とっくに梅雨明けしたのにしぶとく居座る前線の影響で大気は不安定。だが予報では西日本は概ね晴れているらしい。小雨降るさいたま市を出発だ。向かうは四国の太平洋側。長野道方面から向かうと安曇野IC付近から見える北アルプス東銀座を通る頃は夜中。富士山と駿河湾なら明るいうちに見られる東名高速で向かうことにする。
平日に西日本に向かう時は、朝方までに・大阪・神戸(阪神高速)の渋滞は抜けておきたい。長距離走って眠いところに大渋滞は気分も下がる。昨年は22:00にさいたま市を出て翌朝07:00には明石海峡大橋を渡り淡路島のSAに着いていた。今年は早く出る分、朝には室戸岬に到着したい。狙うは漁協朝1番の一本釣りカツオ!旬は春〜秋。
さらに「高知のカツオ」と言ったら「藁焼きカツオのタタキ」だ!
私は昨年、一昨年と「藁焼き」はただ見ているだけの観光客だった。
ひろめ市場(高知市)や道の駅あぐり窪川(黒潮町)で演じられていた「明神丸」の藁焼き。
私:「今年も明神丸の藁焼きカツオが食べられる!楽しみだな〜」
妻:「はぁ?!何言ってんのよ!!!あなたキャンパーなんでしょ?」
「明神丸も行くけど「藁焼き」なんてキャンプだからこそ出来るコトじゃないの!?」
妻の言葉に打ち砕かれた。食べるコトばかり考えていた自分が情けない。ピザオーブンでラザニアもいいけれど高知に行くからにはもっと豪快に行かねばならないような気がする。
桂浜の波が岩にぶつかりはじけ飛ぶように、コールマン焚火台に高知産のワラを投げ入れ燃え上がる炎の中で豪快に焼かれていく土佐カツオ!
これは師匠の
ラムラック炙り焼きに充分匹敵するような画になる気がする。
今回は焚火台要らないな〜なんてバカなコト言っていたな。
そうだ、俺は「キャンパー」。焚火タープを買った時点で「なんちゃって」の時期は終わったのだ。
そりゃいくらフルコットンタープでも、さすがに「藁焼き」をタープ下でやる気はないが、最高のタタキを前に、妻とキャンプに乾杯したい。
若い頃に高知を訪れた時、市内の食事処はカツオ、太刀魚、カツオ、カツオ、太刀魚、カツオ・・・。カツオとタチウオが嫌い(おかかは大好き)な私は高知には2度と用は無いと決めていた。
一昨年に日本一の激流と言われる吉野川のラフティングに行くために四国を訪れた。
カツオが大好きな妻。ひろめ市場であまりに美味そうに食べるその姿とまわりの雰囲気にもノせられてひときれ食べてみて
おおおっ!こりゃビールがあうきに!笑
それ以来「高知」にハマっているが、大政奉還から150年。会津藩の私が土佐で「ゆずとカツオ」を楽しめる時代となっていることは龍馬に感謝したい。
夏キャンact.2 朝とれの一本釣本カツオを探せ!へ続きます。