千年の湯・究極の温泉(GWキャンプ青森最終章)

Suika with C

2017年05月12日 08:21




2泊したモヤヒルズともお別れの撤収日。




夜景の素晴らしさをお伝えしきれなかったけど広々として開放感抜群のキャンプ場でした。

ありがとう、楽しかったよ。



もう絶対イヤ!






さて朝6時起きで簡単な食事を済ませ撤収。昨日は透析日のため入浴ができなかったので朝風呂の予定だ。

モヤヒルズ前の国道103号線を十和田湖方面に向かった。





雪の回廊を抜け着いたのは・・・






「念願」。いや「悲願」と言うべきか。



【蔦温泉】(青森県十和田市)





過去3回この旅館の前を通ったのだがいずれもタイミングが悪かったり他に予定があったり・・・。




ここに私が「温泉」に求めるすべてのものがあった。





いや「温泉」だけではない。


湯守や旅館全体の仕事ぶりに感服せざるを得なかった。




徹底的に清掃の行き届いた長い廊下の1番奥に湯殿がある。








衛生的かつ合理的な脱衣場は化粧台・ドライヤー完備。


心を落ち着けながら静かに衣服をカゴに入れた。


浴室の扉を開くと誰もいない。

普段なら「ラッキー!」なんて言いながらスイスイ入っていくのだが


その神々しさに思わず「失礼します・・・。」と一礼。



【泉響の湯】

青森県産ブナの木造内湯。壁や梁に暖かみを感じた。

まるで森林浴をしているような香り。これだけでも癒される。





かけ湯をして湯船につかる。

浴槽も総ブナ造り。

薄い水色の湯はあえて申しあげる必要もない加温・加水なしの源泉かけ流し。

湯船の水深は約1Mで少し深め。たっぷりの湯に浸かっているという贅沢感があるのだがこの温泉はそれだけではない。

なんとブナの床板の間から気胞と源泉がボコボコボコボコ!

源泉の直上に浴槽があるというのがこの温泉のまさに真骨頂。

床から湧き出る新鮮な湯を体全体で浴びられる。



朝でも薄暗いこの内湯に梁と梁の間から一筋の光が差し込んでいる。

浴室の蒸気はまるで朝モヤのようにその光を和らげ

ブナの香りと床から自噴してくる生まれたての音を聴きながらそのまま目を閉じる。


もうなんだかわからない異次元の世界にいるような錯覚さえ覚えた。

これは言葉では伝えきれない「神」のレベル。



浴槽内には座れる腰掛けもあるのでゆっくり落ち着いて入ることもできるが

ひとり浴槽の中央で感じたあの感覚は「昇天」。


泉響の湯はph.7前後の中性泉。(硫酸塩・炭酸水素・塩化物泉)。


20歳の時に登別の第一滝本館で温泉に目覚めてから

今まで強酸性が好きだとかアルカリ性が面白いだとか

やっぱり中性はつまらんかなぁ・・・なんて思ったり

万座のプリンスと日進館の湯が1番好きだとか

四国では祖谷温泉は良かったけど道後の泉質に納得いかなかったり


四の五の語ってきたけれど


もうすべてひっくるめて完全にヤられました・・・。


温泉大国日本万歳!\(^-^)/(笑)


大地の恵みを直に感じる千年の湯と総ブナ造りの浴槽、八甲田山麓の森に囲まれた一軒宿の雰囲気も合わさって


これぞ「究極の温泉」と唸る他なかった。





湯上がり後の休憩室。



目の前は庭園。



冷水が用意されていた。宿の裏手にある「森の湧き水」。
かけねなしに美味い。




それぞれ好き嫌いはあるでしょうが、私の温泉No.1にランキングされました。

お近くにお越しの際には・・・って遠いですね。w


立寄り入浴10:00〜16:00まで
朝風呂06:00〜09:00まで営業中でした。(要確認)

利用料600円・タオル等持参・フロントで販売あり

次回は宿泊で。





さて向かうは150Km先の岩手県八幡平。


いざ出撃!








それがキャンプ(Prologue前編)へつづく


GWキャンプ(青森編)まとめました。

【04/29】
つがるキャンプ初日


【04/30】
ここまで来れば空いている!北の超高規格キャンプ場つがる地球村

【04/30】
イカと温泉と哀愁漂う五能線を味わう津軽キャンプ


【05/01】
まだ夜は寒いけど行ってよかった桜まつり・津軽の春


【05/02】
津軽海峡春景色(前編)


【05/02】
津軽海峡春景色(後編)


【05/03】
つがる地球村からモヤヒルズへ!酸ヶ湯温泉の熱い眼差し。


【05/04】
キャンプ猫絶叫!ヒルズサンダーGP決勝(モヤヒルズ)


【05/05】
千年の湯・究極の温泉(GWキャンプ青森最終章)




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