【プロローグ】の続きです。
無事に電源付サイトに移動・設営を済ませ焚き火台に火を入れた。
16:00、山に日は落ちて急に冷えてきたけれど
トヨトミストーブと日立布団乾燥機「あっとドライくん」に囲まれて
今宵は暖かく幸せなこの幕内でイエス・キリストのご誕生を祝おうじゃないか。
南無大師遍照金剛南無大師遍照金剛ぶつぶつ・・・。
妻からもらった洋酒を並べ
私のプレゼントはめろんの「M」とりんごの「R」が刺繍されたL.L BEANの通勤用トートバッグ。
妻は気に入ってくれたみたいで、わざわざ吉祥寺まで買いに行った甲斐があった。
テーブルにはAEON謹製の豪華フルーツ盛りとミニケーキが並べられ
焚き火台にはもう味付けも済んでいて後は炙るだけのチキンが2本。
メインは3種のチーズピザ。
ここだけの話し、私は「ピザ」というものは電話をすれば30分以内に届けてもらえるモノだと思っていたので
「焼けていないピザ」を買ったのは初めてだった。
今年の春に妻の神公園で師匠から例のピザオーブンで焦げ気味のピザを振る舞われた時に1度見ているが
自分でやると案外緊張する。
一応、大失敗を想定してもう1枚予備を用意していたが
ここはやっぱり一発で仕上げたい。
炭が熾火になったコトを確認してから焚き火台にオーブンをのせてプレヒート。
ん?会津のキャンプではあっさり300℃までいったのに200℃からなかなか温度があがらない。
今から炭を増やすのも手間なので薪を1本投入。
たちまち火が上がり温度もグングン上昇280℃。
よし、予定温度に達した!しかしオーブン内の煙りが尋常では無い。ホントにこれでいいのだろうか。汗
ええい!いってしまえ!とピザを投入。
待つこと3分。ちょっと見てみようとフタを開けてみるとピザの表面がグツグツしている!
今だ!!
どうだっ!?
取り出されたピザからは煙があがり妻の顔は不安いっぱいだったが
がっちり燻されて「大人のピザ」の味にになっていた。汗
※裏面はお見せすることができません。
初めてのピザはカリサクのヘビースモーキー。
ほろ苦だけどまあまあか。
お子様用の甘い「シャンメリー」が実に美味かった。笑
まわりのサイトからは子供たちのはしゃぐ声が聞こえて
ふれあいの里キャンプ場はそれぞれのファミリーがクリスマスキャンプを楽しんでいる。
私達もささやかながら幸せな時間を過ごし
21:00前には賑やかな声に包まれながらシュラフにもぐりこんだ。
そして1時間30分後。
妻の叫び声で何事か!と飛び起きると
テントにはインナーのファスナーがほんの少しだけ開かれていて
外の冷気が流れ込んでいる・・・。
キャンプでは「最悪」とも言える悲劇の夜が始まった。
【キャンプ猫への道のり】へつづく