さよならガラケー
この2つ折りの電話機に変えてから、かれこれ10年くらい使用しただろうか。この夏の四万十川を撮った写真がお気に入りで、背景に設定して1度も変えたコトはなかった。
ここ数年は何度も何度も登録各社から『フューチャーフォン・サービス終了のお知らせ』が届いた。その都度「なにが『フューチャー(未来)』だよ!」と嘆いていたが、決定的だったのは『りそな銀行』の各種手続きが一切出来なくなるという非情のお知らせだった。
遠方の仕事現場で材料が足りなくなった時、その地域の初めて利用する仕入問屋では「現金取引」が原則となるのだが、その場で振込して部材をすぐに購入、現場まですぐに運んで来てもらえるコトが出来たのが、基本的に1人で動いている私にとってはホントに重宝していたツールだった。
もちろんスマートフォンでも振込手続きなど簡単に出来るコトは知っていたが、常に作業服のポケットに電話機を入れながら作業するとなると、スマホは大きすぎてとても邪魔になるし、運転中に片手操作もできない(禁止)し、以前、淡路島で目が見えなくなった時は、このガラケーだったからこそ文字通り『ブラインドタッチ』で妻にメールするコトもできた。勿論、このブログも開設以来ずっとこのガラケーで更新してきた。
眼が見えなくて2週間なんも出来なかった話し①
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3408631.html
しかしそれよりも、あの画面を注視しながら右手で画面をハジいてる姿が「男」としては、どうしても情けないやら、虚しいやら···と見えてしまうのが納得出来なくて今まで購入に踏み切れない···、というのがホントのところだった。
そして令和三年七月吉日、私の元に漆黒のSONY製スマートフォンが届いた。私は10年前の大手キャリアの料金プランだったので、格安スマホに変えれば月々の利用代金が1/10以下になるコトが自分を納得出来る1番の材料として購入した。
NTT Communicationsが運営する『OCNモバイルONE』。月々770円で電話もネットも使える···って、ホントに大丈夫か!?という感じだが、しばらく使ってみようと思う。
さぁ、これで私も事前にいろいろキャンプ場の情報収集して、天気図を見て風を読む素晴らしいキャンパーになれるだろうか?
今は『8000万曲』という膨大な楽曲配信のアプリを見つけて、それをカーステのBluetoothに繋げて大音量で聴きながら快調に現場へ向かうところまで使えるようになってきた。これだけでもこのスマホの価値は高いと思えている。お気に入りは「朝倉さや」が歌う「木綿のハンカチーフ(山形弁Ver.)」や「花笠音頭」、竹内まりやと70年80年代の洋楽ベストなど。結構楽しめてる。www
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