4月半ばの日曜日、上半期最後の仕事帰り温泉。
「るるぶ日帰り温泉関東周辺’17」の群馬ページを見るが近場で「源泉そのまま」「かけ流し」のマークが付いた温泉はそんなに多くない。
(「加温」は許されるが「加水」は×と言うのが私の基準)
少し距離はあるが沼田市の南郷温泉という所に狙いを定めて夏が来れば思い出す「尾瀬」方面に車を走らせた。
関越道を降りてのどかな町道を走る。左側は谷川岳、右側は日光へ続く連山達がどちらも真っ白で雄大な姿を見せてくれている。
途中国道17号沿いにあるタクシー・トラッカー御用達の永井食堂へ。
食堂は残念ながら日曜定休だがカウンターで冷蔵された「モツ煮」が1袋(3人前)1,000円で販売されている。
私はホルモン系が苦手なのでそんじょそこらのモツ煮なら手を出さないが
これほど各メディアに取り上げられる峠の食堂なら1度は食べてみたい。
後は温めてネギをかけるだけの状態で販売されているので、キャンプ時にも重宝される。1袋購入した。
店の脇には自動販売機まで設置されている。
深夜のドライバーが買うのだろうか、全国でもモツ煮の自販機があるのはおそらくここだけだ。
次第に道は山間の峠道になり、目的の温泉までようやくあと5Kmとなったところに
「←吹割の滝10Km」
看板が目に入った。
全国いろいろ旅してまわっているが
なぜか近場の景勝地にはあまり行ったことがない私。
妻の同意も得ずにすかさずハンドルを左にきっていた。
「吹割の滝」到着。
さて、ここは先日購入したキャリーバッグのお披露目だ。
嫌がるめろんを押し込めて国道から細い道を川に向かって降りていく。
ミャーミャー鳴いていてすれ違う観光客は振り向くが気にしない。
ごごごごご〜という轟音で濁流は落ちていく。
細い遊歩道は片品川沿いにあって場所によっては川縁に面していて案外迫力がある。子供がいるなら手は離せないような感じだ。
ナイアガラの滝みたいだ!知らないけど。
うん、これも確かに「名瀑」だ。来てよかった。
ゴールデンウィークを前にめろんの練習にもなった。
温泉は滝から程近い「老神温泉」に変更。
温泉郷は日曜日の夕方ということもあって人の姿は見られなかった。
数多くの旅館・ホテルが立ち並ぶが、敷地内に源泉を持つ和風の旅館「東秀館」の日帰り入浴を利用。
微かに硫化水素の腐敗臭漂う内風呂に入ると3つの岩風呂がある。
そこから外に出ると崖下に片品川が見える野天風呂がある。
源泉は摂氏57度だがこの時期の露天は40度前後(だと思う)で少々の長湯も可能。
吹割の滝とはまた違う片品川の音に癒された。
結局最後まで誰か入ってくることもなく楽しめた。これは間違いなく「穴場」の温泉だ。
さて、今週末はゴールデンウィークの準備!
津軽に4泊、青森2泊、岩手に1泊、計7泊の旅程になった。
気がつけば年越しキャンプ並みの連泊じゃないか!
設営・撤収は3回。
総走行距離も2,000Kmに届くだろう。
他にもいろいろあるぞ!
これは気合い入れねば・・・。