眼からは涙が出てくるけど、なんとか運転できるくらい回復してきたので、これは週末のキャンプに行けるぞ!と判断した。
ほしあい眼科(受診待合室①)
眼が見えなくて2週間なんも出来なかった話し①
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3408631.html
眼が見えなくて2週間なんも出来なかった話し②
https://seasonbest.naturum.ne.jp/e3409454.html
ほしあい眼科(受診待合室②)
今回は友人とのキャンプを予定している。私の住む「さいたま市」は「まん延防止等重点措置」の発令が2日後(04/20火曜日)に決定されていた。なのでこの週末を逃すとまたしばらく自粛生活を余儀なくされてしまうのもあって、今回は俄然気合いの入るキャンプ。いつもは出掛ける直前に行うキャンプ道具の積み込みも、木曜日にはキッチリ終了、あとは当日に食材を仕入れるだけの万全の準備だった。
思えば前回のキャンプはコロナ禍が巻き起こるギリギリのタイミングで行けた8ママさんとの『イチゴキャンプ』(2020/02)
遥か空の教室〜イチゴキャンプ2020〜@星の降る森
https://hoshizoraroom.naturum.ne.jp/e3317016.html
もうこのキャンプが終わった時点で基礎疾患を持つ私は「緊急事態宣言が出ていようがいまいが、ワクチンが出来て集団免疫が形成されるまでキャンプは無理だろうな」と覚悟を決めていた。早くて3年?いや5年?私はその時まで生きていられるのだろうか?
しかし第2波、第3波と経験してきたコトにより、多少の知識もついてきた。どんなに不織布マスクにアルコール除菌液を用意してソーシャルディスタンスをとろうとも、近くに無症状のスーパースプレッダーみたいな人がいたらたぶんアウト。ならばどんなに美味そうなソバ屋を道路沿いに見つけようとも、どんなに白濁した眺めの良い硫黄の展望風呂があろうとも、「自宅とキャンプ場しか車から降りなければ行けるんじゃね?」との結論を出した。
本来なら少しでもリスクがあるなら止めるべきだろう。でも今回は行かねばならぬやんごとなき理由が2つあった。
①およそ3年ぶりの購入となった『NEW キャンプギア』の投入(しかも大物)
②1年2ヶ月ぶりのキャンプで『めろ&りん』に気分転換をさせてあげよう。
「そうだ、ガス缶も買っておかなくちゃ」と最終確認をしてウキウキしていた出発前日になって、友人からの電話。
「ててて、天気図を見ろっ!」
『ムムっ!』
『爆弾低気圧』の恐ろしさはよく知っている。しかし過去のキャンプでは行ってみて思ったより風が強くなかった時もあった。電話口で何も言えない私に友人は「こりゃ『延期』だなー」と早くも戦意喪失している口調で、私は泣く泣く『延期』の提案を受け入れた。
これでお互い翌日の予定は無くなり、友人から「どうせヒマなんだから、ウチに遊びに来い」と誘われ、私は車に積んであるキャンプ道具一式をブツブツ言いながら降ろして、翌日に友人宅へ向かうコトにした。
夏井の千本桜(福島県)りんご♀もうすぐ4才
翌朝の日曜日、風は穏やかで太陽の光が眩しい絶好の「キャンプ日和」だ。友人宅へ向かっている途中の道では、青い空に白い雲がゆっくりと流れている。
「さぁ、どれほどの『罵詈雑言』をヤツに浴びせてくれようぞ···。」
私はこのコトをずっと考えながら車を走らせ、正午頃に友人宅へ到着した。
彼はのんびりとキッチンでコーヒーの豆を煎っていた。それを見て私は一気に沸点に達し「おのれ、よくも1年2ヶ月ぶりの『キャンプ』を中止としてくれたな!」「今日の天候は最高のキャンプ日和!この恨み晴らさでおくべきかあああ!」と切りかかろうとしたその時!
『む、むぎちゃん···』
あああ、なんて可愛いのだ。私は振り上げた刀をサヤに戻し、ソファで焙煎された風味豊かなコーヒーを頂きながら、ひさしぶりに『仔猫』との戯れに時を忘れた。
「うちの子、すごくキャンプの素質あるんですよ~♡」
「キャンプ場着いても全然動じないし、とても賢い子なんですよ~♡」
『親バカ』もここまで来ると不思議と感心する。横にはテント泊100泊をゆうに越える我が家の兄妹キャンプ猫『めろ&りん』がいるにも関わらず、友人夫婦はニコニコしながら聞いてもいないのに『こむぎ』の愛らしさとキャンプの資質を話してくれた。
おっ、!やんのか?コラ。
落ち着いてリビングを見渡せばまだ3ヶ月の幼猫なのに、まーあるわあるわ『猫ちゃんグッズ』の数々。この溺愛ぶりは尋常では無いが、同じネコ飼い仲間としてはとても嬉しくなる光景だ。おそらく近いうちに、こむぎのイラストが描かれたマグやシェラカップなどを作り始めるに違いない。
なによ!
お互いのネコをケージに入れて対面させてみると、めろ&んりんの方から軽く挨拶代わりに「シャーッ!」と威嚇鳴きをしたが、こむぎも負けじと「シャーッ!」。幼ネコのうちからビビらずに威嚇できるとは大したモンだ。行く末が楽しみである。
やるじゃねぇか···。(めろん♂4才)
そんなこんなで3時間も長居してしまったが、ふと窓の外を見ると、庭の木が倒れるかのような暴風が吹き荒れていた。この風ですべては丸く収まりハッピーエンド。こうして「楽しい日曜日の午後」は幕を閉じた。
じゃあね、こむぎ。今度はキャンプ場で会おうな!
帰りは1度高速道路に乗るも、あまりの強風に煽られまくり、すぐに次のインターで降りて下道の国道をゆっくり帰った。
道の駅なみえ(福島県浪江町)
10年前はバリケードに立つ警察官に止められて入れなかった「浪江町」。ついに念願だった『本場でなみえ焼そば』を食べるコトができた。復興のシンボルとして建てられた道の駅もすごく立派な施設だった。
キャンプには行けなかったけど、いい日になったなぁ。
む~ぎ~は泣き~む~ぎ~は咲き~
明日へ育ってゆく~♪(麦の唄・中島みゆき)