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2017年11月30日

年末の雪中キャンプで作りたい料理 Part2!

11月最後の日曜日。

小春日和のこんな日はどこにも行かない方がストレスになる。11時頃にさいたま市を出て約2時間で山梨県笛吹市のフルーツ公園に到着。今年の3月にほったらかし温泉へ行った時に気になっていた公園。

本当はぶどうや桃の時期に再訪したかったのだがほったらかし温泉にあまり魅力を感じられなかったのもあり、年の瀬近づくこんな時期になってしまった。




丘の上の直売店に並んでいるのは干し柿ばかりでかろうじて色の薄いぶどうがいくつか置いてあった。干し柿を購入した後にそのぶどうも買おうとしたら

「ああソレ、もう「終わり」のぶどうだからあげるよ」

微妙な雰囲気で1房いただいた。





今日は目的地が決まらずに自宅を出た。圏央道に乗ってからもどこに行こうか考えていたのだが荒川を渡るときに見えた富士山が私達の思いをピタリと一致させた。

「ほうとう!」笑

そうと決まれば話しは早い。私はそのまま圏央道を中央高速に向かい、妻はスマホでほうとう店の検索を始める。

山中湖の近くにいくつかお気に入りの店があるのだが今回妻は「昇仙峡」にあるほうとう店を選んだ。


昇仙峡は甲府市の北部にある渓谷で国内有数の紅葉名所。清流沿いに約5Kmの遊歩道が整備されていて特別名勝地に指定されている。

そんなところに先日行われた「ほうとうグランプリ」で優勝した店があるらしい。これは急いでいかねばと中央高速の談合坂ではアクセルベタ踏み(80Km)で向かった。

紅葉の見納めとなる事を願いつつ峠に入ると木々の間からは冬の富士が顔をのぞかせる素晴らしい眺め。





ほどなくして花崗岩の断崖や奇岩・奇石が見えてきた。昇仙峡到着。






車を停めて清流にかかる橋を徒歩で渡るとそこは昭和の観光地らしく土産物店や飲食店が並ぶ。




小路に入り階段を下りたところにある仙娥滝。なんと読むかは知らない。




滝壺のブルーが素晴らしかった。






目的の店はロープウェイ駅の目の前にあった。





円右衛門(えんえもん)
住所:山梨県甲府市猪狩町423
営業時間:10:30〜16:00(不定休)
電話番号:055-287-2120





結論から言うとここのほうとう、かなり美味い。今までに食べたことのないタイプのほうとう。
「郷土料理」食べるなら私はれっきとした「保守派」だがほうとうに赤味噌混ぜてくるとは・・・。





「コレ名古屋の味噌煮込うどんじゃん!」と言われれば正にそうなのだが、かぼちゃ・ヒラタケ・里芋など具材でこちらの勝ち。
いやいや、これはわざわざ山奥まで食べに来て良かったと思える逸品だった。


「来た甲斐あってホント(ほうとう)美味い甲斐?」


山梨県の「標語」にもなりそうな見事な駄洒落を思いついたのでここに記しておく。





この店、「流しそうめん」も名物らしく、ほうとうもこのテーブルで食べる。



こんな晩秋になっても水がグルグルまわっていてオーダーも多かったがよく見ればまわりの席にはビニールの幕がかけられ、ストーブが置かれていた。




あ、これなら気温8℃でも流しそうめん食べられるな、と納得したが、この美しい渓谷をみながらほうとう食べるなら、やっぱこっちの寒いトコでふーふー言いながらだよなぁ。なんて思い返す。

ここは間違いなく再訪する店となった。


ところで何年か前に農水省が発表した「郷土料理100選」をご存知だろうか。

県別に2つ(3つのところもある)づつ。「全部で99品ですが、残りの1つはあなたの心に残っている料理です。」

ほう。役所の仕事にしてはやるじゃないか。

「カリオストロの城」ラストシーン銭形警部のようなセリフに軽く撃ち抜かれたが発表以来どこかに出かける時は必ず確認するようになり、それをどこで食べるかが旅の楽しみの1つになっている。

まだ食べたことの無い郷土料理は多くあるが、この時期の「ほうとう」は最強だ。見た目は田舎クサくて、塩分ちょっと多そうだけどこれほど体の芯まであたたまったと思えてなんと言っても気軽に食べられる。

信玄の足軽兵士も食べていたのかな?なんて歴史も感じさせる甲斐の国の保存食。冬至の日だけでなく年越し雪中キャンプでも「絵」になるどころか、最高のキャンプ料理となるに違いない。





峠を降りてきて見えた甲府盆地を覗きこむような富士が美しかった。





夕方、中央高速の渋滞は小仏トンネルを先頭に25Km。とても突っ込む気にはなれず青梅街道を大菩薩峠を抜け奥多摩湖を通り青梅インターから圏央道へ。

往路より1時間プラスの3時間かかって帰宅。今年最後の紅葉が楽しめた週末となった。




え?「温泉」?

行きましたよ。自家源泉のかけ流し。

【はやぶさ温泉】




加温・加水無しの100%源泉かけ流しPH9.95高アルカリ単純泉。カラン(蛇口)やシャワーも源泉水。この源泉水はミネラルウォーターの認可を受けて販売されている。湯量も豊富で泉質重視の方なら文句のつけようがない素晴らしい温泉。

ただ、どうしても雰囲気が・・・。

いや、普通の入浴施設なのだが、せっかく山梨まで行ったならもう少し自然溢れる温泉に行きたかった。


市街地を走っていたら南アルプス・北岳(標高日本2位)がカーナビに表示されてドキドキ。地質が特異で様々な温泉が出ている山梨県。

次回は南アルプス方面を訪ねてみたい。






あ〜ほうとう食いてぇ〜!








