三陸と東北キャンパーの恵みを知るキャンプ act.7 さよなら東北キャンパー編(最終回)

Suika with C

2017年10月13日 18:45

10/09(月)休暇村気仙沼大島キャンプ場




最終日の朝はなんだかさびしいものだ。

ここで聞く波の音も聞き納め。空が赤から青に変わっていく。



師匠も起きてきたようだ。


昨夜、他の東北釣りキャンパー達は「明日の朝まづめにリベンジしなくちゃね!」と意気込んでいたが

※(朝まづめ:空が明るくなりだした頃から日の出迄の時間。魚の食いがよくなる釣りのゴールデンタイム。)


サイト脇の駐車場には全員の車が並んでいた。なんだそりゃ。



師匠から自家焙煎コーヒーをいただき香りを楽しんでいると、他のみんなも眠い目をこすりながらタープ下に集まってきた。





手羽家が炊飯専用のストウブで米を炊いてくれている。こだわるねぇ。笑


しかし劇団家シェフはその横で困った顔をしていた。

聞けば「朝食の具材が無い」と言う。


この人、本気で釣りで賄えると思っていたのだろうか。笑


まだカツオが1本残っているのを思い出しシェフに渡すと

手際よくカツオの煮物、どんこ(手羽さん・オリさんが釣った)とネギの味噌汁を作ってくれた。




朝食後、和やかな時間が過ぎていく。


劇団家奥さまの顔からも昨日の険は消え、普段の優しい顔に戻っていた。





私は復路が長距離になるので帰りのフェリー時間を早めの10:40にしていた。

談笑中も私だけは焚き火台やフィールドラックなどをコソコソ片付けていたのだが

他のみんなはそんなそぶりも見えない。

むしろこれからまた宴会が始まりそうな勢いだ。



私は悩んでいた。


この雰囲気の中「タープを片付けたいのですが・・・」などと言いだしていいのだろうか。


私が1番最初に帰るコトはみなさん承知しているハズなのだが

日は照っているし会話は私の帰宅時間などお構い無しに弾んでる。


仕方なく車に乗ってみなさんに聞こえないようにフェリー会社へ連絡、時間を12:40に変更した。






タープ以外はほとんど片付けてイスに戻り

みなさんのあまりののんびりさはベテランキャンパーゆえの余裕なんだなと関心していたが


まだまだ会話も続きそうな雰囲気に多少不安になって


「あの〜ここってチェックアウト何時なの?」

とボソッと投げかけてみたが



オリ家:「?」


劇団家:「ああ、手羽さんが知ってる。」


手羽家:「さぁ・・・。」



しまったあああ!!!

この野良キャンパーどものキャンプ場概念は「イン・アウトフリー」が標準だったのだ!汗


時間は10:00。私が撤収を促すと仕方ねぇなぁみたいな感じで撤収作業にとりかかってくれたが




30分程度であっという間に終わってしまうところはさすがと言えよう。(後で調べたらアウト時間は11:00でした。)






撤収後だが私には最終ミッションが残されていた。

それは「積込完了!」の画。彼が隠す禁断の1枚をスクープするコト。





めろんとりんごで誘き寄せ、フラフラと近づき気を逸らせているスキに・・・









イエ〜〜〜ィ!空・前・絶・後の〜ナチュログ初公開!!!


これが師匠の「後ろが見えませ〜ん!」だ!!!笑


もしかしたらこの光景を見るのも最後かもしれない。ありがとう師匠、いや劇団にひきさん。

貴方のフィールドでの勇姿はきっと忘れない。







そして手羽さん、手羽姉さん。素晴らしい景色のキャンプ場と数々の料理をありがとう!

オリさん、撤収後ビニール袋片手に細かなゴミを拾ってくれていた姿は忘れません。今度は隣の席に座らせてください!邪魔でなければ。笑


めろん&りんごもたくさん可愛がってもらい

めろんも1歳誕生日キャンプを楽しめたことだろう。





みなさん本当にありがとうございました。

すごくいいキャンプでした!




自然豊富な東北の離島にある気仙沼大島キャンプ場。

東北・三陸の素晴らしいキャンプ場を知り、東北キャンパーの優しさに触れ、美味い料理に酔いしれた。

ここもまた生涯忘れられないキャンプ場になった。


この場にいられたコトに感謝します。みなさんと妻にありがとう!






三陸と東北キャンパーの恵みを知るキャンプ・完






ご高覧いただきましてありがとうございました。Suika



act.1 出撃準備編
act.2 情報収集編
act.3 出陣前夜編
act.4 雨の気仙沼大島編
act.5 困惑のグルキャンナイト編
act.6 本日の主役はテンマクタープ!前編
act.6 本日の主役はテンマクタープ!後編




▼追記

みんなと別れ休暇村を後に私は最後にもう1度島をまわりたくて

妻と島の最南端「龍舞崎を目指した。」





小田の浜海水浴場が見えてきたら、なぜか道路脇に師匠のアルファロメオが停まっている。


海側に目をやると砂浜に2人屈んでいるのが遠くに見えた。


最後は夫婦らしくロマンチックに波打ち際の散策。


師匠もやるねぇ。笑


ここは声をかけずに通り過ぎようと車を走り出させたら

なんだか2人の動きがおかしい。


よく見たら砂浜に打ち上げられた「流木集め」をしてるではないか!!






またブッシュクラフトにでも使う気なのだろう。

どこまでキャンプバカなんだあの夫婦!



私は放っといて龍舞崎に向かい走り出した。

一昨日は雨で行けなかった遊歩道。





この先にスーパーロケーションが待っているに違いない!と

妻と登り始めたら劇団家が追いついてきた。笑





海が見えるところまで来るとキャンプ場からとはまた違う断崖絶壁の三陸らしい海が見えた。

本当の展望台はまだまだ先だったが、フェリーの時間もあるので引き返そうとしたら「行ってきますっ!」と師匠。笑


仕方なく奥さんと妻と雑談しながら待っていたのだがいつまで経っても帰ってこない。

奥さんも心配になって名前を呼びながら奥に奥にと進んだ。




結構歩いたが師匠は見つからず

「もしかしたら、あの先端まで行っちゃったんじゃない?」





ったく面倒な人だが奥さまは進むしかない。


私は2人の無事を祈りつつ車に戻った。






駐車場の食堂前にオリさん達がいた。




どうやら彼は私達とは次元の違うところにいたようだ。このまま島に残るもいいだろう。声もかけずにそっとさようなら。笑






港で出港時間を待っていたら、師匠の車が後ろに着いて無事を安堵した。




フェリーが動き出してもスマホでブログ更新しているのだろうか。

こちらも声をかけずにさようなら。笑

めろんの誕生日祝い、ありがとうございました。

フェリーに揺られながらりんごと一緒に凄い勢いで食っとりました。






私達も市内の道の駅で昼食。

「気仙沼メカ×カレー」




メカジキがゴロゴロ入った町おこしカレー。流行るといいね。




妻は無難にシーフードカレー。


帰りは南三陸町経由で帰りました。

あっという間の3日間だったけど、東北またくるゼ!!!







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