2019GW和歌山編・act.6さらば熊野よ。また来る日まで!【円満地公園オートキャンプ場】

Suika with C

2019年05月17日 11:55

2019/04/30(火)05:30



GWキャンプ4日目。小雨が降ったり止んだりの天気。今日はなんでも「平成最後の〜」が付く日。これは平成最後の朝食。目玉焼きとサバ缶、紀州南高梅。最高の朝メシだ。

平成最後の透析に新宮市へ向かう。06:30にキャンプ場を出た。


※キャンプ場正式ルート。まあまあ走りやすい。


昼過ぎに透析が終わり昼食は念願だった「和歌山ラーメン」を食べに行くことに。和歌山ラーメンと言えば「井出商店」の名前を関東でも耳にするが、わざわざラーメン食べに100Km以上先の和歌山市まで行くのはさすがの私でもムリ。新宮市のラーメン店を検索してみたらなんと病院から5分のところに井出商店直伝の店を発見。



中華そば「速水」(和歌山県新宮市)
11:30〜14:00・17:30〜23:00
中華そば無くなり次第終了。



豚骨鶏ガラスープしょうゆ味650円。うん、これはイメージ通り正統和歌山ラーメンだ。豚骨は場合(主に匂い)によっては食べられない時もあるが、これは問題なく美味しく食べられた。徳島の「いのたに」に続きラーメンは今年2件目。どちらも似たようなラーメンだが徳島の方が1歩上かも。まぁなんにせよ「ご当地ラーメン」は気軽に行けて楽しいものだ。私は根っからの澄んだしょうゆ鶏ガラスープ派。今年は尾道ラーメンや山形ラーメンも食べてみたい。平成最後のラーメンに満足して店を出た。


2019/04/30(火)14:00

新宮市内のイオンで夕食の材料を仕入れたらあとはキャンプ場でゆっくり過ごすのみ。新宮市から国道42号線(自動車専用道)が開通して太地町近辺まで一気に走れる。そこからは約30分の山登りで円満地公園キャンプ場。



くどいようだが、キャンプ場の南側から行くこれが正式ルート。この他の道から行くにはそれなりの覚悟を持って行かねばならない。(※フラグ)




テントに戻って平成最後の晩餐準備。この間にキャンプ場紹介を済ませておこう。




【円満地公園オートキャンプ場】(和歌山県那智勝浦市)
オートサイト(電源付)5,000円12区画
フリーサイト(電源無)3,000円11区画
その他ログハウスやらドッグサイトやら色々あり。
今回お世話になったのはフリーサイト。


※管理棟横のこの芝生もフリーサイトなのだろうか。フリーサイトはバラバラにあるっぽい。

おや?めろ&りんにホットカーペット敷いてあげなくていいんかい?とお気付きの方もいらっしゃると思うがどうか安心されたい。フリーサイトにはコンセントを近くの炊事棟から引っ張ってきてくれるのだ。(+1,000円)




管理棟の横にゴミ用袋購入によりゴミ出し可(要分別)。自動販売機あり。



レンタル用品は一通りあるが、食料品は最低限のものだけ。燃料はほとんどあるように見えた。薪1束500円。




正直なところこれ以上キャンプ場紹介を続けるのが苦しい。なぜなら↑の坂を登り降りしかしていないから。この坂を上ると管理棟。写真はマイサイト前から。



マイサイト前から逆方向。奥はログハウスが並んでいる。



「マイサイト」「マイサイト」って、さっきおまえ「フリーサイト」って言ってたやろ!ああ確かに言った。でもココ(A-15)に2張りはギリギリそうで、私は絶妙な位置にロッジシェルターを立てて他所からの侵入を防ぎフリーサイト料金で広々区画サイトを手に入れた。これは誰が見ても「マイサイト」だろう。


※奥の灯りはBBQ棟。利用者は初日のみだった。




ここから先の写真はすべてマイサイトから。プールとスライダーが見える。



その右側にキレイなトイレ棟。サイトからは30Mだが、なんだか我が家専用のトイレだった感じ。



奥は炊事棟。これはこの奥に並ぶバンガローとの共用だが、利用している人は見なかった。

もうおわかりになるだろう。このA-15の表示がされたフリーサイトは周囲に誰もいないものすごく恵まれたフリーサイト。
その他のオートサイトやフリーサイトは管理棟の反対側に集まっていて、管理棟に自動販売機の飲み物を買いに行くとキャンプ場の賑わいを感じるが、サイトに戻ると孤立する。他のサイトを見ていないので比較はできないが、ある種のプレミア感さえ感じるこのA-15。