  


Posted by Suika with C at 00:01Comments(4)◆甲信越冬キャン関連

2017年11月24日

年越しキャンプに向けてみなかみ町で蕎麦打ち「そば切り開眼!運命の試食編」




私は学生時代を埼玉県川口市で過ごした。

川口市は中学2年になると群馬県の「水上少年自然の家」に林間学校へ行く。

私はその時「団長」という任務を仰せつかり、土合駅から谷川岳一ノ倉沢まで全員を率いて教頭先生と先頭を歩いた。





その時の団長の任務の1つがトレッキング中に学年全員に班に分かれ「味噌汁」を作る号令をかけるコト。笑


少し斜面になっている林間で各々持参した大鍋に固形燃料で湯を沸かし、これまた持参してきた味噌を溶かす。

「団長」の特権で各班の出来映えを確認してまわる時にその都度、味噌汁を差し出され味見する。

好きだった女の子からも差し出され頬を赤くしながら受けとるも当時は「出汁入り味噌」などは無く

当然薄くて美味くなかったが、思えばコレが私の「初野外料理」であり「初デイキャンプ」だ。

みなかみ町に来るたびに懐かしく思い出す。


あれから数十年、今ではここで新そばを打ってキャンプを楽しむ歳になった。





なんて感慨に更けている場合ではない。

「水まわし編」の続き!





麺棒でのした後、よく打ち粉を振りながら畳んでいくが




ある程度は小間板(駒板とも言う・蕎麦を切るときのガイド)の幅にあわせた大きさに畳むと切りやすい。




さあ、ここからが勝負だ!


私は今までそば切りの際は「切り口」を見ながら切っていたが

これがそもそものミスだった。



※恥を忍んでもう1度だけ公開。



今回は先生より切り方のコツをついに伝授!

「秘伝」のため詳細をここで申し上げるコトが出来ないのは残念だが、ヒントは「切り口は見ない」。


「心の目」で見るのだ!

そして見てくれ!今回のそばを!!!







おおお!アンビリバボー・・・。





しししかも、今回は「リズミカル」に切れている。ゆっくりそ〜っと包丁を下ろしているワケではないのだ!


先生から生地を半分づつ妻と私に渡されたが




私は妻より倍以上早く切り終え余裕の写真撮影だ。





私の切り方が細く美しかったので先生は「太さが違うから1度に茹でられない!」とそばを分ける!

どうだ!とばかりに並んでいる右側が私の切ったそば。



茹でる前にもう1度お見せしよう。

これがそば切り開眼後、「作品」と言ってもいいだろう。





左に行くにつれ太くなっていくのは段々切り方が雑になってくるせいなのだが、汗

このへんを克服できなければ「そば打ち名人」の称号は授かれない。

まだまだ修行は必要だ。





さてここからの茹で作業は先生が蕎麦を見て行う。

妻の蕎麦は1分半。私の「細く美しい」蕎麦は約1分茹でるコトになった。

私達は部屋を出て完成を待つ。

たっぷりの湯で茹でて、冷たい流水でシメる。

キャンプ場だと「ジャグ」が必要になるかなぁ・・・なんて思いながら待っていたら、ほどなくして先生が蕎麦を運んで来てくれた。



お・ま・た・せっ!


今回のみなかみ産そば粉使用、スペシャルせいろがコレだ!







いかがだろうか。

これは「食べられる蕎麦」である。

しかもしっかりコシもあるじゃないか!


今回は初心者向きの3(小麦粉):7(そば粉)だが

そばの風味もしっかり感じられ

なにより「自分で打った」コトが味を飛躍的に高めていた。


4人前も作ったが妻と2人で完食!

感無量の時間だったコトは言うまでもない。






さぁ、これでようやくスタートラインに立てた気持ちだ。


年末にはニ八(2:8)そばに挑戦して実績を残し

いつか「十割」が打てるようになれば


会津、または常陸(水府)などの小さな里山古民家で

庭先のテンマク・コットンタープ下で蕎麦を振る舞っている店をもしも貴方が見つけたら


それは私の店かもしれません。笑



キャンプ帰りに立ち寄っていただけたらこの上ない幸せ。

大盛無料サービスで振る舞います。(そば粉無くなり次第閉店)






まだ明るいうちに谷川岳麓の峠を越えて猿ヶ京の「まんてん星の湯」へ。




谷川岳から降りてくる冷気が顔にあたる夕暮れ。

特筆するような温泉では無いが、湯に入って見上げた空のグラデーションが年の暮れを感じさせ、いい風呂となり


半日だけどなんだかとても充実できた晩秋の祝日。





さあ、あと約1ヶ月、仕事頑張ろう!



年末の年越しキャンプが楽しみで仕方ない。





※今期初のもちもちの木。  


Posted by Suika with C at 17:18Comments(4)■旅日記◆北関東冬キャン関連

2017年11月24日

年越しキャンプに向けてみなかみ町で蕎麦打ち「水まわし編」

23日勤労感謝の日。

昨夜からの雨が降り続き冷えた朝だった。

車の中で準備はしてあるも仕事は無く、ぼーっと車載のテレビを見ていたら

天気予報で関東地方は午後から晴れると言う。


「よし、もう今日は仕事は入らない。ドライブ行くぞ!」


と妻を乗せ今季最後の紅葉を見に行こうと関越道を北上した。




11:00にさいたま市を出た時は雨だったが予報どうり正午頃には晴れてきて

13:00 群馬県みなかみ町の道の駅「水紀行館」に到着。




ここは3年前谷川岳登山の帰りで寄った時に「そば打ち体験」へ参加。

そこで私に「そば打ち」を教えてくれた先生のいる施設だ。



今年の年越しキャンプで私の「そば打ち」も3年目。

そろそろ「食べられる蕎麦」を作らなければならない。

先日の記事ではひなこさんからも「こしあんの羊羮?」と酷評を受けた。汗


私は先生に道具も揃えて何度か挑戦したコトや、妻や他のブロガーはわかってくれないコトを打ち明けたら

「今日はしっかり覚えて行きましょう!」と頼れる笑顔を見せてくれた。


この先は私の備忘録及び8ママさんのご主人に贈る内容となる。


※2人分レシピ
みなかみ産そば粉150gと地粉(小麦粉)70g、水100ml+α(気候による)。

※以降写真の材料は4人分。





分量の粉をよく混ぜ合わせ平らに均し

水50ccを回し入れすくい上げるように全体をまんべんなくかき回し水分を粉に含ませる。




指先を立てるような感じでかき混ぜると少し「ダマ」が出来始める。

※重要 ここですぐに水を追加しない。水分を全体にいきわたるようダマを手のひらで擦り合わせるようにバラし、なるべく最初の粉のような状態に戻す。


残りの水30〜40ccを回し入れて同じようにかき混ぜる。




手のひらで少し圧力をかけながら混ぜ合わせると大きな固まりとなってくる。

※重要2 ここで残りの水を入れる。目安は耳たぶくらいの堅さ。この「水まわし」という作業で蕎麦の7割は決まるという。




固まりを1つにまとめたら




ここからは気合い入れてコネる!

