三陸鉄道北リアス線 弾丸ツアーに参加してみた。前編

Suika with C

2017年02月20日 18:08

2月18日(土)0740大宮発やまびこ123号乗車。




およそ90分で仙台駅だ。


「瀬音ゆかしき〜杜のみやこ〜♪」

初めて聴いたホームの発着メロディがこれからの旅に花を添えてくれる。


中央改札口横には「牛タン通り」に「すし通り」。

ふらふらっと吸い込まれそうになるが、今日は団体様御一行ツアーだ。

仙台駅キレイになったな〜なんて感心しているヒマもなく駅ロータリーで待つ大型バスに乗り仙台宮城ICから岩手方面へ。



南部藩に入るとどんよりとした空になり、ちらほらと雪が降り出した。

これから向かう河童や座敷童子などが登場する民話で知られる「遠野」にはピッタリの雰囲気だ。

高齢者が多いこのツアー。遠野が「かまいたちの夜・妖怪編(PS Vita)」の舞台であることを知っていたのはおそらくツアー参加者の中で私だけだろう。
一歩リードか。




しかし遠野伝承園で座敷わらしのような語り部さんが南部弁全開で話す民話は全く意味がわからずも高齢者達はきっちり反応している。
これでイーブンだ。





二代目カッパおじさんに誘われ「カッパ淵」へ。




高齢者達は竹竿にキュウリを結び、カッパを釣るため清流に糸を垂らす。




私はあまりの寒さに試合放棄。キリンビールのホップを栽培している畑を見ながらバスに戻った。



バス車中で昼食に仙台駅ウェルネス伯養軒の「はらこ飯弁当」。






長い移動を経てバスは宮古市の「浄土ヶ浜」に着いた。




6年前に訪れた時は丘の上にあるビジターセンターに車を停めて浜までレトロな乗合バスに運んでもらったが、道路も整備・復旧され観光バスは浜まで直行で降りていく。




木材に釘を打ち、入口や窓を閉鎖していた海辺のレストハウスはきれいな食事処と土産売場に生まれ変わっていた。

浄土ヶ浜の美しさに変わりはなかったが、観光客も増えてきてエサを目当てに集まる海猫が元気に飛び交う姿が嬉しかった。





夕暮れの浄土ヶ浜から10分くらいで宿泊地の休暇村陸中宮古へ。

姉ヶ崎キャンプ場を併設しているが、陽も落ちその寒さが見に行く足を止めた。

夜は三陸のホタテとワカメに的を絞って挑んだが、地産地消をウリにしているバイキングスタイルに心乱れ計画はあっけなく崩された。

数多くの三陸の恵みに手が伸びる。




派手さは無いが食べたいものをしっかり用意していてくれた料理に妻も大満足。部屋に戻って敷いてあった布団にそのままダイブした。


翌朝、出発が8時と早めのため朝食は0630から。




同宿クラブツーリズム団体様(約80名)との席争奪戦を制し、太平洋から昇る朝日に照らされながらの朝食をとることができた。



つづく


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