2018/04/29(土)
石川県・能登半島沿岸
山から海にそそぐ珍しい滝「垂水の滝」や窓岩、ゴジラ岩などの奇岩が連なる美しい海岸線を通り能登半島の先端【道の駅狼煙(のろし)】に到着。
「豆腐」が名産らしいがさすがにもう食べられないと思っていたところに店先で妻が「おからコロッケ」を1枚買っている。まあ半分ずつにしたのでなんとか美味く食べられたが、1度車を降りたら何か食べものを買わなければ車には戻らないという旅先での妻の「やる気」にはいつも驚かされる。
ここからは1度海岸線を離れ内陸側を通り「奥能登」から「中能登」にある「能登島」を目指して南下。能登町→のと里山空港→穴水町とかなり距離はあるが、所々の集落や町以外に信号はあまりなく渋滞なども全く無いので、そんなに疲れるコトも無く新緑に包まれた快適なドライブとなった。
奥能登の中央部に位置するところに【石川県健康の森オートキャンプ場(輪島市)】があった。この旅を計画時に予約しようとしていたキャンプ場。しかし妻から電源付サイトの強い希望があり今回は見送ったが、ここは奥能登観光にはもってこいの場所にあり周囲は自然があふれていた。料金もきれいな芝のサイトにテント1張620円。次回はぜひ利用したい。
能登島に渡るには2つの橋があり今回は北側のツインブリッジから島に入る。この能登島は【能登島家族旅行村Weランド】を始めとして釣りやマリンスポーツ、水族館やキャンプ場などさまざまなレジャーが楽しめる島だが、GW中の各施設は人で溢れかえっていて私達は島内をぐるっとまわって南側の能登島大橋から退散した。
橋を渡れば目の前には20歳の時に1度訪れたことのある能登半島最大の温泉地「和倉温泉」。当時の記憶はほとんど思い出せなかったが海沿いの温泉街はとてもキレイに整備されていた。
北陸地方では共同湯(銭湯)を「総湯」と言う。
近年リニューアルされた「和倉温泉総湯」はとても立派な建物で「銭湯」なんて言っては失礼に思うくらいいい風呂だった。
弱アルカリ性の塩化物泉。かけ流しでは無いが気軽に「和倉温泉」を楽しめる。ちなみに総湯の近くにある「能登ミルク」の店前は大行列だが、隣のセブンイレブンですぐ買える。あまくて美味い。
夕方に和倉温泉を出てキャンプ場への帰路につく。1日かけて駆け足でまわってきたが奥能登の魅力はまだまだこんなものではないだろう。
今回すごく役に立ったのが「のと里山空港利用促進協議会(石川県企画振興部)」が発行している「ぶらり能登」(無料)という情報誌。
妻が道の駅でいただいてきたのだがホントに見やすくていい情報が詰まっている。これさえあれば他にガイドブックや検索は必要無いくらいだ。
観光時にはおすすめの1冊。
外浦側の国道249号線に観光客が賑わうようなところは無いが
夕日の美しさが素晴らしかった。
輪島市街に戻ったのが20:00頃。キャンプ場に戻るよりもこのまま何か食べてから帰ろうと輪島の中心部で食事処を探すもあかりがついている店は赤ちょうちんばかり。メインストリートにレストランなどは一切無く、あれほどの賑わいを見せた「朝市通り」は人などまったくいない。
能登半島輪島でコンビニ弁当??それだけは・・・。と思っていたところに街の外れに現れた1軒のラーメン店。
【8番ラーメン輪島店】
ただのラーメン屋とあなどるなかれ。この8番ラーメン、私が昨日富山県入りしてから国道を走っていると30分に1軒は出てくる!あまりに目にするので運転中妻に頼んで検索してもらったら、なんと石川県を拠点に北陸地方で200店舗を展開している巨大ラーメンチェーンだったのだ!
ここでは「丸亀製麺」でも「山田うどん」でもなく、この「8番ラーメン」こそが北陸住民の越冬を支えるソウルフードなのだろう。これはいい機会と唯一開いていた輪島店に入ってみた。
味はしお・しょうゆ・みそ・とんこつとあとは忘れたが5種類から選べて値段もかなり安い。
味は特筆すべきものではなかったが野菜たっぷりで普通に美味く食べられた。
そんなこんなでキャンプ場に戻ったのが21:00頃。次回こそはキャンプ場紹介をしたい。汗
輪島エコロジーキャンプ場【2018GW旅キャンプ3日目前編】