2018 雪中キャンプ in NASU-SHIOBARA 今年最初の雪の華・源泉かけ流し野天風呂編

Suika with C

2018年01月13日 00:35

2018 雪中キャンプ in NASU-SHIOBARA スカートはしっかりペグ打たなくちゃ編の続きです。







ガイロープはしっかり張ったし

スカートには軽く雪を乗せておいた。




22:00。風は予報通り風速10M近く吹き始める。


う〜ん、まぁこれくらいなら、あだたらに比べればまだまだ・・・


おおおっ!汗


時折スゴいのがテントを揺らす。

めろ&りんはうつ伏せで寝ていた私の背中に乗り、吊り下げて大きく揺れるランタンを見つめる。


【あだたらスキル:その1】

強風時にはジェントス・ランタンの「ゆらめきモード」オン!





左右に揺られながら明るくなったり暗くなったり

なにかのアトラクションに入っているかのような錯覚。


しかし今まさに強風に襲われている自覚を持つのにはピッタリの雰囲気を醸し出す。


スイッチオンするコトが「スキル」ではなく「冷静になって楽しむ」コトがスキルだ。

※この後、極度の緊張状態が続くため写真がありません。



ここで初めてのキャンプ場ゆえにおかしてしまった「ミス」が露呈した。


「風向き」である。


テント後方を風上に向けるのがセオリーだが

面倒がって前泊者の残した跡のままに設営したのでテントの横っ面に風が吹いてきた。


ペグを打たず雪もちょっとしか乗せなかったスカートは、強風に雪はすべて吹き飛ばされガイロープも弛みだし

フライシートもろとも跳ねあがりインナーを激しく叩く!


インナーテント内はその風上側を頭にして、めろ&りんのごはんと水の器を置いていたのだが

フライシートが持ち上がる時インナーテントの端も浮き上がり水とエサを入れた器もひっくり返る!最悪。


0:00を越えても風はおさまらない。

むしろ強くなっている。


フライシートが荒れ狂うようにインナーにあたり

めろ&りんは尋常で無い状況にテント内をぐるぐる。


あだたらのスゴい風でもだいたい1〜2時間で1度はおさまるが

そんな気配は全く無い。


ただこのままでは眠れ無いので

意を決してフライシートの固定を試みようと外に出るためインナーシートのファスナーを開けると・・・


ぬおおおおっ!!!


前室に粉雪が吹き込んで真っ白!!!汗

フライシートのバタつきで入口のファスナーが30cmくらい開いていたのだ。


たかが2Mくらいの距離なのにテント入口から吹き込んでくる雪に目を開けていられずファスナーを閉めに行けない!



俺はいったいなにをしてるんだ!

いや、これこそ「雪中キャンプ」の真髄なのかっ!?


しかしこのままペグを打つ為に外へ出ても吹雪で視界不良、テント前遭難さえありえそうだ。

激しく葛藤したが、ここは「STAY」を選択した。



もうテント前室は「前室」としての機能を失っていた。

前室部分のスカートにはペグを打ったと前述したが

ここでも面倒がって40cmのペグだけど打ち込んだのは半分程度の20cmほどだった為に

スカートのループは風に押し上げられその打ち込まなかった20cm分を跳ね上がってしまっている。


もう「FREE WIND!,FREE SNOW!」状態。泣


あとはインナーテントを支える己の体重に託すしかなく

妻・めろ&りんも眠れぬまま朝を迎えた。






こんな夜は妻にコーヒーの一杯でも出して落ち着かせてあげたかったが

あの状態で火器の使用は不可。


妻は夜中スマホの天気予報を見て

「那須、晴れマーク出てるよ!」

と何度も無意味に叫んでいたが
すべては私のミス・横着から始まったコト。


妻はこの記事を見てそれを知ることになる。







【2018/01/07 Sun】




嵐は去って行った。

結局【あだたらスキル】は「その1」しか役に立てるコトができなかったが

腹が減って眠いコト以外は被害もなくやり過ごすことができた。





軽い朝食を摂った後も妻・めろ&りんは昼過ぎまで寝続けていた。存分に寝るがいい。





明日も祝日なのにキャンプ場の他のキャンパーは私も含めて3〜4組だけになってしまった。


もしもの為にテントのスカートを固定しなおして雪もたっぷり乗せておいたが

その後はまったく風が吹くことは無かった。ちっ。





夕方近くになって居眠りから覚めると妻がいない。

妻はすぐに帰ってきたが、私にスマホの写真を見せてきた。






おおお!

キャンプ宿泊者専用の「野天風呂」だ。

1度手をつけてみたらいい温度だったので入ってきたそうだ。

サイトからは7〜80mのサニタリー横にある。

泉質は昨夜の「福の湯」と同じナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉。加温加水無しの自家源泉かけ流し。


しかしこちらの方が温度も40〜42℃くらいでちょうど良く(源泉は44℃)

なにより「野天」と言うだけ雰囲気が良い。


男女入れ替え性なので時間を待って入りにいったがコレ最高。

冬季は洗い場の水栓が外されていて(凍結破損防止のためだと思われ)

かけ流しに浸かるだけだけどたっぷりの湯量。福の湯より断然こちらが良かった。


ふと外を見るとまた雪。





舞い落ちてきた雪の華が窓の外ずっと降りやむことを知らずに僕の温泉を染める

今年最初の雪の華を〜♪


ふふ。誰もいない雪降る源泉かけ流しで1人声を出して歌える贅沢。

リゾートの温泉じゃ味わえないだろう。笑


時間内なら何度でも。入浴料はサイト料金に含まれている。

この温泉はいく価値アリだ。



昨夜購入したBBQセットの残りと餅で夕食を済ませ




21:00就寝。頭上には無数の星々が輝いていた。



【2018/01/08 Mon】





いいキャンプ場だったな。




おおよそのモノは売店にあるし




整備もしっかりされている。






強風はやっかいだけど、やはり温泉入るなら冬季が格別。

夢の「スキー&温泉&キャンプ」が楽しめる素晴らしいキャンプ場だった。





アーリーチェックイン4時間とレイトチェックアウト2時間と2泊(電源付)大人2名で10,000円。





また来よう。
▼追記

帰りに西那須野インターに向かう途中は「十割蕎麦」の看板がたくさん出ているが

私たちは「会津山都(やまと)そば粉」使用の専門店「ふくろう」という店を選んだ。




私は「板そば」1,200円くらい。ざる3枚分くらいある。満腹。




妻はアザキ辛味大根蕎麦。これは美味い。値段忘れ。


十割にしてはちと風味が薄い感じだったがコシ強めの本格的山都蕎麦。

価格も妥当で店内も那須にあるのに会津のポスターや本ばかりのこだわり店だ。




迷ったらココ。間違いないです。




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