2022GW・密会の焚火くるくる指導(前編)

Suika with C

2022年05月20日 11:45



かんたファーム農園リゾート
ワイルドキャンプ場
福島県福島市大笹生字大平63
TEL / 090-7064-9903
http://www.relaxation-iz.com/kantafarm

キャンプ場や四輪バギーなどをそろえる同園。オープンのきっかけについて、園主の菅田美嘉さんは「この地域は戦後、海外から引き揚げてきたり疎開してきたりした人が開拓した農地がたくさんある。高齢化が進み遊休地となってしまった。その遊休地を使い、子どもから大人まで自然を感じながら癒やされる場所にできればと思い、オープンした」と振り返る。
【2021/10/12福島経済新聞抜粋】



バギーや農業体験は見て来なかったが、キャンプ場に関して言えばまだまだ「これからのキャンプ場」という印象。「標高約400Mの限界集落にあるキャンプも出来る広場」で概ね間違いは無い。それでもゴールデンウィーク直前なのにオタオタしていたアホキャンパーどもを迎え入れてくれたコトに感謝しながら、場内最奥部に車を進めた。



2022/05/04

https://gekidan2.naturum.ne.jp/

ナチュログ【今日もどこかでCIAOちゅ〜る】でお馴染みの、劇団にひきさん夫妻と愛娘こむぎ(1歳3ヶ月)。



「あら、いらっしゃい♥」



そして山形キャンパー【野山が俺を待っている】のChaiさんファミリーが出迎えてくれた。

https://chaiyamagata.naturum.ne.jp/


劇団家とのキャンプはもう何回目になるかは忘れたが3年半ぶり、Chai家は2年半前の山形芋煮キャンプ以来だ。





焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食う?全貌編part3
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3151584.html



3家族が揃ったのは2018年の秋に『ほとりの遊びばキャンプ場(福島県)』で劇団家主催で行われた『焚火でとびきり美味いカーボーイステーキを焼いて食う』の会で初めてお会いした時以来、初めてのキャンプとなる。コロナ禍のせいで3年以上の月日を要したが、顔を合わせればみんなすぐ笑顔になれた。




ちなみに上の写真を掲載したその時の『焚火でステーキ』キャンプレポでは名前を伏せていたが、せっかく主催者が丁寧に下ごしらえをしてくれた高級サーロインを、肉が配られたらいきなり全部を焚き火台に乗せてペース配分などお構い無し。しっかり味わうコトもなく、我先にと家族全員で焼けたか焼けていないかなど関係無くむさぼり食った北のアホキャンパーとは、実はこの家族である。






挨拶が済むや否やのタイミングで、Chaiさんから『芋煮』と『鶏皮おろしポン酢』が振る舞われた。「秋は本気出すから…」との言葉と共に出された芋煮だったが、食べてみて「なるほど」と思う。やはり1度あの薪の高火力と、Chai実家畑の掘りたて里イモを知ってしまうと、フツーの『冷凍里イモ芋煮』では失礼ながら1歩、いや、5歩落ちた感は否めない。この時、今秋の山形にコロナによる行動制限等が発出されないコトを強く祈った。



山形が俺を呼んでいる act.4【リアル秘密のケンミンSHOW】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3280565.html





芋煮を食べ終えてひと息ついていたら、横に座っていた劇団家奥さまの手が動き出した。今回のキャンプにあたり、事前にシェフから「なにかリクエストを聞かせなさい」と言われ、私は宮城の名物料理でもある『油麩丼』をお願いしておいたのだが、午前中からもう出てくるのか…。




「あの…もう私、以前よりも食べられなくなってまして…、あの、『少食』って言ってもおかしくないくらい…」


ちゃんと話しているのに、山形米の上にどーんと載せられた仙台麩。見た目も「大盛り」で「この人、なんも話し聞いてねぇな…」と思いながら八幡屋礒五郎の七味をかけて食せば、「なんだコレ!えらく美味いじゃないか!!!」

もしかしたら『カツ丼』をも凌駕するほどの味わいは、素朴でやさしい『宮城の味』。私は後先考えずにペロッと大盛り1杯完食してしまう。「し、しまった…」と思っている横でシェフが次の料理は何にしようかとクーラーを覗いてる。止めてくれ、俺は「フードファイター」じゃ無いんだ。





そうだ思い出した、コレが『劇団家キャンプ』。「アレも食ってけ〜」「コレも食ってけ〜」は東北人の気質で、私は母が会津の出身なので、幼い頃から親類の家に行けばもう嫌!ってほどあれやこれや食わされ続けて来た過去がある。


キャンプ場着いたら、まずは「芋煮食えっ!」と即座にテーブルに出され、間髪入れずに「大盛り油麩丼、お待ち!」は、ある意味「ありがたいおもてなし」なのだが、この後、夕方近くまで一切の食べ物は受け付けられなくなり戦意喪失。今回も東北人にキャンプ・イニシアチブを取られるという情けないカタチとなってしまった…。








(後編)に続きます。




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