たたんで練り込み伸びたらたたんで練り込み・・・を繰り返す。
目安は200回。練る時は少し体重をかける感じ。

生地にツヤが出たら表面のシワを中央に寄せ円錐形に形を整え(菊練り)




頂点を下にしてゆっくり押しつぶす。




さらに手のひらで丸く押し広げる。




※重要3
ゆっくりと広げる。急いでやると生地の端が割れたり破れたりする場合がある。


打ち粉を振り手のひらで全体を丸く均一な厚さにのした後、




生地を回転させながら麺棒で更にのしていく。たるみが出ないように巻き付け3〜4回転がす。




奥に転がす時は麺棒の中央付近に手を添えて軽く圧力をかけながら転がして

奥から手前に引くときは麺棒を少し上げて圧力をかけずに戻す。

最終的には生地を長方形の形にもっていくのだが言葉での説明が難しい。





均一に広がったら(目安・1.5mm)、打ち粉を振って畳んでいく。




※重要4 そば切りの際にそば同士がくっつかないように畳む面ごとに打ち粉を振る。






次回「そば切り開眼!運命の試食編」に続きます。


  


Posted by Suika with C at 07:32Comments(4)■旅日記◆北関東冬キャン関連

2017年11月21日

1万円のTOYOTOMI RS-H29G(W)は冬キャンで通用するのか?

レインボーやフジカと燃焼出力は変わらないしサイズもそれほど変わらない。

煮炊きできるし見た目をまったく気にしない私にとっては廉価でベストなストーブに思えた。

氷点下5℃・次回キャンプ時にトリオドーム使用でなにか問題点は見つかるのか!


☆TOYOTOMI RS-H29G(W)

商品の説明
電源コンセント不要! 停電時も使える暖房機です。




商品紹介
◆ニオイセーブ消火ニオイの原因である未燃ガスを燃やしきり、ニオイの発生を抑えます。
◆こぼれま栓タンクを倒しても灯油がこぼれにくい! うっかり口金を締め忘れたり、タンクを倒してしまった場合でも、油をこぼれにくくします。
◆ストーブ長持ち でるでる芯芯を最後まで使い切れるから、長持ち! 芯が劣化し、火力が弱くなったと感じたら、レバーやつまみを操作するだけで、芯を約2mmずつ2段階で上げて火力回復。
◆締まる時の口金からの音と手ごたえでしっかり確認「楽2(らくらく)ロック」
◆炎を安定させるからニオイの元を抑える「消臭リング」◆持ち運びに便利なキャリングハンドル付き
◆対震自動消火装置
◆給油時消火機能

□仕様
■サイズ:幅31.2×奥行き35.6×高さ46cm
■電源:単2形乾電池×4本 ※乾電池は別売
■保証期間:1年
■本体重量(kg):7.5
■色:ホワイト(W)

暖房の目安… ・木造:8畳(13.0m2)まで ・コンクリート:10畳(16.5m2)まで

暖房出力(最大~最小):2.87~2.44kW
燃料消費量:0.279L/h
本体寸法:幅312×奥行356×高さ460mm
本体質量:7.5kg
燃焼継続時間:約12.9
給油タンク容量:3.6L

※[乾電池別売] 単2形/4個使用(アルカリ乾電池の使用を推奨します。)


☆ガレージ・ゼロ
ガソリン携行缶ステンレス(SUS304)10L縦型




消防法適合品。ステンレス製(SUS304)で錆に強く、安心・安全な携行缶です。UN規格試験確認済。サイズ:[高さ]28×[横]34.5×[奥行]17cm。本体材質(パッキン、キャップ、エア調整ネジ、ノズル除く):ステンレス(SUS304)、鋼板厚:0.8mm  続きを読む


Posted by Suika with C at 12:10Comments(6)その他冬キャン関連

2017年11月16日

【年越しキャンプ2017】今年のテーマ決定!

毎年この時期になると「年越しキャンプ」に想いを馳せる。

1週間、ず〜〜〜っとサイトに居続けるおこもりキャンプ。






6年前、初めての年越しキャンプでタープは無く

頭に雪を積もらせながら焚き火に興じた。


ロクなキャンプ道具も持っていなかったので槍が降ろうが吹雪になろうが「焚き火」をするしかなかったのだが


「放っておけば雪の中2時間でも3時間でもあなた焚き火してたね。」

と妻は言う。


妻はたまにテントから出てきてサイトまわりの枯れ枝を集めて焚き火台に投げ込みテントに戻るを繰り返す。


私は焚き火台を2台並べて1つは焚き火、もう1つは焚き火で鶏ガラをコトコトコトコト煮込んで出汁をとる。

火が強くならないように熾火にちょこちょこ薪をくべる。


気温は氷点下。

暖まれるものは「焚き火」のみ。



当時は「雪中キャンプ」なんてあまり理解もしておらず


遠くに見えるランドロックを「なんか良さげなテントだなぁ」なんて言いながら


私が用意したのはテントにシュラフと電気毛布2枚、イスと焚き火テーブル


雪の中ではまったく使えないランタン(CB缶)とガスコンロ(CB缶)


