会津・秋キャンプ act.3 奇跡の大学イモ

Suika with C

2017年11月08日 07:08

11月4日(土)2日目

06:00。テントの中でハッキリわかる雨音で目が覚めた。




上空はどんよりとした重い雲が広がっているが、所々に明るい部分もある。


まぁなんでもいい。

今日はずっとキャンプ場にいるのだから。


コーヒーより先に薪に火をつけた。




朝から焚き火できる贅沢。





昨夜のキノコ豚汁の残りとカナダ産サーモンで朝食を済ませたら

雨は止み晴れ間も見えてきた。





みんなも起きてきたな、おはよう。


この晴れ間を利用してタープの向きを変え気分一新。





メインポールの他に磐梯山側にもポールを入れて視覚的に解放感ある張り方にした。




繰り返すがあの木の向こうが磐梯山。泣






昼食はあらびきひき肉と玉ねぎを炒め




会津が誇る「南郷トマト」をたくさん入れたナポリタン。





コーヒー飲みながら作る料理はたとえスパゲティだけでも楽しい。

焚き火で炒めるだけでも妻の表情はいきいきしているし




めろんとりんごも普段は狭い車上生活から離れて元気一杯。

こんなキャンプがしたかった。






空はまた雲が広がり雨も降ったり止んだりを繰り返していたが

茨城産さつまいも・鳴門金時・安納芋をテーブルに並べた私にはまったく影響は無い。





普段はサツマイモなんて食べないクセに前回の新潟キャンプで味をしめた焼きイモ。

今回は「食べ比べ」のみならず、妻の大好きな「大学イモ」にチャレンジすべく

あらかじめ大学イモの蜜をスーパーで買ってこっそり車に忍ばせていた。






まずは普通の茨城産サツマイモをざく切り。


蜜の袋の裏に作り方が書かれていた。

まずは160℃の油でイモに火を通すとあるが、温度計なんて無い。


ある程度温めた油に割り箸を入れて2秒で気泡が出てくるところを勝手に160℃と定め5分。





イモを1度取り出してあら熱をとったら今度は180℃でこんがりキツネ色に。3分くらい。




これは割り箸を入れてすぐに気泡が出るところを180℃とした。


昔、天ぷら屋で聞いた話を応用したつもりだったが

この出来栄えに大学イモには厳しい目を持つ妻が唸った!





いやいや、コレ、自分で言うのもおこがましいが


初めて挑戦したのに「外カリ内トロ」のウルトラ神レベルに仕上がったのだ。

いや、ホントにウソじゃない。

もう1度やってみろと言われたら迷わず「できません」と言えるくらいパーフェクトな出来栄えだった。


妻のイモを口に運ぶ手が止まらない。

無言で食べ続けている妻の姿は「最高の評価」だ。



ただ痛恨の極みだったのが「黒ゴマ」が蜜に入っていないのを確認していなかったコト。

ごましお持っていたのを忘れていたのが非常に悔やまれる。





もちろん焼きイモも売れるレベル。


空はぐずついていたがタープ下はまたしても笑顔が溢れていた。






夕方には気温もぐっと下がり少し風も出てきて




東山温泉や芦の牧温泉なども考えたけど

今回はキャンプ場を楽しもうと隣接の温泉施設に向かった。





キャンプ場から阿賀川の土手を歩けば徒歩3分。

キャンプ場利用で410円にしては立派な風呂だった。(会津本郷温泉・湯陶里)





サイトに戻った時にはすっかり日も暮れて風も冷たい。

本来なら夕食準備の時間だが、たくさんイモ食べたおかげで夕食作る気にもなれず18:00テントイン。

わかってはいたが、横になればホットカーペットの温もりが眠気を誘発。


大事な2日目の夜だったのにこんな時間にあえなくダウン・・・。





zzz...。



会津・秋キャンプ act.4 無情のばんえつ物語に続きます。



会津・秋キャンプ act.1 愛しき日々

会津・秋キャンプ act.2 満月の夜はキノコ豚汁



































ちょ、ちょっと待った!

このまま寝てしまってホントにいいのか!?



20:00。そんな思いが私を起こしたのだろうか。

しかし外は顔が痛くなるような気温と冷たい風。


シュラフでぐずついていると横で妻が小さな声で「ごはん食べたかったな・・・。」とぼそり。



ダメだ!このまま寝たら絶対後悔する!!!

こんなに楽しかったキャンプを後悔で終わらせたくないという気持が私をシュラフから出させてくれた。

ありがとう妻よ。






テントから出て早速焚き火台に火を入れた。

幸いにも気温は低いが風は止んでいる。


よ〜し今日も「鍋」イクぜ!!





白菜と豚バラのミルフィーユ塩鍋〜!


スープは適当に作ったのだが、ここで新たな発見がっ!


昆布で出汁をとり、クレイジーソルトで味をあわせてゴマ油を数滴たらすと

なんと「サッポロ1番塩ら〜めん」のスープとまったく同じ味になるのだ!笑


これに白菜と豚バラ。みなさんも味の想像がつくのではなかろうか。


是非ともご検証いただきたい。



夕食はこの鍋だけだったが私達2人には量的にちょうどよく

食後も焚き火を小1時間楽しんでからテントに戻り

22:00にはキャンプの大きな満足感に包まれて眠りにつくことができた。


秋キャンプ最後の夜。

こんな幸せをありがとう。






act.4(会津・秋キャンプ最終回)へ続きます。





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