前編と
後編の前編の続きです。
深夜3時。
目が覚めたのはフライシート雨音のせいでは無く、めろんとりんごのテント内大運動会。
日頃狭い車内生活なのでこんな小さいテントでも彼らは走り回れてすごく楽しそうだ。
ここはガミガミ言わないでおこう。
やがて白々と夜が明けてくる。雨足はまだ強い。
私はテントを出てタープ下のイスに腰掛けた。
ループに集まった雨がまるで外水栓を全開にしたように流れている。
そうそう。コレが見たかったんだよ。
内側を手で触れば、しっとり濡れているが粒になって落ちるようなコトはなく
コットンタープのまた別の顔をうかがえた。
しばらくして雨は止み、今度は夏の太陽が強烈な日を射してきた。
晴れた!
夜中テントに張りついて一晩中ケロケロ鳴いていたこの春生まれの雨蛙。
どっぷり湿った梅雨の夜に最高の演出だったよ。さぁそろそろ帰りな。
ええ?乾燥撤収できちゃうの?
嬉しい誤算だ。
タープは晴れるとまた違う色に見えた。
17/7/3 13:41
劇団にひき
「タープ+テント、小川張りじゃなくても決まってますね!」
17/7/3 13:41
劇団にひき
「タープ+テント、小川張りじゃなくても決まってますね!」
もう1回だけ。
17/7/3 13:41
劇団にひき
「タープ+テント、小川張りじゃなくても決まってますね!」
そうですか。
キマっていますか。
ほーそうですか。ふふ。
ありがたいお言葉を頂戴した。
これで堂々と北の大地に渡れる。
あまりにも気分がいいので予定にはなかった朝食を摂った。
野菜スティックと塩ダレキャベツ炒め。
食後はキーンと冷えたアイスコーヒー。
思えばこれだけ晴れてオープンタープに居るのは初めてだ。
気温は25℃を越えているハズなのに濃い影はいたって快適。
そうか!これが夏キャンの朝なのか!
結局雨の設営・撤収はできなかったけど得られたモノは多く
きっとこの夏のキャンプに役立てられるハズだ。
初夏の朝を存分に味わい11:00頃撤収。
帰りはまた「道の駅にしかた」へ。
閉店間際だった昨日とは違って賑わっている。
農村レストラン。私は「農村定食」。
妻は名物「ニラ蕎麦」。
今月下旬はもう祝う歳でもないけど誕生日だ。
「バースデーキャンプ」なんてこっぱずかしいコトでもしてみようか。
いよいよ夏本番!
夏の大型キャンプに向けて試したかったコト。
おわり
▼追記
今回唯一妻からいただいたtent-Mark DESIGNS Takibi-Tarp Cotton Hexaの感想はコレ。
「この棒(ポール)、靴履く時つかまるのに便利だね!」
じゃあ「小川張り」できないじゃん。
それがキャンプ。