あとは調理器具だけ。


夕食にガスコンロが使えなくて焚き火台でカレーを作った。

小さなテント前室に焚き火台を置くわけにはいかず

しんしんと降る雪の中、よせばいいのに市販のルーを使わずスパイスから作った。





寒くて寒くて手先の感覚が無くなるような状況だったが


「あの時のカレーが1番美味しかった。」

と妻は今でも言ってくれる。



頭に雪を乗せながら作れもしなかった料理に挑戦して

夜中は吹き下ろしの暴風でテントポールを折られたり

大きなスコップ買ってきてスタック脱出したり


なにかと大変なところもいろいろあるけれど

過ごしてきた1年を振り返り、来年の目標を決めるには

キャンプで過ごす「フィールド」はこれ以上ない最適地だ。







さて1年の集大成となる「年越しキャンプ」。


今年のテーマは3年前に群馬県水上町の道の駅で教えてもらった「そば打ち」を完成させるコト。


かつて私がキャンプ場で打った蕎麦、妻は2口目を口にしたコトが無い。汗




何が悪いんだよ!


と私も口にするが、頑張っても3口までだ。汗



キャンプ場に行く前に茨城県・常陸秋そばの名店中の名店「慈久庵」に連れていき





「よ〜く覚えておけよ。そして俺の蕎麦と何が違うか教えてくれ!」と妻に頼んだのだが





キャンプ場では妻からありとあらゆる罵詈雑言を浴びせられた。



「これ粘土なの?」


とか


「すべての蕎麦打ち職人に謝ってきなさい!」


とか。





おかしいなぁ。そば粉が悪いのか・・・。


なんて言っても普段なら笑ってくれるのだが、この時はまじめに怒っていた。汗


「十割」だとか「ニ八」だとか言う前に、ちゃんと「蕎麦」を作りなさいっ!(妻)



今年こそは食べられる蕎麦(爆)を振る舞いたい!

秘策として先日に訪ねた会津の桐屋夢見亭の高級蕎麦粉「会津のかおり」と高級打ち粉をお取り寄せする。(1Kg1,600円)





今年は究極の「打ちたて」「茹でたて」でタープ下を蕎麦の香り漂わしてやるぜ!

天ぷらも揚げて「天ざる」で紅白歌合戦を見ようじゃないか!



今から楽しみで仕方ない。






  


Posted by Suika with C at 16:18Comments(4)冬キャン関連

2017年11月15日

今はさらばと言わせないでくれ。【TATONKA 1TC】




【TATONKA 1TC】



今年の春に岩手県・妻の神公園で初めてお目にかかった時

私は「なんてボロボロなタープなんだ・・・」と口にした。



ブログ「今日もどこかで野遊びを・・・」の中ではいつでも輝いていた。


夏には灼熱のフィールドの中、彼のオアシスとなり

冬は焚き火で暖をとるにはなくてはならない存在だった。



私が言った「ボロボロ」は言うまでもなく悲しいモノではない。

彼がいかに濃密な時間を過ごしてきたかがわかる「勲章」なのだ。






私はそれまでテントだけでキャンプしてきたので

タープ下に入ったコトすら無かったのだが

その素晴らしさに1発で心を撃ち抜かれた。



キャンプから帰ってから仕事の合間はタープを調べるコトばかり。


初めはTATONKAを買おうと思っていたが

やはり恐れ多くて買えなかった。


tent-Mark DESIGNSの【Takibi-Tarp Cotton Hexa】と【ムササビウイング13ft.Cotton“焚き火”version】を買ったのは

濃い影ができるとか、フルコットンの風合いとかが選んだ1番の理由ではなく


「経年劣化・加水分解するポリウレタンコーティングを使用しておりませんので、長く愛着を持ってお使いいただけるタープです。」

このtent-Mark DESIGNS HPの文面が1番の理由だった。



夏に福島県・天神岬公園で私のタープと並べて張られたTATONKA 1TC。




ポツポツ穴は開いて裁断の痕あるわ、色褪せてるわ、焚き火くせーわのTATONKAタープだが

その風貌に新品のフルコットンタープが怖じ気づいているようだ。


「俺もこんなになるまで使ってやるぞ」

とその時私は心に誓っていた。






めろんは春に




りんごは夏に




それぞれ初めて彼のTATONKA 1TCでタープ下を経験させてもらっている。

つまり私の家族全員がこのTATONKA 1TCには少なからず思い出があり

私に至っては私の「キャンプ」を根底から変えてくれたと言っても過言ではない。



1月のオープンタープ





【2017年11月05日(日)】


「その時」は彼の新幕デビューと同時に訪れた。


彼はそれを「ドラマティック」と言うが私はそんな風に言う気にはなれない。



奇しくも私も同じ地域でキャンプしていたが

天候も晴れていて私がうかれ気分で撮った13時頃の磐越西線SLの煙りは真上にあがる穏やかな日中だった。




こんなクソみたいな写真がなんの役にも立たないコトは承知しているが

彼の記事によると、午後から外出した時に事件は起きたと言う。



確かに15時頃になると空は曇り始め気温もぐっと下がったが

タープを引き裂くような風は吹いていなかった、と思う。





しかしいずれにせよ限界が来ていたのは間違いないのだろうが

もしかして共に過ごしてきた主人に最期の時は見せまいと頑張っていたのかなと思うと

尚更悲しみが湧いてくる。



ただ「限界」とか「最期」とかいう言葉を私が勝手に使っているが


それを決めるのは彼だ。







つづく(であって欲しい・・・。)  


