香美市の鮮魚店で本カツオを仕入れてキャンプ場に向かうが
何やら雲行きが怪しい。
昨日の安田川キャンプ場も夕方から雨。
まぁ夏と言えば夏らしくてこれもアリかなと国道を走っていた。
美しい海岸線を南国市方面に走る。
途中で産地直売所に寄るがその安さに驚いた。
完熟メロン(高知産)1玉250円。
「どうせ・・・」なんて思っていたが翌日には4個入ケースで買わなかったことを激しく悔やんだ。
他の野菜もさいたま市の半値以下だ。
朝とれ野菜はすべて高知産。キャンプやっててよかったなと思える瞬間だ。
キャンプ場ではタープ設営後にポツポツ降りだしてきて
あたり一面はガスに包まれた。
仕方なく翌日に延期。カツオを入れてある箱に大量の氷を補充しておく。
夜は簡単カレーで済ませた。
29日(土)は幻想的な朝。空は明るくなってきているがキャンプ場は雲の中。
またもや朝食は卵かけ。だって美味いから。
カツオハランボの塩焼き。カツオの中トロ。これは贅沢な一品だ。
朝食を摂り終えた頃から天候回復。一気に夏の空へ。
コールマン焚き火台が本日は調理台。
あれれ。カメラレンズが汚れていたみたいだ。
藁がどのくらいの勢いで燃え上がるかわからなかったので新品タープの外で挑戦。笑
全体的に炭の火がまわるまで安田川の天然アユが前座をつとめた。
おおお晴れた!暑い、背中も熱いぞ!
スイカ冷やしとけ!
炭も出来上がったところで焚き火台に藁を投げ入れてみる。
5秒後に煙があがってきてさらに10秒後に火が燃え上がり10秒前後で鎮火する。
つまり煙で香りづけするのが10秒、皮に焼き目を入れてパリッとさせる時間が10秒だ。
よし火は任せろ。
カツオの炙り加減は任せたぜ!
妻の目は真剣だ。
かつてこれほどキャンプアクトに情熱をもって取り組んだコトなどなかっただろう。
それも「土佐のカツオ」のなせるワザ。
私は網の上にのせてトングで扱おうと思っていたのだが
妻はいつのまにか金串を用意していた。やるじゃないか。
さあ行け!半身5,000円の今が「旬」一本釣り本カツオ!
マズいワケないぞ!!
煙り来るよ!
お、お、なんかいい感じ?
皮は焼けたか!?
妻:「OKです!」
よし、急いで氷にブチ込め!!!
粗塩ふってタタいて・・・
「土佐カツオのタタキ」
キター!!!
この鼻に抜ける藁を燻した香り・・・。
新鮮なカツオに海洋深層水からとれた粗塩・・・。
モッサリした食感の後にカツオの旨みが口いっぱいに広がる。
喉にスーパードライを流し込んだら
次はニンニクスライスに馬路村のゆずポンをつけてカツオと一緒に口に運ぶ。
スライスされた玉ねぎは南淡路の道の駅で買ってきた。
こんな美味いカツオのタタキがあるのかっ!
高知の郷土料理「皿鉢料理」とはいかなかったが
いやいやこれだってスーパープレミアム!まさに絶品だった。
2本目、妻は何気に上手くなっていた。笑
完璧な作業ぶり。楽しそうだ。
炎天下の中で食べた冷え冷えの高知産小玉スイカ。
夏の1番のご馳走。
スイカの次はメロンを冷やす。セレブ?笑
午後は祖谷方面に温泉へ行き、キャンプ場に戻ってきた頃には日も沈みかけていた。
ランタンに火が入り高知キャンプ最後の夜。
暑さも落ち着いて気持ちいい風が吹き出したらまわりの虫達も鳴き出した。
夕食も「カツオ祭り」!
まだたくさんあったので、妻の提案で「食べるオリーブオイル」をかけてカルパッチョに。
彩り豊かなピーマン類、味付けはクレイジーソルトと胡椒だけ。全部で220円。
スキレットでカツオステーキにしてみたり
もちろんタタキのままで食べたり。
カツオとビール!やっぱ高知はこれに限るぜよ!!!
最後は写真でもおわかりいただけるだろうこの瑞々しい高知産250円メロン。
真夏のキャンプでも真夏なりの楽しさがあるし
やっぱり頑張ればそれだけ喜びも返ってくる。
それがキャンプ。
昨年までのホテル泊とは違った楽しみを見つけることができた高知の旅&キャンプだった。
また来よう。
楽しい思い出ができた。ゆとりすとパークおおとよにもありがとう。
さあ約800Kmの帰り道。
丸亀の「讃岐富士」が見送ってくれた。
鳴門海峡大橋を渡って四国とお別れ。
また来るから!
2017夏キャン高知編
07/26-07/30
ご高覧いただきましてありがとうございました。