山形が俺を呼んでいる act.1【秋の最強キャンプ鍋】
焚火料理も様々なモノがあるが、上手く出来ようが出来まいが、1人だろうが大勢だろうが、映えようが映えまいが、最高の野営感に溢れたこれこそ究極の「非日常キャンプ飯」と位置付けている。
ピザを焼いたりソーセージまわしたり、とうもろこし・さつまいも・カボチャ等々・・・。独特の風味と上手い焼き加減を見つけられた嬉しさでどれも信じられないほど美味くなる喜びは、フィールドに出掛けて道具運んで、苦労して準備してきたキャンパーが味わえる最高の特権だろう。
2018/10 焚火でとびきり美味いカウボーイステーキを焼いて食う?全貌編
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3150452.html
昨年の秋に焚火の熾を利用してステーキを焼く経験をした。もちろん素材は極上の熟成肉だったが、それ以上に何か心が踊るような不思議な高揚感でいっぱいだった。それは火柱が上がらない最高の「熾」を作るという作業に始まり、焼き上がるまでのタイミングに全集中、野山と湖に囲まれた素晴らしい営地で本気になって取り組めたからだ。
そして今回の目的は「芋煮」。これはステーキのような繊細な仕事とは反対に豪快に火をあげるこれもまた最高の焚火料理。それを芋煮本場の山形で正真正銘の山形県民から教えを乞うコトになった。
「秋の山形で芋煮会」。これは私にとっては花笠祭りや蔵王の樹氷、サクランボ狩りなどを上回る山形県最高峰のイベントとなる。全国にはそれぞれの「芋煮」があるのだろうが、やっぱり山形が芋煮文化を1番強く感じる地域。今から楽しみで仕方がないのだが、予定日からすでに1週間を切っているというのに先方から場所の連絡すら来ないと言うのはいかがなものか。それともこれは東北キャンパーの「お約束」なのか。こちらは400km以上の距離を行くワケだが、何時に家を出てアレ買ってコレ買ってこの道通ってココ寄って・・・としっかり計画を立てたいのに、これじゃ「旅のしおり」も作れないじゃないか。作らんけど。
まあいいさ。今までだって北のグルキャンはいつもギリギリまでなんの連絡も来ないし、野良キャンプにも多少の免疫は出来ている。今回も山梨の「ほうとう」と同様に「芋煮」1点に集中してしっかりレシピを修得してくるつもりだが、それは味の加減だけでは無く「芋煮バカ」の山形県民が気合いを入れた「焚火で芋煮をしながら過ごす1日」もしっかり見せてもらおうじゃないか。
2019/09 秘密基地にてNewギアのチェック
https://chaiyamagata.naturum.ne.jp/e3270279.html
山形の空の下、私にはこれ以上の楽しみ方を見つけることが出来ない。
act.2【気仙沼沖風速25M】
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3270358.html
に続きます。
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