Posted by Suika with C at 00:30Comments(4)□雑記

2017年11月11日

会津・秋キャンプ act.5(番外編) 東吾妻山麓の狼煙

会津・秋キャンプを無事終えて裏磐梯で紅葉を楽しんだ帰り道。





act.1 愛しき日々
act.2 満月の夜はキノコ豚汁
act.3 奇跡の大学イモ
act.4 無情のばんえつ物語









会津美里町のせせらぎ公園オートキャンプ場は田舎の解放感がとても気持ちよく





外食では会津そばや山塩ラーメンを堪能して





鶴ヶ城も磐梯山も、そしてその周囲の山々も変わらぬ美しさを見せてくれた。









しかし何か足りない・・・。







そう「温泉」だ。



この温泉大国・福島に来て「源泉かけ流し」に入らずして帰るとは誠にもって無礼な話。そこで少し福島の温泉について語らせていただく。少々お付き合い願いたい。


まずは全国における「福島県」を温泉主要ランキング(温泉地数・源泉数・湧出量)の3部門から抜き出してみた。私が「温泉大国」と呼ぶ理由がわかる。



★【温泉地数】
※宿泊施設のある温泉地。日帰り温泉施設は含まない( )内はヵ所数。

1位 北海道(249)
2位 長野県(225)
3位 新潟県(150)
4位 青森県(142)

5位 福島県(135)

6位 秋田県(127)
7位 静岡県(114)
8位 群馬県(103)
9位 鹿児島県(100)
10位 山形県(89)


★【源泉数】
※源泉が42℃以上のもの。( )内はヵ所数。

1位 大分県(4,411)
2位 鹿児島県(2,765)
3位 静岡県(2,269)
4位 北海道(2,225)
5位 熊本県(1,372)
6位 青森県(1,084)
7位 長野県(985)

8位 福島県(777)

9位 宮城県(742)
10位 栃木県(631)


★【湧出量】※( )内はL/毎分の量。

1位 大分県(285,553)
2位 北海道(243,192)
3位 鹿児島県(186,824)
4位 青森県(140,537)
5位 熊本県(135,730)
6位 静岡県(123,009)
7位 長野県(118,858)
8位 岩手県(107,977)
9位 秋田県(88,770)

10位 福島県(81,106)


これに1位10点、2位9点・・・10位1点と点数をつけて独自ランキング。

主要3部門で1つでも10位迄に入らなかった「大分県」や「熊本県」は除外。総合的な順位を出してみた。



★【総合順位】※( )内は点数。

1位 北海道(24)
2位 青森県(19)
2位 鹿児島県(19)
4位 長野県(17)
4位 静岡県(17)

6位 福島県(10)


堂々の全国6位である。

上位の北海道・鹿児島・青森は気軽に行ける距離では無い。しかし福島なら首都圏から4・5位の長野県や静岡県と距離はさほど変わらないし高速道渋滞も少ないように思える。
長野県には北アルプスや木曽路、静岡県には伊豆や富士山、駿河湾など観光名所や特産物、他にもさまざまなアクティビティが多くありどうしても見劣りしてしまうが、「キャンプ」となると話しは別。なるべく人は集まらない方がいい。






今回のキャンプみたいにサイトにずっといるようなキャンプの場合、そりゃ1つ2つは観光もするけれどそんな立派な観光やレジャー施設は要らないし、その地で自分だけの「見どころ」や「お気に入り」を探し出せれば全然有名な場所や食べ物でなくても生涯忘れるコトは無い。







そんな私に福島・キャンプはピッタリで冬は早めにクローズしてしまうキャンプ場ばかりだが、私の好きなフルーツの王国であり、磐梯山、安達太良山、吾妻山の百名山登山やトレッキングなどに恵まれた自然がある。

猪苗代湖周辺や裏磐梯のリゾート気分は最高で、会津や二本松・白河には歴史と人情がある。ま、これはアウトドアにあまり関係無いが。

そしてなにより私にとって高速道の「200Kmポスト」は、関東を出てようやく「旅気分」を感じ始められる位置になる。







「温泉」に於いては時間・経済的に許されるならば、いつでも北海道や大分県の別府・湯布院、鹿児島の霧島・指宿などに出向きたいが、これだけ温泉数のある福島にはまだまだ見たこともない素晴らしいところがきっとあるハズと、キャンプ中、またはキャンプが終わってからの楽しみの1つにしている。





福島の代表的な温泉地の位置はだいたい頭に入っているのでなるべく事前に泉質なども調べずに行く。着いてから湯船の中で確認するのが楽しいからだ。しかし温泉街の立寄り湯などは循環の場合も多いのできっちり事前に確認する。まぁ循環でも多少塩素臭がしても「普通の風呂」と考えればまったく問題無いのだが、せっかく自然豊かな場所に来たならば、少しでも源泉に近く成分多めのフレッシュな湯に浸かりたいという気持ちが湧いてくる。




あ〜えらく長くなってしまった。

話しはまだまだ尽きないけどこの辺で切り上げよう。

まぁ全国どこの温泉にもそれなりの良さはあるけれど「キャンプと温泉」の組み合わせなら、福島は箱根や草津にひけをとらない魅力溢れる場所だと私は思う。


これから春先までは温泉の季節!福島のキャンプ場 with かけ流し温泉。至極の幸せ。


そんな理由で「福島の湯」が大好きな私が今回選んだ湯はこれだ!!!




その名は「幕川温泉」!!!



「?」



どこだそりゃ?



って感じっスか。



そうだろう〜そうでしょう〜。そこは知っててもらっちゃ困る。

場所は東北道側からなら二本松ICから国道115号線土湯トンネルに向かい、トンネル手前で分岐する道を曲がり、見事な歴史的木造建築の浴場で有名な「野地温泉」を目指すが、そこからまだまだ奥。私達は裏磐梯から向かったので、秋元湖から安達太良山北麓をまわりこむ「裏ルート」で向かった。


標高も高いので安達太良山頂が比較的近くに見える。4年前に登頂した時はガスと強風で何も見えなかったところ(西側の火口?)が全部見えた。

しばらく走ると「磐梯吾妻スカイライン」に出る。この道を福島市方面に延々と行けばこれまた私の好きな「高湯温泉」や「玉子湯」にたどり着く。





少し走り地図上では「土湯峠茶屋」とある(未確認)分岐を側道に入る。さあ、ここからがスゴい。


※幕川温泉 - Wikipedia

【奥土湯温泉郷の中では最も奥地にあり、土湯峠の県道から険しい崖沿いの道を数キロ走らなければたどり着けない。】


となっている。






側道に入ったばかりはまだ舗装もしっかりした「道路」だったが、進むにつれ道は荒れ両側は熊笹の群生。10分〜15分くらい進みガードレールも無くなり道幅も細くなってきた。

途中崩れているところ(ガレ場)なんかも出てきてこれはそろそろヤバいかな?と思い始めた頃、向かいの山に一筋の煙を発見!!!





