釣りを始める時、釣り場所等により釣竿を選びます。
私はシマノの2号竿(5.4m)とリールで磯のメジナ、ダイワの1号竿(3.6m)とシマノの軽量リールで堤防の黒鯛を狙いました。
竿は数字が大きくなれば太くなり強度が増しますが繊細なアタリなどに鈍くなります。
約2年間、毎週磯に通い仕事の日も潮の良い日は東京湾の夜釣りに繰り出して堤防からウキを流していました。
ある日「新潟・直江津港がアツい!」と日刊スポーツの釣り面で知り、会社の連中7〜8人と遠征しました。
事務所でスーツを着替え、ヘッドライトを装着しながら運転するアホもいたほどみんな気合いが入っていました。
朝まづめ(夜明けから明るくなるまで)には間に合うように深夜の関越道を飛ばします。
無事に日の出前から竿を出せたのですが、釣果には定評のある場所なのでみんな真剣でした。
結局夜まで釣りをしていましたがみんな睡魔には勝てず堤防や砂浜で寝だす始末。
その時、あまり話をしたことのなかった他の店舗の店長が、車のトランクからテントを2つ出してきてくれました。
その上司は水色のドームテントを2つサクサク組み立て、浜辺に2つ設営してくれました。
乗ってきた車もランクル60でしたから、おそらくキャンパーだったのでしょう。
マットなどは何も敷いていませんしライフジャケット着たままの雑魚寝でしたが、秋深まる時期でしたので海風をしのぐことができただけでありがたかったです。
さらに固形燃料でお湯を沸かしてくれたり釣った魚を捌いて焼いてくれたり。
その姿がもう無茶苦茶カッコよく見えました。
これが私の初めての「キャンプ」です。
それからは釣りにはナイフ持って行くようになり、魚を3枚におろせるようになったり、
※これはお店。
夜釣りや遠征先に小さなコンロを持って行き、堤防でよくわからない魚でも焼いてみんなで食べていました。
そして翌年には私もコールマンの緑のテントを手に入れ、晴れてキャンパーの仲間入りを果たしました。
あれから四半世紀が経ちました。なんだそりゃ。汗
話がそれてしまいましたので「磯」と「船」の話しは最終章に続きます。w