予約時に指定もできそうなので、静かに過ごしたい方にはおすすめできるフリーサイト(扱い)だ。




キャンプ場脇を流れるどこまでも透き通った熊瀬川。周囲は山々に囲まれ、大自然の中で思いきりキャンプを楽しめる環境。やらなかったけど。汗

ありあわせの写真でまとめたカタチとなってしまったキャンプ場紹介だが、こんな山奥だけど設備はしっかりしていて気持ちよく過ごせたキャンプ場だった。あまり過ごせていないけど。汗



熊野地方はハイカーも多くワイルドなキャンプ場ばかりだけど、ここは熊野三山巡りにもおすすめできる安心のキャンプ場と言えるだろう。

道を誤らなければ。汗




さぁ平成最後の夕食、トヨトミストーブで2時間煮込んだ渾身のバーモントカレー。やっぱりキャンプの基本は「カレー」だな。思えば私の初めてのアウトドア飯は中学2年の林間学校。水上・谷川岳の林の中でみんなで作ったカレーだった。あれから30数年、平成という時代はあっという間に過ぎていったけど、行きたい所に行って食べたいものを食べて今ここでキャンプしている幸せは「感謝」の言葉以外見つからなかった。





夜は強い雨となったが安心のロッジシェルター。テントではめろ&りんと息があがるほどのガイロープ遊びで平成最後の運動会。




カウントダウンを待たずして21:00に就寝。静かに「平成」が終わった。



2019/05/01(水)05:00



おはよう。「令和」スタートしたけど、りんは「2歳」スタートだね。おめでとう!



平成最後のカレー(しつこい)で余った材料で作った令和最初の朝食。質素な朝食にしたかったけどだいぶヘビーになっちゃった。食事が済んで一服したらさぁ撤収だ。




撤収中は雨止んでくれて4日間お世話になった【円満地公園キャンプ場】にもありがとう。いい旅になった。





2019/05/01(水)10:00
撤収後は【奈良県吉野地方】を目指す。ナビをセットするとわかっちゃいたけどまた1度南に山を降りて海に出てぐる〜っと那智勝浦市から熊野本宮経由で北上するルート。

時代が変わっても、熊野三山参拝を済ませても、やっぱり変われなかった私。前回の目的地は「那智大社」だから大変だったけど、今回は「熊野本宮」だから大丈夫っしょ!キャンプ場正式ルートの南へ向かう道とは逆の北へ向かう道に向かった。




はじめの30分くらいまではこんな道だったけど



だんだんこんな感じになってきて、1時間を過ぎた頃の「核心部」では写真など撮れる余裕などまったく持てない「コレって本物の熊野古道?」と思えるようなとんでもない道になった。雨で濡れた路面は未舗装で、すぐ横はガードレールの無い深い谷底。うす暗い木々の間に紀州山地の脈々とした連なりが一瞬見えるが、それがさらに不安感を高める。

妻はフロントガラスの1点を見ながら「怖い怖い怖い怖い怖い・・・。」とつぶやく。私もこれほどヤバいよヤバいよと思う峠は初めてかもしれない。何度も引き返そうと思ったが、もう1時間以上走っているし転回できる場所などありゃしない。

こんなスゴい峠なのに廃墟と化した住居らしき建物が所々にある。これは「仙人」か「山伏」の家なのか?怖くても加速できない超狭路。時速10Kmの峠越え。ぐる〜っとまわる遠回りの道の倍の時間をかけて熊野本宮脇の国道に出た時の喜びは、今回の旅で1番喜べた瞬間だった。







まだ目的地までは下道で100Km以上もあるのに疲れ果てて国道168号線沿いの【道の駅 熊野古道ほんぐう】に到着。



この道の駅は生鮮品からパンやチーズ、ソーセージなどの加工品や缶詰めなど、キャンプの買い出しには文句なしの品揃え。弁当も熊野らしい弁当がたくさん並んでいた。



おそらく産直や観光情報発信だけでなく、近隣住民の為のスーパーマーケット代わりなのだろう。





まだ先も長いのでとりあえず昼食。でもここで和歌山にさようなら。




ありがとう熊野。またいつか来るから!













【2019GW和歌山編】
act.1平成最後に出会えた魅惑のオレンジ
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act.2熊野三山パーフェクトガイド(その1)
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act.4熊野三山パーフェクトガイド(その3)
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act.6さらば熊野よ。また来る日まで!
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