マジかー!あんなトコまで行くのっ!?



思わず吠えてしまったが結構走ってきたので今さら引き返すコトはできなかった。

さらにそろそろと10分くらい走っただろうか、1軒のお世辞にもいい宿とは思えない建物が出てきた。道はここで終わり。宿以外見渡す限り人工物などまったく見えない。不思議なのはこの宿、人の気配がしない。ま、そりゃそうか、日曜日の夕方だし。

受付で大声で呼んだらおばちゃん出てきて「2階に「展望露天」、裏の川にも「露天」あるよ。女性は専用もあるけど展望と川は混浴ね〜」と丁寧な説明を聞いて大人700円を払い私は「展望露天」へ。







おおお!

湯温は源泉に近づけば熱いが離れればぬるめ。自分で好きな加減のところに座ればいい。





さすが自家源泉、ドバドバ!ハンパねぇオーバーフロー!





眺めはいいとは言えないが秘境感はピカイチ。


源泉:自家源泉2本・84℃
湯量:200L/分
泉質:単純温泉、単純硫黄温泉

湯の華が派手に舞ういい湯だった。






続いて川沿いの露天へ。




奥に見える青い屋根。少しだけ勇気が必要だ。





どこからでも見える。隠すとか隠さないとか言うレベルではない。ま、見せたくても人はいない。





こちらの方が白濁している。展望風呂と違う源泉なのだろう。注ぎ込む湯は少なくぬるく感じた。立寄り入浴は10:00〜15:00。私達は16:00過ぎに着いたが特になにも言われなかった。11月下旬〜4月下旬は冬季休業。あたりまえだ。冬はあんな道通れるワケがない。訪れるなら絶対明るいうちに帰れる時間に来ることが条件だ。暗くなってからでは、もし途中でうつむいた女性などを見かけたら間違いなく車ごと谷底に落ちるだろう。


県道に出たら福島市街の明かりが見えた。夫婦で安堵する。






なんだか怪しげな雰囲気の温泉のような紹介になってしまったが「湯」は間違いない。


機会があればぜひ。w






以上、福島の秋キャンプ&大秘境温泉レポでした。






  


2017年11月09日

会津・秋キャンプ act.4 無情のばんえつ物語

11月5日(日) 早朝






会津・秋キャンプ act.1 愛しき日々

会津・秋キャンプ act.2 満月の夜はキノコ豚汁

会津・秋キャンプ act.3 奇跡の大学イモ









静寂のキャンプ場に陽がさしてきた。


気温はおそらく5〜6℃。なぜすっと起きてさっと焚き火を始められるのだろう。





いつも「最終日の朝」ってさっさと食事を済ませて早くキャンプ場を出たい。


それは気持ちがさびしさに耐えられなくなるから。


しかし今回はギリギリまでキャンプしたかった。






まだ7時前だというのにピーマンの肉詰めオンザチーズ。


夏に妻からもらった【TOOLS GRILLER】初投入。





さらに夏に衝動買いしたDCMピザオーブン。こちらも初投入。汗


コールマンの焚き火台ステンレスファイヤープレイスの上にジャストフィットで





炭の熾火だけで220℃。薪を1本投げ入れると300℃をマークした。


こんがりチーズのビジュアルと共に、なにもかも上手くいくような気がしていたが






そう簡単にはいかなかった。汗



撤収日の朝だというのに焚き火してグリル出して昨日焼いた焼きいもなんかも食べて


こんなのんびりした朝は初めてだったかも。






いいキャンプだったな。



会津でバースデーキャンプ。楽しめたかい?


こんなコトしかできないけど、いつもありがとう!







10:00まで存分に焚き火して11:00に撤収。

【せせらぎ公園AC】にもありがとう。







キャンプ場を出て喜多方方面へ。


途中の会津坂下で見た磐梯山。

私が子供の頃に見たこの風景に思わず車を停めた。






国破れて山河あり。

やっぱ会津はいいな!!また来るよ。











さて突然話しは変わるが、私の体は少し鉄分が多い。


どちらかと言えば「撮り鉄」よりも「乗り鉄」派だが

旅の途中で見つけた無人駅などは必ず立ち寄る。


「昭和」を感じられる駅や汽車、線路などの風景が大好きなのだ。



晩秋の週末に会津へ来てココに行かないようでは立派な「鉄オタ」とは言えない。


そう。それは新潟〜会津若松間の見事な阿賀野川沿い(福島県側は阿賀川)日本の原風景を走る【磐越西線】だ。


狙うは非電化区間を走る新潟駅発〜会津若松駅行きの「SLばんえつ物語」の激写。



新潟から3時間以上かけてやって来るSLは喜多方市の山都駅に12:40着予定。私達は30分ほど前に駅に着いた。



山都と言えば「水」が美味い宮古地区の「そば集落」がある。

3年前に訪ねたが、それはそれは美味い蕎麦だった。


「あとで行こうかなぁ・・・。」



なんてうわついた気持ちも駅前の人だかりを見て吹っ飛ぶ。


駅前などなんの見所も飲食店も無いのだが



「なんだこれは!みんなSL待っているのか!」


ハナからここで待つつもりは無かったがこんなクソ田舎の小さな駅に

他県ナンバーの車やバイクがズラ〜と並んでいる光景には少し焦らされた。



これはもしかして・・・と車を走らせると案の定、県道沿いのビューポイントには私のスノピ・ウィングレッドポールよりも太い脚の三脚がズラり並んでいた。


これはムリと判断して私はカーナビで磐越西線に並走している細い生活道路を見つけて向かった。

車がすれ違えないような細い道だったが

ちょっとした空き地にも他県ナンバーの車・車・車。

線路脇には無数のバズーカーがその瞬間を待っている。



結局、私達は車を停められる場所を見つけられずその細い道の行き止まり地点に着いてしまったが




ココなら他に車は来ないだろうと通路に車を停めて線路脇の砂利坂道をのぼったら





ココにもいた。汗



素人が見てもとんでもない装備だ。

ムービーカメラもセットされている。これじゃSL来て声もあげられない!



