GW東北キャンプは実に楽しかった。
つがる地球村(青森県つがる市)
不老不死温泉(青森県深浦町)
酸ヶ湯温泉(青森県青森市)
蔦温泉(青森県十和田市)
後生掛温泉(秋田県鹿角市)
今回のキャンプでは5つの源泉かけ流しを堪能してきた。
かなり贅沢な温泉巡りだったが帰りは岩手県八幡平からさいたま市まで約500Km。高速道をひたすら帰るだけではつまらない。
朝5:00まで水沢SAで寝てしまったのでここは朝風呂入ってサッパリするしかなかった。
花巻温泉にも心惹かれたが時間がまだ早すぎるので
帰路の中間地点に位置する福島西ICから約30分の吾妻山「高湯温泉(福島県福島市)」がベスト。
これでGWキャンプ有終の美を飾れるハズだ。
高湯温泉には2015年の年越しキャンプで1度来ていた。
温泉地手前の2〜3Kmは雪の坂にだいぶ苦戦したが
さすが【じゃらん東北満足度第1位】に選ばれるほどの名湯。
この吾妻山系の温泉は他にも野地温泉や土湯温泉など素晴らしい温泉がたくさんある。
その中でも高湯温泉は「源泉かけながし宣言」を発信している温泉地。
この宣言はその地域の施設や旅館等すべての風呂が基準をクリアしていないと出せない。
どこの風呂に行っても加温・加水なしの源泉かけながしが楽しめる。
首都圏からだと日帰りは少しキビしいが、大自然に囲まれた比較的空いているかなりお薦めの穴場温泉だ。
私が2015年に行ったのは安達屋旅館。
歴史ある大きな露天風呂は高湯温泉を紹介するポスターなどによく使われている。
ほそ長い形状で源泉の流れる1番奥まで岩風呂内を結構歩く。
場所によってはぬるすぎてどうにもならないが、源泉が流れ込む近くに行けばしっかり温まれる。
年末だったので雪見の素晴らしいひとときだった。
高湯温泉には他にも「あったか湯」という公共の共同風呂が数年前にできた。
「ダジャレかよっ!」のネーミング。まぁ役所のやることだから。
こちらもいい風呂らしいが硫化水素濃度が強すぎて内湯と洗い場が作れなかったそうだ。(源泉地まで60M)
私は風呂に行ったら洗髪したいのでここはパスする。
というより今回は「旅の手帖」冬の温泉特集に度々登場する安達屋と肩を並べる・・・
いや、それ以上だった
2017上半期版温泉MYBEST10堂々の第2位!のココに来たかった。
【高湯温泉・玉子湯】9938点!
1位の蔦温泉と僅差だが雪の時期ならどちらが上かわからなくなるようなスゴい温泉だった。
10:00 日帰り入浴受付開始時間。
ゴールデンウィークなのに他に人はいない。
館内で受付をしたら地下に降りて建物の外に出るとそこはまさに「温泉天国」。
旅館の建物に沿って小川があり、かけ流しの湯が流れている。
まず正面に古い小屋が現れた。
湯の名前は忘れてしまったが、かなり趣のある浴室。浴槽のすぐ隣が脱衣場だ。
本館を出てすぐにあるので厳冬期には助かるのだろうか。情緒ある風呂だけどここはスルー。
小路を下っていくと次に「女性専用」と書かれた小屋が出てきた。誰もいないとわかっていても見るわけにいかなかった。
更に奥にすすむと1番奥(だと思う)に足湯。
まわりの景色が素晴らしい。
そして少し戻って本日のメイン!
萱ぶきの湯小屋「天渓の湯」。
入ってすぐに脱衣場。
ここから細かい事はあえて申し上げない。見てくださいこの青みがかった素晴らしい硫黄泉。
湯に浸かり目を閉じれば流れ落ちる源泉と目の前を流れる川の音しか聞こえない。
日常のせわしなさやつまらないダジャレなどはこの湯がすべて飲み込んでしまい、その存在を「無」にしてしまうだろう。
「露天風呂部門」または「硫黄泉部門」が創設されれば間違いなく1位を争うハズだ。
ぜひ苺、いや1度ご堪能いただきたい。
とにかく09:50分に入館することを強く奨励します。
館内にある内湯。
福島西IC方面からならおそらくフルーツラインと呼ばれる道を通って来ることになる。
晩夏から秋にかけては福島が誇る「桃」が美味いはずだ。
ぜひまた訪れたい。
これが2017GWキャンプの締めくくりとなりました。
長々とした投稿記事をご高覧いただきましてありがとうございました!
あ、最後の最後に二本松の杉乃家で「浪江焼そば」食べました。笑