新幕初張り!心も折れた1月の【塩原グリーンヴィレッジ】

Suika with C

2019年01月24日 00:12

2018/01/19(土)




ただ雪の上に設営しただけでは無く、テントやタープに降り積もる雪の重さを警戒しながらシュラフに入り、夜中は夫婦交代で雪降ろしをするような本格的な「雪中キャンプ」を楽しもうと昨年のリベンジも兼ねて1月の【塩原グリーンヴィレッジ】(栃木県)にやって来た。





かじかんで動かなくなった手や、芯まで冷えきった体を本物のかけながし温泉で何度も温まることができるスーパー高規格リゾートキャンプ場の安心感は、冬キャンプの醍醐味を存分に堪能できる数少ないキャンプ場。今回も冬タイヤはもちろん、タイヤチェーンと雪かき用スコップも積んできた。





・・・のだがっ!






ゆ、雪が無ぇ・・・。




上記のトップと管理棟写真は昨年記事のもの。

【2018 雪中キャンプ in NASU-SHIOBARA】
*スカートはしっかりペグ打たなくちゃ編
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3029733.html
*今年最初の雪の華・源泉かけ流し野天風呂編
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3030147.html



気合いを入れて11:00にアーリーで入ったが、場内を見た瞬間に私と妻の緊張感は一気に失われて行く。「じゃあ、(フツーの)キャンプしよっか・・・。」と指定されたマイサイトに向かった。


※今年の管理棟と裏山





朝、高速道路(東北道)に乗ったらすぐに栃木の男体山と那須岳の山々がハッキリ見えた。「いい天気だねぇ」と同時に「これはえらく風吹いてるな・・・」との予想は的中。ウェザーニュースには那須地方に強風注意報発令中の表示。昨年ほどでは無いが、なかなかの風。体感的には5〜6m/sくらいか。

年越しキャンプではロッジシェルターのT/Cインナーが3月発売とのコトで、大きなインナー(300cm×300cm)の【アースドーム2(Whole Earth)】を購入してインナーテントのみを使用したが、「せっかくならフライシートもかけてみたい」との理由で今回「新幕初張り」を試みた。





・・・のだがっ!






PVCシートの上にインナーテントを広げ、ハブ式のポールを四隅のピンに差し込む最後の1本の時、いきなり風速10m/sec近くの突風がサイトに吹き荒れる!インナーテントは強く煽られ浮き上がりそうになった時、私は咄嗟にこの大型幕にしては少し心細いジュラルミンの細いポールを必死につかんだ・・・。





バキッ!!!





※2017/07 星空の教室
まさかのミニカマスタイル!な初富士山キャンプ〜事件編〜より
https://hoshizoraroom.naturum.ne.jp/e2950058.html



ウッキウキの新幕で「ポール折れ」。よくよく考えてみればキチンと四隅は40cmのソリステをペグダウンしているのだからポール掴む必要なんてなかったのに、設営途中にインナー上部が激しく傾く姿に慌ててしまった。大型幕に慣れていない「初心者キャンパー」ぶりを露呈。いつもの【ブリーズドーム240】ならこのくらいの風なんて全く問題なかったのに・・・。

妻からはこのスーパーウルトラ高規格リゾートキャンプ場ならレンタルテントあるんじゃない?と進言されたが、そりゃあるだろうし、まわりはスゲーキレイなキャビンも無数に建っている。金さえ出せば解決するコトくらい百も承知だ。


しかしあの8ママさんだって「初張り」ではないにしろ2回目のカマボコテント設営でご主人の制止を振り切り強引にテントを立ち上げて痛恨の「ポール折れ」。急遽フレーム1本少ない「ミニカマ仕様」に変更、しでかした罪悪感も忘れ笑って立派に1泊してきたではないか。キャンプ歴10年をゆうに越えている私がこんなコトで挫けてどうする。

仕方ない、フライシート保護でポールにタオル巻いてこのまま建てよう。







そしてなんとか自立式ドームテントは「自立」できた。さあ初公開!新春・我が家のニューフェイス第2弾!

これが【Whole Earth アースドーム300】だ!!






よれよれ〜ww




まさか初公開をこんな情けない姿でお披露目するコトになろうとは・・・。

「夏幕」なのでスカートも無く風もじゃんじゃん入ってくる。気温3℃。マイナス5℃の雪中キャンプでも小型ストーブ1つで何年も乗りきってきたが、この時ほど身も心も寒かったコトはない。サイトは堂々と場内中央のベストポジション。周囲には4〜5組のキャンパーがいたが、この姿をどう見ていたのだろう。





まだ風も強いので風上側をガイロープ設置。嫌がるテントへ無理矢理テンションかけているように見えるのは悲しかったが、読者のみなさんは笑ってもらって構わない。






しかしテント前室は広かった。インナーテントの寸法ばかり気にして全体の寸法などまったく見ていなかったことは信じられないと思うが、こりゃ我が家のウェザーマスター・トリオドームより広い!



「うん、うん、いいねぇ!」と前室で自らを鼓舞するように励まし合う2人。めろんとりんごは広いインナーテントを狂ったように走り回っていた。








広いな〜♪







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