に青空が見えていて湖上には穏やかな秋風が吹いていた。気温は18℃。


本日この裏磐梯【ほとりの遊びばキャンプ場】を舞台に「焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食らう」という根っからのキャンプバカ達が集まる会が開かれる話をナチュログで知った。
https://gekidan2.naturum.ne.jp/e3122746.html


「肉なんて普通にスキレットや鉄板にのせてジューすりゃいいじゃん!少々こだわるなら「炭」がいいね。失敗も無いし・・・」

まあ普通ならそんな考えでいいと思うが、キャンプではできるだけ少ないギアで1つのアクトを完結できるのが理想のスタイル。薪を燃やして暖を取り、燃え上がる炎と爆ぜる音に癒されるだけでも十分楽しいのに、その熱を利用して調理までしてしまうなんて最高にカッコいいじゃないか!ましてそれを裏磐梯最高の景観でやるって言うのだから私も黙っているワケにはいかなかった。


さあ見せてくれ!焚火と肉にかけてきた「執念」とも言えるようなこの2年間の集大成を!w






私は開催予定時間30分ほど前に会場(キャンプ場)に着いた。おそらくベスポジと思われるサイトにTATONKA 1TCと3TCが連結され、タープ下には赤いカーミットが置かれている。その横で慌ただしく準備に追われている男がいたので尋ねてみた。


「あの・・・劇団にひきさんですか?」


「え、ええ・・・。」


「「めろりん」です。本日はよろしくお願いします。」


穏やかな笑顔で挨拶してくれたこの人が本日のイベント主催者、いわゆる「ホスト」で私は「ゲスト」。この明確な立場の違いがなんとも心地よかった。

「グルキャンはみんな対等の立場」とは言うけれど振り返れば私はいつももてなされてしまって、いろいろ教えていただいたり絶品料理を振る舞われたり・・・。私が対等に渡り合えるようなキャンプスキルに乏しいコトが1番の理由なのだが、キャンプが終わって帰路ではいつも妻と「なんだか申し訳なかったなぁ・・・」という気持ちになってばかりだった。

しかし本日は違う!さすがにタバコくわえたら火を出してくれとまでは言わないが、なーんも気を使わずのんびり過ごせそうなのが本当に心地よかったのだ。w。





11:00。天気が良かったのでめろ&りん用に【Ogawa・Milford23】を設営した。FIELDOORのキャリーも1年ぶりの登場。いつものコールマン焚火台セットを終えたらホストからタープ下に集合するよう声がかかり全員が集まった。


福島・宮城・山形・栃木と埼玉から集まったソロやファミリーのキャンパー13名とほとりの遊びば管理人。みんなこれから始まる体験にワクワク期待して子供達もとてもいい笑顔だ。和やかな雰囲気のなか、みなさんの前にホストから「簡単に・・・」と前置きがあり挨拶が始まる。

みなさんは劇団にひきさんと初対面。おそらくブログのあの世界を繰り広げている「憧れの人」と思っている方も多かっただろう。劇団にひきさんがみなさんの前に立った時、彼の一挙一動を見逃すまいと和やかな雰囲気だったタープ下は一気に静まった。


まずは自己紹介。


3分・・・4分・・・


今回のTABICA体験を開催するまでの経緯など。


7分・・・8分・・・


そしてブログ「今日もどこかで野遊びを」に話が及び出した頃にはおそらくゲストの皆さん全員が「ちょっと長くね?」と思い始めていた。

目の前には各々の焚火台や、ホストが用意してくださった焚火台がズラリ並んで火入れの瞬間を待っている。小さいお子さんはモジモジしだし、なにより昼前でみなさんも腹へっていただろう。


どうして焚火でステーキなんだとか、ブログ1記事書くのに2時間かかる時もあるとかゴニョゴニョ・・・


20分・・・。汗


どこからか「咳払い」が聞こえ出したあたりでようやく主催者挨拶は終了して会場にも笑顔が戻った。これはホストの意気込みが並々ならぬものなんだとポジティヴに思うことにしたが・・・



いや、しかし長かった。w







つづく