さよなら夏キャン act.2 本当は教えたくない酷暑キャンプ 前編【休暇村伊良湖キャンプ場】

Suika with C

2018年07月22日 07:35

2018/07/14(土)16:30

管理棟で受付を済ませて場内へ。風が強い地域なのだろう。周辺には大型のプロペラ式風力発電機が立ち並んでいる。

キャンプ場は海風の防風林のような森に面していて周囲の展望は皆無。風の心配はしなくてもいいような感じだが逆にこの時期にこの緑は鬱蒼としていてとても暑苦しい。


指定されたサイトは59番。プライベート感は素晴らしくサイトにはイス・テーブル・カマドが設置されている。(電源無し)





車をサイトの駐車部分に停めていつもなら「さあ設営!」と張り切るところだが夕方になってもまだ35℃。夫婦は押し黙ったまま車を降りようとせずエアコンの風を受けたまま時は流れる。


車のフロントガラス越しに「蜃気楼」が見えるような灼熱の区画サイト。私は「行くぞっ!」と妻に声をかけて車を降りた。



今回も我が家の夏キャンスタイルであるテンマク・ヘキサタープにウェザーマスター・ブリーズドーム240のインナーテントのみ。通常ならテント5分にタープは10分。タープ下のイスやテーブル、ランタンやキッチンの準備等で20分ほどの30〜40分で設営は完了するのだが(インナーテント内は妻が準備)


まとわりつくような熱気にグランドシートを広げポールをインナーテントのスリーブに通してテントを立ち上げた途端「ダメだぁ〜」とヨロヨロ車に逃げ込む。

尋常ではない太陽光線を浴びてタープもメインポール2本立ち上げたらすぐに「ひぃぃ〜」とまた車に逃げ込み

加えて期待していた海風もまったく吹かず炎天下の「無風状態」に他のペグを打ち終えたら「オェェ〜」とまたまた車に逃げ込む・・・を繰り返した結果





なんと設営に1時間30分もかけて完了。ちなみにテントはペグも打っていないしポールにフックすらかけていない。もうボロボロで写真も撮れず↑写真の日射しは翌日の「朝日」だ。汗




夕食は素麺やっぱり揖保の糸。これしか食べられる気がしなかった。


風呂は休暇村本館の大浴場へ。どこの休暇村でもキャンプ宿泊者は18:00〜21:00が入浴時間となっている。

21:00頃に風呂から上がったが気温はまだ30℃を越えていてサイトに戻る気にもなれず本館の駐車場で22:00過ぎまで車のエアコンで涼む。汗
夜間に場内の車移動はあまりよろしくないがまだまだ場内はファミキャン大盛況で花火やBBQで賑わっていたのが幸いした。


インナーテントのメッシュ部分はフルオープン。私も妻もシュラフの中に入ることはなく23:00過ぎにようやく気温も下がり眠ることができた。



2018/07/15(日)2日目




朝05:30起床。思えば落ち着いていられる時間はこの時だけだったかもしれない。




朝食はテレビCMで見た「サッポロ1番冷やし塩ラーメン」。レモンをのせたのが唯一のこだわり。



08:00には気温急上昇。逃げるようにサイトを後にした。汗





行くアテもなく海に出てみたがめろ&りんを車に残して海水浴などできるワケもなく、どこか日陰無いかな〜と半島の先端をさまようコトになった。本来なら楽しい楽しい「キャンプ2日目」の朝なのに。




半島先端の「伊勢」に渡るフェリー乗り場。しばらく来ない間に「道の駅」になっていたがまだ09:00前。

仕方なく太平洋側にまわり【恋路が浜】の駐車場に車を停めてしばらく海を見て過ごすが、このあたりから「いったい俺はなにをしにココへ来たのだろう」という気持ちが芽生え始める。おそらく妻もうすうす感付いていたかもしれない。

何かこのジリジリした暑さを吹き飛ばすようなコトはないだろうか。私はベタ凪の海を見ながら考えた。



そうだ「メロン」だっ!

この暑さにダラけてキャンプらしいことは何一つ出来ず気分もアガらない局面を打開するには渥美半島の爽やかな「メロン」しかない。


ここ渥美半島は日本有数のメロン産地であるコトはご存知だろう。




道沿いには無数のメロン栽培ハウスが立ち並び市内のあちらこちらに「メロン狩り」「メロン直売」の看板で賑わっている。




30代の頃フェリーで伊勢に渡る前も帰る時も立ち寄った国道42号線沿いにある「シーサイドファーム伊良湖」。

連れていった若手社員の1人は「メロン食べ放題」で5玉を食べたところで裏の畑にダッシュして派手にリバース。その後さっぱりしてからまた5玉を食べ直したという伝説の残る観光農園だ。

しかしそのイメージがまだ残っていたので今回は別の農園を探しながら走っていたらまだ09:00なのに駐車場が賑わっている農園があった。




【日研農園】(国道42号線沿い)

メロン狩りや食べ放題、100%ジュースにメロンかき氷などなんでもアリ。




もちろん「直売」もある。1玉1,300円から。





連日の酷暑にちょい胃をやられている私。ここはおとなしく1/4玉(400円)。




個人的にメロンは銀座千疋屋の陳列棚中央を陣取る静岡産のメロン(クラウンメロン)がNo.1と思っている。その芳醇な甘さは他を寄せ付けないほどのモノだが、このような「猛暑」の日に食べるならそんなに甘くなくむしろまだ少し「若い」と思えるけどキッチリ冷えたメロンの方が美味く思える。


「もう閉店までココでいいんじゃね?」


ふと頭をよぎったが車にめろ&りんが待っている。「生メロンかき氷」に後ろ髪を引かれる想いで農園を後にした。





その後休暇村周辺をウロチョロしてコンビニで「ハロハロ果実氷いちご」(妻は果実氷温州みかん)を食べるが結果的にコレが「昼食」となる体たらくぶり。汗




1度サイトに戻ったがやはり風も無く気温は35℃で不快指数MAX。今回はもう「キャンパー」としてのPRIDEは棄てた。

さすがにサイトでエンジンつけっぱなしは良くないので休暇村本館前駐車場にコソコソと移動。希少な木陰を見つけてなんと夕方までエアコンつけっぱなしの「昼寝」。滝汗



今回のキャンプ?で1番長く居た場所がこの木陰となった。





【本当は教えたくない酷暑キャンプ 後編】へ続きます・・・。





▼追記

【負けられない試合がココにあるんです】

埼玉県立川口高校が南埼玉地区準決勝で川越東高校を破り夏の大会で初の決勝進出を決めた。私が野球部在籍中は練習試合でも勝つことが難しいチームだった。

今年の甲子園大会は「第100回」となる記念大会。明日の決勝で浦和学院に勝てたら私も甲子園行きます。この夏1番の夢を見せてくれ川高っ!

嗚呼〜栄冠は君に輝く〜

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