私達は落ち着きを取り戻すためいっぺんその場を離れた。


ちょっと坂をのぼって上から。



※この後列には脚立の上で構えてるカメラが何台もいる。





その時私は考えた。

SLをガードレールとか入れずキレイに撮るには今いるこの坂の上からでは狙えない。


この人達と並んで撮るしかないのだが


1番邪魔にならないところに入れたとしても、そこでこの機材に囲まれていい大人が「ガラケーかまえる」ってどうなのか。汗


一応、妻が一眼カメラを持っているが、普通それ逆だろう。



しかし私もブロガーのハシクレ。

秋の山あいを走るSLをみなさんにお届けしたくてSL通過予定時刻の10分前に集団へ割り込んだ。



馴れ馴れしく「どこからですか〜?」なんて声かけられるような雰囲気ではない。


誰ひとり話す人などいない。


ファインダーを覗いたままの人。


静かに目を閉じている人。


もうムービーは録画始まっているのだろうか・・・。


タバコ吸う人もいない。



ものすごい緊張とストレスに耐えきれなくなりそうだった時


「フォおおおおおー!」


山都駅を出発する力強い汽笛が山間にこだました!

駅からここまで5〜6Km。


鉄オタ達が一斉にファインダーを覗く!


私もガラケーを恥ずかし気もなく線路に向け構える!


もう津軽半島青函トンネルのミスは許されない。まぁ新幹線と比べれば楽勝だな♪




さあ踏みきりが鳴り出した、来るぞ!!!



しかしその時私はガラケーの画面を見て愕然となる!



太陽の光で画面が見えないのだ!!(準備不足バカ)



踏み切りの音が私の心を激しく動揺させる!


今さらジタバタしても仕方ない!よし、このままイクぜ!



私はゆるいカーブの先にカメラをあわせた(つもり)。



来たあああ!(声にはできない。)



私の横では凄まじい連写のシャッター音が響く!カシャカシャカシャカシャ!!



シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッゴーオ!


白煙あげて列車を牽引して目の前を走るSLは大迫力!私は無我夢中でシャッターをきった。



汽車はかなり低速だったのですぐに車に飛び乗り追いかけたかったがここは細い1本道。

県道に出るまで時間もかかってしまうだろう。

まぁいい。しっかり写真も撮れたし満足だ。









左カーブ・右下に踏み切りの一部が見える。汗









大迫力の煙りと秋を感じる山の彩り。汗汗









目の前を走るばんえつ物語。滝汗





いかがだったろうか。


【磐越西線・ばんえつ物語】

1度は見る価値ある「昭和の風景」だ。







帰りは喜多方から裏磐梯へドライブ。


昼食に桧原湖畔で山塩ラーメンを食べて、紅葉を楽しみながら帰路につく。


これも生涯忘れられないキャンプになったことは言うまでもない。


今年は気仙沼大島から始まり今回の会津まで計5泊。最高の秋キャンプを過ごすことができた。



ご一緒いただいたみなさん、妻、めろん、りんご。本当にありがとう。





会津・秋キャンプ (完)




会津・秋キャンプ act.5(番外編) 東吾妻山麓の狼煙
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2017年11月08日

会津・秋キャンプ act.3 奇跡の大学イモ

11月4日(土)2日目

06:00。テントの中でハッキリわかる雨音で目が覚めた。




上空はどんよりとした重い雲が広がっているが、所々に明るい部分もある。


まぁなんでもいい。

今日はずっとキャンプ場にいるのだから。


コーヒーより先に薪に火をつけた。




朝から焚き火できる贅沢。





昨夜のキノコ豚汁の残りとカナダ産サーモンで朝食を済ませたら

雨は止み晴れ間も見えてきた。





みんなも起きてきたな、おはよう。


この晴れ間を利用してタープの向きを変え気分一新。





メインポールの他に磐梯山側にもポールを入れて視覚的に解放感ある張り方にした。




繰り返すがあの木の向こうが磐梯山。泣






昼食はあらびきひき肉と玉ねぎを炒め




会津が誇る「南郷トマト」をたくさん入れたナポリタン。





コーヒー飲みながら作る料理はたとえスパゲティだけでも楽しい。

焚き火で炒めるだけでも妻の表情はいきいきしているし




めろんとりんごも普段は狭い車上生活から離れて元気一杯。

こんなキャンプがしたかった。






空はまた雲が広がり雨も降ったり止んだりを繰り返していたが

茨城産さつまいも・鳴門金時・安納芋をテーブルに並べた私にはまったく影響は無い。





普段はサツマイモなんて食べないクセに前回の新潟キャンプで味をしめた焼きイモ。

今回は「食べ比べ」のみならず、妻の大好きな「大学イモ」にチャレンジすべく

あらかじめ大学イモの蜜をスーパーで買ってこっそり車に忍ばせていた。






まずは普通の茨城産サツマイモをざく切り。


蜜の袋の裏に作り方が書かれていた。

まずは160℃の油でイモに火を通すとあるが、温度計なんて無い。


ある程度温めた油に割り箸を入れて2秒で気泡が出てくるところを勝手に160℃と定め5分。





イモを1度取り出してあら熱をとったら今度は180℃でこんがりキツネ色に。3分くらい。




これは割り箸を入れてすぐに気泡が出るところを180℃とした。


昔、天ぷら屋で聞いた話を応用したつもりだったが

この出来栄えに大学イモには厳しい目を持つ妻が唸った!





いやいや、コレ、自分で言うのもおこがましいが


初めて挑戦したのに「外カリ内トロ」のウルトラ神レベルに仕上がったのだ。

いや、ホントにウソじゃない。

もう1度やってみろと言われたら迷わず「できません」と言えるくらいパーフェクトな出来栄えだった。


妻のイモを口に運ぶ手が止まらない。

無言で食べ続けている妻の姿は「最高の評価」だ。



ただ痛恨の極みだったのが「黒ゴマ」が蜜に入っていないのを確認していなかったコト。

ごましお持っていたのを忘れていたのが非常に悔やまれる。





もちろん焼きイモも売れるレベル。


空はぐずついていたがタープ下はまたしても笑顔が溢れていた。






夕方には気温もぐっと下がり少し風も出てきて




東山温泉や芦の牧温泉なども考えたけど

今回はキャンプ場を楽しもうと隣接の温泉施設に向かった。





キャンプ場から阿賀川の土手を歩けば徒歩3分。

キャンプ場利用で410円にしては立派な風呂だった。(会津本郷温泉・湯陶里)





サイトに戻った時にはすっかり日も暮れて風も冷たい。

本来なら夕食準備の時間だが、たくさんイモ食べたおかげで夕食作る気にもなれず18:00テントイン。

わかってはいたが、横になればホットカーペットの温もりが眠気を誘発。


大事な2日目の夜だったのにこんな時間にあえなくダウン・・・。





zzz...。



会津・秋キャンプ act.4 無情のばんえつ物語に続きます。



会津・秋キャンプ act.1 愛しき日々

会津・秋キャンプ act.2 満月の夜はキノコ豚汁



































ちょ、ちょっと待った!

このまま寝てしまってホントにいいのか!?



20:00。そんな思いが私を起こしたのだろうか。

しかし外は顔が痛くなるような気温と冷たい風。


シュラフでぐずついていると横で妻が小さな声で「ごはん食べたかったな・・・。」とぼそり。



ダメだ!このまま寝たら絶対後悔する!!!

こんなに楽しかったキャンプを後悔で終わらせたくないという気持が私をシュラフから出させてくれた。

ありがとう妻よ。






テントから出て早速焚き火台に火を入れた。

幸いにも気温は低いが風は止んでいる。


よ〜し今日も「鍋」イクぜ!!





白菜と豚バラのミルフィーユ塩鍋〜!


スープは適当に作ったのだが、ここで新たな発見がっ!


昆布で出汁をとり、クレイジーソルトで味をあわせてゴマ油を数滴たらすと

なんと「サッポロ1番塩ら〜めん」のスープとまったく同じ味になるのだ!笑


これに白菜と豚バラ。みなさんも味の想像がつくのではなかろうか。


是非ともご検証いただきたい。



夕食はこの鍋だけだったが私達2人には量的にちょうどよく

食後も焚き火を小1時間楽しんでからテントに戻り

22:00にはキャンプの大きな満足感に包まれて眠りにつくことができた。


秋キャンプ最後の夜。

こんな幸せをありがとう。






act.4(会津・秋キャンプ最終回)へ続きます。



  


2017年11月07日

会津・秋キャンプ act.2 満月の夜はキノコ豚汁

会津・秋キャンプ act.1の続きです。





【せせらぎ公園オートキャンプ場】

会津若松市街地(鶴ヶ城)から車で20分ほどのキャンプ場。

コンビニやホームセンターもすぐ近くで自然を感じるには少し物足りないが

よく整備されていて開放的な感じが気持ちのいいキャンプ場だ。





阿賀川沿いなので風が強いと聞いていて多少不安もあったが

サイトの広さは十分で今年度最後の登場となるであろうテンマクヘキサを広げた。


今回利用したのは電源付のA-19番。

どのサイトからも磐梯山どーんだが、私のサイトだけは前方の高い立木に隠れてしまいタープから出ないと見られないのは残念だった。




※右奥の木の向こうが磐梯山。



管理棟で手続き時に薪(400円)を1束購入。今回も端材をしこたま持ってきた。

土手を越えキャンプ場に入るとデイキャンと泊まりキャンパーがチラホラ見えるがキャンプ場全体の1割もいなくて


田舎ののんびりした感じがなんとも心地よかった。



それにしても天気がいいなぁ。




11月の福島にしては暑いくらいの陽気。


テントに直射日光ではめろんとりんごに酷そうなので

タープの一部にテントイン、テントのキャノピー用ポールをタープに1本追加して日陰になるよう設営した。





悪天候続きだった今年を忘れてしまうほどの高い空。





こんなキャンプで楽しくないワケがない。




あいかわらずUNIFLAMEの焚き火テーブルとフィールドラックだけのシンプルスタイルだけど


我が家では必要最低限のギアしかないキャンプが1番楽しめるというコトに今年気づいた。


「道具の選択肢は多けれど、サイトは常にシンプルで!」


我が家の来年のテーマもおそらくコレになるだろう。






夕日が美しく周囲の山々を赤く染めだした。


こんな日の夜は冷えるに決まっている。「鍋」しかないっしょ!?


早々に夕食の準備に取りかかる。





豚肉炒めて





福島産キノコをこれでもかと投げ入れ5分でキノコ豚汁!








ランタンに火が入った頃には米も炊き上がり





福島産の元気なキュウリはセブンイレブンのシーズニングでとびきりの箸休めへと進化する。



まぁ男の料理なんてこんなモンだが

妻は美味い美味いと食べてくれた。




東山の月が幻想的だった。




外の気温は10℃を下回るが





横で焚き火しながら早めの夕食は私達夫婦をしっかり暖めてくれて





今回初投入となったジェントス(SOL-013C)はパイルドライバーに吊るされきっちり仕事をしてくれていた。





見てくれ!煌々と照らされる我がサイト!笑




会津若松市内では本日なぜか花火大会だったらしい。


澄んだ北の空には季節外れの大輪が何発も何発も打ち上げられ




キャンプ場には「ドンっ!」「ドンっ!」と盛大に音が鳴り響く。


私達は20:00頃テントイン。




ホットカーペットの暖かさにやられて、花火大会の終了を待たずして眠りについていた。






非常に満足度の高かった会津の夜。

なにもかもが最高の1日目。





会津・秋キャンプ act.3 奇跡の大学イモに続きます。